P.79 箒がキリキリ舞いしながら落ちていったが、


UK版P.52 The broomstick spun to earth,


キリキリ舞いは、国語辞典には「忙しくあわてる様子」とあるが、これは人の動作についての

表現ではにだろうか?英和には、「きりもみ降下する」とあるので、きりもみ→キリキリ舞い

ってことなのかな?謎だ。


試訳:箒がくるくる回りながら落ちて行ったが、



ハートスペードダイヤクラブ


P.99 安全地帯のトンクスの実家


UK版P.63 the sanctuary of Tonks's parents'


間違ってないけど、気になる。


試訳:聖域であるトンクスの実家、避難場所であるトンクスの実家、

   保護呪文で守られているトンクスの実家、隠れ家であるトンクスの実家、



ハートスペードダイヤクラブ


P.103 大量脱走


UK版P.65 a mass breakout


聞いたことないっす。プリズンブレイクで、なんて言ってたっけ?集団脱獄?集団脱走?


P.131 集団脱走(UK版P.80 a mass breakout)


だったら、最初から集団脱走でお願いします…汗


P.187 集団脱走(UK版P.110 breakouts)



ハートスペードダイヤクラブ


P.104 セクタムセンプラの呪いは、昔からあいつの十八番(おはこ)だった。


UK版P.66 Sectumsempra was always a speciality of Snape's.


呪いについて話してるのに十八番ってのも・・・。カラオケじゃないし。せめて得意技とか。


試訳:セクタムセンプラの呪いは、昔からスネイプ特有(独特)のものだった。

    昔からスネイプの得意技だった。



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P.108 よろよろと箒から降りたトンクスが、叫びながらルーピンの腕に抱かれた。


UK版P.68 Tonks cried as she staggered off the broom into Lupin's arms.


抱かれたってのも…。


試訳: よろよろと箒から降りたトンクスが、ルーピンの腕の中に倒れこんで叫んだ。




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P.113 いんちき戦法


UK版P.71 that little bit of skulduggery


いんちきでもかまわないが、知的なビルがこんな言葉を使うとは思えない…。しかも戦法。

せめていんちきな作戦とか。


試訳: こんなばかげた計画、だまし打ち、ペテン、陽動作戦



ハートスペードダイヤクラブ


P.116 「マッド‐アイの亡骸だ」ルーピンが言った。「回収する必要がある」


UK版P.72 ”Mad-Eye's body," said Lupin."We need to recover it"


亡骸でもいいが遺体ではダメなんだろうか?しかも「回収する必要がある」とある。間違いでは

ないが愛情がこもってないような。例えば、自分の家族が山で遭難して探しに行く場合「回収

する必要がある」とは言わないはず。


試訳:「マッド‐アイの遺体だよ」ルーピンが言った。「見つけ出さないと。」

    あるいは「取り戻さなければ。」


P.130 遺体 (ビルの台詞とその直前の表現)


P.135 亡骸 (ハリーが思い出すシーン)


なぜビルだけ遺体



ハートスペードダイヤクラブ


P.124 フラーが湯船に浸かるために、ゆったりと出ていったあとのことだ。


UK版P.76 Fleur had drifted off to take a bath.


湯船に浸かるは間違いではないが、お風呂に入るの方が自然では?

さらに、フラーがふらっとではダジャレになるから、こうしたのだろうか?でも、ゆったりと出て

いったってイメージできないよー。drift漂うってことだから、ふらーっというイメージ。


試訳:フラーはお風呂に入るために、ふらりと出て行った後だった。



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P.126 「子を心配する親心」の攻撃作戦を


UK版P77 the ' concerned parent' attack


作戦か攻撃か、どちらかでいいのでは・・・


試訳:「子を心配する親心」攻撃を、「子を心配する親心」作戦を、



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P.135 ロンがいみじくも言った。


UK版P.82 said Ron wisely.


わかりそうでわからない、いみじくも。国語辞典によると「《文語的》よくも。たくみにも。」


試訳:ロンが賢そうに言った。ロンが訳知り顔で言った。


外国人留学生に日本語を教えるボランティアをしている。中でも難しいのが、擬音語と擬態語。

例をあげると・・・。「にこっ」と「にこにこ」は違うの?と聞かれたことがある。説明できない!!!

しかも、繰り返していいなら「にこにこにこ」はありなの?って聞かれた(笑)


というわけで、


P.35 ハリーに向かって指をごにょごにょと動かし、


UK版 P.26 wiggling her fingers up at him.


