女将タイムス -3ページ目

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08Mar
- 本と私とオーディオブック♬
  前にブログでご紹介したオーディオブック、今や私の生活に無くてはならない存在で、借りまくって聞きまくっています。クリスティーしか聞かないですけど、声優さんの声だけで（あの話でXXの役をやってた人だ）と分かるほどに。どんだけ聞いているって話ですよ。意外と競争率が高く、借りたくても借りられない状態から抜けようと、イギリス南西部を統括している別の図書館にも登録しました。ここはカバーしているエリアがすごく広いのでストックも想像通り多く、早速ポアロ物を2冊予約しました。普通は1話2時間くらいなのに、今回予約したのは2冊とも15時間の長さ💛今から楽しみ。オーディオブックはながら聞き出来るのがいいですね。編み物中は勿論、家の片づけとか料理中とか。たまに集中して聞かないと話の筋を見失うこともありますけど、一度借りたら最低5回は聞きますからなんとかついて行っています。これのせいでテレビやラジオの会話も耳が勝手に拾うようになり、たまに鬱陶しくなります。自慢とかじゃなくて何だろう、聞こうと意識していない雑音が増えた感じ。うまく言えない。以上、オーディオ（音声）ブックの話。電子版の原作本もたまに借りるのですが、読み切る前にいつも時間切れ。やっぱ紙で読みたいわよね、とチャリティーショップに行く度にクリスティを探しますが、まー、無いわ。たまにあっても、本当の意味での「古本」。カビ臭いしフォントも小さくて読みにくい。現代版に装丁し直したのが欲しいのですが、難航しています。そんな中、スーさんが「見つけた！！！」と靴箱いっぱいのクリスティの古本を持ち帰ってきました。これ全部で5ポンド。でかした！装丁はちょい古めですけど、これだけの大量発掘はまず無いので、ありがたく読むことにします。ブックカバーも手作りしました。日本の文庫本カバーは持っていますが、さすがにペーパーバックサイズのは無く、左は浅草のおせんべい屋の紙袋の再利用。右はかぎ針で編みました。チャリティショップで見つけたコットン糸で、材料費は100円位。オーディオブックと古本の2本立てで英語力を上げ、来年あたりTOEICを受け直そうと思います。クリスティでどれだけ行けるかちょっと楽しみ。にほんブログ村
06Mar
- グルテンアレルギーの友人に言われた一言
  グルテンアレルギー（Celiac disease)の友人がいます。彼女が罹患したン十年前は食べ物を探すのにも苦労したそうですが、グルテンフリーダイエットの流行も後押しして今やレストランのメニューにグルテンフリー（GF)ものが普通に載っているし、スーパーのグルテンフリーコーナーも拡大の一方。お陰で暮らしやすくなったと喜んでいて私も嬉しく思っていたのですが、この彼女が日本に一緒に行きたい、というのはまた別の話。最近の頭痛のタネになっています。だって日本はグルテンフリー食品ってメジャーじゃないんだもん。まず粉もの、テンプラ、お好み焼き、フライ、唐揚げ、うどん、全部だめ。そして何より醤油がダメ。日本食から醤油取ったら何残るのよ。めんつゆ、ポン酢も醤油だよね、、、こっちも考えるのに疲れてしまい、その友人に「日本に行ったことあるグルテンアレルギーの外国人のフォーラムとかでどこに行けば確実にグルテンフリーが食べられるかの事前調査を自分で（←ここ大事）やってみて、それから行くかどうするか決めたら？」と伝えたんです。例えばフライを揚げた同じ油でグルテンフリーのものを揚げてもダメなんですよ。こっちもプロじゃないから責任持てないし、友人は孫もいるいい大人なんだから、なんでもかんでもこっち任せは困る、というのもあったわけで。「日本はグルテンフリーの食べ物ってないの？信じられない！」「あるけど、メニューにはっきり明記されていないから自分で判断しないと。グルテンフリーの醤油を持参したとしても、肉じゃがとか既に味付けで使われているものはアウトでしょ。予約時に言えば対応してくれるレストランもあるけど、お値段もそれなりになります」「スーパーは？」「見ないねえ。糖質オフのは溢れているけど、問題は糖質じゃないし」「外食出来ないと観光の意味無い」「居酒屋は大丈夫じゃん。枝豆とか、枝豆とか、枝豆」今のイギリスの環境にすっかり甘やかされている彼女は絶句したあげく、「日本てStrange!!!(変！！！）」いや、私からしたらあなたの方が変なんですよ。あなたが世界基準じゃないっつうの。さすがに本人には言いませんでしたので、ここで吐かせてもらいました。彼女、日本に来るのかなあ。にほんブログ村
05Mar
- 日本の携帯電話
