ここ最近、検査結果でリン(P)の値が高い方がを目にします。
ナトリウム、カリウム、クロールなどいわゆる電解質と言われている項目は意外とスルーしがちですが、とても重要な項目になります。
過剰なリンは様々な悪影響を及ぼすことが知られています。
高リン血症はカルシウムとリンとが結合して骨以外の様々な組織に沈着する、異所性石灰化を引き起こします。
血管に沈着すると動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞を引き起こし、関節ですと関節炎、皮膚だとかゆみの原因になったりします。
ではリンの数値を下げるには?
リンを減らすポイントは、「食品選び」と「調理方法」の2つです!
食品選びでは、リンを多く含む食品をできるだけ避けること、調理方法ではゆでこぼしや水にさらすことがあげられます。
リンは、ハムやベーコン、練り物、プロセスチーズ、インスタント麺、缶詰、ファストフードなどの加工食品に食品添加物として使われています。
ただ、リンの摂取を抑えようと、食事自体の量を減らしたり、極端にたんぱく質を控えたりしてしまうと、栄養不足に陥る恐れがあるので注意が必要です。
常日頃から添加物や加工肉など口にするのを控えましょうと言う理由は、ここにもあると思います!