公演前後アレコレ
みなさま、こんばんは。
ついに雪がモサモサと降りましたね。
気温も現在氷点下
明日の朝、通勤や通学の際はお気をつけください。
* * * * * * *
さてさて、
今回は「公演前後アレコレ」をご紹介していきたいと思います。
お花やたくさんの差し入れなど、ありがとうございました
おいしくいただきました!
(H夢くんのお母様からいただいたかぼちゃの煮物、絶品でした)
公演期間中の食事も楽しみの一つです
私はデザートのみかんやお菓子も、毎回ガッツリ完食しました。
(公演ごとに消費されるから0カロリー)
楽屋の様子。
歯磨きする女性陣、なんだかかわいい…。
お疲れ気味のK則さん、癒されに来たみたいです
気になるM香ちゃんのパーカー
「うさぎやめたい。」
「うさぎやめた。」
あらら、耳がー!
なぜか蓄光テープまみれ。
H夢くんも助っ人で駆けつけてくれました
ゲネプロや公演前に発声練習。
H恵さんが発声練習で使用している音源を基に、
リラックスしながら声を出して行きます。
発声練習としても、朗読チームの一体感を生む意味でも
とってもいい時間でした
休憩中、あちこちでお昼寝する方々。
舞台袖など、分かりやすいところでお昼寝する人もいれば…
舞台下でお昼寝する人も。
(脱いだ靴が見えますね)
舞台下でお昼寝していたキャンパーN也さんが目覚めたようです。
メイクや髪、衣装の着替えまで役者を間近で支えてくれた
Y子さん&C子さん
役者が演技に集中できるよう、細かいところまで調整してくれたり
早替えの時間を1秒でも縮めるため、工夫を凝らしてくれました
ピンマイクを仕込むH恵さん&M香ちゃん。
初日が明けてからも、よりよくするための調整が続きます。
ピンマイクを担当してくれたY也君、臨機応変に動いてくれ助かりました。
照明が帽子のつばにあたり表情が見えないので、前後反対にかぶってみたら解決!
元キャプテン・N也さんによる公演前の気合入れ。
「劇団にいる理由ややりがいはそれぞれ違うけれど、それでいい。
我々に共通する目標は『いいお芝居を作ること』、これにつきます。
1つのお芝居を作るのに、この1ヶ所さえつながってさえいればいい。」
「これまで稽古を重ねてきたとおりのことを出しましょう。」
「さわやかに本番もがんばりましょう。」
この言葉で肩の力が少し抜け、いい意味で気合が入りました。
こちらは受付チーム。
お客様を直接ご案内する、大事な役割です
毎公演、どこかしらにお芝居のテーマに沿った飾りつけをするM子さん。
今回はポスターを入れるカゴがたくさんのお花で飾られていました
終演後、お客様をお見送りすべくロビーへ向かいます。
受付スタッフのE子さんとハイタッチ!
私の靴とカメラをY子さんが裏口の扉前で用意してくれていて、感激しました
公演アンケートのご協力ありがとうございました!
ご希望の方にはポスターをプレゼントさせていただきました
ピアノ伴奏や歌でご協力いただいた舘内先生とA美さん、
前回公演でチラシのイラストを描いてくださったS原さんも観に来てくださいました
ありがとうございました!
ここで前回ブログの話になります。
『消えたふりかけ』について、「ケロッキーブー」のみなさまから情報をいただきました。
絵本『ケロッキーブーとおおきなあな』の美しいイラストを描かれたS原さん。
(人形劇ではブーカちゃん担当)
『消えたふりかけ』はS原さんの最新作だそうです。
とある式典のスピーチで披露された際、大喝采を受けたとか!
内容がますます気になりますね
終演後、集合写真を撮ったり朗読チームなどで記念撮影。
「上山雅輔」「私」「川本」の珍しいトリオ…
千穐楽後の舞台と客席。
すでに座布団が撤去され始めています。
事前に流れを打ち合わせしているので、めちゃめちゃスピーディーです。
11月26日(日)、祝祭劇場小ホールにてばらしの続きを行いました。
箱馬を収納するのに苦戦…。次回はきっとスムーズにできます!
スクリーンを巻いているところ。
きれいに巻けました!