  長い事、日本に帰った時はソフトバンクのプリペイド携帯を使ってきました。1回のチャージ3,000円。滞在中はそれで充分、いや大抵余らせる。でも銀行とかその他の役所とか、事前に電話番号を伝えないと行けないことが結構あるから、同じ電話番号を継続して使える便利さを優先してきました。なのに、前回の帰国の際、「３Gが終わるので新しいのを買い直せ」という手紙がソフトバンクから届き、まだ4年近く猶予はあるものの、気になってチョコチョコ、ネット検索しています。しっかし、日本の携帯は高い！かつ複雑！大手キャリアのモノポリーいまだ健在！って感じですね。イギリスにも似たような、定額契約縛りみたいなのありますけど、それ以外のSIMオンリーの選択肢も多いから色々選べるのに、日本のはその辺の道が封鎖、いや開通してはいるけど獣道レベル。私のサーチ不足なのかもしれませんけど。私が探しているのは通話付きのSimのみ、月額1000円、2ギガ。余ったデータは翌月繰り越し、です。使っている機種がSIM2枚内蔵できるので、イギリスと日本のSIMを入れておいたら便利だろうなと。私のイギリスの携帯が、2.5ギガ、2500分通話、２５００回テキストで月7ポンド３５なんで（Plusnetて会社）、それと同じ、もしくは下で充分だと思ったんですが。でも無いわね～。無いわ～。一番近いのがOCNてとこのだわ。てか今のところそこしか選択肢無いわ。Skypeの定額契約にして、電話番号取得することも考えたけど、それだと常にネット環境のあるところじゃないといけないから駄目だし、、、。本当、日本の携帯会社、嫌い。テレビのCMも早口でまくし立てて、何言ってるのか、何売ろうとしているのかいつもチンプンカンプン。にほんブログ村
04Mar
- チャリティーショップでお買得品
  いやあ、ひさびさにいい買い物をしました。ここんところ、ユニクロのヒートテックしか買っていない私が、なんとスカートを3枚も買ってしまいました。チャリティーショップですけどね。H&M、ZARA、TOPSHOPといったハイストリートショップブランドは私には高くて、セールになってもまだ高くて、ここ数年買っていません。というか買えません。。。高い割に素材もポリとかアクリルだし。今は主にトルコ時代に買い溜めた服を着、日本に帰った時にヒートテック、あとワゴンセールの服を買っています。ユニクロも定価では買わない。いや買えない。服に2000円出すのが怖い。その点、チャリティーショップは掘り出し物がありますから、１着１０ポンド（約1400円）を予算に探すようにしています。といっても私のチャリティーショップの主な目的は毛糸と本なので、服サーチの熱量はやや低めですけど。いいのがあればラッキー！くらいのゆるさです。そんな私が、スカートを3着ですよ。しかも3着ともWhite Stuffというハイストリートブランドで、全て新品！！お店が売れ残りを寄付したんだろうな。ここのブランド結構好き。スカートもかわいいのよ。１枚５５ポンドとかするんで値段はかわいくないけど。それがあーた、私のは５．５ポンド　＋　５．５ポンド　＋　３．５ポンド　＝トータル１４．５ポンドその上！その日は「１０ポンド以上買うと、２０パーセント引き」セール開催中だったので、１４．５ポンド　ｘ　８０％　＝１１．６ポンド！　新品スカート３枚で2,000円行かなかった。大満足です。着倒してやる。にほんブログ村
02Mar
- TOEIC800点レベル？の会話
  この前、レストランの隣のテーブルでのやり取りを聞いて、（これを何の疑問も無く理解出来たら、結構なスコア行くのでは？）と思ったのでご紹介します。客とウェイトレスの会話と、良くあるシチュエーションであるものの、客が「かなりお年寄りのグループ（我が道行くタイプの集合体）」で、注文しているのが「フィッシュアンドチップス」であることにご注目ください。ウェイトレス（以下ウェ）「ご注文をどうぞ」老人A「フィッシュアンドチップスをください」ウェ「チップスはフレンチ？スタンダード？」老人A「フレンチ？」ウェ「マクドナルドで出てくる細いやつです。スタンダードは普通のチャンキー（太め）」（老人達ここでザワつく）老人A「それじゃ私はそのフレンチで」老人B「私もフィッシュアンドチップスがいいんだけど、チップスは普通のやつね」老人C「私はどっちかっていうとフィッシュパイが食べたいんだけど」ウェ「（老人Cを無視して）ピーはマッシー？ガーデン？」老人A「マッシー！」老人B「ガーデン！」老人C「フィッシュパイの中にトラウト（鱒）が入ってるか確認してもらえない？私あれちょっと苦手で」ウェ「それじゃフィッシュアンドチップス、1つはフレンチとマッシーピー、１つはチャンキーでガーデン。フィッシュパイにトラウトが入ってるか、キッチンに聞いて来ます」問題：老人Bのオーダーは次のうちどれかA　魚のフライにポテトチップス、グリーンピースB　魚のフライに太めのフライドポテト、緑のドロドロC　魚のフライに細いポテトフライ、緑のドロドロD　魚のフライに太めのフライドポテト、グリーンピース回答　D非常にイギリス的な会話だと思うのですが、いかがでしょう。まずチップスというのは揚げたフライドポテトのこと。ポテトチップスじゃないですよ。イギリスでポテトチップスは「クリスプ」と呼びます。マッシーピーはグリーンピースを潰して何やらハイカロリーなやつを混ぜた、一見離乳食っぽいもので、私は嫌いなので手をつけませんが、イギリス人は老いも若きも良く食べています。ガーデンピーは皆さんお馴染みの茹でたグリーンピースで、私はこっちが好き。フィッシュアンドチップス。写真はチャンキーチップス＆マッシーピーの組み合わせで、白いのはタルタルソースです。私ならグリーンピースにチェンジして、カレーソースを追加注文するなちなみにイギリスでは、７０歳を超えていてもフィッシュアンドチップスをぺろりと平らげるお年寄りが数多く存在します。「Pensioner Set（年金受給者セット」なんてのがあるくらい。にほんブログ村
