入園準備に大切なことはグッズだけではない | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

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入園準備 手作り袋

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、入園準備に大切なことはグッズだけではないというお話です。

 


4月の幼稚園入園、小学校入学を控えているお子さんがいるご家庭では、親子揃って慌ただしく過ごすことになります。

 

「でも、この時期にいったい何をしておけばいいの…?」そんな質問をよく受けます。

 

そこで、この時期にやっておきたいこと、考えておきたいことをご紹介したいと思います。

 

★入園準備は夫婦の共同作業


 

入園に備えて揃えて置かなければいけないものはたくさんあります。例えば、通園バック、お着替え入れ、上履きと上履き袋、お布団、タオル、歯ブラシセットなどなど。

 


ここでもママ一人でやるのではなくパパと手分けしてやりましょう。ママの苦労が見えてきますよ。

 

 

グッズのお買い物もみんなで一緒にでかけましょう。パパも一緒に行くと「こんなものまで買わないといけないのか!」と驚くのではないでしょうか?

 

 

そして、一つ一つに名前を書かなければいけません。これは、本当に大変な作業です。

 

 

昔はマジックで手書きが多かったのですが、今では事前に「お名前シール」を注文しておけば、後は鉛筆や筆箱などに貼り付けるだけで済みます。

 

 

体操着や着替え袋などの布製のものには、アイロンの熱で接着する“アイロンシール”を注文しておきましょう。これもパパにやってもらえればママの苦労が見えてきますよ。

 


夫婦二人で入園グッズを揃えて安心していると入園後には大変なことになる可能性があります。

 

 

それは時間を守るということです。今までは朝起きないときには「仕方ない」とそのまま寝かせていた家庭もあるでしょう。

 

 

しかし、入園後は通園バスに遅れないように毎日時間通りの行動をしなければいけません。

 

 

毎朝、ママやパパが「早く起きて」と急かせるのではなく、自分で時間通りに起きて準備も一人でできるようにしなければいけません。

 


先ずは、次の5つは身につけておきたいことです。

 

  1. 早寝・早起き……理想は夜8時には寝て、朝は6時に起床
  2. あいさつ……あいさつやお返事、お名前が言える
  3. お着替え……パジャマを脱いでスモックなどを1人で着る
  4. 食事……スプーンやお箸を使える
  5. トイレ……おしっことうんちを朝に済ます習慣づけ

 

 

1.の早寝早起きは、社会に出てからは自立するために必要なことです。また、睡眠時間をたっぷりと取り、毎日決まった時間に起きることで、子供の脳が活性化します。

 

 

これから社会に出て、今まで以上のことを学び身に着けていかなければいけません。そのためにも早く起きて脳を目覚めさせておく必要があります。

 


3.のお着替えは毎日やっていることですから、これからはなるべく一人で出来るように“見えないお手伝い”をしてあげてください。

 

 

“見えないお手伝い”とは、子供は根拠のない自信を持つようになります。なんでも自分で出来るんだという自信ですね。

 

 

でも、実際は、まだまだ手足を思うようにコントロールできないので上手にできません。

 

 

そんな自分の不甲斐なさを目の当たりにして感情を爆発させてしまいます。

 

 

ですので、わからないように手助けしてあげることです。そして、「自分でできた」という裏付けのある自信につなげていきたいですね。

 

 

そのためには、お着替えがスムーズに出来るように服の前後や左右がわかりやすいように印をつけておくことも必要です。

 

 

4.の食事ですが、スプーンやお箸を使うまえに身に着けておきたいことがあります。

 

 

幼稚園によってはお弁当か給食家の違いがあります。

 

 

お弁当の場合は、お弁当箱や水筒の開け閉めは、子供にとっては難しい手作業になります。ですので、事前に家庭で練習が必要です。

 

 

5.のトイレやお箸については、できれば入園前に出来るようになっていたほうがいいですね。

 

 

でも、必須事項ではありません。お友達との共同生活の中で自然に身についていきます。

 

 

★早寝早起きの習慣化

 

 

この5つの中でいちばん大切なことは、やはり、早寝早起きです。

 

 

これはこれから先、ずーーと大切な生活習慣となりますので今から身につけておきたいですね。

 

 

そのためには、パパも早寝早起きの習慣をつけて、見本を見せてあげてください。

 

 

お休みの日に一週間の疲れを取ろうと考えていつまでもお布団の中にいるのは子供にとって悪い見本となります。

 

 

また、パパ自身の体にも悪影響があるのです。不規則な生活をしていると体内時計が狂ってきます。

 

 

平日は6時に起床しているパパが、休日には10時まで寝ていると、疲れが取れるどころか余計に疲れが溜まってしまうのです。

 

 

わかりやすく言えば“時差ボケ”状態が毎週末に出てくるのです。時差ボケを解消するには数日掛かります。

 

 

多くのサラリーマンは、体がだるい状態で月曜日を迎え、それが解消するのが週半ばということになるのです。

 

時差ボケのサラリーマン

 

そんな悪循環を解消するためには、週末は早く帰宅して、早く寝ること。そして、休日も決まった時間に起きることです。

 

 

休日に子供と一緒に早起きして早朝散歩を習慣にしてください。

 

 

平日はあまり会話もないパパが一緒に散歩してくれると子供も喜びますし、朝の日差しを浴びることで体内時計がリセットされ、セロトニンという神経伝達物質が分泌されます。

 

 

このセロトニンは、精神の安定や安心感をもたらしてくれます。そして、脳を活性化してくれます。

 

 

特に、ストレスに対して効能があり、精神安定剤とよく似た分子構造をしています。


逆に、このセロトニンが不足すると、ストレスやイライラ感が増していきます。会社でのストレスを解消するためにも早寝早起きは効果があるのです。


そして、早朝散歩をすることで子供の歩く力も育ってきます。歩くことで脳が活性化していくのです。

 

 

「歩く」というのは、大人から見れば簡単なことに見えますが、子供にとってはなかなか難しいものなのです。

 

 

二足歩行ロボットの代表であるホンダのASIMOは開発されるまで20年の歳月がかかりました。それだけに足で歩くというのは複雑で難しい運動なのです。

 

二足歩行ロボットASIMO

 

 

子供は6歳までに脳が80%完成すると言われています。しかし、何もしなければ、当然完成には近づかないのです。

 

 

歩く力をつけることで、次は走る力が育ちます。その次にはジャンプしたり出来るようになります。

 

 

そういう成長を促すためにも早朝散歩は効果があるのです。

 

 

また、鳥のさえずりや、季節の草花を感じながら散歩することで脳のあらゆる部位が活性化されていきます。

 

 

その上、まだ誰もいない公園を独り占め出来るのも早朝散歩の効能です。

 

 

平日はママと一緒に早朝散歩を楽しみ、休日はパパと早朝散歩を楽しむことで早く起きる楽しみができます。自然に早寝早起きの習慣が身についていきます。

 

 

やはり規則正しい生活が一番という事です。柴田メソッドでは「早朝散歩」を推奨しています。

 

お子様の主体性を育てるばかりではなく、体力もどんどん着いていきます。



4月から新たな生活がスタートするご家庭では、明日からでも「早朝散歩」を実践してみて下さいね。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。不安や悩みがあるのならばなんでもお聞きください。