働くしあわせプロジェクト -11ページ目

咲いた花を喜ぶのなら、咲かせた根っこの恩を知れ

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働くしあわせプロジェクト-桜


おはようございます!

今日は、近所にある中田寺の桜の木があまりにも見事だったのでパシャリ。

帰り際、足元に目をやると石造に「咲いた花を喜ぶのなら、咲かせた根っこの恩を知れ」とメッセージが書かれていました。

桜とこのメッセージに、あまりにもシンクロした話を思い出したので、昔、SNSに投稿したものに加筆して、シェアさせていただきますね。

今から5年前、ある大手企業の新入社員研修を引き受けたことがあります。

大手企業なので新入社員だけで、なんと350人超。

8人の講師がそれぞれの45人ほどのクラスを受け持ち、熱海のホテルに缶詰状態になり、6日間にわたる合宿研修を実施しました。

「石田さんにピッタリの仕事があるよ」と言われ引き受けてはみたものの、当時、ぼくは研修講師の経験はほとんどありませんでした。

その上、「とにかく厳しく鍛えろ!」という某社の方針。

「起立」「礼」が全員揃わないと、ピッタリ揃うまで、何度もやり直しをさせる軍隊式訓練の上、6日間、ホテルの外には外出禁止という徹底ぶり。

「厳しい講師」を演じ切るのがプロの世界なのかも知れませんが、ぼくには性格的にちょっとハードルが高い。

さらに、カリキュラムがあるようでない。

変更に次ぐ、変更、オペレーションが複雑で、講義だけに集中すればよいというものではありませんでした。

周到に準備をして能力不足をカバーしようとしましたが、アドリブが苦手なぼくにとっては過酷な6日間でした。
 
朝9時に始まり、夜21時に研修が終わりました。

でも、講師の仕事は、これで終わるわけではありません。

毎晩、研修終了後、他のクラスの講師と翌日の講義の進め方について、打ち合わせを行い、終わるのはだいたい24時をまわっていました。

さらに、その後、45名の新入社員が書いた「振り返りシート」を一人ひとり読み、コメントを記入して夜中の2時。

その後、意識が切れるまで翌日の研修の準備をし、朝5時に起きて、再び準備をする。

6日間の平均睡眠時間が2時間30分というハードスケジュールでした。
 
睡眠不足に加え、厳しい自分を演じきるというプレッシャーから、脳みそは完全にオーバーヒート状態になり、途中、ろれつが回らなくなったり、自分で何を言っているのかわからない状態になることもありました。

でも、新入社員の素直さに救われました。

彼らは、そんなぼくの話を、ぼくが伝えたいことを全力で聞き取ろうとしてくれました。

ハードスケジュールで体調を壊したり、研修中に倒れて込んでしまう子もいましたが、笑顔で復帰してきてくれました。

そんな彼らの姿勢に心打たれ、ぼくもなんとかして、働くことの意味や一人ひとりの可能性、この世にいのちを授かった意味を伝えていきたい、とボロボロながらも講義を行いました。

研修、5日目のことだったでしょうか?

新入社員全体に風邪が蔓延し、どのクラスも研修を受けられない新入社員が続出しました。

そんな状況の中、講師の一人がクライアントの人事部に進言し、気分を転換するためにも「新鮮な空気を吸おう」ということで、ホテルの敷地内だったら外に出ても良いことになりました。

朝礼を終え、クラスの新入社員を連れてホテルの敷地に出た瞬間、「わぁ!!」という歓喜の声が上がりました。

ホテルの入口に見事な桜が満開の状態で咲いていて、ぼくたちを出迎えてくれたんです。

ぼくは、これまで見た桜の中であの時ほどきれいな桜は見たことがないですし、一緒に桜を見上げた新入社員たちの笑顔を一生忘れることはないと思います。

そして、さらに感動的だったのが、研修最終日。
 
6日間一緒に過ごした仲間に本音を語ってほしい、という思いから車座をつくって、一人ひとりに決意表明、抱負を語ってもらいました。

感動ものでした。彼らの一所懸命な発表に何度も心打たれ、また、彼らの中にも感極まって泣き出す子が続出しました。

45人分の決意表明を終えたのが22時30分、彼ら同士語り合いたいだろうと思い席を立とうとしたら、「ビジネスマナーの最終試験として名刺交換の練習をさせてくれ」と言われ、一人ひとりと名刺交換を行いました。

彼らの名刺の裏をみてビックリ!

一人ひとり、丁寧に私に向けたメッセージが書かれていて、感動!感謝!の気持ちで一杯になり、一人ひとりが愛しくてたまらなくなりました。 

この時にもらった名刺、メッセージは今でも大切に保管して、時々、読み返し、講師としての初心を思い出すようにしています。


ぼくの夢は果てしない夢なので、ずっとずっと続くのですが、研修講師としていろいろな場所に呼んでいただけているのは、この時の経験があったからこそ、彼らとの出逢いがたったからこそだと思っています。


まさに、「咲いた花を喜ぶのなら、咲かせた根っこの恩を知れ」、忘れてはいけませんね。

今日は、初心に返った気持ちで、あらたに物件探しに出かけてきます。

では、行ってきます!!