01Mar
- コーンウォール旅行
  イギリスでも毎日コロナのニュースが流れています。とうとうクルーズ船に乗っていたイギリス人が亡くなったことで皆ショックを受けている。ジョンソン首相が「手洗い20秒、石鹸とお湯で」とテレビで繰返していましたが、昨日のラジオでGFとの間に子供が出来、婚約したとの報道。おめでとうございます。オフィシャルではジョンソン氏、過去2回の結婚で4人子供を授かったそうですが、「本当は何人いるのですか？」の質問に、「答えたくない」と答えたそうで、それは暗に4人以上いるって答えたようなもんだよな、と思ったり。こっちじゃマスク姿で歩こうものなら「私、感染しています」と日本とは逆の意味に捉えられ、運が悪いとフルボッコになるので、マスクはしませんが、私もバッグに消毒ジェルを忍ばせることにします。さてさてこんな中、加えて嵐吹く中、コーンウォールに行ってきました。メインはPadstowのPaul Ainsworth at No.6でのランチです。「ポール？はて。今回が初めて？」「3回目です」いつものようにスーさんに怒られ（レストランにあまり興味のない私は、名前を言われただけじゃ、いつもチンプンカンプンなのです）、店の中に入ってやっと「あー、ここね」と思い出しました。前と違っていたのはキッチンの壁に大きな窓が付き、食事をしつつ中の様子が見えるようになっていました。私達が一番最初にテーブルに着いたせいかキッチンの中もまだ和やかムードで、シェフのお兄さんたちと手を振り合ったり。（もちろん調理が始まったらめっちゃ真剣な顔になっていた）「あの人がここのメインシェフ？」「違う」なんて会話をしていたら、小太りの小男がキッチンから出て来て、「ハロー」とこちらに手を振りました。なんとその小男！（ちょっと宮川大輔似）毎晩楽しみに観ていたGreat British Menuの審査員のあの人じゃないですか！私この人の審査が一番好きだった。フレンドリーだけど、厳しさも持ち、なにより話す英語がクリアで分かりやすい。まさかこの人のレストランだと思っていなかったから、思わず出た言葉が、「I know You!!!!（あなたの事、知ってる！）」ほんと？ありがとー、と再度手を振ってくれました。うれP～「いやあ、ここ彼のレストランなのね。いや驚いたわ」「だからそう何度も言ってるじゃん」「外人の名前なんていちいち覚えてられんわ」料理も美味しく、良いランチタイムでした。考えてみたら私、結構セレブリティ・シェフに会ってんのよね。名前書けませんけど（覚えてない）俳優や歌手よりずっと垣根が低いのは間違いない。だってその人のレストランに行けばいますから。にほんブログ村
25Feb
- 包丁を研ぐ
  包丁なんて出刃と菜切りさえあればどうとでもなる、と私自身は思っているけど、男の人ってナイフが好きだよね。合羽橋や東急ハンズでも大抵包丁を熱心に見ているのは男性、しかも西洋の。狩猟民族の血が騒ぐのでしょうか。スーさんも御多分に漏れずで、我が家のキッチンの一部は、どこぞの包丁屋の体をなしています。これ、家の外からも良く見えるので防犯にもなり、その点は便利だけど、それでも私が使うのは出刃、菜切り、時々ペティナイフ。特に問題なく使っていたのに、スウェーデンのこれまたナイフ好き男子に「お宅のナイフはどれもこれも切れんな」とお叱りを受けました。えー、そう？なんて反論したけど、今回、我が家に再訪した際、こちらの包丁研ぎも持参されました。研ぐ気満々。これはGlobalと日本の包丁専門の研ぎ機なので、ドイツ製の包丁には使うな、と我が家の包丁を次々に研ぎながら講釈されました。なんでも刃のカーブが違うんだそうです。包丁男子、、、確かに研いだ包丁はよく切れる！当たり前よく切れる包丁で指を切った時の方が雑菌が少なく、ケガの回復が早い、とプロのシェフも言っているしな。「この研ぎ機は置いていくからたまに研ぎなね」とプレゼントされました。がんばります～。にほんブログ村
23Feb
- 最近はハマっている調味料
  今頃？って感じでこの前、塩麹デビューしました人参＆ツナのサラダに使ったんですが、美味しくてｘ２、牧草を食む牛並みに食べました。塩麹は肉料理とも相性いいみたいですが、私は今後も人参サラダだけでいいわ。そして、最近ハマっている調味料はこちら。（塩麹じゃないんですねえ）腐乳、発酵した豆腐です。香港で食べる朝顔のツルの腐乳炒めが好きで、メニューに無くても、紙に「腐乳」と書いて店の人にオーダーするほど。これ、家でも食べたいな、とイギリスの中華スーパーをチェックしたら、種類も豊富だし値段も２００円位とお手頃。うちはもっぱらチンゲンサイに使いますが、あとはカイランとか中国野菜との相性は当然ながらバッチリ。試したこと無いけど茄子、トマト、あとピーマンも良さそう。使い方は簡単で、中華鍋に油無しでキューブ状の腐乳を直接投入。思い切った量を入れないと美味しくないので、昨日、チンゲンサイを４株炒めるのに、この瓶の半分を使いました。火をつけ、ゴムベラなどでキューブをつぶしながら軽く炒めます。大体つぶれたかな？となったところで野菜を入れて炒めるだけ。味付けはこれだけ。これだけでいいんです！昨日はスウェーデンから友人が来ていて、「腐乳？台湾で食べたけどイマイチだった」と言うのを無視して食べさせたら、お代わりしていました。発酵食品は体にもいいので積極的に採りたいですね。ちなみに香港の人は、このキューブ状の腐乳をご飯に乗せて食べるそうです。「人には言えないけど」となぜか皆コッソリ言うので香港における猫まんまのようなものなのか。いつか試してみたい。にほんブログ村
