本日の漢字【順】
ここでも完璧主義が邪魔をする
予定を詰め込み過ぎな人には、完璧主義なところもあってすべてのタスクをこなしたい欲求があります。
例えばダイエットが目標だったら、いきなりストレッチ、有酸素運動、筋トレ、食事管理、サプリを飲む、ヨガ教室、ジムに行くなど、思いつく限りのダイエットのタスクを入れたくなります。(私がそうでした…。)
有酸素運動もウォーキングか、水泳か、ジムのプログラムか?など、何通りも考えます。
あれもこれもとなってしまうのです。
やりたいことは、全部やりたい衝動。
そしてやれるんじゃないかと思ってしまう過信。
これだけ色々とタスクの数を増やしていては、一つのタスクを処理するパワーまで奪われます。
これでは、時間がいくらあっても足りません。
タスクの種類が多すぎるせいで、結局、成果が出せないことが多いです。
とりあえずタスクを全部出す
それでは、タスクの優先順位を決めるため、まずはタスクを思いつく限り全部出します。
仕事、ダイエット、家事などジャンルは混ざってもいいので、できる限り出します。
次にリストアップしたすべてのタスクに以下の4つの質問をします。
①そのタスクを達成することで周囲の人に良い影響や価値はあるでしょうか?
例:(ウォーキング)私が健康であれば家族が喜ぶ
例:(ジム)場所が遠いから家族との時間が減る。家族にとっては価値は低い。
②あなたの家族が急病で倒れ、毎日2~3時間看病しなければならない時、そのタスクはどれくらい緊急性がありますか?
例:(ウォーキング)看病中も体力の維持は必要だがそこまで緊急性はない。
例:(食事管理)看病中の食事は非常に大切だ。
③あなたが成功して使いきれないお金と名誉と手にいれたとしたら、そのタスクにはどれほど価値があるでしょうか?
例:(ウォーキング)若さと健康の維持のためにも絶対にやる。
例:(食事管理)成功者になったら人を雇う。
④信頼できる人が仕事を手伝ってくれると言ってくれたら、あなたはそのタスクをどうしますか?
例:(ウォーキング)自分でやらないと意味がないので、もちろんやる。
例:(食事管理)こだわりを聞いてくれるなら任せるかもしれない。
一度ふるいにかけてみれば、自分が思った以上に欲張りの頑張り屋になっていたことに気がつきます。
日々の生活でどうしても自分しかやれないタスクは少ないです。
家事など雑務は特に、人に頼んだりするのが煩わしいと感じて「自分でやった方が早い」など考えがちです。
本当はやらなくてもいい事まで「やるべきタスク」に入れていないか、今一度考えてみてみましょう。
ふるいにかけたタスクをスケジュールに入れていきます。
次に、取り組むタスクが決まったら、作業の目標を決めましょう。
数値で明確にしておくのがポイントです。
私の例で言えば「ウォーキング30分」「書道2時間」などです。
次に、そのタスクはいつ始めて、いつ終わるのかを決めていきます。
絶対入れないといけない時間があります
タスクもふるいにかけてスマートになったし、いよいよ、スケジュールに入れます。
まず最初にいれるのは、睡眠、食事時間、運動時間、リラックス時間など、自身のケアの時間。
そして次に人間関係の時間。
最後に仕事や勉強です。
この時に「詰め込み過ぎタイプ」の人がやりがちなことは
余白をいれていない
ことです。
自分の見積よりも1.5倍ぐらいは多く時間枠をとっておきましょう。
多すぎるぐらいでいいのです。
余ったらボーナスタイムとして、私はここで掃除や片付けをしています。
面倒な掃除や片付けも「ボーナス」と聞けばゲーム化できて、家事さえも楽しくなってきます。
入りきれなかったタスクも出てきます。
それは、今後のスケジュールを実際に実行してみて、時間を調整して少しずつ入れるか、いっそのことタスクから消すかしましょう。
「詰め込み過ぎタイプ」の人のスケジューリングで大切なことは「100%の満足」にしようとしないこと。
70%の満足になるようなスケジュールが理想的です。
70%になるまで試行錯誤して、やるべきタスクを達成させましょう!
それでは、このへんで。
参考書籍:(著者)鈴木祐 「YOUR TIME」