「時や条件を表す副詞節は未来のことでも現在形」という表記は『誤謬』
この表記、私が10代だった40年前にも英文法の参考書にありましたし、今も記載されています。
これ、誤謬だと考えています。
なぜって、ケンブリッジの英文法説明サイトの「未来」の項目の先頭にこう書いてあるんです。
There is no future tense in English.
未来の表現にはbe going toを筆頭に現在時制での表現はたくさんありますし、そもそも助動詞のwillは意思を表す「現在形の助動詞」なのです。だって過去形にwouldがあるんですから。
そうして考えると、時や条件を表す副詞節は現在時制で一致してるんです。英語の時制の取り扱いでは時間が捻れるようなことは一切ないのに、この日本語の説明で却って混乱が生じます。英語の時制は現在、過去、大過去の3つのレイヤーでキレイに整理されています。ifを使った文章を並べてみれば一目瞭然です。
英語で英文法を学び直すと、恐らくは戦後一度も改訂されていないと思われる日本語で書かれた参考書には放置されている誤謬がたくさんあるように見えます。指導要領だけいじっているようでは英語を使える日本人は増えないのではないかと思えます。
mustとhave toはどう違う?
mustとhave to。どちらも「しなくてはならない」という意味を付加する助動詞ですが、微妙に意味が違いますよね。はたしてどう違うでしょうか?
mustは「命令としてやらないといけない」というニュアンスがあり、have toには「義務としてやらないといけない」というニュアンスがあります。こう考えることができる理由は否定文でハッキリ出ます。否定文ではmustは「禁止」、have toでは「義務無し(不要)」です。だからこそ
Must I do my homework tonight?
に対して
No, you mustn't.(してはいけません)
ではなく
No, you don't have to.(その必要はありません)
になるわけです。
mustという助動詞は時制を持たないので、過去や未来でいう時はhad toやwill have toを使いますが、命令とはあくまで現在時制でなされるものなのでこれで問題ないとも思えますし、「命令に従わなければならなかった」と表現したいならば、must+完了形であれば過去の命令というニュアンスはだせそうです。
need to やneedn'tだと「必要」くらいになるのでhave toより一段緩くなるのかな?この助動詞は高校英語でもあんまり詳しく説明されないような。
マイクを通すと失われるもの
学生最後の年か卒業して最初の年くらいの時にFrank Wess/ Harry Sweets Edison Big Bandを見ました。それまでもジャズフェスとかでいくつもビッグバンドは見ていましたが、今まで聴いたものとは違うブラスのキラキラした音色がとても印象的でした。何故違うのかは当時気がつけませんでした。かなり年数が経過して、その時の映像がyoutubeに上がっているのを見つけました。彼らは生音で演奏していました。それを見て気がつきました。
マイクで拾って増幅した音は楽器本来の音色を毀損する、と。
つまり、マイクを通して「スピーカーから出てくる音」は「楽器本来の鳴り、もしくは音の波形が別のものになる」ということです。楽器そのものの音が聴けないんです。考えてみれば、ビッグバンドであれば、17人が吹いている楽器の音と(もちろん生音も相当程度は聴こえているかも)マイクを通してPAスピーカーという2つのデカいスピーカーから出る音は別物になるのは当たり前のことなのです。生音で聴けないんだったら別にライブで見る必要なんかないのではないでしょうか?極論すれば当て振りでさえ構わない。まぁ、そうしたら日本のアイドルポップみたいになるけど。
マイクで拾ってPAで持ち上げる意味って何でしょう?まぁ確かに人気が出て大きな会場でやるのであればそういう装置は必要かもしれません。でも生音そのもの(ヴォーカルだってそうだ)の本来の魅力ってのがライブの現場で伝えられなくなって久しいのではありますまいか。
そんなことを考えていますが、私が仕切るバンドは基本生音で9年目になりました。