20Feb
- キッチンと玄関の改装工事
  今週月曜から改装工事が始まり、朝9時から職人さん3人が働いています。昔はイギリスの職人って仕事も時間もいい加減なイメージがあったけど、今は何かやらかすと、すぐネットのレビューで悪口書かれるせいか、どの職人さんもキチンとしています。毎日きっちり掃除機かけて帰るし。感心感心。とはいえ、連日他人が家を出入りする状況は結構、精神的に疲れる。キッチンに出入りできないのでお茶、お湯が入ったポット、お昼ごはんを2階の自室に持ち込み、猫抱いてボーっとしているだけですから。（ならブログ書け、と言われそうだな）天気よけりゃ庭仕事が出来るのに、ほぼ毎日雨が降っているし。そのせいか、今週に入って私、毎日8時にベッドに入っています。活動量、猫抱いてるだけなのに、なぜかクタクタ。しかも朝の6時まで寝れるんだ。どんだけ精神すり減らしているんだって話ですよ。そんな生活もあと2日です。チャ（猫）のストレスも結構なものだと思うので、これが限界ですね。今回の改装の一番の目的は、トルコから持ち帰ったツードア両開きの大型冷蔵庫が入れられるスペースを作ることでした。置く場所が無くて3年近く、ずっとガレージに置きっぱなしでね。。。。それまでは作り付けになっていた、ほっそい冷蔵庫をシブシブ使っていました。やっすくて、キャパ全然無くて、中が見にくい三重苦のヤツ。うちは2人暮らしの割に冷蔵庫に食品を貯め込むダメ夫婦なので、もう常にパンパンの冷蔵庫にイライラMax、ぼやきノンストップ！この度の改装でやっと大型冷蔵庫を台所にお迎えすることが出来ました。ちなみにそのほっそい三重苦冷蔵庫はガレージに置き、セーターの虫食い防止は冷凍が一番と信じているスーさんが、時たま自分のカシミアセーターを凍らせるのに使うそうです。にほんブログ村
12Jan
- ウェールズ旅行
  年明けにウェールズ旅行に行ってきました。今回滞在したホテルですが、出発直前になんと、「夏からAdministration(破産一歩手前）」と分かりまして。慌ててホテルレビューを見ると、「朝食ブッフェの追加が出てこない！」などの怒りのコメントが並んでいました。朝食は私はそんなに重要じゃないけど、部屋が汚いのは我慢できないので、その点はちょっとドキドキでした。結局、部屋自体は綺麗で安心しましたが、セントラルヒーターの空気抜きが出来ておらず、まったく暖まっていませんでした。すぐにレセプションにドライバーを頼んだのにいつまでたっても持ってきてくれず、しびれを切らして、スーさんが食堂からナイフを失敬して自分たちで空気抜きしましたけど。マナーハウスを改装したホテルなのに、競売にかけられたのか、ラウンジの家具や絵画が一切取り払われており、ボロッちいソファーが２つ。その脇でコーコーと電気ヒーターが弱い風を吐いていました。そこは本来、暖炉の火が燃えているべきなのに。経営困難な状態がそこここで垣間見えたのはある意味、得難い体験だったかもしれません。一夜明け、ランチを食べに、別のマナーハウス・ホテルに行きました。そこは家具がいっぱい置いてあり、綺麗にデコレーションされたクリスマスツリーもあり安心しました。私達のホテルの唯一クリスマスっぽい飾りは、使い古した緑のキラキラ・モールだけでしたから。食事前にドローイングルームで一杯やっていたところ、壁にたくさんかけられていた水彩画に目が留まりました。子供たちが相撲を取っていたり、武士が馬に乗って駆けていたり、そして極めつけは、打ち出の小槌を持った大黒様！「これって、日本の水彩画ですよね？」通りかかったホテルのスタッフに話しかけると、「らしいです。もともと当ホテルの持ち主がオークションで競り落としたものなんですが、実はこれらの絵についての情報がほとんど無く、お客様に質問されても、答えられなくて困っております。お客様は日本の方なんですよね。お願いです、どんな些細なことでもいいです。情報下さい！」懇願されてしまいました。絵は20枚くらいありましたが、「隣の食堂にもあるんです、そっちも見てくれますか」更に懇願され、その必死さに同情しまして。「分かりました。紙とペン、ありますか？」「今持ってきます！」大黒様の絵が結構あったので、急いでググり、大黒様、別の名前は大黒天七福神の1人で、富と豊作の神仏教と神道の両方に出てくるこれらを紙に書き、そのスタッフに渡しました。「そちらのマニュアルに追加してください」「ありがとうございます！」年明けから人の役に立て、幸先いいスタートを切れました。にほんブログ村
11Jan
- アメリカからの客人
