間接目的語の機能
いい歳をして英文法の学び直しをしています。仕事柄英語を使うことは平均より多いので読む書く話すはしますが、高校英文法で一度ドロップアウトしているので文法にはあまり自信がないのです。日本語で書かれた英文法の参考書は今のを見ても高校時代に混乱させられたものと全然変わっていないので、英文の参考書を主に使っているのですが、これをしていると日本語で書かれた参考書で苦労させられたことが目うろこ的に理解できることが多いのです。これは音楽理論でも同じことがありました。
さて、今日の気づきは「間接目的語」です。
これ、ほとんどの場合「人」なんです。時々「物(多くの場合は擬人化できるのでは?)」であることもあります。最近の最も分かりやすい例ではドナルド.トランプが連呼した
"Make America great again."
です。その機能は「対象の限定」です。
例えば
I wanted to be a musician.
この文であればミュージシャンになりたいのは主語である「自分」です。これが
I wanted him to be a musician. になると
私がミュージシャンにしたいのは「彼」です。これ、文系で考えると"to be a musician"を名詞句と捉えて「ミュージシャンになること」とすれば第4文型だし、himとto be a musicianに主従の関係があるとみれば第5文型です。文型の仕分けなんてある意味どうでもいいことになってきます。これを日本の英語の教科書では
”want+人+to不定詞”
などと表現していますが、これって文型で見ると(S)VO+to infinitiveですよね。しかもこのto不定詞が名詞句である説明は皆無です(これもひどいので改めて書きます)。
これじゃあわかんないですよね。
蛇足ですが、不定詞や動名詞の文での「意味上の主語」ってのも誤謬で、あれもまた「対象の限定」なのです。
日本人が英語を苦手にしているのは、語族の違いもありますが、それ以上に旧態依然の参考書とそれに疑念を持たない英語教育関係者の怠慢なのではないかと思えてなりません。
Marty Paichのトレードマーク
言わずと知れたウエストコーストジャズのアレンジャーの巨匠ですが、彼の音楽を聴いていて多用されてて印象的なコードがありました。ドミナント7thフラット9コードに13thをぶつけるもので、往々にしてルートが一番上の音になってるものです。この13thの音ってコードの3rdに対するトライトーンになってて7thと半音で当たる位置にあるんです。ベイシーなどではまず耳にしないコードというかあまりブルースを感じないサウンドです。気が付いたので備忘録として残しておきます。
品詞の定義における国文法と英文法の齟齬について
いい歳をして英文法の学び直しをしています。英語で書かれた文法の本 を併用して学び直しをしていると、現行の日本語で書かれている文法の参考書には多くの誤謬があることに気付きます。そもそも何十年も改訂すらされておらず、しかも教える側の人はそれで理解できている人なので、それに疑念を持っていないとしか思えないのです。
今回俎上に上げるのは「形容詞」です。
形容詞は英文法でadjective。すなわち主格や目的格を表すであろうjectiveにaddするものです(副詞はadverve、即ち動詞に付加するものと理解できます)。
これ、国文法では「連体詞」なんです。国文法における形容詞は「状態を表す用言」なのですが、英語ではbe動詞とセットにしないと用言としての形容詞になりません。英語の述語は必ず動詞でなくてはならない、という日本語と英語の述語構成の違いについての認識が足りてないのです。ここが甘いので、現行の日本語の英語の参考書では「状態を表す文」の説明がいろいろなところで非常におかしなことになってしまっているのです。逆に言うとここに気がつくだけで英文法ってかなりラクになるんです。