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思うように進まないのは覚悟を決めていないから

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おはようございます!

昨日、最有力候補にしていた物件が「事業用に転用できないかも知れない」という知らせを受けて、急遽、パートナーと会って対策について話し合いました。

「なかなか心ときめくような物件が見つからないなぁ。エリアを変えないといけないかなぁ」と思いながら、夜はワークショップに出かけました。

すると、そこで聴いた話で「なぜ物件がなかなか決まらないのか」、その理由がストンと腑に落ちました。

それは、ぼくが「覚悟を決めていなかった」から。

元々、ぼくたち創業メンバーが通える中間地点で周囲の環境が良さそうなところということで、川崎市北部を中心に物件を探していました。

なかなか思うような物件が見つからない中、パートナーが周囲の環境も抜群の郊外型レストランの物件を探し当ててくれたのですが、一歩遅く、別の借り手に先を越されてしまいました。

次に見つかったのが、今回の最有力候補の物件。

オーナーさんの人柄もよく、そのオーナーさんがお母様のためにリフォームしたものなので愛情がこもっている素敵な物件なんです。

ところが、この物件は思いっきり住宅地の中にある民家のため、障害福祉サービス事業所として転用できるかどうかが鍵でした。

実は、そんな状況もあって、ぼくは法人設立のための定款の認証手続きを差し止めていたんです。

なぜなら、定款には最少単位の行政区域を記載して認証手続きを行わなければならず、川崎市で良い物件が見つからず、他の地域で探すことになった場合、定款認証にかかった費用をドブに捨てることになるからです。

でも、昨日のワークショップを通じて、自分が「“川崎市北部で物件が見つからないかもしれない”と思っているから、その通りの現実が起きているに過ぎない」と気づくことができました。

思えば、起業する時もそうでした。

5年前に「起業したい」とカミさんにはじめて相談した時、猛反対をくらいました。

その後、同様に何度かトライするも、周囲の仲間から反対に合ったりして、断念してきたんです。

でも、今回はちょっと様子が違い、とても自然な流れに乗って起業することができました。

起業の準備を進めながら、カミさんに相談できないでいたのですが、おそるおそる打ち明けたらあっさりとOKしてくれました。

これも思うに、「起業したい」ではなく「起業して就労移行支援事業所を開業する」とぼくが覚悟を決めていたからだと思うんです。

船井総研で働いていた時もコンサルティングテーマを決めあぐねている時は、中々仕事が集まりませんでした。

でも、「フランチャイズチェーンを支援する」、「障害福祉サービス事業所を支援する」と決めると、不思議と必要なノウハウや仕事が集まり出すんです。

普段の仕事も同様です。「今日、必ずこの仕事を仕上げる」と覚悟を決めたら、思いっきり集中することができ、仕事は終わります。

でも、「2~3日後に仕上がればいい」なんてダラダラ仕事をしていると中々進まない。

うまくいっていないよう見えたり、思うように進まないのは、自分が覚悟を決めていないだけなんです。

心にクサビを打つと「必ず」という文字になるように、思考が現実化していきます。

「自分が覚悟を決めた時、すべてが動き出し、周囲が変化してくる」これって本当だと思います。

というわけで、来週末までに必ず川崎市北部で物件を確定させると、心にクサビを打ち、覚悟を決めました。

今日、定款の認証手続きに行ってまいります! では、行ってきまーす!!

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どんな道を正解になる

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おはようございます!

長男が知的障がいをもって生まれてきたことをきっかけに、「障がいのある人の働く場づくりを通じて、一人ひとりが輝き、働くしあわせを感じられる社会をつくる」という夢ができました。

それ以来、毎年、年末になると、船井総研の社員としてその夢を実現していくのが良いか、退職して夢を追いかけるのが良いのか、深く深く悩みました。

正直、残ると決めた後も「残って正解だったんだろうか?」と悩むこともありました。この点は、ぼくの至らない点であり、会社や職場の仲間にとって、とても失礼な奴だったと思います。

ただ、退職した今ならはっきり、「無駄な時間なんてない。どんな道も正解になる」と断言できます。

「退職」という2文字が脳裏をよぎってから5年も会社に置いていただいたのですが、その5年間で得られたもの(お客様との出逢い、開発された能力、職場の仲間との関係、同志との出逢いetc)は、今のぼくにとって宝物です。

どの道を選択しようが、そこでの経験は未来の糧とすることができるから、大切なのは「どの道を選ぶか」ではなくて「どんな姿勢で過ごすか」なんですよね。

だから、究極的には、「与えられた場所に感謝してベストを尽くしていたら、自然と次の道が拓けていく」そんな生き方が理想なんだと思う。

2011年~2013年は、世の中が大きく変わる時期なので、多くの人が人生の岐路に立たされると思います。

だから、声を大にして言いたい。

「どんな道も正解になるんだから、直感を信じて、この道を選択するのが自分らしいと思える道を選択すればいい。そして、どの道を選ぶかよりも、与えられた場所に感謝してベストを尽くす、と覚悟を決めることの方が、はるかに大切なんだ」

さぁ、今日も思いっきり1日を楽しもう!!

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