僕はクリスマス・イヴ・モンタン -30ページ目

まだ3カ月

腫瘍の摘出手術から3カ月たった。

「もう3カ月」、というより「まだ3カ月」という気持ちだ。

 

喉元過ぎれば~ではないが、あんな大きな腫瘍があったことが嘘のようだし、

そしてあんな大きな腫瘍が取れるとは思っていなかったので、

そんな日々がもっともっと昔のような気がするのだ。

 

すっきりしたモンタンの首を見ていると感慨深い。

よく取れたな、

モンタン頑張ったな、

先生に感謝だな。

 

手術したのは2月22日。

2は私のラッキーナンバーになった。

 

こんなんだった。

 

軽くなったに違いない。

寝るときは腫瘍がまた裂けないかといつもひやひやしていたけど、

もう大丈夫。

 

 

 

 

難儀な季節

暑い夏はもちろんのこと、それ以前のこの梅雨の季節も、

モンタンと私にとってなかなかつらい季節だ。

 

なぜならまずモンタンは雨の日は調子が悪い。

昔、獣医さんにそう話した所、「気圧に反応するほど敏感だとは考えにくい」という

ことだったが、18年近い経験から絶対に雨天の時には調子が悪いと断言できる。

 

さらにこの季節、夜はまだかなり涼しいのに、モンタンはハアハアして寝られなくなる。

私にしてみれば肌寒いくらいだというのに。

これも毎年のことだ。

そこでもう我が家では、夜はエアコンと扇風機を付けて寝ている。

室温22℃。

ぶっちゃけ寒い。辛い。

 

ということで、我らにとってつらい季節の到来なのだ。

 

この簡易テーブルで私がご飯を食べていると、

すぐモンタンが入り込んでくる。

そして入ったものの、ここから先に進めない。

そしてじーっとしたまま動けないでいる。

 

とにかく寝る

とにかくずっと寝ている。

年中、生存確認が必要なくらいに。

 

朝も7時くらいにベッドから起きてくるものの、

居間のモンタン用のマットレスの上に移動しただけで、

またすぐ寝る。

起きないので朝の散歩がなくなり、朝ごはんも10時半ごろだ。

それもふと目を覚ました瞬間に「モンタンごはん! ご飯食べよう」と

盛り上げないとまたすぐごろんと寝てしてしまうので、

タイミングを逃してはならないと気が抜けない。

だけど寝起きで「ご飯を食べろ」と言われてもね。

胃腸も起きていないだろうし、食べれないよね。

なので、朝は一層食欲がない。

いろいろ難しい。

 

夕方はちゃんと散歩にでる。

この年にしてはしっかりよく歩く。

ちゃんと踏ん張ってウンチョスもする。

足を上げておしっこもする。

ホッとする。

 

耳が立つとこんな顔。

こんな格好で爆睡されるとギョッとする。

ベッドに顎だけ乗せる。

じゃーん、お散歩のときは起きてます。当たり前か。

歩いてます。

 

 

 

 

 

スローなシニアタイム

17歳半ともなると、散歩中にしばらくぶりに出合った人から

「あら~生きてたのね」と言われることがあり苦笑する。

はい、おかげさまでまだ元気に頑張っております。

 

この頃は散歩していてしばらく立ち止まることがある。

引っ張っても、おやつでつっても、てこでも動かない。

仕方がないので、一緒に並んで私も佇む。

ひまなので鼻歌とか歌いながら。

こんな風にいろいろスローな場面が増えた。

おかげで短気が少し改善されたように思う。

なかなかよい時間だと思う。

 

ゆっくりゆっくり、お散歩はいつでも楽しい。

スリッパ履いちゃってるよ。

 

斬新なヘアスタイル

毛が伸びてきてきたけど、まだまだもとの毛の長さには

届かず、なんだか斬新なヘアスタイルに。

白黒茶のトーンがくっきり。

ちょっとブラックジャックみたいです。

 

タロウ君でござる

今日はモンタンの若いお友達、タロウ君をご紹介。

タロウ君と出会ったのは一昨年くらいだったと思う。

まだモンタンもバギーが必要なかったころだ。

いかんせん気の弱いモンタンは、大きなワンコに近づかれると

ひるんでしまうのだけど(大きなワンコで自分から好んでひっついていたのは、

クリンちゃんくらいだろうか)、タロウ君のことは大好きで、姿を見つけると

追っていくほどだった。

それはなぜかというと、タロウ君も気が弱め(タロウ君のお母さんいわく)で、

とっても優しいからだ。

 

※クリンちゃんは気が弱くはない。

けどモンタンには優しかったので、姿を見つけるとモンタンは

いつも後ろをひっついていた。

 

モンタンの姉ご的存在だったクリンちゃん。

 

私が知る限り、現在タロウ君はこの近所で一番大きなミックス犬だと思う。

先日、公園を散歩して、ちょうどモンタンをバギーに乗せたところで、

タロウ君と遭遇。

スマホを持ち歩くようにしたので、初めて記念撮影。

(今まで散歩中は落ち着かないのでスマホを持ち歩かなかったけど、

手術後は何かあった時のために持ち歩くようにした)

いい笑顔だ。

 

元気だけど、おっとり君。

 

「タロウ君、僕ここにいるよ」

よく見えないけどタロウ君に気づいた様子のモンタン。

モンタンもそこそこ大きいのだけど、タロウ君と並ぶととても小さく見える。

「ここだよー」

タロウ君はまだカメラ目線。

ようやく「チュッ」。

尻尾の振り方が元気で若い!

