こんにちは。
新留です。
RAKUTO箕面校は、他の中学受験の塾のように、2月開始、1月末修了のカリキュラムのため、
子どもたちは、このところ、
次どこのクラス? 何曜日? など、
暇さえあれば、話しています。
そして、
授業に集中してと注意されています(笑)
気になるのはわかるのですけどね。
どんなときも1つに集中する練習です。
子どもの勉強に関する相談を受けたりし、
現状の時間の使い方や、現在行っていることについて聞いていると、
よくあるのが、
やることが分散していること。
なかなか成果が出ないというとき、ほとんどの場合、
「成果につながること」をやっていないか、そもそも、成果がうまく設定できていません。そして、エネルギーが分散しています。
「一方をやれば、他方はおろそかになり、忘れられてしまう。だから、賢明な人というものは、気を散らすような要求は一切しりぞけて、自分を一つの専門に限定し、一つの専門に通暁するわけだよ。」
これは、エッカーマンの『ゲーテとの対話』の中に出てくるゲーテの言葉なのですが、
詩人であり劇作家、小説家、自然科学者、政治家……などなど、様々な分野で一流、超一流であったゲーテがこの言葉を残しているのがおもしろいところ。
伸びている子どもたちを見ていると、「その場で1つに集中」ということができているのですよね。
「選択と集中」といった20世紀最高の経営者とも名高いジャック・ウェルチさんはじめ、
「フォーカスすること」の大事さは、ビジネスに関わる方なら、一度は聞くと思うのですが、
勉強でも同じ。
「ここだ」と決めたら一点集中です。
小学校の実験でやる(今でもやるのでしょうか?)、
虫めがねを使って紙に火をつける実験のように、
太陽エネルギーを分散させず、一点に集中し続け、火をつけるように、
なかなか火がつかないでもイライラしないで、
燃え始めるまで耐える。
やっているのになかなか結果が出ない……というとき、
ほとんどの場合、力を注ぐ場所がまちがっているか、注いでいる時間がまだ足りていないだけです。
成果が出てくる前に、あきらめてしまうのです。
伸びる子は、「1つのこと」に集中します。
そして、浮気せず、淡々と、毎日、取り組み続けます。
おもしろいのは、ひとつ武器ができてくると、「もっとやれるかも?」、「他もやれるかも?」という気がしてきて、範囲が広がっていきます。
弱点をなんとかするよりも、強みを強化する方がたのしい。
そして、成果も出やすいのです。
弱点を補強するのは、「武器ができたあと」でいいのです。
「ものすごくがんばる」から「生産性が上がる」のではなく、順番が逆。
「1つのことに集中している」から「生産性が上がる」のです。
スタンフォード大学の最近の研究によると、自称「マルチタスカー」は、関係のない刺激にも影響されやすく、タスクの切り替えにも時間がかかるそう。
また、ユタ大学の研究でも、「強力なマルチタスカー」と自称している人たちは、「もっとも能力の低いマルチタスカー」、「注意力散漫」だったそう。
「マルチタスク」ということはただの「注意力散漫」。
・気の散るものを視界から隠す
・音に敏感な子は、集中するときは音の環境づくりをする
・イスの座り心地や机の高さを調節する
ちょっとしたことでも、できることはあります。
「1つのことに集中する力」
ぜひ、子どものうちから身につけていってくださいね^^
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