本日の漢字【策】
時間シリーズ6回目です。
(1回目➡時間シリーズ①【詰】)
(2回目➡時間シリーズ②【順】)
(3回目➡時間シリーズ③【障】)
(4回目➡時間シリーズ④【結】)
(5回目➡時間シリーズ⑤【計】)
今日も引き続き「予定を詰め込みがちの人」についての時間管理のお話です。
今回で時間シリーズは最終回となります。
前回、少し触れたのですが、詰め込みがちの人は時間を無駄にしたことでさえもポジティブに受け止めてしまいます。
「時間を無駄にした」感覚が薄いために、時間の使い方がいつまでたってもうまく行かないと感じている人は多いです。
今日は、どうすれば限られた時間を無駄時間にとられないようにするには?って話です。
時間術の罠
タイムログをとることで出てきた「無駄時間」。
わかっていても、ハマってしまいます。
無駄に時間を過ごすことを無意識にしてきたので、ある意味では習慣となっています。
無意識に何かの行動をとると言うのは、そのタスクに集中が出来ていないことでもあります。
逆に集中して没頭できている時間は、あっという間に過ぎて、無駄時間を過ごす余地がない。
もはやこれは、時間術というよりは、いかにタスクを完了させるか、集中力やモチベーションをいかに保てるかの問題です。
ここに時間術の落とし穴があるのです。
時間の効率化を求めると、時間術を駆使したくなります。
しかし、時間術を駆使して時間を5分、10分と刻んで管理しても、最終的には面倒なことにも立ち向かえるメンタルの問題だなと思いました。
あまりにも見事な理想のスケジュールに疲れてしまったり、ちょっと頑張ったらうまく行くタスクでも能力不測の現実から逃げたくなって、別のことで時間をつかってしまうといったことも、結局はメンタルの問題ですね。
毎日同じタスクを時間内にこなしていく。
ですが、タスクによって時間の流れが変わります。
楽しい時は時間は早く過ぎ、逆に辛い時は時間が長く感じる。
流れている時間は同じなのに。
時間の流れというのは、人それぞれの感じ方であり、どれだけの時間術というものがあふれたところで「うまく使いこなせない」のです。
感情や状況で私たちが感じる時間の流れは変わるということは、当然完成度も変わってくる。
その完成度からくる達成感。その達成感から私たちの時間をうまく使えたか、使えなかったを自分で判断しているの過ぎない。
ということは、達成感を感じやすくすれば、時間をうまく使えているような感覚になるのではないのでしょうか。
達成感を出すと時間の流れが変わる
私たちは、タスクに取り組み続けるためには、達成感がモチベーションをあげます。
達成感を感じるのに、大きな進歩や、大きな変化は必要ありません。
何年先に感じられるか分からないようなものに、人はモチベーションを感じ続けることはできません。
日々の小さな成長や変化を見つけ、毎日記録します。
私は、寝る前に翌日の予定を書くときに、小さな成長記録も書くようにしています。
この記録をすることで、一歩一歩前に進んでいることが実感できて、面倒なタスクを前にしてダラダラしている時など「これじゃ成長できないな」と思えるようになりました。
どんなに王道な時間術を使っても、取り組むモチベーションがないと達成なんかできません。
時間術だけではなく、あわせてモチベーションを高める方法もやると、タスクをコツコツ完了することができますよ。
それでは、このへんで。