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ありがとうございます
川崎登戸カリタス無差別殺傷事件の後
「死ぬなら一人で死ね」
と言った非難はやめてほしいなど
有識者ぶった方の言葉が
飛び交っていますね。
引きこもりを追い詰めて
余計に社会復帰を難しくさせる
とか
引きこもりを刺激して
自虐的な巻き込み事件をさらに誘発しかねないから・・・
など様々な意見が飛び交っていますが・・
それ健全な家庭で育った
健康な心身の人の見解なのかな？って思います。
おそらく
岩崎は
親に捨てられた上に
人生に絶望していて
でも
自分がここにいる！
というサインを世に発したかったし
消える前に名前を残したかったんではないのか？と思うんです。
当人がなくなってしまったので
想像の域を出ませんけれど
少なくとも
私が奴の気持ちにシンクロさせようとした時に思うのは
一人でひっそり死んでいこう
などという発想はこれっぽっちももっておらず
どうしたら
このクソみたいな世界に
自分の名前を刻めるのか？
だけを
を
考えたのだということにいきつきます。
歴史に名前を刻めるのは
魅力的なことです。
遺伝子を残しただけ
自殺しただけではそれは叶いません。
かといって
英雄として名を残すのは
並みの生き方では叶わず
手っ取り早いのは
悪名高き〇〇と名を残す方法ですが
地下的サリン事件の麻原のように
無差別に膨大な被害を及ぼせる
科学兵器を手に入れるほどの知力・気力・ネットワークもなく
秋葉原事件の加藤のように
レンタカーすら借りるフットワークも持たず
（この前後の、被害にあった方には無神経な物言いなことを深くお詫びいたします）
包丁を買うのがせきの山であり
少しでも多くの人を殺めるには
自分より弱きものがよく
人がまばらな場所よりも
集まる場所や時間がよく
蜂の子を散らしたようにならないために
背後から静かに襲っていった
引きこもり当人を気遣っていた
お育ちの良いお方がたの
コメントも
空振りしましたね。
引きこもり当人ではなく
誰もが羨むような
団塊世代の模範的エリート街道を爆走してきた戦後昭和の男の鏡として
人生で終えるはずだった人が？
我が子を滅多刺しにして刑務所で終わる人生を
ある人に決意させました。
思惑通りかそれ以上に
岩崎の名前を歴史に刻んでしまうことになった
熊沢元事務次官の
息子殺し
熊沢氏の経歴や
事件の動機とタイミングが
ドラマティックすぎます。
さぞや岩崎が
あの世でほくそ笑んでいることでしょう。
東大に入ることも
事務次官になることも
自分の達成感や裕福な暮らしや虚栄心を満たすためだけではなく
日本のためや、国民のためだけでもなく
その先にある
自分が残す遺伝子のためであるはずなのに・・・
その遺伝子が途中から思わぬ方向に細胞分裂をしてしまったが故に・・・
自分や自分の選んだ人の関わり方で
おかしな化学反応を起こしてしまったがために・・・
子殺しという
世にもおぞましい十字架を背負う人生を選択した父親。
これが飲んだくれの借金まみれの
DV日常の
ヤク漬けのクズなら
誰も気にとめない話なのに
その輝かしい経歴が注目を集めるファクターとしてはにはうってつけです。
事務次官になるより
親になる方が難しい人もいるんよね。
人が羨む親を持っていても
気にくわない子もいるんよね。
親子って
家族って
難しいんよね。
だから
家族を持つ覚悟をし
子供をまともに育て上げた人
の
ステータスが上がるのは
当然のことなんだよね。
この世に生きとし生けるものは
種の存続を最も大事な所業として送り出されます
一番単細胞な生き物には
口と
肛門と
それをつなぐ腸
そして
生殖機能しかありません。
心臓はなく
思いやりとか
愛するとか
虚栄心とかを作る
脳
も存在しません
とにかく優良な状態の種を残すために
食べて相手を見つけて生むこと（生ませること）が
最優先です。
ゴキブリも
DNAを残すために
ゴキジェットに負けない耐性をまとい
種を残しまくって生を全うします。
そして
動物界には
老衰による死はありません
死ぬときは
誰かが生きるための糧になっているんです。
元気で若くて強いものの胃袋に収まってエネルギーや血と肉となるんです。
弱肉強食です。
種の存続のためには
我が子に対しても容赦がありません。
自然界では
親はたくさん生まれた子供の中で
生命力のない子を
早い段階で見捨ててしまいます。
乳は６つしかないので自然淘汰されてゆくこともありますが
もっとはっきりとした行動をとる事もあります
私は幼少期に
生まれたばかりの不倶な子を
胎盤ごと食べてしまった母犬を目の当たりにしたことがあります。
不倶な子は
自分の種を残す候補ではなく
明日の自分のエネルギー源でしかないんです
親は
子を守る使命があります。
その子を守る自分を守ることも必要です。
我が子とはいえ
この先足手まといになるであろう因子を排除し
さらには自分のこの先の血と肉になる栄養として取り込むことに迷いはありません。
なんと情け容赦のない残酷で潔い行為なのだと
子供心に思ったものです。
熊沢元事務次官の息子殺しは
許されることではありません。
たとえわが子でも
所有物化はタブーです。
親の責任などと言って
殺していいわけではありません。
でも
野生の本能なのだと感じています。
そして個人的には
英断だと思います。
しかし
ヒトにとって
息子の血や肉や骨は
明日のエネルギーにもなるはずもなく
退官後の出世の足かせにもならずの
このタイミングだけに
氏の身勝手さ
自分可愛さも感じずには入られません。
妻や子は１４歳の頃からSOSを発していたんだし
自分に矛先が向く前に
もっと早くなんとかならんかったものか？とも思います。
ただ、
我が子を滅多刺しにした後、
自殺せずに
自ら警察に電話をし
顔を隠さずに毅然と出頭する姿には
子を持つ親として敬服いたしました。
私が同じ立場なら
不良品の我が子とはいえ
刺す瞬間に
可愛かった幼少期の記憶がよぎって
手がすくまないだろうか？？
刺した後に発狂しないだろうか？
刑務所で毎晩悪夢にうなされてしまうだろう地獄に耐えられるだろうか？
きっと無理だ。
私なら刺した後に一緒に死ぬ。
絶対に自殺すると思う。
道を踏み外したと子供とはいえ
殺さなくても地獄
殺しても地獄
親子問題は複雑です。
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