照明の片付けのため数名が残り、
他のメンバーは搬入先の某所へ向かいます。
元通り、ガランとした小ホールにて。
(M貴ちゃん撮影)
登米祝祭劇場のみなさま、お世話になりました!
某所にて、山台や装置など搬入します。
Sさんのフォークリフトが大活躍しました。
傍らでは、釘やネジの仕分け作業を行いました。
某朝ドラに登場したネジ工場を思い出し、
Y子さん「この道30年」
くまはち「この道10年」
Sなちゃん「新人」などの設定で盛り上がりました
「曲がった釘や錆びた釘は見逃さないヨ!」
厳しい目でチェックします
お昼ご飯は「お食事処ポスト」のお弁当と、M子さん手作りの豚汁
美味しくておかわりしました。
いいお天気に恵まれて、本当に良かったです
次回は打ち上げの様子をご紹介したいと思います。
(くまはち)
公演総括③
みなさま、こんにちは。
天気予報を見ると今日は雨&雪マーク。
12月も半ばになり、本格的に寒くなりそうですね。
水分補給しつつ、あたたかくしてお過ごしください
* * * * * * *
さてさて、
12月13日(水)の公演総括の様子をご紹介しますね。
お久しぶりの教室2にて。
公演総括、今回で最終回です。
「ケロッキーブー」のみなさんから、
かわいいポストカードセットをいただきました
ありがとうございました!
(さっそく本棚に飾りました)
毎回長文の感想を寄せてくださるお客様から、「後半」が届きました
H恵さんが代読してくれ、一同は聞き入っています。
いつもお芝居の細部まで見てくださり、熱く丁寧な感想をありがとうございます。
励みになります
歌や朗読チームを引っ張り、「高橋歌子」などを演じたH恵さんの総括です。
・今回は歌も多くあり、難しい題材だったが「新しいことにチャレンジしたい」という思いが大きかった。
・たくさんの方のご協力やご縁の元、伴奏をお願いできたり歌の指導を受けることができた。
・「みすゞの詩を歌うなら、みすゞの時代に合った歌い方をしなければ伝わらない」と
歌の先生から丁寧に指導をいただき、とても勉強になった。
・音をみんなで共有し輪が広がった。「一緒の音を作ること」をメインに練習し、歌うことができて良かった。
・「『役者のみすゞ』と『詩や歌の世界のみすゞ』を表現する人がいて、バランスが良かった」と感想をもらった。
・朗読、歌、役者をやれて楽しかった。
・「同級生」「高橋歌子」役は難しかった。M香ちゃんのいいところをマネしながら試行錯誤した。
・アンケートで「歌が良かった」という感想をたくさんいただき、安心した。
メンバーからは…
・頼もしい存在。H恵さんがいなかったら歌や詩もまとまらなかった。
・自分自身も歌や詩など担当が多くて大変なのに、周りのフォローをしてくれた。
・「高橋歌子」のしっとりとした低温の語りでラストにつながり、素敵だった。
・よくぞピアノの先生とご縁をつないでくれた。いつもながらあらゆる面でがんばってくれた。
・「もう一人のみすゞ」として、歌や詩の世界を支えてくれた。
・あらゆる面でフォローし、お芝居全体のクオリティーを上げてくれた。
・助演出の範囲を一つ飛び越え、画期的なかかわり方をしてくれた。
・H恵さんのエネルギッシュな姿に若い世代も触発され、みんなの熱い気持ちを引き出してくれた。
・H恵さん、そしてN也さんやN元さんみんなが相当なエネルギーを投入してくれた。
「上山雅輔(かみやまがすけ)」役を演じたN元さんの総括。
※「上山正祐(うえやままさすけ)」が本名です
・いい芝居を作ること、お客さんに楽しんでいただくことを目標に励んだ。
・役を自分に近付けてしまったこと、セリフを言うだけの演技になってしまっていたことが反省。
・今回の公演はみんなの熱の入り方や空気感の違いを感じた。
特に女性陣は、自分のやるべきことをきちんと理解して稽古に臨んでいた。
・芝居、朗読、歌、音響、照明、スモーク、装置と相まってすごいものができたと思う。
それに参加できて幸せだなと思った。
・三上山での「みすゞ」と「正祐」のシーン、後ろから「雅輔」も見守ることによって一体感を感じて良かった。
メンバーからは…
・誰よりも一番最初にセリフが入っていた。
・時間を見つけて資料などを読み、自分の中で熟成させようという姿勢が良かった。
・あれだけのセリフをどうやって覚えたのか…隙間時間を利用して自分なりに工夫していた。
・「私」「雅輔」の2人がストーリーテーラーとして膨大なセリフと向き合ってくれたことで、
みんなを引っ張るエネルギーとなっていた。
・N元さんの雰囲気で作られた「雅輔」で違和感がなかった。
・セリフに込められる「雅輔」の感情や、「正祐」時代の想いを回想する中で、
それらをいかにリンクさせ表情として乗せられるかを稽古中特に大事にした。
・JULA出版局『童謡詩人金子みすゞの生涯』や、新潮文庫の『みすゞと雅輔』などを読むことで、
「みすゞ」だけでなく、「雅輔」「正祐」の役作りの大きな下地ができた。
・途中、役作りについてN元さん&N也さんがプラモデルを例に出して熱弁!
