3歳の息子の授乳で困っている | 好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

好奇心を満たせば育児は本当に楽になる

赤ちゃんは「好奇心」のかたまりです。その「好奇心」を満足させることが育児のコツ。あなたの育児が楽しくなります

 

こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、3歳の息子がおっぱいへの執着が強すぎて困っているというママからのご相談を紹介します。

 

 

母乳育児はミルク育児と違って「作る」という手間がありません。赤ちゃんが欲しがったら「ホイッ」とおっぱいを取り出して授乳が出来ますので楽なようにみえます。


しかし、お腹が減ったときだけ欲しがるのでしたら問題はないのですが、それ以外のときでもおっぱいを咥えていないとギャン泣きするようになるとママは大変です。


ひどい場合は、昼間に一時間ごとに2,3回、そして夜も一時間置きに起きておっぱいをせがまれるママもいます。


ここまでくると家事も出来ないですし、夜も寝られないのでママの体調も心配です。


お腹も空いていないであろう時間帯におっぱいをせがむのは、赤ちゃんにとっては栄養を摂るというより大好きなママとのスキンシップなのです。 


ママのおっぱいを吸っていると安心します。ママがそばに居てくれるという安心感ですね。


でも、こんな理由もあります。「まあ、暇だからおっぱいでも吸ってみようか」と他にすることがないから授乳を選択しているという場合です。

 

 

「おっぱいを吸わせていれば大人しくしてくれるからラッキー」と考えてママが赤ちゃんとの遊びの代わりとしておっぱいを飲ませていたという習慣はないでしょうか?

 

 

今日ご紹介するママは、アメリカ・アリゾナ州にお住まいのママです。アリゾナと言えばサボテンがイメージされる砂漠地帯です。

 

 

住宅地区では日本のような児童公園はないそうです。それに関して、ご相談者のメールにはこんな事が書いています。

 

 

 

ここアリゾナは、とても乾燥していて残念ながら森林と言うのがなく公園に木が少しある程度です。

 

 

でも暑さ対策として遊具の上に屋根がかかっている場所が多いので、日が高い時間、そしてそんなに気温が高くない日であれば公園にも連れて行けます。

 

 

 

遊具の上に屋根がかかっている。日本ではあまり見かけない光景ですね。でも、夏場は暑すぎて公園では遊べないとも仰っていました。

 

 

そういう生活環境をお聞きした上で、コンサルが始まりました。

 

 

 

…中略…

 

新たに質問なのですが、これが一番大きな悩みの一つなのですが中々考えがまとまらず分かりにくかったら申し訳ありません。

 

 

何か月もかけて夜間断乳を試み、以前よりは大分おっぱいなしで寝る事に慣れて来たかの様に思ったのですが、まだまだ本当はおっぱいを吸いながら寝たいようです。

 

 

でも多分それは私が数日前に柴田さんのブログの中で「添い寝しながらおっぱいを飲む事は安心しきれるので脳に良い」という様な記述を見て心が揺れて、ここずっとおっぱいなしでして来たお昼寝の時に、おっぱいを飲みながら寝かせてしまった事から始まっていると思います。

 

 

今夜疲れ切っていた息子は「横になりながらおっぱい飲みたい」と大暴れしていたので結局添い寝しながらおっぱいをあげてしまったのです。

 

 

(今日は添い寝でなくてもおっぱいを吸ったらどんな姿勢でもすぐに寝てしまったとは思いますが…)寝る時は、もう息子の顎の力が強く私の指では乳首を取りだす事が出来ません。

 

 

ですので、無理やり引っ張り(^^;)今日はかなり痛めてしまい、やはり「おっぱいなしで寝んねの姿勢を貫かなければ…」と思ったのですが…。

 

 

そもそも添い寝しながらの授乳は良くないのでしょうか?でも今晩の様におっぱいを口に含んだらすぐに寝てしまうのが分かっている場合もおっぱいをあげるしかないでしょうか?欲しがる間はあげるしかないのかも知れませんが…。

 

 

あと朝これは完全に起きている時なのですが何十分も口に加えていてどうしても離して欲しいのに離してくれない時「10数えて離さなかったらおしりペンペン」と言うのは良くないでしょうか?

