どんぐりです!




長期保有シリーズ。

今回は、車です!




日本といえば、自動車の王国。

儲かってるメーカー順で見ていくと、


売上:

1位:トヨタ(31兆)

2位:ホンダ(14兆)

3位:日産(8兆)

4位:スズキ(3兆)

5位:マツダ(3兆)



トヨタ、ぶっちぎりですな。すんごいねえポーン





そんな中、どんぐりのおすすめは。





いすゞ自動車!



トラックとかバスのメーカー。




早速いすゞを見てみましょう。


何を使ってる?


トラックとバスと、

出典:いすゞHP


ピックアップトラックを使ってるメーカー!

ピックアップトラックとは、荷台がついてる車。


出典:いすゞHP

けっこうスタイリッシュね。
日本では売ってないらしい。なかなかかっこいいのにね?



売上比率は、トラックとピックアップトラックとほぼ半々ずつの模様。





海外比率


展開はグローバル。


●日本:約30%

●海外:約70%

ですね。


特に売れてる地域は、タイ。それ以外でもアジア、中南米、中近東、アフリカでも売ってるよひらめき


出典:いすゞHP






利益は増えてる?


増えています。


出典:IR BANK


青い線:円ドルの為替

(下手ですみません!)



ただし海外比率が高いから、為替に影響されやすい。円安では売り上げが増えて、円高では減る。


今は円安傾向だったから、売上は絶好調だね。






今後も売上は増える?


うーん。これはちょっと難しい。



●トラックの需要が飽和


下のグラフは、商用車の販売台数。


右肩上がり。



ただし、そろそろ飽和しそうだよね。先進国はもう満杯。新興国が少し増えてるけど、それでも飽和に近づいてるんじゃないかと。


出典:




●円安 ✖️  原材料が費低下 ✖️ 半導体不足の解消


円安になると利益が減る。

一方で、今高い原材料費が安くなれば、利益は増える。

そして半導体不足で生産がストップしてた分が解消すれば、利益が増える。

  

それぞれのバランスがどう動くかですね。




●競合他社の不祥事


トラック部門の国内売上ナンバーワンは、日野自動車でした。

しかし!

去年、不祥事が発覚。

エンジンの燃費性能のデータが嘘だった。


去年の夏ごろには、売れる車がゼロに。

その後、もう一度当局に申請し直し。販売が再開し出したのが今年に入ってから。


これにて、いすゞがナンバーワンメーカーに躍り出ました。

しばらくの間はいすゞの売り上げが伸びるかな?




●EV化で開発費がかかる


今流行りの脱炭素。ガソリン車ではなくて、電気自動車(EV)が主流になっていく。どのメーカーも2030年を目指して開発を頑張っている。



しかーし。

電気自動車になったからといって売上は上がらないよね。あら、電気なんて素敵!たくさん車買おう、なんて人はいないよね泣き笑い


つまりは開発費だけかさむんじゃないかと。これはいすゞだけではなくて、トヨタとかみんな同じ。


しかもいすゞの車は長い距離走るから、それを電気で全部まかなうなは相当な技術が必要なはず!

心配。



とは言っても、トラックの需要が下がることはないから、そこそこの売り上げが続いていくんじゃないかと予想します。






株主還元


配当金額はこちら!

出典:IR BANK


右肩上がりでいいかんじだね。


ただしここ数年は円安で絶好調だった。円高になると配当金は減らされるかな。


今の配当利回りは4.5%。


会社の配当性向の目標は40%。



もし今後、配当金が半額まで減らされることがあれば、配当利回りは2.5%。


車は景気敏感株なので、今後の行方は景気次第かなあひらめき



株は割安?


まぁまぁといったとこ。


PERレンジ:6〜12


今は、8。


そこそこと言ったところですね!






本社はどこ?


どんぐりが調べるのが好きな本社。


本社は、横浜駅にあります!



出典:いすゞHP


自社ビルではなく、他の会社も入っている建物。






ちなみに工場は二つ。



神奈川の藤沢市と、

出典:いすゞHP


トラックの組み立て。研究も。



栃木!


出典:いすゞHP


エンジンの製造。




ちなみに、これから生産をほとんど台湾工場に移す予定。

工場を作り中。ただし当初の予定では完成時期が2021年だったんだけど、生産が始まったとのお知らせはない。コロナで遅れてるのかな?

いづれにしても新しい工場は良い話で、デジタル化とかも取り入れて生産効率が上がるよね。設備投資、重要ーーニコニコ




まとめ


●いすゞは、利益が増えている。海外で好調。

●ただし今後ずっと利益が上がり続けるかは分からない。変動要因が大きい。ただし、トラックがなくなるなんてことはないはずだから、企業としては存続する。他の車メーカーも同じ状態のはず

●車メーカーの株を買うのであれば、ちょっと変わり種のいすゞを選んでみるのは面白いんじゃないかしら!グラサン