  おととし行ったカリブ海クルーズで知り合ったアメリカ人夫妻が、今度はサザンプトンから香港に向けて38日間（！）のクルーズをすることになり、出航前に我が家に泊まりにきました。旦那さんはカルフォルニア大学の元教授で、ハーバード大学や九州大学でも英文学を教えたインテリな人なんですが、我が家のチャ（猫）にはそんな経歴は全く関係無いようで、せっかくあちらが仲良くしようとしてくれているのに、「だれ、この、おじいさん」の態度を終始崩すことはありませんでした。その元教授は、我が家に着くなり、「最近Netflixでやってる日本のドラマにハマっていてね」と話し出しました。「場所は銀座の飲み屋なんだけど、28分くらいの短いドラマで、タイトルはミッドナイト・レストランていうの」銀座か。聞いたこと無いな。「毎回１つの料理をメインに、それにまつわる話を展開するんだけど、いいんだよぉ、内容が。本当にいい」ちょっと待って、ミッドナイト・レストラン、って今言った？「そうだよ、深夜にしか開かないの」ミッドナイト＝深夜レストラン＝食堂「それってひょっとして深夜食堂？」深夜食堂 (22) (ビッグコミックススペシャル) 897円 Amazon 「そう言ってるじゃん」「悪いけど、それ、銀座じゃなくて新宿ですから」「あ、そうなの？」「銀座と新宿じゃ大違いですっ」「あれって原作は小説？」「違うよ、マンガ」「へ？？？」「マンガだよ。私電子版で全巻持ってるから今見せてあげる」「そっかあ、マンガね」心なしか落胆気味の教授。「あのね、マンガって言っても日本のそれは、どちらかというと映画や小説に近いから。アメリカのコミックとは一緒にしないでちょうだい」「その辺は、僕も分かってます！」なぜかムキになる教授。「ほら、これが原作本。この独特の絵柄がまたストーリーとマッチするのよ」「で、こちらがセリフで、こちらがモノローグと」「え？なんだって？」「だから、これがセリフ、声に出しているやつで、こっちはモノローグ、声に出してないセリフでしょ？」「ああ、そうそう、こっちのふうせんみたいな形のふきだしに入っているのがセリフね」絵柄より先に文字に目が行くのはさすが英文学教授、とちょっと感心しつつ、「ドラマも良いけど、翻訳版の原作本も読みましょう」と進言しておきました。今年もよろしくお願いします！にほんブログ村
11Oct
- 荷造り開始
  ここ2ヶ月間は大人しく庭仕事と筋トレに精を出していましたが、来週からの旅行を控え、荷造りを始めています。今回はイギリス→シンガポール→ニュージーランド→クック諸島→ロスアンゼルス→イギリス今年はスーさんにとって大きな節目の年であるため、思い切って世界一周することにしました。2人とも初めての日付変更線越えです。私の手元に子供の頃読んでいた本があるのですが、80日もかかりません。飛行機を使えば1か月。そもそもこんなお大臣旅行ではなく、全てエコノミーですしねえ。荷物の重量制限は２３キロ（スーツケース）＋7キロ（機内持ち込み）たった３０キロでございます。この制限内で1か月どころか気温11度から３０度までをカバーしないといけないから、今回はちょっと頭を悩ませます。服はこまめに洗濯するとして問題はレジャー関係。シュノーケリング道具にウェットスーツ折り畳みテントにクーラーボックス自炊する可能性もあるので塩コショウ。塩コショウなんて安いし現地で買えばいいと思うけど、意外と小さい容器のが売ってない。結果使い切れなくて破棄、は心情的に嫌なのです。ドライブ中の水筒も必要だし、ならお茶も欲しいよね、となる。私この旅行のために、フルフェイスのシュノーケリングマスクを買ったんです。使うの楽しみだけど、これが結構邪魔。でも意地でも持って行く。編み物道具ももちろん持って行きます。常夏のクック諸島でレッグウォーマーを編むつもり。重量がほとんど無い趣味を持っていた自分を褒めたいです。私の荷造りはいつも、①日程をカバーできるだけの服と下着を準備する②それを半分に減らす③さらに減らせるものを減らすこれだけやっても、結局着なかった服が毎回出るんですよね。不思議。ここ2週間ほどゴチャゴチャやっていましたが、服の方は水着とラッシュガードと、ウルトラライトダウンと裏起毛タイツが混在という、ちょっとしたカオスです。iPadに電子マンガも３００冊落としたし、あとは無事に旅行が出来ることを祈るだけ。にほんブログ村
07Oct
- なかなかたどり着かない
  イギリスでは3年に1度（50歳以上は5年に1度）、NHSで子宮頚管のサンプルを採るのが義務付けられています。夏前に受診要請の手紙を受け取ったので予約を入れようとしたら、「来月のスケジュールがまだ決まっていないから、来週また電話して」と言われ、次の週はあいにく長期旅行と重なったので旅行後、改めて予約を入れました。この予約の難しいところは、サンプルを採る場所が子宮周辺（？）なだけに、ひと月に1週間程度、採取できない期間がある、ということです。（女の子なんで）提案された予約日はタイミング的にバッチグーだったので一安心したのですが、当日診療所に行くと、「担当ナースが体調不良で今日はキャンセル」他のナースじゃ採れんのか！なんてここイギリスでは愚問ですから、約2週間後に再予約をいれました。担当ナースは先日のドタキャンを詫びるわけでもなく、質問を浴びせ、その後診察台（産婦人科系のではなく、本当に普通の診察台）に私を乗せサンプルゲット！となったのですが、まさかなタイミングで、はい私、診察台の上で生理が来ました、、、、「とりあえず検査には送るけど、サンプルがちゃんと採れなかったかもしれないから、その時は手紙来るから。再検査しましょう」最初の予約日は大丈夫だったのに、あなたが体調不良で休むから、有無を言わさずこの日になっちゃったんでしょうが！と言ったところでどうにもならないので、「はい」私も大人になったものだわ。そして案の定、1週間後に「ほい、再検査～」の手紙が届きました。しかも「１２月25日以降にしてね」の指定アリ。なんで？？？？？？？この調子じゃ、1年越しの検査になりそう。にほんブログ村
