こんにちは、日本母親支援協会の柴田です。今日は、年子の姉妹の育児に悩んでいるママをご紹介します。
ご紹介するママは、長女ちゃんが生後2ヶ月にならない時から顧問契約を結んで頂いて様々な悩みを解消してきました。
そして、長女ちゃんが1歳8ヶ月のときに次女ちゃんが生まれました。もちろん、生まれる前からきょうだい育児に備えた心の準備もしてきました。
しかし、やはり生まれてみると何も出来ない赤ちゃんを守らなければいけないという母性本能と上の子の嫉妬の間に心が揺れ動いていました。
今日は、そんなきょうだい育児のスタートに揺れる母親の心の葛藤をどのように乗り越えてきたのかの一部をご紹介します。
今日は次女についてです。前に柴田さんは「下の子は少々ほっといても勝手に育つ」的な事を言っていましたが、確実に成長していく次女が、ずーっと赤ちゃんなんではないかと言う感覚にたまに気づきます。
「いけない、いけない、次女だっていつまでも寝てばかりじゃないんだ」と我に返りますが、長女と見比べるとはるかに小さな次女が「ずーっと小さなまま」な気がしてしまいます。うまく説明出来なくてすみません。
言葉かけも「長女の時は沢山話しかけたのにな」と思うのですが、次女に最低限の言葉かけしか出来ません。正確には出来ないのではなく、私にする気がないのです。こんなんじゃ、これから先の信頼関係を築いて行けるのか疑問です。
長女の時は何か行動する前は、必ず言葉に出してからやっていました。例えば「抱っこするね。」と言ってから抱いていました。次女には抱っこしてから「いけない!」と思い出します。でも治りません。
とにかく私自身、次女に構う時間を作らず長女と遊んでしまう癖?があるみたいです。あ゛ーうまくいえなくてすみません。これは、どーにかなるモノですか?
長女ちゃんの嫉妬を解消しなければいけないと頭では解っていても、心の中では赤ちゃんにも愛情を注がなければいけないのではないかという矛盾した気持ちの中で揺れ動いているのです。
これは二人目が生まれたママに共通する気持ちではないでしょうか?いえいえ、それは違います。長女の嫉妬を解消しなければいけないという考えを持てるのはきょうだい育児を学んだママなのです。
多くの場合、きょうだいの心理を学ぶという機会がないまま次の子が生まれてしまいます。そうなると上の子の下の子に対する嫉妬がママの神経を逆なでしてしまい、上の子の存在が疎ましく感じてしまうのです。
下の子は、生まれたばかりなのでママがいないと死んでしまうという不安と守らなければいけないという本能が頭の中を支配しています。
そして、生まれたばかりの赤ちゃんと比べると、上の子は言葉も話せるし、歩くことも出来ています。何でも出来る「子ども」に見えてしまうのです。
そこで、「あなたは自分のことは自分でできるでしょ」と思ってしまい、邪険にしてしまうという傾向があるのです。
そのきょうだい育児のコツを生まれる前からアドバイスしてきましたが、生まれてみるとなかなか冷静には考えられなくなってしまうというのが当たり前の姿でもあります。
しばらくは、再確認ということになりましたので、そのやり取りをご覧ください。
…中略…
>とにかく私自身、次女に構う時間を作らず長女と遊んでしまう癖?があるみたいです。
今はそれでいいのです。下の子は、しっかりと見ています。ママと上の子とのやりとりをしっかりと聞いています。
なんだかんだといいながら育てられた上の子は、慎重派になりますが、何も言われずに、自分なりに見て聞いて育った下の子は、のびのびと育つのです。安心して下さいね。長女ちゃん第一で大丈夫ですよ。
次女の事ありがとうございました。ただ、「今はそれでいい」と言うものの、何か今の段階で次女に対して何か頭の隅にでも入れとくキーワードはありませんか?
そして、次女にもきちんと目を向けてあげる時はいつからでしょうか?ざっくりとした予習でいいのですが、これから先の次女の接し方が知りたいです。
なかなか長女の手前、全力で褒めてあげれません。「次女と3人で遊ぼう!」と誘うも次女に気が向いてる事を悟られ、すぐに違う遊びに行ってしまう長女。もれなく私も一緒です。
「次女ちゃん凄いね!」と言えば「長女ちゃんも!」と言われるので、結局長女の時間になってしまいます。なるべく長女と先に遊んでからにしているのですが…。年子と言うものはこんなものでしょうか?
