私のシステムはこのコロナ禍の最中に全く変わってしまいました。その原因の一つはスピーカーを換えようと思ったことです。60歳を前にして、10年以上使ってきたDynaudio Confidence C2をもう少しグレードの高い物に換えようと思ったのがそもそものきっかけです。Confidence C2は2002年の発売ですから、私が購入した2010年ですでに発売8年を経過していた事になります。その後、2019年にフルモデルチェンジするまで十数年間にわたって大きなモデルチェンジなしにSignatureという形で販売が継続されていました。それぐらい完成されたスピーカーだったのだと思います。結局、1年間のスピーカー探しの旅の末に今のYG acoustics VANTAGEにたどり着きます。これには全く後悔はなく、本当に満足しています。

 

さて、スピーカー探しの旅の末に、スピーカーケーブルやインターコネクトケーブルに多額の投資をしてしまったことは前回に振り返って改めて、ああ、愚かだった・・・。と反省しましたがそれだけではありません。

 

スピーカー探しの旅をしている最中に、もしかすると、このスピーカーがいい音だなと思うのはプリアンプの影響なのではと邪推し(というかある意味正解なのですが)、思わず購入してしまったのが、Accuphase C3900です。

私の中では上がりのプリアンプです。

 

 

 

その音は、それ以前のPASS XP-20とはまるで違う音でした。とにかく音の表情がよくわかるのです。おそらく、今我が家の音の根幹を作っているのはこのプリアンプなんじゃ無いかと思います。PASS XP-20のままで今の音がでるとは思えないのです。それぐらい音の質が違いました。正確無比で刺激的なところがなく楽器の持つ音の奇麗さをそのまま出してくれるという感じの音です。

同じ頃、デジタル系のケーブルの改善にも乗り出します。

Hugo M-Scaler=DAVE間のDual接続の同軸ケーブルをFidelityGate DG3000に変更します。

 

これは非常に効果的でした。デジタル系のケーブルは音の雰囲気は変えずに解像感や粒立ちが良くなるので、今の音を崩したくない場合には、第一に検討すべきケーブルかも知れません。

その後、LAN環境に手を入れていきます。私のLAN環境は、10Gtekの光アイソレータとBuffaloの業務用のSFP付業務用スイッチングハブ、DELA S100+バッテリー駆動という形態でした。

当時話題だった、EdiscreationのFiberBox2とSilentSwitchを導入します。

 

借りた当初の音はそれほどびっくりする感じではありませんでしたが、通電を続け24時間以上経つと、音はびっくりするほっど良くなりました。内部のクロックの温度安定性が重要なようで、スイッチを切ってはいけない機器のようです。

 

その後、上位機種の日本専用モデルも聴いたのですが、どう考えてもJPSMとの価格差ほどの音の差が無いなと判断し、スタンダードモデルのJPSMを導入しました。

 

その後の大物として音の入り口探しの旅に出るのですが、はじめに躓いて、結局入り口探しは諦めることになります。

 

当時の第1候補だった、Aurender N150とN20をお借りして聴いたのですが、少なくとも我が家のSilent Angel Z1、NeoStrieamのコンビニは音で勝てないという悲しい結果に終わりました。それもあって、というか入り口探しと前後して、電源関係に手を入れていきます。

 

PS audioのDirectStream P15のアウトレットが格安で出ていたので思わず購入してしまいました。それまでもPS audioの電源を使って居たのですが、これが購入したのと同じ価格で売れるという好運に恵まれ、しかもP15は4割引程度での購入でした。まあ、その後、PS Audioが完実電気が取り扱いを止めてしまうと言う事があったので、アウトレットだったんだなと思いましたが、まあ、製品に罪はないですし、音は非常に満足していますので、よしとします。

また、ショップに小物を買いに行ったら、何故か我が家までついてきてしまったTITAN V5. これにノックアウトされ、導入してしまうと言う愚行を犯します。

 

 

 

昨年はこの後大物は購入していません。

それにしてもこうやってブログを見返すと、つくづくダメだなーと思います。私はオーディオショップに行っちゃダメなんです。ほんと。

ああ。反省します。

 

でもね、おかげで毎晩気持ちがいい音に浸れるのですから、まあ良いか。