舞台写真その3~幸せから不幸のどん底~
みなさま、おはようございます![]()
どんちょうの会の川田清太郎さんが出演する
「芸術銀河2013ミュージカル 常長の祈り」は
本日23日(土)と明日24日(日)公演です!!
(くわしくはこちらのブログ をご覧ください)
私は今夜の公演を観に行って来ます![]()
さてさて、舞台写真を少しずつご紹介していきたいと思います。
(※ネタバレ多数!)
「舞台写真その2~殿様も解禁&四角関係勃発~」 からの続きです。
「沢吉」の家を訪ねて来たのは…
武器を扱う“いくさ商人”に化けた「むじ兵衛」こと「ムジナ」でした。
「沢吉」はてんで気がつきません。
うるし職人である「沢吉」に仕事を依頼しようとする「ムジナ」。
「実は三日の後には嫁をとることになっていて、それまでに
仕上げなければならない仕事が山ほど。この上新しい仕事というのは」
と「沢吉」はやんわりと断ります。
「嫁をとる」に対する「ムジナ」のこの表情![]()
そう、「沢吉」と「おせき」ちゃんは、
三日後祝言を挙げることになっていたのです![]()
「沢吉さんの嫁ごにこの着物を着せたら、村の衆は皆言いましょうな。
『沢吉さんの嫁ごは幸せ者じゃ。沢吉さんは人並み以上の人じゃ』と」
巧みな話術で「沢吉」の心をつかんで行く「ムジナ」。
「これは殿様に献上するお面。
三日以内にうるしをかけたら、この着物をさしあげてもようございますよ」
「三日ではとうてい時間が足りん」と「沢吉」はガックリ。
しかし「ムジナ」の強引な説得、目の前の美しい着物、
そして「人並み以上になりたい」という思いから
「沢吉」は決意します。
それから三日三晩、「沢吉」がうるしを塗っては
「ムジナ」が乾かし・・・を繰り返します。
「ムジナ」ときたら「沢吉」の眼を盗んでは
居眠りしたりさぼったり。
そして三日目。お面にうるしを塗り終わり
「沢吉」は着物を手に入れます。
「これならあの馬鹿殿、何も知らずに喜んで顔に付ける」
ほくそ笑む「ムジナ」。
「よく乾かしてから使うように行ってくださいね」
「沢吉」は念を押します。
そして「おせき」ちゃんを嫁ごとするめでたい日。
祝いの歌の中、幸せな二人が祝言をあげようとしたまさにその時…
(J子先生の生歌でした
)
馬のひづめの音が響き渡り、役人がどやどやとやって来ました。
「この面にうるしをほどこしたのはそちであるか?」
あっという間に縄をかけられる「沢吉」と「おせき」ちゃん。
祝言をそっと見守っていた「母ガニ」の姿も見えます。
面を顔につけた「殿様」はどの医者に見せても治らないほど
はれあがり、ボリボリのカユイカユイのカンカンのご立腹とのこと。
「沢吉」は死罪を申し渡されます。
「アッハハハ…」
高笑いする「ムジナ。」
大好きな「おせき」ちゃんに再会できたのを喜ぶ「殿様」。
しかし「おせき」ちゃんにボリボリのカユーイ顔を
笑われてしまい大ショック![]()
さらに二人が祝言をあげると分かるや否や、怒り心頭![]()
「沢吉」の首をはねるよう「役人」に命じます。
「ムジナ」のささやきにすがりつく「沢吉」。
「治る方法を知っております。
沢ガニをすりつぶして塗るのでございます。」
「殿様、私もだまされた一人、被害者でございます。
沢吉のうるしがそのカユイカユイの原因でございます」
「殿様」に呼び出された「ムジナ」はついに本性を現します。
「今日中に沢ガニをつかまえ、すりつぶして余の元へ持ってまいれ。
それを塗って治ったら許してつかわす。
それまでこのおせきは余が預かる」
殿様もまた本性を現します。
果たして「おせき」ちゃんと「沢吉」はどうなってしまうのでしょうか![]()
「舞台写真その4」 へ続きます。
(くまはち)





















