「大サビ」の定義とは?
「大サビ(おおさび)」とは、楽曲を構成するひとつのセクションの呼び方なのだが、最近、大サビの認識で食い違うことが多いことに気づいた。改めて整理してみる。
例えば
Intro
→【1】Aメロ
→【2】Bメロ
→【3】サビ
→(2番繰り返し)
→【4】サビ前に挿入される独自のメロディ
→【5】一番盛り上がるサビ
→Ending
というよくある構成で「大サビ」と聞かれたら?
先に正解を言うと、大サビとは【4】または【5】である。
wikipediaでは【4】。亀田氏の著書によると「最後のサビ前に挿入される独自のメロディ」とされている。自分と同じ認識なのだが、僕は仕事では混乱を避けるためリハーサルマークを「Bridge」など他の名前にするようにしている。【4】を大サビと呼ぶとすると、【5】はラスサビ(ラストのサビ)などと呼ばれることになるだろう。
しかし一方で、どうやら最近は【5】一番盛り上がるサビを大サビとする認識が増えている気がする。【5】を大サビと呼ぶなら、【4】はCメロとかDメロとか呼ばれることが多い。
以上2通りの流派(?)をまとめると
Aメロ→Bメロ→サビ→(2番)→大サビ→ラスサビ→End
または
Aメロ→Bメロ→サビ→(2番)→Cメロ(Dメロ)→大サビ→End
ちなみに、Twitterで簡単なアンケートをとったところ下記の結果に。
やはり、【5】の一番盛り上がるサビを大サビと呼ぶ人が多い。
困ったことに音楽の決まりごとには国際的な基準がなく、正解は時代と共に変わっていく。「大サビ」と言われたらいちいち確認するようにして、特に曲の構成の打ち合わせをする場合は電話で行うことをお勧めします。