こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、赤ちゃんとのお風呂を楽しむ方法をお話します。
寒い冬が終わって暖かい日々が続いています。というより、そろそろ蒸し暑い梅雨が目の前ですね。冬のお風呂も気持ちいいものですが、ジメジメした梅雨時に入るお風呂も心身ともにリラックスできます。
でも、赤ちゃんがいるとそういうわけには行きません。子育て中のママは、独身の時のように、ゆっくりと湯船に使って汗を流すなんてことは夢のまた夢。
お風呂の前に、脱衣所に下着や服をセットしておく必要があります。狭い脱衣所に予め赤ちゃん用にマットを敷いて置いて、その上にバスタオルやおむつや着替えを準備しておく。必要な場合は保湿ローションなども用意して置かなければいけません。
準備が出来たら入浴ですが、赤ちゃんをお風呂に入れる前に、先ずはママの髪と身体を急いで洗います。ママの体を洗うのは最低限しなければ赤ちゃんは待ってくれません。
ママの体を洗ったら、いよいよ赤ちゃんの入浴です。まだ、ねんねの頃ならば大人しく洗わせてくれたでしょう。でも、ハイハイが出来るようになると中々じっとしていてはくれません。
あの手この手で赤ちゃんの頭や体を洗ってからお風呂に入ります。その時に注意して頂きたいのは、お風呂で滑る危険があるということです。
一人での入浴でしたら手すりにつかまりながらゆっくりと身体を沈めることができますが、赤ちゃんを抱っこしながら湯船に入るのですから、両手が使えません。
浴槽のそこに足がついた途端、滑って転んでしまうこともあります。そんな危険を避けるために、お薦めするのは浴槽の中に敷く滑り止めマットです。洗い場にはマットを敷いている方も多いでしょう。でも、浴槽の中に敷いている方は少ないのではないでしょうか?
実は、東京消防庁の調べでは、10歳未満の子供が浴槽内でおぼれて救急車で搬送された人数が、同時期にプールや川・海で水難事故にあった人数の6倍という数字が出ています。
赤ちゃんが立てるようになると赤ちゃんを浴槽に入れて、その間にママが髪を洗うということも出てきますよね。髪を洗っているときには赤ちゃんの様子が見えません。その時に赤ちゃんが足を滑らせて溺れてしまうという事故も多発しているのです。
ですので、そんな事故を防ぐためには洗い場はもちろん、浴槽内にも滑り止めマットを敷くことをお勧めします。抱っこしたときにも滑らなくなりますし、子供だけ浴槽に入れているときにも滑る事故を防ぐことが出来ます。
ちょっと話がそれましたが、準備してお風呂に入って洗ったらすぐに拭いて着替えて…と。一人で赤ちゃんを入浴させるのは本当に大変です。もちろん、その間はママも素っ裸^^;
バタバタしながらの入浴ですので、少しでも楽しい時間に変えることが出来ればいいですね。
今日は1歳になったばかりのお嬢さんの育児を楽しんでいるママをご紹介します。埼玉県にお住まいのこちらのママも、お風呂に悩みが出てきたようです。
今日から、よろしくお願いします!!
何から相談していいのか悩みますが、まずは一日のうちで一番大変なお風呂とその後のオムツ替えについて相談したいと思います。
今日のブログを読んで、今の私にもぴったりな出来事だったのでビックリしました。
10日ほど前までは、お風呂に入れても泣く事も無くスムーズに入れる事ができていました。
私が洗っている間、娘は洗い場で洗面器のお湯をちゃぷちゃぷして遊んだり、鏡を見てニコニコしたりしていて、体や頭を洗ってあげるときも問題なく、流すときは洗い場に横に寝かせて「バンザイしてー」というとバンザイをしてくれるのできれいに体も頭も流してあげることができていました。
しかし、急にお風呂に入れたら泣くようになり、私が洗っている間もずーっとギャン泣き。前のように横にすることはとてもできず、頭を流そうとすると、ものすごく泣いてしまうので湯船に入れてなんとかガーゼで泡を落としている感じです。
湯船に一緒に浸かっているときは泣かないです。急にお風呂にいれるのが大変になり、原因がわからず困っています。
たまーにパパにもいれてもらいますが、終止大泣きです。これは前からなのですが、パパとでも泣かずに入ってくれる方法はあるのでしょうか??
