商品開発というと、仕様を決めてパッケージ化し、名称と価格を決定し、広告して販売する販売モデルという認識が強いかと思われますが、それで売れるのかというとそういうことではありません。
また、このような商品開発をすると、「売れ続ける」という最重要要因が欠乏しやすくなります。
どのようにすれば売れ続けるかと考えると、改良し続けるというモチベーションが維持し続けることができるかにかかっているでしょう。
改良し続けるというモチベーションの源は「価値観」だと思います。
人は自分自身の価値観に反する出来事を経験すると違和感というか憎悪とも言えるような感情が湧いてきます。
例えば、高性能住宅を販売している工務店が、冬場のダイニングでダウンジャケットを着て暮らしているような住宅に住むご家族を見たときに違和感を感じずにはいられませんし、そんな家を建てた建築会社へ憎悪すら感じるわけです。
当社デジコムも、非生産的な職務環境で、IT活用もできずに、投資優先順位がおかしいと思うような高額な機器を沢山リース契約されているような中小企業を見ると違和感を感じずにはいられませんし、その環境を提案したIT機器導入会社に憎悪を感じます。
中小企業の限りある販管費をなんだと思っているのかと憤りを感じることがしばしばあります。
これは、自分自身の価値観に毀損した出来事に対して、なんとかしたいという想いが噴出する瞬間です。
自分自身がなんとかしなければならない課題だという使命感が湧き、どうすれば多くのお客様に対して、同様の問題を解決することができるのかと考えはじめます。
できるだけ多くの人にと考えはじめると、個別のニーズに一つ一つ対応していたのでは、少数のお客様にしか提供できないというジレンマがおこりますから、問題や不満に対して一定水準を満たす解決策を考え、商品化して大量に展開すると言うビジネスモデルにせざる負えなくなるわけです。
これが商品化の始まりだと私は思っております。
お客様からの要求が多いからとか、同業他社がやっていて儲かりそうだからとか、そういった始まりで商品開発をはじめるのではなく、自分自身の価値観に素直に向き合ったときに、これが自分自身の役割だし使命だと思える商品をつくるということが、より良くするモチベーションが継続する原因になると思います。
価値観には限界がありません。
もっとよくできるはずだ。まだこの程度しか普及していないのか。というように、
どんどん課題が噴出し、解決したくて仕方がなくなります。
よって、より良くし続けるということが負担ではなく、やりたい事に替わりますし、社内外の関心が薄れることもありませんから、売れ続けるわけです。
商品をより良くするというプロセスを言語化して広告すれば、説得力のある広告を展開することもできます。
今回はなぜ商品開発が必要なのかというアプローチで話を進めましたが、次は商品開発のプロセスについてお伝えしていこうと思います。