本邦初公開、私の通販広告作法
どうやって通販広告を作っているか、今回公開してしまいます。
まず、商品情報やマーケティングデータなどをいろいろと入手。
実際に自分で使ってみたり、
化粧品の場合は女子にお願いする。
そのあたりの基礎資料を把握して頭の中で寝かせる。
電車の中や、食事中、風呂に入っている時、寝る前、
その商品について、見込み客のこと、いろいろと想いをめぐらす
その熟成期間が数日の時もあれば、1日の時もある。
そして、明日から企画構成に入るという前夜、
寝る前に原稿をどうつくるかイメージする。
その時点では何も具体的に見えてきていなくても
なんとなく、断片がチラリチラリ浮かんでくるような・・・
そのまま眠りに・・・ 睡眠学習法です。
そして翌朝、サムネイルを作るために机に向うと
企画構成が溢れるようにスーッと出てくる。
サムネイルは原寸でつくる、これが鉄則。
それから・・・今日はここまでにしておきます。
この続きはまた来週。
通販広告は交渉だ!

『FBIアカデミーで教える心理交渉術
(日本経済新聞出版社刊)』の中の1節
「人を説得しようと思ったら、
自分のいっていることが相手の要望とどんな関係があり、
どんなふうに大切かをわからせるように説明すればよい。」
通販広告の極意のひとつですね。
百聞は一見に如かず
今週は大阪、沖縄と取材のため出張でした。
通販広告制作では、
すでにある写真や取材コメントなどで
制作することも多いのですが、
できるだけ、直接取材して、表面的なことだけでなく、
心というか、雰囲気というか、
感じるようにしたいと思っています。
私のフィルターでその感動や想いが増幅されるように。
また直接取材する事で、
当初思っていたことと大きく違う事実も発見できたりもします。
「百聞は一見に如かず」ですね。
クレームを恐れない
私も通販を利用するが、
その時にがっかりすることがたびたびある
まず電話での受注対応。商品を2種類注文すると、
「この商品は担当が違うので、
係りのものから折り返しお電話します」という対応。
こちらは注文したいだけだから、あなたが受けてよ・・・。
もうひとつ、「お届けは1週間から10日ほどになりますが・・・」
これにはおたくの商品は受注生産ですか?と聞きたくなる。
あと、化粧品やヘアケア商品に多いのが、パッチテスト。
中には48時間もテストしろなんてものもある。48時間は無理でしょ。
これらの対応になってしまう原因は、クレームを恐れるから。
コールセンターの人はクレームが来るのがとても嫌だ。
だから、少しでもクレームが来ないように防御しておきたいらしい。
しかし、顧客の立場から見れば、
このような対応は果たして良い対応と言えるのだろうか。
自己防衛だけで顧客のために努力するという姿勢が見えてこない。
通販は広告だけでなく受注まで顧客心理を考えて行いたいものだ。
相手の想いを引き出すこと
取材をする時心掛けていることは、
相手の“想い”を引き出すこと。
何が、どうした?どうなった?
というのを聞き出すのは当然。
本質は相手の“想い”を聞き出すこと。
その“想い”を知らなければ、
説得力のある文章は書けないと思う。
見た目も大事?
先日ある代理店さんに初めて伺った時、帰り際の会話
(代理店さん)「吉川さんはいつもスーツを着ているんですか?」
(私)「はい、スーツですが…。ダメですか?」
(代理店さん)「いいえ、クリエーターの方にしては珍しいので・・・」
(私)「クリエーター?いえいえ、私は販売員ですから、通販の・・・」
(代理店さん)「なるほど???」
という会話があり。
確かに私が知っている制作会社の人も
ほとんどカジュアルな服装だ。
広告制作会社としてやはり違和感あるのかな?
ある広告人の本の中で、プレゼンの時に、
業界人ぽい服装で行ったら
仕事を獲得できる率が高くなったということが書いてあった。
やっぱり、見た目は大事?
私のいい訳としては、感性やセンスだけで
仕事をするように見られるのは少々抵抗があること。
ビジネスマンとしての自覚・・・。
本当は休日のオヤジファッションになりかねない怖さかも?
店舗という意識
通販広告は店舗をつくるのと同じだと思う。
通行人を引き寄せる魅力ある概観、
商品を見つけやすい陳列と買い物しやすい導線、
接客心理をくすぐる接客、レジのスムーズさ。
通販広告を制作する時、
ひとつの店舗を作る意識でやってみてください。
犯しやすい過ち
通販だけではないと思うが、
ビジネス全般としてミスの多くが「思い込み」に起因する
「これは“こうだ”」と安易に決めてかかると
思わぬ怪我をすることに。
通販広告制作の中でもこの思い込みが
結果としてマイナスに働くことがある。
その表現やコンテンツは
過去のデータから裏づけられた根拠ある事柄か
長年の経験から得た事柄か
単なる一般的なイメージや自己判断か
このあたりのすみわけをきっちりしておいたほうがいい。
広告制作は、常に疑いながら、
自問自答して確認しながら進めていくべきだろう。
反比例の法則?
通販広告では、
見た目印象と反響が反比例する結果となることが多い。
私も何度か、通販会社さんの社員に方にいくつかの広告を見せて、
どの広告が、一番反響がよかったと思うか?
という質問をしたところ、この反比例が起った。
たいがい、印象がいい広告が、反響がいいと思い込んでいる。
あと、この手のテストをすると、
自分のセンスを試されているように感じて、
洗練された方を選ぶのかも知れない。
通販広告を見る人は、広告の評価をする人ではなく、
買うか、買わないかを判断する人
決して、洗練された広告が欲しいわけではない。
気持ちと頭を切り分ける
新しい販売テストを行う場合、
「結局前の販売方法や表現と変わらないじゃん!」
になってしまうことが多い。
なぜかというと、人は変わることに恐怖を持ち、
頭ではわかっていても変えられないから。
でも、変えていかないといけないのなら、この気持ちを抑えて、
淡々とテストを実施し、その結果を見て判断していくべき。
気持ちが抑えられず、
中途半端なことをしても何にも得られない。