・「現在の雅輔」「過去の正祐」と役者を分けたのはお気に入り。
・「雅輔」「正祐」が入れ替わるところが好きだった。
・くまはちさんから付箋だらけの本を借りたことも、
「セリフを早くいれねば」と思うプレッシャーにきっかけになった。
「私」役のN也さんの総括。
(役名は「井関(いせき)」ですが、『童謡詩人金子みすゞの生涯』著者の矢崎節夫氏がモデルです)
・膨大なセリフ量と、お芝居パート&ナレーションパートが入り組み、最初は戸惑った。
・「私」きっかけで場面が変わることが多く、「カンペ」「取材ノート」に頼っていた。
・立ったままの演技が多かったが、手帳を持っていることで自然な動きができ安心感があった
・ナレーションパートは、NHKのとあるアナウンサーさんの動きや話し方を参考にした。
・「金子みすゞ」への情熱がうるさくならないよう、若干抑え気味で演じた。
・元キャプテンとして、楽屋での本番前の声がけなど久々にがんばった。
・N元さんのフォローができるよう、取材手帳にもメモしていた。
メンバーからは…
・膨大なセリフ量の中、ストーリーテーラーとして芝居を見守り、
お芝居の会話の最初のトリガーを引く役割で一番大変な役だった。
・N元さんと共に今回セリフが入るのが早かった。相当な覚悟を感じた。
・小道具の手帳をうまく活用していた。
・久々の共演だった。出はけのタイミングをそろえた。余裕があればフェイントをかけてみたかった。
・役者だけでなく、装置製作や仕込み、搬入搬出の段取りを組んだりマルチタスクで支えてくれた。
・この2人がペアを組むことで「脱力感」「安心感」があり良かった。支え合っていた。
・前回公演の総括で「違うN也さんを見てみたい」と言ったが、今回見ることができた。
・本番前、元キャプテンの声がけが良かった
・カーテンコールの歌で、「私」と「雅輔」の顔が照明で照らされる瞬間が一番の胸アツポイントだった。
稽古後、N也さんに聞こうと思っていたコチラ…。
『消えた ふりかけ』
? ? ?
台本でしょうか?
次回作候補?
牛丼味のふりかけがどこかへいってしまった?
それとも牛君のふりかけがどこかへいってしまった?
