台本読み合わせ~第51回公演に向けて発進!~
みなさま、おはようございます
1ケ月ぶりの更新でドキドキしているくまはちです。
みなさまはいかがお過ごしでしたか?
7月は雨が続き「過ごしやすいかも」と思いきや、
8月になるとやっぱりきっちり暑かったですネ。
体調を崩されていないでしょうか。
さて、劇団どんちょうの会は第51回公演に向けて活動を始めています
台本がめでたく決まり、上演許可もいただきましたので
ここに発表させていただきます
第51回上演作品は・・・・
『おせきとムジナと戻り橋』です!!
第50回記念公演につづき、今回も「親子劇」となります。
「おせき」って…?
「ムジナ」って…??
「戻り橋」って…???
台本をもらい、タイトルを見て「?」が多い私でした。
この『おせきとムジナと戻り橋』という作品は
初演は第17回公演(1996年)
再演は第31回公演(2003年)
今回は再再演となり、10年ぶりの上演ですっ。
私は実際に舞台を観たことはないのですが、
みなさまの中にご覧になられた方はいらっしゃいますでしょうか?
2013年バージョン、どんな進化を遂げるのかどうぞお楽しみに
ちなみに…
写真の右上に「第17回公演」と見えるのは、
「初演の台本が10冊以上あったからこれを使いましょう」ということなのです。
(物持ちがいい劇団ですネ)
さてさて、昨夜の稽古の様子をお伝えしますね。
演出はK則さんです
キャストとスタッフは今週末決定です
昨夜の稽古では、演出が参加している劇団員に役をあてて
途中変更しながら台本を読み進めました。
みんな楽しそうに演じていました
真顔のN氏
この感じ、久しぶりです
…いや、第49回公演『父と暮せば』からでさえ、
そんなに時間が経っているようにも思えない私です。
ブログをやっていると時間の経過が「形」で残るのですが
「あっ」という間の気もします
どんちょうで流れる時間の密度がとてつもなく「濃い」からなのでしょうか
今公演も稽古や題材研修の様子など、こちらでご紹介して行きますので
よろしくお付き合いください
公演日程などの詳細は、近日TOPページなどでお知らせします
【おまけ】
稽古後、M子ちゃんからお土産をもらいました。
「南部せんべい」
いろんな味があって楽しい!!
左はH恵さんセレクトの「ホタテ」味。
右は私セレクトの「かぼちゃ」。
甘さがちょうど良くて、とってもおいしかったです。
(くまはち)
第50回記念公演 総括終了
みなさま、こんにちは
公演から1ケ月が経ちました。
1ケ月前の今頃は、照明&音響チェックをしつつ
役者は15:00からのゲネプロに向けて
別室で昼ご飯を食べていたような…。
う~ん、あっという間の1か月だった気がします。
さてさて、昨夜の公演総括の様子をお伝えしますね
体調不良、用事などで欠席者多数でした。
↓
1時間後、1名増えました。(N也さんの姿勢が変わっていないです!)
制作の総括から行われました。
・チラシのレイアウト
・開場時間
について意見が出ました。(後半につづく)
続いて…
衣裳・小道具の総括が行われました。
(Y子さんはメールにて参加!)
・衣裳・小道具の数がとても多く、役者が混乱しないように
Y子ちゃん、C恵ちゃん達と協力して早くから準備した
・「手ぬぐい」という小道具が1つ増えるだけで、役者の演技の幅が広がり発見があった
・ゲネプロの時はてんやわんやで「どうしよう」と思ったけど、次々と発想が出てきて乗り切れた
とのことでした
小ホールでのY子さんとM子さん。
・M子さん「楽しかった
裏方の楽しさを若手も分かってくれて来ていることがうれしい」
・Y子さん「多少のミスはあったものの、本番はMちゃんと2人乗り切った」
衣装や小道具を変える時、Y子さんがサッと手をかけてくれ、
出番までの集中する時間が増えて助かりました
「眉毛」「ひげ」「ほくろ」なども粘着力が落ちるたび、作り直してくれました
本番中、二人で幕に張りついて役者を支えてくれました。
そこにいてくれるだけで力をくれる、そんな人達です。
そして忘れてはいけないのがこのお方…
自称「ぼうぼうさまの息子」、H紀さん!!