また反省

夜中の2時ごろ、モンタンがベッドから起き上がり、そわそわし始める。

まあ、夜中に何度か起きるのはいつものことだ。

けれどオシッコでもなく、ベッドの上を動き回るだけで寝ようとしない。

そうか水かと、用意してある水を差しだすと、案の定おいしそうに飲み、

一旦落ち着いたのでこれでひと段落。

と、思ったけど、またすぐにそわそわし始め、今度はベッドから飛び降りてしまった。

(飛び上がることはできなくなったけど、飛び降りるのは未だ健在)

ため息を付きながら寝室のドアをあけてやるとキッチンをうろうろして

冷蔵庫の前で立ち止まった。

まさかおやつ?

これは、もしやボケてしまったのか……と、またため息をつく。

けど、ぐるぐるして玄関の方にたどりついたときハッとする。

もしやトイレ? でも夕方にウンチョスしたよね。

あ、でもこのそわそわした感じは……慌ててパジャマからスエットに履き替えて

モンタンにハーネスを付ける。

ドアを開けると小走りし、マンションの外にでると、すぐに

柔らかめのウンチョスを2回した。

なんかあきれたりイラついたりした自分が恥ずかしくなった。

夜中に、こんな歳になっても便意をこらえて起きて外でしようとしていたのだ。

目が見えないから玄関のそばにある冷蔵庫を玄関と間違えて待っていたのだ。

一軒家ではないので、玄関出て、エレベーターに乗って降りて、外に出るまで少々

時間がかかるのに。

家に戻って風呂場でおしりを洗っても、大人しく我慢していた。

動物っていくつになってもえらいなあと感心する。

それに比べて、「ボケたのか」なんて、たかがちょっと眠いくらいでイラついてしまった私って、

本当に狭量だ。

反省反省、大反省。

 

低い階段も結構急な傾斜も上っちゃいます。

近所の「桜坂」。今週末が満開

 

手術から1か月

気づけば腫瘍摘出の手術からちょうど1か月。

早い。

なんかまだ手術したばかり、という気分なのだけど。

1か月前の今日は、もう心配で不安で、

「もし、このまま会えなくなったら、どこか放浪の旅に出よう」と涙ぐみ、

「いや、でもコロナで今はどこもいけないじゃない」と憤り、

とにかく心臓がギューッと締め付けられて、萎縮してちっちゃくなったんじゃないか、

モンタンに再会する前に私が死ぬんじゃないか、と感じるくらい胸が痛かった。

 

で、おかげさまで手術は成功した。

皆さんに心配していただき、よかったねと応援していただき、本当にありがたかった。

良かったのだけど、術後に先生が、「これから腎臓とか急激に悪化するかもしれない」

「腎不全になってご飯が食べられなくなるかもしれない」と、

とても慎重で怖いことを言うので、実はどうにも今一つ、毎日不安だった。

実際、食欲も落ちたし。

 

が、しかしである。

抜糸が無事終わり、1か月たち、

ここのところ食欲もそこそこあり(ほぼ肉だが)、しっかりよく歩くので、

とても順調だと思う。

もうこれ以上は欲張りません。

あっぱれだと思う。

 

あの大きな腫瘍がなくなるなんて、夢のようだ。

よかったよかった、という1か月後の報告である。

 

代り映えしない寝顔の写真です~。

今日もよく歩き、ご飯を食べ、すぐにベッドに。

 

 

ターミネーターか

このところバタバタしていてゆっくりお風呂に入れなかったので、

久しぶりに湯船につかることに。

「ああ、いい気持ち」と体が弛緩したところで「バッターン!」と

もの凄い音がした。

何事だ⁈

速攻浴槽から飛び出す。

まるで猿のような素早さだったと、あとで我ながら感心する。

 

で、濡れたまま素っ裸で風呂場を出てみると、

モンタンがリビングの三枚扉の間から顔を出して固まっている。

どうやら水を飲もうと部屋から出ようとしたところ、

扉の開き方が狭くて、顔は出たけど体は通れず、扉に思い切り体当たりしたらしい。

 

急いで扉を開けて、水の器を差し出す。

真っ裸で、だ。

まるで「ターミネーター」の登場シーンだ。

 

まさにこんな感じ。

 

客観的に見て、こんなおばさん、ギャグだよ。

 

昨日はバギーなしで驚くほどたくさん歩いた。

散歩から戻ると、もう寝落ちしそうな様子に。

 

 

立ちっぱなし

すぐに座れない、伏せられない、そしてボーっとしている。

家事などをして振り向くと、まさかの同じ姿勢でずーっと立っている。

もう何十分でも。

モンタン自身は別に痛いわけでもないだろうし、

慌てることもないのだけど、全く同じ姿勢なのでぎょっとして

一応、駆け寄る。

「大丈夫? なんか健さん(高倉)みたいだね」

(健さんはロケの待ち時間、80歳になっても座ることはせずしゃんと立っていた、

と共演した北野武さんがコメントしていた)

「モンタン、今日は撮影ないから寝てていいよ」

なんてくだらないことを言って、結局そのまま、また家事に戻る。

何の役にもたっていないのは承知だ。

 

おじいちゃんだからね、ボーっとするのは当たり前だもの。

 

伏せるまでに時間がかかるのだ