 

 

ちなみにおっぱいなしで寝んねしていると言っても一人で眠れる訳ではなく私が横になった真上に抱っこした格好でおっぱいに顔を当てて寝ます。相当のおっぱい星人です(^^;)

 

 

そしてその体勢が疲れたら上から降りて私の腕の中で寝ると言った感じです。 一回寝てしまうとほとんど明け方まで寝ている事が多いのですが起きたらその時からずっとおっぱいを何十分も吸っていると言った感じです。

 

 

長くなってしまいすみません。よろしくお願いします。

 

 

 

添い乳で寝てくれても、咥えて離してくれないというのは困ったものですね。

 

 

そして、添い乳の原因は柴田のブログに影響されたとあります。責任重大です^^; 

 

 

柴田のブログで添い乳が赤ちゃんの安心を誘うというのは0歳児から1才児を想定しています。しかし、ご相談者のお子様は3歳2ヶ月です。

 

 

さっそく添い乳対策をアドバイスさせて頂きました。

 

 

 

○○さん こんにちは 柴田です。

 

…中略…

 

>一回寝てしまうとほとんど明け方まで寝ている事が多いのですが起きたらその時からずっとおっぱいを何十分も吸っていると言った感じです。

 

 

一度寝ると朝まで起きないというのは、助かりますね。しかし、起きた時からおっぱいを何十分も吸っているのは疲れますね。いいことと、悪いことの半々ですね。

 

 

おっぱいばっかり吸っているというのは、もしかすると「暇」なんじゃないでしょうか?体力を持て余しているという意味です。

 

 

男の子というのは、3歳を過ぎるとじっとしていないものです。アリゾナは、公園が少ないから外に出ない?暑いから外に出られない?だから、いつもお家の中で過ごしている。

 

 

つまらないですよね。暑くて外に出られないのでしたら、なにか、お家の中で遊び道具を作ってあげませんか?滑り台やトンネル、積み木のお部屋などなどダンボールや木材の端材などは手に入りませんか?

 

 

 

柴田さん、こんにちは。○○です。

 

>つまらないですよね。なにかお家の中で遊び道具を作ってあげませんか?

 

 

明け方おっぱいを吸っている時は(ひどい時は1-2時間寝ながら)暇でという訳ではないとは思いますが、でも基本的に暇と体力を持て余しストレスが溜まっていると思います。それを見ていて毎日辛かったです。

 

 

>滑り台やトンネル、積み木のお部屋などなどダンボールや木材の端材などは手に入りませんか?

 

 

段ボール家にあります!!早速トンネルを作ってあげたら大はしゃぎ。もっともっと早くにやってあげられていたらと思いました。

 

 

それと家にあった断ボールがぺちゃんこ過ぎて上手く行かなかったのでこれから新しいの買って来たいと思います!ありがとうございます!(夫にブーイング受けるのは必至です。笑)

 

 

また新たに質問なのですが(^^;)

 

…後略…

 

 

 

 

アドバイスを受け入れて頂き、早速ダンボールのトンネルを作って頂きました。それ以降、室内遊びをいろいろと伝授させて頂き、無事添い乳地獄から開放されたようです。良かったです。

 

 

これから日本でも梅雨に入ります。雨の日は公園では遊ぶ機会が少なくなりますね。

 

 

室内でも運動遊びは色々とあります。お金をかけなくてもダンボールや新聞紙などでも子どもたちは大喜びで遊んでくれます。

 

 

幼いときには身体を使った遊びが子供の脳を活性化してくれます。ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士は、以下のように話しています。

 

 

「ニューロンの数を増やすために最も効果が期待できるのは、運動です。さらにものを覚えたり認知能力を高めるために必要な神経結合を増やしたり、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンといった思考や感情にかかわる神経伝達物資の分泌を促す効果も、運動にはあります」

 

 

 

体を動かすことで脳へ送られる血流が増え、脳が活性化し、思考力や集中力が高まっていくのです。

 

 

最近は、公園で野球やサッカーなどのボール遊びが禁止されているところばかりです。おまけに遊具も誰かが怪我をしたら、すぐに撤去されています。

 

 

子どもたちが身体を使った遊びをする環境が、大人の知識不足や責任回避によって、どんどん奪われてきています。

 

 

仕方なく子供は公園のベンチで、携帯ゲームで遊ばざるを得ないという悲しい現状です。

 

 

 

せめてお家の中では、身体を使った遊びができるようにして頂きたいですね。

幼少期は、身体が小さく柔らかいのでお家の中でも十分に身体全体を使った遊びができます。

 

 

逆にお家の中で身体を動かせないような状況が続くとストレスが蓄積されてぐずりが多くなってきます。心身ともに悪影響です。

 

 

怪我をしないように十分に注意して頂いて、お家の中で運動遊びを取り入れてくださいね。

 

 

子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。

 

 

せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。

 

 

日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。

 


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