工務店がチームワークをするための具体的な準備 | 工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

工務店業務の仕組は新人がつくる|生産性向上と業務改善の手順

株式会社デジコムが普及している「工務店業務の仕組は新人がつくる」の理論をもとに、工務店の生産性向上や業務改善に活用できるマネージメントスキルをお伝えしていきます。

チームワークとはどのような状態のことなのか。
何を持ってチームワークができていると言えるのか定義が必要なので、「相互依存・相乗効果」が発揮できていればチームワークができているという定義にしてみます。

相互依存とは、誰かに仕事を依頼することができるということで、もちろん自分自身も誰かの仕事の依頼を気持ちよく引き受けることができるという関係のことです。
誰かに聞くこともできず、手伝ってもらうこともできず、自分でやるしかないと一生懸命やっても、次から次へと仕事が増えて、毎日その仕事を片付けるのに精一杯。
そのような状況は、相互依存ではなく孤立している状態で、質の高い仕事をしているとは言えません。

相乗効果とは、相互依存状態で同じ仕事を別々の人が負担し合いながら進めていくと、ものの見方が2人分生まれるので、より速くより良くする方法を考えられるようになります。

同じ仕事でも、個別の2人がいっぱいいっぱいになりながら目先の仕事に追いまくられて、誰にも頼れずに終わらせることに精一杯になっている状態と、同じ仕事を2人が相互依存状態で進めて行き、より良くするために意見を出し合いながら進めて行く状態では、1年後はとんでもない差になってしまうわけです。

つまり、チームワークの根幹を支えているのは相互依存という事になります。

それでは、どのようにして相互依存状態を体系的に作っていけばよいのかというのが経営です。

コミュニケーションを沢山するとか、価値観や理念を共有するとか、そういった抽象概念ではなく、具体的に何をすればチームワークを促進できるのかが経営者の知りたいところですし、長年私も苦しんだ課題でした。

コミュニケーションといっても、どのようなコミュニケーションによってチームワークが培われるのかを明確にしていきたいと思います。

もっとも基本的な前提として、「基準を持つ」ということです。
相互依存状態をつくりやすくするためには、まずは前提条件が合っていなければなりません。
「~の仕事をするには○○というツールを使って、□□という手順で行なう」という前提条件があれば、それを誰がいつやるのかという思考に自然と向かいます。

① 仕事の完了型の定義
② 仕事を進めるためのツールの特定
③ ツールを使った完了までの手順
④ 着手から完了までの時間

少なくてもこの4つが明確な仕事ならば、仕事を依頼されたときに、
「いつならその時間が取れるだろう?」という考えには至るわけです。

そして、①~④までを複数の人間で行なうと、
もっと簡単な方法があったよ。とか、
もっと良くするために○○をしてみたらどうかな?
というような議論ができるようになるわけです。

これは、同じ基準の上で仕事をした結果です。
これを、365日一人一人がバラバラにやるなんてもったいないのです。

チームワークは、和気藹々と仲良く仕事できるという事だけでなく、
相互依存による相乗効果で実際に生産性が向上するのです。

より速く、より良くしていくためにはチームワークが欠かせません。
チームワークを実践する為最低限必要なことは、「基準を持つ」ことです。