舞台写真その4~物語はいよいよ佳境を迎えます~
みなさま、こんにちは
いいお天気であたたか~な日です
まさに「日本一晴れ」!!
今日は11:00から楽天の優勝パレードがありましたね
21万人もの人々が集まったそうです。スゴイ!
見に行かれた方いらっしゃいますか
(私はテレビで見ていました)
さてさて、舞台写真を少しずつご紹介していきたいと思います。
(※ネタバレ多数!)
からの続きです。
「大変だー。沢吉のやつが沢ガニをつかまえにくるぞー」
「つかまえてすりつぶして殿様の薬にするつもりだ」
「沢吉」の行くところ、「ムジナ」が先回りして
大声で叫んで回ります。
「これっぽっちじゃ足りねえ」
「母ガニ」が「沢ガニの薬」を渡してくれましたが
“人”に塗るにはとても足りません。
「沢吉…」
心配する「母ガニ」。
「お願いじゃ、誰ぞ。誰ぞ…」
「おせき」ちゃんを人質に取られ、心配でたまらない「沢吉」。
精も根もつき果ててしまいます。
仲間をすりつぶすそうじゃ…」
「本当に恐ろしい奴じゃ…」
ヒソヒソと話をしている「沢ガニ衆」。
沢ガニの仲間にむごいことをしようとしていることは
「おせき」ちゃんのことを想うあまり、
「沢吉」の頭から飛んでしまったようです。
「幸せから不幸のどん底。ルンルンルルン…」
大喜びの「ムジナ」。
飛んだりはねたり、舞いあがっています。
「沢吉」のことを心配する「おせき」ちゃんの前に
突如「ムジナ」が現れ、求婚します。
「こんな時、冗談は顔だけにしておくれ!」
「ムジナ」を張り飛ばし、ねじふせる「おせき」ちゃん。
(ひょっとして一番強いんじゃ…)
しかし
「沢吉の本当のことを知りたかったらこの手を離せ!」
という「ムジナ」の言葉に、おもわず手がゆるんでしまう「おせき」ちゃん。
結局「ムジナ」はそのまま逃げてしまいます。
「どうか私を元の沢ガニの姿に戻してください」
弁天様の元へやってきた「沢吉」。
自分の身をすりつぶして、「おせき」ちゃんの命だけは
助かるようにして欲しいと祈ります。
その頃…
「殿様に頼んでみるか、じきじきに」
何やら取引を持ちかける「ムジナ」。
「母ガニ」も「それはありがたい」と感謝の面持ちです。
「祝言のために今までためた金全部で、沢ガニ一匹世話してやるぞ」
「沢吉」にも取引を持ちかけます。
「沢ガニが手に入るなら喜んで」とすがりつきます。
太鼓の音がして城の中。
「ここに沢ガニが入っておるのだな」
「ムジナ」の合図で「母ガニ」の入ったカゴから
ハサミがニョッキリ出ます。
「ムジナ」の申し出により、「沢吉」と「おせき」二人の手で
「沢ガニを殺せ」と「殿様」から命じられてしまいます。
「ギャー」
二人でカゴにヤリを差し込むと悲鳴があがりました。
「ムジナ」がいやがる「沢吉」の手をとって
カゴの中をのぞかせます。
「!・…」
中にいた沢ガニが「母ガニ」だと知り、言葉を失う「沢吉」。
それを見てニヤリと笑う「ムジナ」。
不思議に思った「おせき」ちゃんもカゴをのぞきます。
今度は「殿様」に取引を持ちかける「ムジナ」。
「私が弁天様の川にかかる橋に化けます。その橋を沢吉に
渡るように申し渡すのです。もし落ちたり渡れぬ場合は、
沢吉はおせきを嫁にしてはならぬという弁天様のお言葉じゃと言うのです」
「殿様」もこの方法ならば、「おせき」ちゃんを嫁にできると大喜びです。
「役人」が書状を読みあげ、「沢吉」「おせき」にも
申し渡します。
「沢吉」の耳に、どこかで「ムジナ」の笑った声が聞こえました。
がっくりとくずれる「沢吉」。
困った「おせき」ちゃんは家を出て、弁天様の近くまで行きます。
「あっ、ムジナの奴」
そこで見たものは「ムジナ」が橋に化けたり元に戻る様子でした。
全てを悟った「おせき」ちゃん。
ここから「おせき」ちゃんの逆襲が始まります。
いよいよ本領発揮です
「舞台写真その5」 に続きます。
(くまはち)