聞き忘れてしまいました
(N也さん、ブログを見ていたら情報下さい)
「金子みすゞ」役のM子ちゃん。
・元々小学生の頃から好きで詩集も買っていた。
・生涯を知ったのは上戸彩さんのドラマ。
・脚本に書いてあること以外にもみすゞ像は色々あったが、それらを落とし込みつつ
脚本のみすゞに集中しようと思った。
・実在の人物ということもあり、役に近付くまでとても難しかった。
・生涯を知っている分、どこで涙腺が崩れるか分からず最初は苦戦した。
・本を読んだり方言を調べたり、いろんなところからアプローチし「みすゞ」と向き合った。
・H恵さんがもう一人の「みすゞ」として、詩や歌で心とシーンを繋げてくれた。
・「金子みすゞ」が好きで、観に来てくださった方が多かった。
・「みすゞ」の衣装について、「イメージに合っていた」とお言葉をいただいた。
メンバーからは…
・方言や演技などに悩みながらも、役へ向き合う姿がすごいなと近くで見ていて感じた。
・「みすゞ」というより「テルちゃん」として見ていて、舞台袖で泣いていた。(by ミチ)
・客観的に見る「金子みすゞ」と、役として入り込む「金子みすゞ」とのせめぎ合いで
稽古の時に苦しむ姿が見えていた。
・周囲とのかかわりの中で、直接的な表情だけでなく、
その奥に見える本当の感情や魂も見せなければならないという難しさがあった。
・学生の頃の「みすゞ」やお母さんになった「みすゞ」など、それぞれの年代を表現できていた。
・「みすゞを伝えていこう」とまっすぐ向き合うM子ちゃんの姿を見て、周りも「金子みすゞ」に向かって行けた。
・必死に生きてきた「みすゞ」を悩みながら表現してくれた。
・お母さんになった「みすゞ」のシーンも好きだった。
演出、制作、照明、音響、スライドなど
お芝居作りの全てをまとめてくれたK則さんの総括。
・一人一人の役に対する突き詰め方が、これまでより一段二段違っていた。
・金子みすゞが題材ということもあり、早い段階からチケットのお問い合わせをいただいたりと
全員の気持ちが引き締まった。皆様からの期待を感じ、触発された。
・全体でも分析にかなり時間をかけ、それぞれがいろんな文献を読みインプットした。
・今までと違った芝居作りが経験できた。
・いろいろ大変なことはあったけど、「絶対にこの道を行くぞ」と覚悟を全体に伝え、
みんなもそれに応えてくれたことが嬉しかった。
・裏(支える側)を厚くすることが劇団としての課題。
欠席でしたが「朗読チーム」「花井正」「前田リン」「同級生」「商品館支店のお客」
を演じたM香ちゃんの総括。(すご…!)
・5役をやったのは生まれて初めてだった。
・「おじいさん」「おばあさん」両方演じたのも初めてだった。
・この1年を通して本当に勉強になった。(前回公演ではM貴ちゃんと演出を務めてくれました)
「花井」&「リン」は再登場、再々登場もあり、気持ちの切り替えが大変だったと思います。
衣装チーム協力の元、すごい早さで着替えていました
【オマケ】
最後に、「雅輔」&「正祐」で写真を撮っていなかったことに気づき
「写真を撮りましょう」とお誘い。
( ↑ 「ハグしましょう」「いや~ん」に見える…)
「金子みすゞ」の作品を誰より理解し、敬愛していた弟。
同じ人物を生きることができて、幸せでした!
(「正祐」から「雅輔」になるまでも色々なことがあったようです)
* * * * * * *
公演総括&年内の活動はこれにて終了しましたが、
こちらのブログはもう少しだけ続きます。
よろしければお付き合いくださいませ
それではみなさま、よい一日をお過ごしください。
(くまはち)
小道具紹介
みなさま、こんにちは
みなさまは最近映画をご覧になられましたか?
観に行きたい映画が多いのですが、その中の一つを近々観てきたいと思います。
主題歌をエンドレスで聴いて、気持ちを盛り上げている私です
* * * * * * *
さてさて、
今回は小道具をご紹介していきます。
M子さんが「本物にどこまで近づけるか」と、
一番時間をかけ楽しみながら作り込んだ「3冊の手帳」。
(1冊向きが逆になってしまいました)
「金子みすゞ」が512編の詩を書き留めた童謡集です。
「博文館のポケットダイアリーの紙質見本で、用が済んだら誰が使ってもいいもの」
と「上山雅輔」が説明していました。
「みすゞ」は2通り作って、正本は「西条八十」に送ります。副本は自分で持って、
「自分の作品は西条先生とぼくにだけわかってもらえればいいの」と最後に弟の「正祐」へ贈ります。
「金子みすゞ」役のM子ちゃん。
まだ新しいポケットダイアリー。
「私」(矢崎節夫さん)役のN也さん。
今こそカンペ取材ノートをご紹介する時が来ました
手帳の柔らかさが決め手だったとのこと!
(ペンを挟むため)
「取材メモ」が所狭しと書かれています
ベンチでの待機時、思っていたより照明が暗く、
「ほとんど読めなかったことが計算外だった」そうです
朗読チームが手にしていたノート。
みんなのノートを見せてもらいました!
それぞれの個性が出ていますね
「書いてあると頼ってしまうから書かなかった」という勇者はM貴ちゃんです
男前すぎる…!