舞台裏の暗い通路を、役者が通る度に足元をライトで照らしてくれたり
ペープサートの置く順番など工夫してくれたり、
空気が乾燥しないように霧吹きをかけたり、
何よりその明るさで雰囲気を盛り上げてくれました
どんちょうの会の心強い助っ人です!!
(ありがたや~)
そして制作の総括の続きです。
・第50回記念公演ということで気合いを入れて取り組んだ
・写真展、題材研修などいろいろできた
・受付はC子さんや若者のおかげで乗り切れた
とのことでした
「受付周りにも、舞台写真やチラシの原画、小道具を展示して
開場時間まで見ていただくのもいいかもしれない」
とN也さん。
「公演後、バックステージツアーやお客さまとの交流があるといいかも」
とK則さん。
などなど、話は多方面に広がりました。
さて・・・、約4か月間に渡る
『どんちょうの会の芝居ができるまで』 を
ブログでご紹介させていただきました。
第50回公演の記事は今回で〆とさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました!
次回公演は、11月15日(金)、16日(土)登米祝祭劇場 小ホールにて上演いたします。
『第51回公演』 です
詳細が決まり次第、またこちらでご紹介していきますネ
今後とも、劇団どんちょうの会をよろしくお願いします
(くまはち)
公演総括④その2
みなさま、こんにちは
今週は過ごしやすい日が多かったですね。
雨が続いていましたが、今日は一日いいお天気でした。
気温差が激しいので、みなさまも体調管理に気をつけてくださいね
さてさて、公演総括④その2です。
7月17日の公演総括④その1 の続きをご紹介しますね。
照明の総括の後は、
N也さんの総括を行いました。
N也さんは今回はたくさんの役を演じました。
一体何役演じたのか数えてみました。
②よくふか番頭の十兵衛(ぼうぼうさまの嫁っこ)
④ねずみ(おこんじょうるり)
⑤藤太のかか(おこんじょうるり)
⑥侍(おこんじょうるり)
⑦医者(おこんじょうるり)
⑨コロス
すごい…10役もありました。
ちなみにN氏は9役、
C英ちゃんと私は5役、
他の役者はそれぞれ1役でした。
N也さん、N氏・・・荷物が多かったはずです。
・目まぐるしく役が変わるので、最初はかなり混乱した
・衣装や小道具のおかげで整理できた
・細切れでいろんな役を演じるのも楽しかった
・今回は「前説」にチャレンジするなど、新しいことができた
とのことでした
劇団員からは
◆分かって観ていてもついつい笑ってしまった(「特にK則さんが!」by H恵さん)
◆「十兵衛」と「長者様」のやり取りがおもしろかった
◆民話のおもしろさを表現できていた
◆子ども達の笑いを引き出せていた
などの意見がありました。
私も「藤太」役で共演できて楽しかったです!!
