ジーンズMの既存店売上、2月横ばい、通期6%減
ジーンズMの既存店売上、2月横ばい、通期6%減
ジーンズメイト <7448> が21日に発表した2月の既存店月次売上高(20日締め)は前年同期比0.5%増、全店では1.6%増となった。客単価の落ち込みを客数増で吸収。暖冬の影響で防寒商品は苦戦したが、春物の上着や長袖衣料が好調だった。
通期の既存店売上高は前期比5.7%減、全店では3.2%減となった。決算発表は3月下旬を予定している。(E.K)
http://market.radionikkei.jp/invest/20070221_03.cfm
中高年向け品揃え拡大(エドウイン)
中高年向け品揃え拡大(エドウイン)
ビンテージ河口など若者の流行が幅をきかせるジーンズで、あえて中高年向けの商品を開発したのがエドウインだ。
太っている人でも足のシルエットが美しく目、しかも裏地がついているので暖かい。国内最大の専業ブランドとして、あらゆる年齢層のニーズにこたえようとしている。
「世の中の流れと対極のことをやれ」
常見修二社長の指示を受けてプロジェクトが動き始めたのは、二年前のことだ。当時、生地の表面をこすったり、破いたりしたジーンズが、百貨店などで1万-2万という高値で売られていた。メーカーにとっては追い風だったが、常見社長の危機感は強かった。
「これから少子化で若者人口は減っていく。中高年にジーンズをはいてもらうにはどうしたらいいのか」
常見社長が着目したのは股下の長さだった。通例、ジーンズはウエストから慎重を想定し、、腰から桃、ひざ、すそにいたるシルエットをデザインしてある。あらかじめ股下を長めに造って置き顧客に合わせてカットする仕組みだ。しかし身長の割りに太っている中高年の場合、本来ひざに当たる部分がひざより下にずれてしまうため、シルエットが崩れ易い。
もう一つ常見社長がこだわったのはジーンズの履き心地だ。「家でくつろぐ中高年の男性にジャージーではなくジーンズをはいてもらうには、ジーンズ特有の方さ、重さを無くさなければならない」
しかし、社内の反応は鈍かった、身長別とウエスト別に股下の長さを換えると商品の種類が格段に増えて非効率になる。しかも流行に併せて新しいデザインの商品を投入する今の流れには逆行しており、取引先である百貨店や専門店にとっても売りにくい。
最後は常見社長が押し切った。昨年九月に「プレミアジーンズ」として売り出した商品は身長で三段階、ウエストで九段階、合計二十七種類ある。形は普通のストレートだが、誰がはいてもシルエットがきれいに出るという、動き安いように伸縮性のある記事を使用し、裏には起毛素材を縫い合わせた。
滑り出しは順調。男性だけでなく女性の購入も多く、当初は懐疑的だった専門店などからも取引の申し出が相次いでいるという。今年の春夏には、ウエストを十七段階に広げた新製品を販売する予定だ。
「今までやってきた中にはよいことも悪いこともある。悪い事は自己否定しなければならない」
1987年から社長を務める常見社長は自戒を込めて語る。知らず知らずのうちに社員の頭には、ジーンズとは若者がはくものだという固定概念が染み付いている。「プレミアジーンズ」はそれを根底から覆した。
常見社長は「エドウイン」というブランドを自動車にたとえる。前輪は流行を追った若者向け商品、後輪は中高年を書くとする一般向け商品だ。「後輪があるから自動車は動く。前輪だけでは続かない」
通常のアパレルブランドは流行に合わせてジーンズに参入・撤退すればよい。それに対して専業のエドウインはジーンズをやめるわけにはいかない。「プレミアジーンズ」は、少子化時代にもブランドが存続するための試金石だ。
日本経済新聞 ブランド深化論 より
大手カジュアルチェーン店/1月は1ケタ%の伸びに
= 大手カジュアルチェーン店/1月は1ケタ%の伸びに =
2007年2月19日 (月曜日)
さわやかなパンツファッションの似合うシーズン、春本番をいよいよ迎える。しかし相変わらずの不安定な天候。カジュアルショップへの客足は鈍い。各店とも “ジャストタイミング商品”の品ぞろえで臨んだものの、1月の既存店売上高は前年同月比で1ケタ%の伸びにとどまり、中には減収に陥った企業もある。春物商戦に突入する2月の数字に期待したいところだが、今月も天候がすべてを左右しそうな感触だ。
天候不順”逆手に商品投入
「天候に支配されない商品企画」。そんな戦略が急がれるなか、春物商戦本番の3~4月の店頭を飾るため、スキニーに続いてバギーパンツを数百万本単位で生産、販売する準備を進めている一部大手カジュアルチェーン店が、ジーンズカジュアル業界で今、話題になっている。タイミングのいい商品の打ち出しが、カジュアルチェーン店存続のカギとなってきた。
大手カジュアルチェーン店の1月度既存店売上高実績を見ると、やはり天候と売れる商品企画の中身がポイントになる。コックス、ジーンズメイト、タカキューを除き、5社が前年同月を上回ったが、伸びは1ケタ%にとどまった。2ケタ%の伸びの“常連”だったポイントもあと一歩届かなかった。不安定な天候が客数、売上高ともに抑え付けている。相変わらず不安定な天候続きは、2月実績も1月同様の結果となることが予想される。
そんな中でもジャストタイミングの商品を抱える店はなんとか“白星”で1月度を乗り切った。ユニクロは暖かいようであれば脱いで手に抱え、軽くセーター一枚でスタイルを決められるパーカーのキャンペーンを打ち、前年を上回る売り上げを確保。事前の販促効果で客数も伸びた。
「先月に続き高温だったが、年明け以降スタートした各種セールが奏功し、梅春商品への切り替えもスムーズに進んだ」という全国358店舗を有する製造小売業ポイントは、メンズでカーゴパンツやロングスリーブのプリントTシャツを前面に打ち出した。それにレイヤードのプルオーバーやウールPコート、ナイロンダウンジャケットなどが寒暖の谷間で売れた。
マックハウスやライトオンなど若者に人気のカジュアルチェーン店では客数が微増あるいは減るなど「厳しい冬物販売」を強いられたが、独自の仕掛け商品で前年実績をクリア、春に向けても様々な仕掛けを検討中だ。
マックハウスはメンズインナーとボトムスの販売がかなり進み、既存店・全店ともに前年を上回った。ライトオンはネルのチェックシャツに引き続きダウンジャケットの販売が好調だった。メンズ以外、レディースのカジュアルアイテムも売り上げを大きく左右するカジュアルチェーン店。1月、2月前半にかけて春物が動き始めている。ショップ情報によれば細身のデニム、綿パンツに加えてストレート系ボトムスとショートパンツ購入者が目立つという。春はやはりパンツファッションから始まる。
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