人生の門出
人生の門出2010/03/29 2:26
ハルミンと高田氏の結婚式と披露宴が帝国ホテルで賑々しく行われました。
私は10年ぶりに人間国宝のあけび染めの振り袖を着て出席。
今回の披露宴は、ご両親や周りの人達のために日頃の感謝を示して、結婚後も引き続き宜しくお願いしますというメッセージが爽やかに伝わってくる、思いやりに溢れた素敵なパーティでした。
ハルミンがアカデミー・デュ・ヴァンの私のクラスに入学してから早8年。
現在もブドウ栽培コースに通われている、生徒さんであり可愛い妹です。
ハンサムな新郎に寄り添う白雪姫のような花嫁姿は、実にエレガントで優美でした。
お二人の人生の分岐点となる結婚披露宴に、私を主賓として招待してくださり光栄ですし、幸せそうな様子を拝見できて心から嬉しい。
また、10人ほどの私のテーブルにはハルミンのワインクラスの同級生達が温かく見守っていました。
ワインを通して結ばれた友情は、本音でのお付き合いということもあり、気が合う同士とっても仲が良くて長続きするものです。
ワインは、やっぱり素晴らしいなと思った1日でした。
シュヴァリエ・デュ・タストフロマージュ
シュヴァリエ・デュ・タストフロマージュの叙任式2010/01/15 13:26
フランスチーズ鑑評騎士(シュヴァリエ・デュ・タストフロマージュ)の叙任式と祝宴が、飯田橋のホテル・メトロポリタン・エドモントで行われました。
今年も国内外で活躍をしている26人のフランスチーズの専門家や愛好家がシュヴァリエに叙任されました。
川島なお美ちゃんのご主人である鎧塚俊彦さんは、宇宙一の結婚披露宴で作った「タルト・フロマージュ、グラス・ゴルゴンゾーラ添え」をはじめ様々なチーズを使い極上のデザートを考案されています。これからも、美味しいチーズ入りの素敵なデザートが次々と生まれるのでしょうね。
なお美ちゃんは、2000年にチーズのシュヴァリエに叙任されたのだけれど、もう9年も前の事とは時が経つのが早くてビックリ。
私は1998年だから、11年前になります。
また、1999年に奥山クラスのステップ1に入学して以来、今も通っていらっしゃるMちゃんとR君も今回、めでたく叙任されました。
Mちゃんは自社のレストランで大好きなチーズを沢山扱っているし、R君はこの10年間、山のようにチーズを食べて、大勢の方に美味しさを広めているという理由から偉大なる愛好家として認められたのです。
昨年、叙任された真実ちゃんも1999年の同じクラスだったので、久しぶりに3人揃い、人生のひとつの節目を、一緒にお祝いできて嬉しかったです。
お料理は、前菜に「フランスチーズの盛り合わせ」。昨年同様、重箱に入っていて、とってもおしゃれ。
「エドモント風6種の前菜」
「鮟鱇と帆立貝のポワレ、ムール貝風味」
アルザス郷土料理の「クグロフ」という干しブドウ入りのブリオッシュと、「ベッケオフ」という牛肉・豚肉をじゃがいもと玉ネギで煮込んだ、肉じゃが風料理は非常に珍しく、とても味わい深かった。
ワインは、乾杯がヴァン・ムスー(フランスのスパークリングワイン)というのは寂しいけれど、南仏のヴァン・ド・ペイの赤ワインは円やかだったので肉じゃがにマッチングしていました。
チーズのシュヴァリエの会は、ワインのシュヴァリエの会に比べると、食に対して、より大らかに楽しんでいるように感じで、とても和やかな祝宴です。
叙任された方達は、今までのチーズに対する熱い思いが認められたということで、本当に良かったです。
おめでとうございました!
2009年ブルゴーニュ旅行
ワインの神様の洗礼を受けて2010/01/15 13:26
10月8日から18日までフランス、シャンパーニュとブルゴーニュに行ってきました。
10月というのに最低気温が0℃、最高でも8℃という寒さとなり、真っ青な空と金色に輝くコートドールの畑は限りなく澄みきって、力強く吹きつける北風の神々しいこと。
特にシャンボール・ミュジニのレザムルーズ(恋する乙女達)畑の下にある泉を見に行った時には、凍りつくような冷たさを体感。この北風が9月に吹くと湿気を飛ばして最高のブドウが収穫できるのだから、ワインの神様に出会えたと喜ばなくては、、。ワインの神様の洗礼を受けました。
2009年は2005年以上に素晴らしいブドウを収穫したということで、どこのドメーヌの方も明るくて嬉しそうでした。
シャンパーニュではエグリ・ウーリエ、アンリ・ジロー。
ピュリニ・モンラッシェのドメーヌ・ルフレーヴ。
ムルソーのドメーヌ・コシュ・デュリ、ドメーヌ・ドゥ・モンティーユ、ジャノボス。
ヴォーヌ・ロマネのドメーヌ・ジャン・グリヴォー、ドメーヌ・ミシェル・グロ、ドメーヌ・ロベール・アルヌー。
モレ・サン・ドゥニのドメーヌ・アルロー。
ヴォルネのドメーヌ・プス・ドール。
何種類ものワインを徹底的に試飲させてくださって親切で優しい方達ばかりでした。
また、ルフレーヴのワインスクール「エコール・デュ・ヴァン・エ・デ・テロワール」でピエール・マッソン先生のビオディナミ講義を朝から夕方まで受けることが出来て、農業の本質を理解できたようで(少しだけれど)楽しかったです。
私のお誕生日、10月10日にはドメーヌ・シモン・ビーズの千砂ちゃん宅で「ジャルダン・デ・ランパール」(1つ星)のケータリング料理と共に、オールド・ヴィンテージの貴重なマグナムを沢山ご馳走してくださったパトリックと千砂ちゃんには心から感謝しています。