H恵さんのノートには、
歌のフォーメーションなど試行錯誤の跡が見えます
読者や投稿家仲間からの手紙。
「下関商品館気付 金子みすゞ様」とあります
昭和4年大津高女の同窓会誌「みさお」12号。
「赤い鳥」の復刻版。
「赤い鳥」大正3年4月号自作版。
(大正3年3月13日、「正祐」の曲が掲載されます。)
「正祐」の徴兵検査の通知書。
「みすゞ」へあてた「正祐」の手紙。
(実際は長文の手紙をお互いに送り合っていたそうです)
「ミチ」の手仕事セット。
場面ごとに縫物をしていましたね。
「上山文英堂」の本。
「川本」が運んでいましたね。
ほんの一瞬の登場でも、リアルさを追い求める小道具チームでした
それではみなさま、体調にお気をつけて
良い一日をお過ごしください
(くまはち)
舞台装置写真
みなさま、おはようございます
今日は朝から雨模様。
薄暗くてなかなか起きられませんでした
* * * * * * *
さてさて、
今回は舞台装置をご紹介していきます。
舞台全景写真です。
傾斜のある八百屋舞台なので、奥も良く見えます。
2階ギャラリーからみた全景です。
高さを考慮して、客席側の2つのお立ち台は張り出し舞台の上に設置。
八百屋舞台やお立ち台のパンチカーペットの配色にこだわりました。
見上げると、帯の色が鮮やかに目に飛び込んできます
5つのお立ち台。
上手下手(かみてしもて)のベンチ。
出番を待つ役者が待機していました。
舞台奥への階段。
縁に貼られているものは蓄光テープです。
(暗くなるとぼんやり光ります)
「みすゞ」の文机。Y子さんの大切な愛用品です
(万年筆や原稿用紙も見えますね)
舞台奥から客席を見たところ。
袖幕の裏に客席から見えないよう設置された、
照明&スモークマシーン&消火器。
八百屋舞台だったので、照明の光が
客席からもきれいに見えたのではないでしょうか?
朗読や歌のシーンでよく使われていましたね。
「三上山」のシーン、木漏れ日のようで好きでした。
シンプルな舞台でしたが、照明がキレイに映えました
八百屋舞台の傾斜は最初は驚きましたが、演技の中では気にならなかったです。
暗転や高低差のある中、お立ち台を避けながらの出はけは、稽古の時より時間がかかってしまいました。
少しでもスムーズに場面転換できるよう、各自で調整しました。
以上、舞台装置写真でした。
次回は小道具写真をご紹介したいと思います
それではみなさま、良い一日をお過ごしください。
(くまはち)
公演総括②
みなさま、こんばんは。
日中は12月とは思えないくらいの暖かさでしたね
日曜日の夜、いかがお過ごしですか?
* * * * * * *
さてさて、
12月9日(土)の公演総括の様子をご紹介しますね。
脚本のふじたあさやさんへお送りする舞台写真。
M子さんがかわいくアレンジしてくれました!
(チラシの蜂さん)
\ 髪を切りました! /
夢の国へ日帰りで行ってきたというM貴ちゃん
(どんちょうでも題材研修?で行ってみたい…)
お土産は40周年記念パッケージのお菓子
ごちそうさまでした
各自がいただいたご感想などを共有しました
・「この道」に心打たれた。「辛いこともあるけどみんなで進んで行こうよ」と力をもらえた。
・金子みすゞさんの壮絶な人生を知り、素晴らしい感性の裏にある苦しさを感じた。
・毎度装置や小道具に頭が下がる。
・みすゞを勉強してから観に来た。後半にかけて気持ちが押しつぶされそうになったが、
ラストシーンの「ミチ」や「前田リン」の語り、最後の歌2曲を通して
観終わった後ネガティブな気持ちにはならなかった。
・心の整理が追い付かず、しばらく椅子から立ち上がることができなかった。
・いつもと違う舞台だったがとても良かった。
・プリジェクターのパワーポイントが、芝居の中に自然に溶け込んでいるのがすごかった。
・記念公演にふさわしい舞台だった。
などなど…。
ちなみにプロジェクターのパワーポイントを制作したのもK則さん。
歌の秒数に合わせるなど細部にこだわり、1週間かかったとか
「私」と「上山雅輔」コンビがお芝居を引っ張ってくれたことも、話題に上がりました。
出番前に椅子から立ち上がるタイミングをお互いに図っていたこと(先に動いた割合 私:雅輔=9:1)、
2人が通じ合っていることを感じ、おもしろくなりそうだな思ったことなど…。
・プランはYさんとK則さん。仕込みはK則さん、オペはIさん。