続いて…
「おこん」役のM子ちゃんの総括です。
・ぬいぐるみをどう動かすか、どうアプローチして行けばいいか迷った
・自分と「おこん」が近づくのに時間がかかった
・「ばばさま」と特訓した日から、「おこん」と自分が近づけた気がした
・「じょうるり」は楽しくワクワクしてもらえるように表現した
・「ばばさま」のマネをして高笑いするところが難しかった
・「おこん」は自分にとってとても大切な存在になった。出会えてよかった
とのことでした
「おこん」を演じるにあたってずいぶんと悩み、
前回「おこん」を演じたH恵さんからもアドバイスをもらったそうです。
ある日、H恵さんの演じた「おこん」のビデオを見せてもらったとか。
H恵さんも、見せていいものかずいぶん迷ったそうですが、
結果、「おこん」を演じるイメージをつかめたといいます
「最後のおこんの泣き声は心からの声だった」
「ぜひもう一度演じてみて!」
とH恵さん。
劇団員からは
◆役者としてかっこいい
◆「ばばさま」と「おこん」が親子のように見えた
◆最後のシーンは心に響いた。泣いてしまった
◆最後の「コーン」は「幸せだったよ」と聞こえた
「H恵ちゃんとM子ちゃん、
役者が違うと『おこん』も『ばばさま』との関係も変わる。
苦労して作ったぬいぐるみの『おこん』を2人の役者が生かしてくれてうれしい」
と、衣裳・小道具のM子さん。
「早い段階で『おこん』はM子ちゃんと決めていた」
「最初の出会いから、『ばばさま』のところに残るという決意に至るまでの心の変化を
どのように見せるかこだわった」
「ラストシーンはそこまでのプロセスがあってこそ完成した」
「M子ちゃんの取組む姿勢はとても一所懸命で、全身で『おこん』を表現してくれた」
と演出のK則さん。
舞台装置の総括も行われました。
◆幕を予定より少し前に出したので、裏側に空間ができて良かった
◆ペープサート置き場をN也さんが作ってくれて、使いやすかった
◆今回はパイプに布を巻いてから立てたのが良かった
◆塩水効果はあったものの、竹の水の吸い方が違い枯れてしまったのもあった
などの意見が出ました。
公演総括も今週の土曜日が最終回となりました。
(あ、今夜だ!)
来週からは今後の活動についての話し合いになります
(くまはち)
公演総括④その1
みなさま、こんばんはッ
気温がグッと下がり、長袖シャツを着ていたくまはちです。
7月のこの時期に最高気温23℃というのは、かなり低いですよね。
雨が続いているからでしょうか??
小さな地震もこのところ増えている気もします
さてさて、水曜日の公演総括の様子をお伝えしますね。
今回もにぎやかです。
照明の総括から始まりました。
・今回は150メモリーもあって大変だった(照明のきっかけ数)
・照明の仕込みを半日かけることができて、充実していた
・仕込みを経験するたびに「まだまだできることが少ない」と感じる
・必要以上に明るくせず、作品の世界を壊さないようにした
とのことでした
「昔と比べると、役者がきちんと“あかり”の中に入るようになったね」
「舞台が立った後はバトン(照明や幕を昇降させる為の装置)を降ろせないので
照明の調整が大変」
とYさんの“照明の師匠”K洋さん。
長い長い「操作棒」を使って、照明についている4枚の黒い羽のような「板(バンドア)」を
開いたり、閉じたりして光の当たる範囲を調整するとのこと。
ひとつひとつ手作業で行います
首と腕が辛そうです
とH恵さん。
「面(舞台)と役者の動きを見ながら、より伝わりやすい舞台にするため
調整の回数を重ねた」
「今回は装置がない分、照明の役割が大きかった」
「陰影のある立体的な“あかり”が表現できたと思う」
と演出のK則さん。
その後しばし、K則さん、K洋さん、N也さんによる
「操作棒」を持ったマネをするH恵さん。
(あ、1つ上の写真のK則さんも同じポーズでした!)
「K洋君が今回は照明席に張りついていなかったことが
画期的だった」
とM子さん。
今回、K洋さんは、ドライアイス&スモークマシーンの操作で
舞台裏についていたんです☆
稽古中は頭の中でプランを練り、仕込み&実際の舞台での操作など、
全てを3日間でやる…大変なことだと思います。
淡々と目の前のことに取り組むYさんの姿は、とてもかっこよかったです。
ピンスポットをお願いした祝祭劇場スタッフのOさんからも
メッセージをいただきました。ありがとうございました!!
長くなったので、続きは次回にご紹介しますネ
(くまはち)
公演総括③
みなさま、おはようございます
三連休最終日の昨日は雨がふったりやんだりでしたね。
今日は梅雨の晴れ間というか、いいお天気です
また、7月16日は「ナナイロ」ということで「虹の日」だそうです
さてさて、先週土曜日の総括の様子をご紹介しますね。
土曜日も雨でしたが、参加率が良かったです
「おサト」を演じた、C英ちゃんの総括から始まりました。
働くシーンをパントマイムで次々に演じるのはとても大変だったけど、
様々な人にアドバイスをもらいながら取り組んだとのこと。
劇団員からは
◆「おサト」のように生きたいと思った
◆心からの笑顔が良かった
◆「おサト」という役をまっすぐに演じていた
などの意見がありました。
「おらを嫁っこにしてくれる人は、天下一の婿どんですだ。
おらァ、めりめり働いて、きっと大事にするから心配しねえでけれ」
「おサト」のセリフです。「おサト」ちゃーん、えらすぎます!!