12Sep
- そろばん6級の今
  先日Boots（イギリスの薬局チェーン）のクーポン20ポンド分を手に入れました。スーさんが、「好きなの買いなよ」と言ってくれたのでシャンプーを買おうとBootsに行ってきました。私が今使っているのは海外在住者がちょくちょくお勧めしているAussieのシャンプーです。長年ロレアルを愛用していましたが、突然合わなくなってしまい、（TVのCMで「改良レシピで新発売！」と謳った直後だったので、私には改悪だった模様）藁にもすがる思いでこれを買ったら、即問題解消で助かりました。イギリスならどこでも売っているのも〇。BootｓにももちろんAussieはあるのですが、サイズが大小あり、一見大きいサイズの方がお得に見えるけど、小サイズが値下げしていて、その辺の見極めが難しい。加えてこっちは自分の財布を痛めることなく、20ポンドのクーポンの範囲ギリギリで買いたい。結局、小さいサイズのシャンプー＆コンディショナーを3組、あとトリートメントを1本で勝負することにしました。小学校時代に取ったそろばん6級の暗算力だと、多分20ポンド、と出たので。そして結果は、、、、、20ポンド６ペンス「おっしゃーーー！！」レジ前で大きくガッツポーズですよ。レジのお姉さんは最初びっくりしていましたけど、私が20ポンドのクーポンを渡すとすぐに分かってくれ、「お見事！最高の週末じゃん。じゃあと6ペンスね」と言ってくれました。久々の達成感だったな、あれは。にほんブログ村
11Sep
- コンタクトレンズの試着
  そういえば、日本に居た時にレンタカーを借りたんですけど、スーさんが高速のETCを毎回「エトセトラ」と読むので困ったことを思い出しました。いくら「イー・ティー・シー」と教えても、次の出口で必ず「えっと、僕たちの車はエトセトラだよね？」と戻っている。ちなみに洋服を売っているGUも力いっぱい「グ―――――」と読みます。紛らわしいことに、イギリスに同じGUでグーと読む、お菓子のメーカーがあるのです。もう修正するのも疲れたので、そのまま放置しています。さて今日は新しいコンタクトレンズの試着をしてきました。自慢じゃないけど、コンタクト歴ん10年。高校生の時でしたけど、当時は週一の煮沸消毒が必要でした。たまにうっかり忘れて、学校行く前に煮沸して、ホカホカの温かいレンズをつけたりね。乱視だったのでソフトじゃ限界、となりハードに移行したけど、どうしても合わなくてまたソフトに戻り。イギリスでは毎月家に送付してもらうシステム（料金は銀行引き落とし）を長く利用し、トルコにもそのレンズを持って行ったのですが、乱視用のそれが合わずに着けると必ず充血するようになったので、トルコの眼科で検眼してもらった後は（しかもその結果はわら半紙の殴り書き）そのデータをもとに買い続けました。そしてこの度とうとう、「遠近両用レンズ」デビューしました。なんだか感無量です。近眼は老眼にならない説をかたくなに信じていたのに、全然、老眼だっちゅうの。調味料とかシャンプーとかパックとかの取り扱い説明が読めないのがツライ。その遠近両用レンズを目玉にはめてみた感じですけど、オプティシャンに言われたように、確かに遠くを見た感じちょっとぼやけて見える。でも我慢できる範囲だし、手元も前より見えるようになったし。今日半日つけてみたけど、途中から着けていることを忘れていたから、これはいいサイン。問題は値段が普通のレンズよりややお高いのです。「レンズが合わない」と言えば普通のレンズで何とかしてくれると言ってもらっていますけど、さてどうしましょ。とりあえず2週間、試着を続けてみます。にほんブログ村
06Sep
- 嬉しいプレゼント
  日本に行っている間に雑草がご近所に顔向けできないくらいに茂ってしまい、下手すりゃ大根の葉っぱくらいまで育っていました。もう抜くっていうより収穫レベル。その雑草抜きもようやく落ち着き、最近は春咲きの球根を植えたり、夏前に種から育てた鉢植えを地植えしたり、こういうのは楽しいのよねえ。ちなみに種はチャリティーショップで投げ売られていた、園芸雑誌の付録です。種もちゃんとした店で買うと１袋2ポンドとかするからね。それが半額以下の５０ペンスだったかな。買うでしょ。買い占めました。あんなに叩き売られていたのに、良く育ってくれています。春を楽しみにしつつ、出来れば栄養分豊かな土で育てたいので、ここ最近、スーさんにおねだりしていた「ブツ」がありました。今日やっと手に入ったのでブログに書くことにしたんですが、お食事中の人もいるでしょうからコロコロした可愛いやつなんですけど、写真に撮るのはやめておきましたよ。「ブツ」ですが、ワンクッション置いて、英語でまず書きます。Horse　Manure我が家は田舎にあるので、馬を自宅で飼っているお宅が結構あります。そういうお宅が「Horse Manureあり〼」なんてサインを家の前に出しているので、そろそろお分かりですね。私がスーさんにおねだりしていたものは、🐎の💩、ばっふんだ。これ、特に薔薇に効くんですよー。それを大袋に3袋も持って帰ってくれました。しかもタダ。全ての薔薇の周りにまいて、残りは花壇にバサバサまきました。チャ（猫）がいやーーーな顔していますけど、じきに溶けるんじゃないかな（適当）。意外に臭わないし、春までにもう一度スーさんに貰いに行ってもらうつもりです。にほんブログ村
