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音楽には譜面が必須。

なんだか昨日あたりにThreadsで「ジャズに譜面は要らない」と宣うドラマーさんが現れました。びっくりです。どんな音楽であれ、その音楽がどんなメロディラインを持っていて、ワンコーラス小節くらいでどのようなコードチェンジを持っているのかという情報を共有するためには楽譜が必要なのです。なぜって、音楽という表現メディアにとって楽譜は文字と同じだからです。その御仁はドラムを叩く人らしいのでドラマーからしたらメロディもコードもわからなくてもまぁ叩くことはできますわな。でもドラムをどう演奏して欲しいかというのを伝えるのにもやはり譜面があった方が良いのです。演奏の現場で面前でデモするなんてありえないので。アホらしくて相手にするだけ無駄です。

 

結論

「素人は黙ってろ」。

 

機械的な音量増幅は「音の押しつけ」なのでは?

自分仕切りのジャズライブで生音ベースでやるよつになってもう八年くらいになるのではないかと思います。これでやるとお客さんから「聞き疲れしない」とよく言われます。



ということは、過剰な人為的音量増幅は
「音の押しつけ」
なのではないか?と。

押し付けられた音を聴かされるのはお客さんにはむしろ苦痛なのではないか?と。

生音で演奏していると、特にバラードなどではお客さんの気配がこっちに集中してくるのがはっきりわかるんです。これも生音で演奏するのが好きな理由のひとつでもあるんです。ミュージシャン同士で話をしているとどこそこの店の音響が云々という話が時々出ます。話の相槌は打ちますが、生音なので関係ないんですよね。
そう言えば最近ブラッド.メルドーがトリフォニーホールでトリオで演奏してたけど、会場の写真を見たらベースアンプがあってドラム脇に小さなコロガシがあったけどほぼ生音だったと推測できるんですよね。キャパ2000くらい入るホールで。
ジャズでもこれができるということが忘れられてるんだと思います。私は300人くらいのキャパのホールであれば生音(ギターはアンプ必須でベースは状況次第)でやるし、コロナ禍の頃には野外で生音でやって問題なしでした。そもそも楽器の音ってそこそこ大きいから人為的増幅なんか基本要らないのではないかと思えるのです。
5/24の浅草HUBのライブも生音でやりますよ。
っていうか、リハーサルとかで生音でバランス作ってるのに、現場でめいめいがマイク通すと自分のイメージしてるサウンドのバランスが崩れちゃうというかバランスに責任持てないんです。それは回避したいな、と。

バリー.ハリス.ワークショップで学んだ4トニックシステムの利便性

ビバップ期の和声的発見にトライトーンサブスティテューションがあります。ドミナント7thコードの3rdと7thのインターバルがトライトーンなので、それを逆転させてもう一つのドミナントコードを派生させることでいわゆる「裏コード」を生成させる手口です。当然トニックコードにも「裏」ができるので、2つのトニックの存在が成り立つわけです。ビバップ期の曲はこれの順列組み合わせを片っ端から試しているようなところがあります。

12音をトライトーン、すなわち2分割するという視点で見ると、ディミニッシュはトライトーン2つなので4トニック、ホールトーンは6トニック、クロマチックは12トニックになります。従ってクロマチックは調性の拘束を受けないとも言えます。ホールトーンは6トニックですが、2つあるホールトーンスケールの片方でしか構成されません。それに対してディミニッシュには2つあるホールトーンから1つずつトライトーンが組み合わされています。つまりディミニッシュは2つのホールトーンを自在に行き来できる、というわけです。バリー.ハリスの言う6th diminishはC6+Dφを合成したものですが、Dφの存在はG7, C#7, E7, Ab7を暗示しています。この機能性の高さ故にバリーさんのワークショップのピアノコースではこれを徹底的に練習する、ということになっていたのではないかと推測されるのです。ちなみに彼の管楽器でのワークショップではこれが一言も説明されず、メジャースケール、マイナースケールという言葉しか使われません。