…中略…
>次女にもきちんと目を向けてあげる時はいつからでしょうか?
次女ちゃんが自分から要求してきます。恐らくママよりもお姉ちゃんに対していろいろと仕掛けてくるでしょう。
>ざっくりとした予習でいいのですが、これから先の次女の接し方が知りたいです。
次女ちゃんの目をしっかりと見ていて下さい。本当に必要な場合には、訴えてきます。
>なるべく長女と先に遊んでからにしているのですが……。年子と言うものはこんなものでしょうか?
そんなものです。もう少しすれば、次女ちゃんも自我が出てきて、自分の意志をはっきりと示すようになります。
そのときに、長女ちゃんがお世話をしてくれるようになることを願って、今は長女ちゃん第一で頑張って下さい。
このメールの時点で次女ちゃんは生後3ヶ月です。この世界に自分の体を慣れさせている段階です。そして、それが終われば次第に外界への働きかけをするようになります。
この時期までに上の子の不安を解消してあげることで、きょうだい嫉妬も癒やされていくのです。逆に、この時期に上の子の不安を解消できないと、余計に時間がかかるようになります。
その理由は、成長に伴って下の子がママに対しての欲求が盛んになってきます。そして、寝返りやハイハイを始めると益々ママは下の子から目が離せなくなり、上の子が邪魔な存在に写ってしまうのです。
きょうだい育児は、スタートが肝心です。この時期の母性本能との葛藤がママを悩ませてしまうのです。
次女の事なるほど。と納得出来ました。柴田さんとのやり取りは、どこかで折り合いをつけるのではなく、ストンと胸の中のつかえが落ちる感じです。
今日、長女の誕生日プレゼントを見に行きましたが、本当おもちゃやさんて惹かれるモノがないですね(笑)
自分が子供の時は欲しかったモノであふれている場所だったはずが、どれを見てもぴんと来ませんでした。やっぱりプールや絵本にしようかなーと思います。
この前、暑かった日に公園で百均で売っている霧吹きに水を入れて遊んだら、知らない子達であふれかえってしまい、大盛況でした(笑)やっぱり子供達の目がキラキラする遊びをおもちゃ屋さんで見つけるのは苦労します。
そんな長女ですが2歳です。最近、朝の散歩を次女と開始しました!2人乗りのバギィを購入したので、足の負担も減りました。
公園で子供さんが居ると「この子2歳になったばかりで、○○(名前)って言うの、一緒に遊んでくれないかな?」と私が声をかければ一緒に遊ぶ様になって来ました。
ここで疑問、一緒に遊び始めたら口出しせずにどこまで見守ったらいいのでしょうか?長女がたまに遊びながら不安そうになったりしています。
まだ友達と遊ぶと言う事に慣れていないせいですかね。そんな長女を見てると私もついつい口出ししてしまって、反省しながら帰宅する日々です。
後、文字をそろそろ教えたいと思っています。絵本の文字を気にし始めたからです。最初は自分の名前の漢字から教えていいのでしょうか?
全く教え方が分かりません。そもそも文字よりも何か刺激になる様な事があったりしますか?最近遊びに行き詰まっています。
育児は様々な悩みや不安が次から次へと吹き出してきます。一つ悩みが解消されたと思ったら、また別の悩みが出てきます。それは成長に伴う悩みです。
その悩みをすぐに相談でき、解決できる相手がいることでママの不安もなくなり、子どもたちの才能を引き伸ばすことに集中することが出来るのです。
赤ちゃんを育てることは一人のときでも二人のときでも悩みが出てきて当たり前です。あなたも信頼できる相談相手を探して下さいね。
子育ての期間は、苦しい時もありますが、あっという間に終わってしまうのも事実です。掛け替えのない素晴らしい育児という時間を楽しんで頂きたいですね。
せっかく天使があなたの所に舞い降りてきてくれたのです。育児で悩むのは、もったいないことです。
日本母親支援協会はあなたの育児を応援します。お聞きになりたいことがありましたら、こちらでご質問くださいね。
※ご注文確認メールが、いつまで経っても届かない場合は、こちらをご覧ください。