が、気になった。ありかもしれないけど…なしかなと。ごにょごにょは、はっきり話さない様子

ではないだろうか。英和辞典を引くと、wiggleは「揺れ動かすこと。くねくね動かすこと」

普通にくねくねでいいのに・・・。


全体的に擬音語と擬態語は無駄に多いと思うな。連発されると、ミスター(長嶋茂雄)かと思う。


試訳:ハリーに向かって指をくねくねと動かし、



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P.73 薬が喉を通るとき、全員が顔をしかめてゼィゼィ言った。


UK版P.48 All of them gasped and grimaced as the Potion hit their throats.


gasp あえぎ、息切れ。(驚きや恐怖による)息のつかえ。(むせたりのどがつかえた時の)

ゼイゼイ、ゲホゲホ。と、英和には確かにゼイゼイと書かれている。


だから別にゼィゼィ言ったでもいいけど…。gasp というのは驚いて息を飲んだり、あえい

だりするじで、おそらく薬のまずさにびっくりして顔をしかめたのでは?そもそもゼィゼィ

ゼィゼィ声で言ったなどと多用されているので、気になった。


試訳:薬がのどを通る時、全員が(その苦さに)びっくりして顔をしかめた。


※ 5行後のゼィゼィ息を切らしたも、ゼィゼィがなくても意味は伝わる。



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P.87 閉じた瞼の間から、ハリーは金色の炎が杖から噴き出すのを見、バシンという音

とともに、怒りの叫びを聞いた。


UK版 P.56 He~中略~saw a spurt of golden fire through his half-closed

eyelids, heard a crack and a scream.


閉じた瞼では、何も見えないかと…シラー


さて、バシンと聞いてどんなシーンを想像するか?平手打ちとか、壁にぶつかるとか。平面な

感じがする。この訳のおかげで、これが杖が割れた音だとわからなかった。もちろん crack

乾いた鋭い音のこと。バシンという意味が絶対ないとは言えないが、固いものが割れる時に使う

イメージだ。英和にも、ピシッと鳴る、ひびを入れる、割れ目が出来るとある。


試訳:半分閉じたまぶたの隙間から、金色の炎が杖から噴き出すのが見えた。

ピシッと何かが割れる音とともに、怒りの叫びが聞こえた。


ぶーぶー


P.273 バチンと大きな音がして


UK版P.157 There was a loud crack


上に同じ。crack を今度はバチン。ハウスエルフが突然現れる時の表現。


試訳:パンと大きな音がして



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P.115 フレッドの口の端が悪戯っぽくヒクヒク動いた。


UK版 P.72 Fred, the corner of whose mouth twitched.


悪戯っぽくヒクヒクってイメージできない…。そもそも悪戯っぽくってどこから出てきたの?


試訳: フレッドの口の端がぴくっと動いた。



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P.138 ロンが目をぎょろぎょろさせながら、ハーマイオニーに言った。


UK版P.83 Ron said to Hermione, rollig his eyes.


確かに英和には roll にはぎょろつくと書いてあるが…。私のイメージでは、目玉をくるっと上に

あげたのかと。外国人があきれた時なんかに、よくやるしぐさだと思う。しかし、あきれた時に目玉を

くるっと上げる事を知ってる日本人は多くはない。むしろ「あきれ顔でそう言った」ぐらいにしてしまっ

た方がどういう感じなのか伝わりやすいのではないだろうか?


ロンはあきれてるからこそ目をくるっと上げるわけで、目がどう動いたのかが問題な箇所では

ないし。いずれにしてもぎょろぎょろでは、全く状況が伝わらないと思う。


試訳:ロンがあきれ顔でハーマイオニーに言った。


※ 全然違う小説(日本の)を読んでいたら、”彼女はくるりと目を回し、天を仰いだ”という

表現があって、こんな感じがぴったりかも・・・と思った。


試訳:ロンがくるりと目を回しあきれ顔でハーマイオニーに言った。


ぶーぶー


P.271 「名案だ」ロンは呆れたように目をぐるぐるさせて、カーテン調べに戻った。


UK版P,156 'That's a good idea, ' said Ron, rolling his eyes, and he resumed
his examination of the curtains.


ぶーぶー


P.344 呆れたように目をぐるぐるさせてハリーを見た。


UK版P.195 and rolling his eyes at Harry.



ハートスペードダイヤクラブ


P.140 ドアに向かってドスドス歩いた。


UK版P.85 and stumped over to the door.


stump は重い足音とあるから、ドスドスでもいいけど…。なんか語彙の貧困さを感じる。

怒ってわざと足音をたてながら歩く感じではないだろうか。


試訳:足を踏み鳴らしてドアに向かった。


P.153 には足を踏み鳴らして とある。

P.64 暗がりが波立ち、


UK版P.43 The darkness seemed to be rippling,


試訳: 暗闇が波紋のように広がり、



ハートスペードダイヤクラブ


P.64 その場を圧する姿のハグリッドは、


UK版P.43 Dominating the scene was Hagrid,


試訳:その場にそびえ立っていたのはハグリッドで、

    その場を圧倒していたのはハグリッドで、圧巻はハグリッドで、 

    一番目立っていたのはハグリッドで、


※ dominate the scene 主役である という例文を発見!