そして祝祭劇場のM子さんやHさん達に、仕込みやシーン作りまで多大なご協力をいただいた。
・過去一できれいな照明だったと思う。
・シーン作りだけで4時間かかり、マイクで指示を出し続けたK則さんは翌日のどを痛めた。
祝祭スタッフのM子さんが根気強く、しかも楽しみながらお付き合いくださったおかげで、
Iさんも222という膨大なシーンの流れを飲み込めた。本当に感謝。
・ITO(アイティーオー)があんなに映えたのはあの八百屋舞台だからこそ。
・スモークのおかげで照明の筋がきれいに見えた。(スモークのタイミングが難しかった)
・スポットだけのシーンはなく、どこかしらITOや帯のライトが入っていた。(コントラストの強さはあったかも)
・プロジェクターの光もきれいだった。
・K則さんポイント①ITOの見せ方(八百屋舞台はこれまでの倍の傾斜にして、客席からも見えるようにした)
②スポットで抜くところ(上からだけでなく色付きのバックライトでも照らした。
バックライトだけで抜くところもあり、立体的に表現できた)
③帯の灯りを作った(ITOで影を作った)
④前灯りを一番後ろからでなく、大黒に当たらないよう少し前に出した。
などなど…。
「川本」「西条八十」などを演じたN氏の総括です。
(N氏、痩せた…?)
・カーテンコール後「川本ひどい!」「嫌い!」とお客様に怒られ、20年間役者をしていて初めて謝った。
・楽屋で「みすゞ」役のM子ちゃんにも謝った。
とのこと。
メンバーからは…
・「みすゞ」に対して正反対の役を兼任して大変だったと思う。
・今までにない役を諦めずにがんばってくれた。
・今回は難しい役だからか、めずらしくセリフが入るのが遅かった。
・これまでは「N氏らしい役」と言われる役が多かったが、今回はチャレンジだった。
・劇場に入ってさらに進化した。
・辛い稽古だったと思うけど、やり切ったN氏はえらかった。見習いたいところ。
毎回長文の感想を寄せてくださるお客様から、「前半」が届きました。
その中で…
「公演後、川本役のN氏に『嫌い』と言ってしまってすみません」と
お言葉をいただきました
S原さん、H恵さんが代読してN氏本人に届きましたよー!
最高の誉め言葉をありがとうございました
(感想文は後日「後半」に続くそうです!)
若い時の「上山正祐(うえやままさすけ)」などを演じた私の総括です。
・「正祐」役になるとは思わなかったが、やりがいがあって楽しかった。
・「上山雅輔(うえやまがすけ)」役のN元さんと一緒にセリフを言うところが好きだった。
・「みすゞ」に対するまっすぐな思いや憧れ、「川本」に対する嫌悪をしっかり見せられるよう意識した。
・公演当日、「松蔵」役のSさんがバリカンを私に見せてきたので「剃られる!」と驚いた。
・セリフの応酬に苦労して同じシーンの「松蔵」「ミチ」に迷惑をかけた。
・空間認識能力が乏しく、お立ち台を間違えそうになった。
・立ち稽古に入る前に、金子みすゞやその詩について調べたり、共有できたのが良かった。
関連する書籍などを読むことで、作品や役への理解度がより深まった。大事な時間だった。
・歌や詩の稽古は、舘内先生やH恵さん&M貴ちゃん達のおかげで、短期間に集中して
取り組むことができた。考えてくれたフォーメーションのおかげで深みが増し、立体的になった。
メンバーからは…
・M香ちゃんと共に男性役が多い。
・凛とした芯の強さを表現できていた。
・くまはちさんの持つ真っすぐで情熱的なところが、芸術を志す「正祐」とマッチしていた
・「私」「みすゞ」「雅輔(正祐)」の生き様の分析など、脚本分析の時間できちっとできたのは大きかった。
・女性が男性役を演じながらも、地声で違和感がなかった。
・自分でも役について読み込んだり調べていて、それが役に出ていた。愛おしかった。(byミチ)
・『角の乾物屋の』の明るい表情が良かった。
・「みすゞ」の世界の中に、女性という違和感もなくすんなりいることができていた。
(照れます)
「今井」「上山松蔵」などを演じたSさんの総括。
・思った以上にセリフがあって驚いた。
・忙しい中セリフを入れるのに苦労した。気が付くと明け方まで台本を読んでいた。
感情を入れすぎると余計に出てこなかった。(分かります)
※ 実は「ミチ」を演じたM貴ちゃん、演出から「松蔵のセリフも全て入れてサポートせよ」との
極秘ミッションを受け遂行していたのでした!