C英ちゃん演じる「おサト」ちゃんは
キラキラ笑顔&前向きな姿勢で稽古場を明るくしてくれました
「おこんじょうるり」の「コロス」役も楽しかったそうです。
「おサト」の顔を汚したり(メイクです!)、花嫁衣装をあっという間に着せたりと
舞台袖で大活躍だったM子さんとY子さん。
続いて・・・
「長者様」を演じた、K田さんの総括を行いました。
「ぼうぼうさまの嫁っこ」の“悪役”として、お芝居を引っ張ってくれたK田さん。
アンケートでも「長者様は腹が立つー」「にくたらしい」など好評でした(笑)!
(注:実際のK田さんはいい人ですよー)
絵本や文献などでお芝居の背景を調べ、稽古場でも紹介してくれました。
日頃から発声やストレッチなどの鍛錬を続けているそうです。
(舞台上でもパワフルに軽やかに動き回っていましたネ)
劇団員からは
◆芝居に臨む姿勢など勉強することがたくさんある
◆N也さんとのかけ合いがおもしろかった
などの意見がありました。
「K田さんと共演したかったー」と言うのは
「イタコのばばさま」役のK子さん。
「“魅せる芝居”にするためにK田さんは外せなかった」
と演出のK則さん。
K田さんが日頃続けている発声やストレッチ、ぜひ教えて欲しいです。
そしてお知らせです。
11月下旬に東京エレクトロンホール宮城で上演される
宮城県主催の芸術銀河2013ミュージカル「常長の祈り」に
K田さんが出演します。
詳細が分かり次第、こちらでもご紹介しますネ
続いて…
私の総括です。
「コロス」をはじめ、様々な役を演じさせてもらいました。
いろんな役を演じたり、着替えたりと大変でしたが
貴重な体験ができました
「藤太」役ではじけている様子。(一番右側)
アルバムを見ながらK子さんが大ウケしていました
劇団員からは
◆なかなか普通あんな顔できないよね
◆N也くんと張り合っていた
◆一生懸命だった
…なぜか「藤太」の感想が多かったです
N也さんの「藤太のかか」の破壊力がすごくて
(胸の詰め物、裏声、物腰もろもろ!)
私も自然に「藤太」を演じることができました。
K子さんが
「ブログのおかげで気持ちが1つになれた」と言ってくれたのが
なによりうれしかったです!!
続いて…
「イタコのばばさま」を演じたK子さんの総括を行いました。
「イタコのばばさま」を演じるのは今回で2度目のK子さん。
「おこん」と共に元気に舞台を駆け回りました。
今回は演じるというより“憑依”された気がするとのこと。
背中を曲げた演技も、意識せず自然にそうなったとか。
公演を観に来てくれた方にも「え?あのばばさま?」と驚かれるそうです。
カツラをかぶっていたとはいえ、確かにK子さんではない人がそこにいたんですね。
「おこん」役のM子ちゃん。
「おこんがさ、うーんとめんこかった」とK子さん。
「『ばばさますごかった』という感想をたくさんもらいました」
と照明のYさん。
劇団員からは
◆お客様の前に立って更に進化する役者
◆ひきつけられた
◆身体がよく動いていた
などの意見がありました。
また、お客さんから
「特殊メイクがすごかった」と言われたそうですが
「ノーメイク」とのことです!!
「前回のばばさまをたぐり寄せず、1つ1つ新たに積み上げていったのが良かった」
「感情を抑えながら、自然に出る表情の中で演じることができていた」
「ばばさまが振り返るラストシーンは、様々意見が分かれるところだが、
今回のテーマである『また始まる物語』を表現することができた」
と演出のK則さん。
次回の総括は水曜日です。
(くまはち)