ならば、主役はハグリッドで…でもいける?!


ぶーぶー


同じ訳し方発見。


P.350 いまは、黒い石造りの巨大な像がその場を圧している。


UK版P.198 Now a gigantic statue of black stone dominated the scene.


試訳:いまは、大きな黒い石像がその場を圧していた。or 主役だった。


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P.80 ハリーは何が起こったのか理解ができなかった。同時にほかの組の安否を思うと

恐ろしくなり、


UK版P.52 He could not take it in, and his terror for the others was paramount.


ここも、前後の文をくっつけたり離したりしている・・・。あえてそうしなくてもいいのにな・・・。くすん。

私が思うに、it がさすのは直前に書かれている「ヘドウィグが動かなくなってしまったこと」では

ないかと。だからこそ、みんなに対する心配が最高潮に達したのではないか。


試訳:ハリーは、ヘドウィグに起こった事(ヘドウィグの死)を受け入れることが出来ず、

他のメンバー安否に対する恐怖が最高潮に達した。



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P.83 男は見えない障壁にぶつかったかのように、一瞬、大の字形の滑稽な姿を晒して

宙に浮かび、


UK版P.54 for a moment the man was absurdly spread-eagled in mid-air as

though he had hit an invisible barrier.


試訳: その瞬間、男は見えない壁にぶつかったかのように、空中でおかしな大の字に

なった。



ハートスペードダイヤクラブ


P.88 横を見ると、赤い両眼と目が合った。きっとこれがこの世の見納めだ。


UK版P.57 Looking sideways, he stared into the red eyes and was sure they

would be the last thing he ever saw.


が合うって、頭痛が痛いみたいなものでは・・・。それに、これがこの世の見納めでも

意味は伝わるけど、足りない気がした。


試訳:横を向き、赤い両眼を見つめながら、この赤い目が自分が最後に見たものになる

だろうと確信していた。



ハートスペードダイヤクラブ


P.94「僕たち、『隠れ穴』に戻らないといけない。どうなったか様子を見ないと―そうし

たら僕たち、お二人に伝言を送れます。でなければ、でなければトンクスからお送り

します。着いたときに―」

UK版P.60 "We've got to get back to The Barrow and find out - then we'll be

able to send you word, or-or Tonks will, once she's -"


トンクスのご両親と話しているのに、トンクスからお送りしますって言い方も上から目線な

感じ。しかも、様子を見るというのも、この状況で・・・。


試訳:「僕たちは『隠れ穴』に戻らなければなりません。そうすれば何が起こったか

わかるので、お二人に伝言を送れます。も、もしくはトンクスが送るでしょう。彼女が

着いた時に―」



ハートスペードダイヤクラブ


P.96 僕らは四人に追跡されて


UK版P.61 Four of them chased us,


試訳: 僕たちは四人に追いかけれられて、四人に襲われて、四人に追われて


間違いじゃないけど、追跡ってのも固い表現。その後も追跡で統一されているから、仕方ないか。

漢字2字の単語、好きなんだろうな。


ぶーぶー


こちらも同様に・・・


P.103 キングズリー「五人に追跡されたが二人を負傷させた。一人殺したかもしれん」


UK版P.65 "Followed by five, injured two, might've killed one."


試訳:「五人に追いかけられた。二人にけがを負わせ、一人は殺したかもしれない。」



ハートスペードダイヤクラブ


P.95 数秒後、両足が固い地面を打ち、ハリーは「隠れ穴」の裏庭に両手両膝をついて

落ちた。


UK版P.61 seconds later Harry's feet slammed on to hard ground and he fell

on his hands and knees in the yard of The Barrow.


間違いではないけど、その直前に両足とあるので同じような表現が並び過ぎかな?と。


試訳:数秒後、両足が固い地面をたたき、ハリーは「隠れ穴」の裏庭に四つんばいに

なって倒れた。



ハートスペードダイヤクラブ


P.107 全員が、ちょっとした風のそよぎにもびくりとして振り向き、葉擦れの音に耳を

そばだて、灌木や木々の葉陰から行方不明の騎士団員の無事な姿が飛び出てきは

しないかと、望みをかけるのだった。


英:The slightest breath of wind made them all jump and turn towards the

whispering bush or tree in the hope that one of the missing Order members

might leap unscathed from its leaves-


試訳:ちょっとした風のそよぎですら、全員を驚かせ、ざわめく木々へと顔を向けさせた。

その葉陰から、まだ戻らない騎士団のメンバーが無事な姿で飛び出してくるのではと

期待して―。