本日の漢字【詰】
こんにちは。いぬとび書道教室です。
今日の漢字は「詰」です。
漢字の成り立ちは、部首は取っ手のある刃物の形と、口の形。つくりは斧などの刃物の形と、口の形。
つくりの「吉」はかたく締める、部首の「言」とで、言い逃れする余地を与えず問いただすことから「なじる・つめる」の意味になりました。
書道を続けて行く上で、困難なことといえば
時間が圧倒的に足りなくなる、ということです。
とにかく時間が足りない。
いつも時間に追われていて焦りを感じる。
大事なことに手をつけることができない。
時間の使い方は人それぞれですが、「時間術」「時間管理」といった本が世の中に多く出まわっているのは、それだけ多くの人が悩んでいることだからですよね。
私もその一人で、なかなか時間をうまく使えずに長い期間悩んでいます。
時間をテーマにしたお話は、今回の漢字「詰」だけではお伝え出来ないので、しばらく「時間」をテーマにお話していこうと思います。
まず今日は、私のような詰め込みすぎタイプの人についてのお話です。
時間の使い方がヘタにもタイプがある
一言で「時間の使い方の悩み」とはいっても、いくつかのタイプに分かれます。
- 重要なタスクとそれ以外のタスクがごっちゃになって、結局簡単なことから手を出してしまい時間を浪費する人。
- 常に複数の作業を同時進行しているせいで、やり残したことがないか不安や焦りを感じやすい人。
- 計画通りにタスクを完了させることばかりに夢中になって、人間関係や、人生の喜びを排除してしまう人。
- 何をすべきか考えるのも面倒になってモチベーションが上がらない人。
- 時間の見積が甘く、自分の能力を過信し過ぎて、期限ギリギリになって焦る人。
- 必要以上に慎重になって、作業に取りかかるのに時間がかかる人。
時間の使い方が苦手だと思っている人は、どれかにあてはまるのではないでしょうか?
私も様々な本に書いてある時間術を試してきましたが、ほとんどがうまく行きませんでした。
どうして、こんなにもうまく行かないのだろうか。
この疑問を掘り下げて考えた結果
時間術には向き不向きがある。
そもそも時間術の問題ではなかった。
これが結論です。
今回取り上げている詰め込み過ぎタイプにもいろいろな問題点が掛け合ってできています。
真面目な性格だったりするし、熱しやすく冷めやすかったり、楽天的なところもあったりと。
まずは、自分がどの特性を持っているのかを知ることも対策には必要です。
また、どのタイプの時間対策に万能は方法はありません。
時間感覚は個人差が大きいため、誰にでも効果があるわけではありません。
ですから、時間術はたくさん試し、それに付随してくる心理の問題とも向き合いながら、自分に合った方法を試していくしかないのです。
詰め込み過ぎタイプがやりがちな時間術
やりたいこと、やらなければならないことが多く、ぼーっとしている時間が苦手。常に何かをやっていないと、時間を無駄に垂れ流しているような感覚になる人に、予定をつめこんでしまう人が多いです。
私も、このタイプを持っています。
詰め込み過ぎのタイプがやりがちな時間術としてはTODOリスト・スケジュール帳・リマインダー機能です。
タスクを全部書き出し、どの活動をいつやるのかに重点を置く。
タスクを見える化し、スケジュール帳の時間枠に組み込んでいく作業は、まるで時間を思い通りに使えるかのようでモチベーションは高くなります。
タスクを書き出し、スケージュールに組み立てるだけで、まるで時間をコントロールしているかのような感覚になります。
詰め込むことで満足してしまい、あたかも「目標が達成」したかのような錯覚を起こしてしまう。
しかし実際にそのスケジュールをこなしていくと
まったく、予定通りに行かない!
これが現実です。
私は何度もこの経験があります。
スケジューリングでモチベーションが上がるのが快感で、失敗を忘れた頃にまた同じ過ちを繰り返してしまう…。
詰め込み過ぎタイプの人の問題は
- タスクの優先順位がおかしい
- 結論を急ぎ過ぎる
- 時間見積に誤差がある
- 障害を見積に入れていない
- 時間枠が守れていない
以上が考えられます。
次回より、この問題の解決策をお話していきます。
どうぞよろしくお願いします。
それでは、このへんで。