…後略…
1歳になる前は喜んで入浴していたお嬢さんが1歳になった途端、ギャン泣きに変わってしまったということです。ママとしては初めての育児ですから、原因がわかりません。
すでにテキストも4冊購入して頂いて勉強はしていたのですが、ここは直接聞いたほうが早いとコンサルを結んで頂きました。さっそくアドバイスさせて頂きました。
○○さん おはようございます 柴田です。今日からよろしくお願いします。
>急にお風呂にいれるのが大変になり、原因がわからず困っています。
これは、恐らく、お湯か耳とか鼻、目などに入ったことが原因だと思いますよ。それと、身体や頭を洗う時は、
- 「それじゃあ、身体を洗いますよ」
- 「最初は、おててを洗いましょうか?」
- 「次は、背中を洗いますよ」
- 「準備はいいですか?」
と、次に何をするのかを伝えてから洗ってあげて下さい。
○○さんが、病気で入院した時のことを想像して下さい。
- 身体が動かせない。
- 長期の入院になった。
- 身体を洗いたい。
- でも、自分では洗えない。
そんなときには、介助者が洗ってくれます。でも、無口で洗ってくれると怖いですよね。
「次は何をされるのだろう?」
例え身体は綺麗になっても、心は洗えません。赤ちゃんも同じです。人格があります。その人格を尊重して扱ってあげて下さい。そうすれば、安心出来ます(^^)
お風呂の水遊びは、赤ちゃんにとっては魅力的なんですよ。好奇心を刺激します。一杯遊んで、ママと一杯話して、楽しい時間を過ごせば、満足しますよ。
…後略…
柴田さん、お返事ありがとうございました。
お風呂の件ですが、もっと小さい頃には体を洗うときなど声かけしていたのに最近はすっかり忘れて、ささっと洗ってしまっていた事に気づかされました!
もっとコミュニケーションをとって、安心して楽しくお風呂に入ってもらうように今日からやってみます!!
ご相談の中にあったオムツ替えとパパとの入浴でギャン泣きという悩みに関するご相談の内容は、また次回にご紹介します。
早速、アドバイスを実践して頂きました。ご相談から5日後に、ご報告メールを頂きました。
柴田さん、こんにちは ○○です。
…中略…
昨日のお風呂は、ぱったりと泣かなくなりました。泣かないと私も気楽にお風呂に入れるので少し気分が落ち着きました。
これからも、アドバイスして頂いた事は続けて、楽しいお風呂タイムになるようにしたいと思います。
「ぱったりと泣かなくなった」ということです。良かったですね。初めての育児ですから、わからないことだらけです。それは当たり前のことですね。
赤ちゃんが泣くことには必ず理由があります。毎日お世話しているママなら「この泣き方は、お腹が減っている」「この泣き方は、おむつが濡れている」などと次第に聞き分けることが出来るようになります。
でも、赤ちゃんは驚くべきスピードで成長していきますので、その時々に新たな悩みが出てくるものです。
一昔前の大家族ならば、おばあちゃんに聞いて解決していたのですが、今は核家族です。頼りになるおばあちゃんも近所にはいません。電話で聞いても「さあ、どうだったかな?今の育児と昔の育児は違うからね」などと言われてしまうのが落ちです。
育児は一人でするものではありません。悩んだときには、どんどん助けを求めましょう。そんなときのために信頼できる相談相手を探しておいてくださいね。困った時にすぐに解決できると育児が益々楽しいものに変わってきますよ。
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
※お問い合わせしたのに、いつまで経ってもお返事が届かない場合は、こちらをご覧ください。