鮎の瀬大橋(山都町)
おはようございます。
混ぜるな危険、なのか、世紀の大発明なのか。
ただ、とてつもなくデカいことは確かだ。
通潤橋だけじゃない。
山都町のもう一つのシンボルが、鮎の瀬大橋だと思う。
メタリックオレンジのケーブルが美しい斜張橋とV字型の橋脚のラーメン橋が合体した複合橋は、とても珍しい形式。
くまもとアートポリス構想で1999年に完成。
大野美代子氏による設計。
深い深い谷に高い塔が立っている。
2000年にグッドデザイン賞「グランドデザイン賞」を受賞。
2003年に土木学会デザイン賞2002最優秀賞を受賞。
ここで写真を撮ってたら気さくなおじさんに声かけていただきました。
S2000に乗っているそうで、しばしオープンカー談義に花咲かせてました。
走り去る軽トラがみんなおじさんに挨拶していくので地元の連携すげえなぁと思いました。
構造力学とか橋梁工学とかの人にとっては、ダメ絶対!、混ぜるな危険、という声もあるそうで。
違う形式の橋梁をポンとくっつけたような形は、美しいかと言われると、そうではないんじゃないかと思うのです。
何を言いたいのかというと、もしかしたら、真ん中でポキッと折れて壊れるんじゃないか、ということ。
化学だと、酸性とアルカリ性を混ぜるな、というか。
吊橋とラーメン橋をポン付けでくっつけるのは、美しいのか、正しいのか、ということ。
うーん、奇をてらったのであれば、そういう事なんだけど、それを美しいというのかどうか。
まぁ、あんまり固いことを言っても仕方ないので、とにかく見てみてくださいな。
実物を見てから、考えましょう。話はそれからだ。
しかし、造った人たち、大変だったでしょうね。
通潤用水 小笹円形分水(山都町)
平等かどうかを確認するには、目に見える形にしないといけない。
数字で表すのもその一つだが、パッと見でわかることも大事。
わざわざ3D-CADで立体にして、見える化するのもそのため。
人間が見てわかるようにする、平たく言うと、誰でもわかるようにする、それは大事だし必要なこと。
この水が通潤橋を超えて農業用水として届けられる。
ここもまた国宝の一部として重要な土木遺産だと思う。
ぜひ一度、見てもらいたい。