・「ミチ」役のM貴ちゃん&スーパーマネージャーSなちゃんをはじめ、みんなに助けてもらった。
メンバーからは…
・「ミドリ先生」「アオタ先生」以来のタッグで息ピッタリだった
・パワーがすごい。
・稽古を重ねるにつれ、「川本」や「ミチ」への話し方の違いや個性が出てきた。
「松蔵」の切り替えが見え、一緒に演じていて楽しかった。
・出はけの心配を本人は心配していたが、本番はバッチリだった。
・「正祐」の徴兵検査の通知書が届くシーンは、二人の普段の関係性が見えるシーンだった。
「松蔵」の弱さやかわいさが見えたり、「ミチ」がそれに返したり立場が逆転して好きなシーンだった。
(お客様から唯一笑い声が聞こえたところでもあります)
・明治大正昭和にかけての「夫婦像」が見える二人だった。
・「みすゞ」に対する「おやすみ」が好きだった。(包み込むような優しさと申し訳なさが見えた)
「ミチ」役などを演じたM貴ちゃんの総括。
・今回の「母役」は気持ちの作り方など難しく、「みすゞ」の詩を語る最後のシーンがなかなか掴めなかった。
・全体的につながったストーリーではないので、気持ちの持って行き方に苦戦した。
・時代に合った女性(一歩引く、男性を立てる)に見えるよう意識した。
・着物の所作に神経を使った。
・歌も詩もH恵さんに大変お世話になり、心強かった。
・事前に分析をしたことで、この詩にどんな思いを込められているのか知った上で歌えたのは大きかった。
みんなで歌ったのも楽しかった。芝居をやる上でも分析の大切さを改めて感じた。
・前回演出を務めた経験を活かし、芝居作りにまた違った切り口で関わることができていた。
・演出助手のH恵さんと共に、役者の面でも歌の面でも支えてくれ助かった。
・最後の「ミチ」の語りはあえて演出として口を出さず、今まで積み重ねてきた「ミチ」の感情、
役者としてのM貴ちゃんの感性を優先して任せた。
・『こころ』の歌声がとても癒された。
・「ミチ」としての大変さや苦悩が伝わった。最後の語りがあったからこそあの場面を作ってくれた。
・M貴ちゃんの包容力ってなんなんだろう。
・「テルちゃん」といさめるセリフが好きだった。
・場面が変わるごとに変化していく演出からの要求に、ピタッと答えてくれた。
・「みすゞ」と「松蔵」、それぞれとのやり取りに違いがありおもしろかった。
・「みすゞ」とのやり取りのシーンが良かった。お互い心の奥にある想いと言葉を感じ取りつないでいく…、
そのキャッチボールを的確に表現してくれ、演出をしていておもしろかった。役者としてそれができていた。
・方言を含め言葉がとても流暢だった。自分の言葉として発することができていた。
・「ミチ」もまた数奇な運命をたどっていたが、哀しい部分と芯の強い母親の部分を明確に表現できていた。
・素晴らしかった(by「松蔵」)
・「あんた」が良かった。間も絶妙だった。(「松蔵」をいさめるセリフで、メンバーの中で人気のセリフ)
・自分の言い回しが変わっても、「ミチ」も「みすゞ」も合わせて変わってくれたのはすごい。
・方向性は間違っていないので、今後「振り幅」を大きく出してみて欲しい
* * * * * * *
来週水曜日の総括で今年の活動は〆となります。
総括はとても濃い内容なので、どうしても長くなってしまいすみません
いつもお付き合いくださりありがとうございます。
次回は舞台装置についてご紹介したいと思います。
それでは、明日からまた良い1週間をお過ごしください
(くまはち)