04Sep
- 2019年夏
  気付けばもう9月ですよ。早いっての。今日の私は、というかここ最近の私は朝起きてウォーキングして筋トレして庭仕事をして一日が終わっています。今や筋トレもアプリの時代ですから、色々ダウンロードして使っているけど、アプリに繰られている感半端ない。「今日モ達成デス。アナタナラヤルトオモイマシタ」と言われて道端で小さくガッツポーズ。繰られてるー。痩せるならなんでもいいです。この夏はねぶたを観に日本に行っていました。青森市のねぶたは勿論、五所川原の立佞武多と弘前のねぷたも観ました。レンタカーを郊外のスーパーに停め、祭りスポットまでは連日、地元の中高生に交じって自転車を漕ぎまくったせいか、「This is アップルジュース、please トライ」とおばさんに勧められ、リンゴジュースを試飲し、「酸味がすっきりしていて美味しいですね」とコメントしたら、「あら！なによもー、あなた日本人だったの？」と言われるくらいに焼けました。仙台駅では中国人に中国語でアンケート取られたし。私、ちゃんと日本人なんですよ。青森のねぶたはやはり死ぬまでに一度は観るべき、のレベルでしたが弘前のねぷたもなかなかのものでした。絵柄がちょっとグロいのが好き嫌い別れるそうですが、私は好き。扇型のねぷたの上にオジサンたちが乗ってこっちに向かって手を振る様は、ディズニーランドのエレクトリックパレードのシンデレラのようでした。五所川原の立佞武多はビル4階建てくらいの高さがあるので、「一見の価値あり！」と言われ見に行ったのですが、たまたま隣に居た一家にトウモロコシとかトマトとか（主に私が）餌付けされ、奥さんが年齢が近かったせいか話が弾み、「あら、最初の佞武多もう行っちゃったわ。でさぁ、、、」とねぶた無視で話しまくったものいい思い出です。青森の人達、みんな優しかった。今回陣地にした民宿が八甲田の奥入瀬近くだったので、十和田湖にも足を延ばし、スーさんはしっかり泳いでいました。念のため「遊泳禁止ですか？」と喫茶店のお姉さんに聞いたら、「そんなことないんですけど、泳ぎたいと思われるのは外国のお客さんが多いですね」ならいいかとスーさんはスイスイ。最高だったそうです。十和田湖周辺いいよなー。ここは住めるかも、と思ったし。雪が積もっている間は編み物していればいいし、それより温泉と食べ物の美味しさが優る。ちなみに八甲田山と言えば例の雪山行軍が有名ですけど大英帝国出身のスーさんには賛同が得られませんでした。説明すればするほど墓穴掘るというか、私の勉強不足ゆえで申し訳ない。久々のブログだしこんなもんかな。また書きます。にほんブログ村
12Jul
- 理解者現る
  地元にはスーさんと私が一緒に働いていた時の同僚たちがおり、たまに集まって近況を報告し合っています。先日集まった時、1人が今は週3で働いているので、空いている時間は庭仕事や編み物をしていると言ったので、編みラーの私は思わず前のめりに。「女将も編み物好きなんだ。カギ？棒？」「私はここんところずっとカギ針だよぉ」「私もカギの方が好きだな」その会話を聞いたスーさんが割り込んできました。「女将、この前トルコに行った時に、毛糸63玉も買ったんだよ。買い過ぎだよねえ」ウケ狙いで言ったんでしょうけど、彼女は真面目な顔で「当然でしょ。大した数じゃないわよ」今までスーさんにこのことでからかわれ続けていたので、救世主出現に胸が熱くなりました。「でしょ？編みラーなら買うよね。100玉行けたって今でも思ってる」「なんで買わなかったのよ。大した重さじゃなし」まだそこに居たスーさんが、「女将最近オーディオブックにハマって、ミスマープル聞きながら編み物してるんだよｗ」「だって編み物しながらだとすごく集中できるんだよ」「分かる、編み物とオーディオブック、完璧な組み合わせだわよ」力強いお言葉いただきました。私の編み物姿はおばあさんみたいとからかうスーさんを追い払うことが出来てスッキリ。にほんブログ村
11Jul
- 煙突に鳥が落ちた
