舞台写真その5~おせきと沢ガニが倍返し!?~ | 舞台裏

舞台写真その5~おせきと沢ガニが倍返し!?~

みなさま、おはようございますニコニコ



曇り空が広がり、肌寒い朝です。






さてさて、舞台写真を少しずつご紹介していきたいと思います。

(※ネタバレ多数!)


「舞台写真その1~ムジナ解禁~」

「舞台写真その2~殿様も解禁&四角関係勃発~」

「舞台写真その3~幸せから不幸のどん底~」

「舞台写真その4~物語はいよいよ佳境を迎えます~」


からの続きです。




回を追うごとにボリューミーになって行く「舞台写真」あせる

いよいよ今回で完結です。



それではどうぞ~。






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「これでは沢吉さんが無事に渡れるはずがない。どうしよう…」


橋は「ムジナ」が化けていたことを知った「おせき」ちゃん。




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「心配だから試しに渡ってみよう」


「ムジナ」が「おせき」ちゃんに気付きます。




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「沢吉さんのためならどんなことでもします。

沢吉さんがこの橋を無事渡れますように」


弁天様にお祈りします。





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「今いうたこと嘘ではないな?

沢吉の命は助けてやるから、わしの嫁さんになれ」


「ムジナ」が「おせき」ちゃんに詰め寄ります。




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「ほれ、弁天様もわしのものになれというとる」


弁天様に置いてあった“うるしばち”がコロコロと転がり落ちたのです。





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「あれっ、弁天様に槍で突き通したような傷が…」


「おせき」ちゃんが弁天様についた傷に気がつきます。





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「弁天様が身代わりになってくださったんじゃ」

どこからか「母ガニ」の声が聞こえました。



またしてもうるしばちが「おせき」ちゃんの元へ転がります。


何事か思いついた「おせき」ちゃん。




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「ムジナどんの橋さん。せっかく村の衆やお殿様に

見てもらう晴れの日じゃ。お化粧をした方がええ」




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「うるしを塗ってしんぜよう。つるつるとつやが出て

見事な化粧じゃ」





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「なんと、もうわしの女房になった気でおる。かわいいのお」


優しく献身的な「おせき」ちゃんに、「ムジナ」はすっかりメロメロです。




あけて翌日。




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「好きで通えば千里も一里~♪」


かゆいのも治り、大好きな「おせき」ちゃんをいよいよ嫁にできると

ごきげんの「殿様」が歌いながら登場します。




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「どうにもかゆくて一晩中眠れなかった。

早く渡って終わりにするようにいうてくれ。カユイー」



全身にうるしを塗られた「ムジナ」は、頭のてっぺんから

しっぽの先までかゆくてたまりません。




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「すぐに渡るのはもったいないというとる」

「もし沢吉さんが無事に渡れなかったら、わしは殿様のところへ

行ってしまうからね。あんたの嫁ごにはならんから」



昨夜とは打って変わってそっけない「おせき」ちゃん。

じわじわと、そしてしっかり釘をさします。




その間…



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「殿様」は歌を詠んだり「役人」にちょっかいをかけたり、





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「村人」達は「何が始まるのか」とザワザワしています。






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「ムジナの奴が無事渡らせるわけがない」




弁天様への恩を忘れて、沢ガニの仲間に

むごいことをしようとしたことを悔やみ、

「おせき」ちゃんは殿様のところで贅沢な暮しができると

自分に言い聞かせる「沢吉」。






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「実は橋はムジナの奴じゃ」

「ありったけのうるしできのうの晩に橋を塗ってしもうた」

「どうか渡って下さいな。あんたの命だけはなんとしても助けますから」


「おせき」ちゃんの言動に、「沢吉」はただただ驚くばかりです。





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「さあ沢吉。見事にこの橋を渡れ」


「殿様」が命じます。




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「おせき」ちゃんが見守り、「村人」が見つめる中、

「沢吉」がおそるおそる橋を渡り始めます。





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「早う渡れ早う!カユー」


「おせき」ちゃんを嫁ごにするために、かゆみに耐える「ムジナ」。





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「それっ、今だ。どうしたムジナ、今じゃ…それっ!」

「殿様」が叫びます。



一方「ムジナ」はかゆくてそれどころではありません。





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「沢吉」はなんだかんだと渡ってしまいました。


喜び合う二人。





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「あれっ、話が違うではないか…ムジナ?」


「殿様」は腹を立てて橋の上で暴れます。






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「火をつけてみよ。燃えるかどうか火をはなて!」

「これでもかこれでもか!!」


「殿様」ご乱心です。





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「殿!殿!殿―!」


役人に止められて、我に変える「殿様」…。





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「沢吉とおせき、幸せに暮らせ。さらばじゃ」





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高らかに笑いつつも、

次第に泣き声に変わりながら退場する「殿様」。



残された人たちは何のことやら分からず、ポカーン。

「村人」達も散って行きます。




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「アッハハハ!おせき、これで約束通り、わしの嫁ごじゃ」




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思わずすくみあがる二人。



ところがいくら呪文を唱えても、元の姿に戻れない「ムジナ」。

うるしを塗られて、体が動かなくなったことに気がつきます。



「ムジナを化かすとはどういう女ごじゃ!」


「おせき」ちゃんに向かってわめきます。




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「でも、そのおかげで燃えずにすんだ」


にっこり笑う「おせき」ちゃん。





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「それなら、それなら。沢吉いいのか。いいのか?」


「沢吉」の正体(沢ガニ)を、「おせき」ちゃんに明かそうとする「ムジナ」。




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「実はな、おせき。わしは…わしは・・・・・」


「アッハハハ、ざまあみろ。アッハハハ…」





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「沢吉がどうしたと?」

「言うてみよムジナ」

「この川にかかっとるうちはお前さんのいいようにはならんぞ」



「沢ガニ衆」が現れ「ムジナ」に迫ります。
「弁天様」が身代わりになって助けてくれた「母ガニ」の姿もあります。





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「沢吉はいい人じゃ」

「いい人で、いいうるし職人で、おせきさんが幸せになるなら

わしは それが一番うれしいに決まっとろうが」





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「沢ガニ衆」の迫力に押されてタジタジの「ムジナ」。





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「ムジナに戻りたい。戻りてぇよー!」




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「ウフフ…おせき戻ってきたぞー」






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「沢吉もムジナも馬鹿殿も戻らんでもいい!」



「母ガニ」が強く言い放ちます。





そして「劇中劇」を演じた役者は「ほいと衆」に戻り、

歌いながらそれぞれが喜捨を申し出ます。






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「十とや峠を今日も越えてゆく」



歌に始まり歌に終わります。




・・・幕。







大変、大~変、長くなってしまいました。

読んでいただき、ありがとうございましたあせる




仕込み風景なども、おいおいご紹介して行きたいと思いますので

よろしければお付き合いくださいね虹




次回は「芸術銀河2013ミュージカル 常長の祈り」の

観劇レポをお送りしたいと思います。







(くまはち)