  暖炉のある家に住んで10年そこそこ、初めての体験でした。チャ（猫）が顔を蜘蛛の巣だらけにして暖炉ストーブの下をうろついていたので、なにやってんだ？と思っていたら、どうやら鳥が煙突から落っこちた模様。耳を澄ますと、確かにゴソゴソ聞こえます。煙突でぼんやり休んでいたのか知りませんが、足を踏み外してスッコーンとまっ逆さに落ち、そのまま煙突の終点まで来てしまった模様。絵で示すとこうです。鳥とストーブの間には仕切りのようなものがあるんですが、その形状のせいで手を差し入れることが出来ず、こっち側に鳥が来るには唯一、鳥の方から「よいしょ」と足でまたぐしかありません。「どうすんのよコレ」鳥嫌いの私はスーさんに全処理を託すつもりで聞きました。「上の煙突からの光を頼りに出ていくだろうからしばらく待とう」「出なかったら？」「その時は、煙突屋に頼むしかないわな。暖炉ストーブを外してもらって。でもこれクソ重いから、作業に半日はかかるし、それ以前に煙突屋がつかまるかどうか、、、その間に鳥死んじゃうかも、、、、とにかく鳥の頑張りに期待しよう！！」そして半日が経ち、まだゴソゴソ言っていますけども？！多分、煙突が狭くて、飛びたくとも翼が広げられないのだと思います。「どうすんのよコレ」（2回目）「よし、ここからは俺の仕事だ。女将とチャは部屋から出てくれ」スーさんは納戸から電気スタンドを取り出し、そっと暖炉の前に置きました。ネットで情報を集めた、「ストーブ側から光を当て、こっちにおびき出す」作戦です。15分くらいしたでしょうか。２階で待機していた私とチャのところにスーさんがやって来て、「鳥、ストーブの中まで入って来たよ」「『よいしょ』して仕切り越えたんだ」早速見に行くと、ストーブの中で「出せー、ここから出せー」と翼をワサワサしている黒い鳥が見えました。黒く見えるけど、本当は真っ白な鳥だったのかもしれない。ここからは捕まえて外に出す作業ですので、チャの移動バスケットを拝借して鳥を入れ、無事、外に放してやりました。怪我した様子もなくあっという間に飛び去りました。ちょっと鶴の恩返しの展開を期待しているのですが、今現在、何の音沙汰もございません。にほんブログ村
07Jul
- 北海クルーズ
  先月、サザンプトン→ハンブルグ（ドイツ）→ゼ―ブルージュ（ベルギー）→ガーンジー島→ハンブルグ→サザンプトンと北海を周る9日間のクルーズに行ってきました。もともとこのクルーズは予定に入っていなかったんですが、激安オファー、普通に家で9日間生活してもその位使うんじゃない？て額だったので飛びつきました。もちろん船では正規料金を払って乗ってますって顔して闊歩しましたよ。この航路はクルーズ体験を目的にした2泊で下船する客がかなりいたので、しょっちゅう人の入れ替えがあったのが今までと違ったところです。ハンブルグに2回停まるので乗客の8割をドイツ人が占め、至る所で「ヤー(yes)」「ヤー(yes)」が飛び交うまでは良かったのですが、夜のディナーテーブルを彼らと一緒にされたのにはちょっと困りました。通常、同じ言語同士でテーブルは組まれるので、これは稀なことだし、もちろんフレンドリーなドイツ人もいるし、概してドイツ人は英語が上手いですけど、頑として英語を話さない人ももちろん多く。こちらとしてもあちらに英語を話すよう強いるつもりは勿論ないですけど運悪く私たちが当たったのは不愛想な人達ばかりで、もうなんなのでした。乗船初日の晩のテーブルでは既にドイツ人４人が座っていたのですが、こちらがテーブルについても、メニューからちらりと目を上げるだけで自己紹介すらしない。英語が通じないのか？でも挨拶くらいはしますよね。この人達とこれから毎日同じテーブルを囲むのはキツイかも、と思い始めたところにウェイターがアジア人の私にドイツ語のメニューを渡そうとするので、スーさんが無言でウェイター頭のところに行って英語席のテーブルに変えてもらいました。新たに充てられたのはふた組のイギリス人夫婦のテーブルでみな話好きだったのもあり、楽しい２晩を過ごしました。そして最初のハンブルグで２泊客が去り（残念ながらそのイギリス人夫婦たちも）、今度のテーブルは大丈夫かな？とドキドキして行くとカップル2組が座っており、1組目　これまた不愛想なドイツ人夫婦2組目　ドイツ妻（超話好き＆英語堪能）＆イギリス夫の夫婦1組目のドイツ人夫婦が笑ったら負けの家訓ですか？ってくらいに笑わない。話さない。だからって無視するわけにもいかないし、たまに話を振りますよね。ドイツ妻がドイツ語に訳したりして。１晩共にしましたけど、同じ客なのになんでこっちがもてなさないといけないのよと馬鹿らしくなったのも確か。人と交わるのが嫌なら最初からプライベートのテーブルを取って欲しい。翌朝ウェイター頭に文句を言いに行きました。「私、怒ってます。I am Difficult ですよ！」「ディナーテーブルのことでしょうか？確かまたドイツ人と同じになったようで、こちらも心配しておりました」「今すぐ、日本語席に替えてください」1,000人を超す乗客の中で日本人は私だけと知ったうえでの無理難題です。「そ、それは」「無理なら英語席に今晩から替えてください。日本語ではなく英語、と言っている時点で、私は既に譲歩しています」「分っかりました～」今回のように2回もテーブルを変更してもらうなんて本来あってはいけないことです。不愛想なドイツ人も困ったものですが、クルーズ会社のミスですね。そして変更してもらったのはイギリス人4人とアメリカ人2人の席。なぜ最初からここにしない？！ちなみにもう一組のイギリス＆ドイツ人カップルも私たち同様、翌日テーブルを変更したので、最初のテーブルには退屈ドイツ人夫婦だけが残っていました。これで彼らも思う存分自分たちのペースで会話ができるし、皆ハッピーな結果になって良かったです。にほんブログ村