その赤ちゃんはサンティアゴ・メンドーサくん。
その体は脂肪だらけ。
生後8か月で体重22kg。これは平均的な赤ちゃんの約3倍の重さ。
サンティアゴは生まれた時の体重は4200gと少し大きめ程度。
ところが、昼夜を問わず泣きやぐずりが酷く、ミルクを与えると必ず泣き止んだ。
そのため母親はついつい母乳やミルク、それ以外にクッキーやビスケットなども与えていた。
そして生後3か月で12kg。6か月で18kgを超えた。
息子の異常な体重増加を心配した母は医師に相談すると、
「肥満以外に問題はないが、いつ病気になってもおかしくない。痩せさせるべき」と忠告を受けた。
しかし、ぐずり始めると、どうしていいか分からず食べ物を与え続けてしまった。
２０１４年３月サンティアゴの母親は肥満に悩む人を支援するチャリティー団体に手紙を書いて助けを求めた。
団体の職員がサンディエゴを引き取りにきてみると、重すぎて連れ出せないためハンモックに乗せたままになっていて
そのせいで、寝返りやハイハイも出来ない状態だった。
全身についている脂肪が邪魔で洋服を着させるのも大変な作業。
まずは母親から離して生活させる必要があるため団体の代表者がサンティアゴを保護し減量作戦がスタート。
栄養士によって栄養管理がされ
運動も組み込まれた。
今までは全く動かず好きなだけ食べる生活をしていたが
食べること以外の行動を教えた。
減量開始から約半年が経過し1歳3か月となったサンティアゴは・・・
ちょっと痩せた気が・・・
母親といると減量に支障が出るため１人で治療を受けている。
現在の体重は17kg。
なんと約5キロの減量に成功していた。
引き取りにいった時はハンモックの上で寝ているだけで寝返りやハイハイすらも出来なかったが
今では・・・・
ちょっと助けを借りれば自分で起きあがり座れるまでになっていた。
そんなサンティアゴはどんな１日を送っているのか？
寝泊りしているサルバドールさんの家から、託児所に通い、
お遊戯など一般の子どもたちと一緒に生活を送り社会性を養うというもの。
食事も同い年の子たちと一緒。
食事は団体から指示を受け託児所が用意したもの。
朝食は、果物とクラッカーとリンゴジュース。
これらをペロリと完食。
その後は遊びの時間。
託児所の時間割通りに生活させる。
同じ頃に生まれた子供たちはすでに歩いたり走ったりできるが
サンティアゴはまだ出来ない。
昼食は野菜スープ・鶏肉・ブロッコリー・サラダ・リンゴジュース。
糖分・脂分が多い食べ物は決して食べさせない。
午後は市のスイミングスクールで脂肪を燃やす運動をインストラクターのメニューに従って行う。
この日の夕食は粉ミルクだけ。
１日の総摂取カロリーは約１１００kcal
栄養士が月に１度 メニューを作成している。
今のこの生活をどう思っているのか母親のユーニスさんに聞いてみると
「私のせいで離れ離れで暮らすという悲しいことになってしまい申し訳なく思っています」
「団体の言う事に従って頑張って欲しいと思います」
そして今年の９月母親と共にデンマークを訪れた。
食べ過ぎとはいえ、ここまで太るのには何か理由があるのかもしれないという事で肥満の原因を遺伝子レベルで調べるため。
その結果はまだ分からないが世界的に注目されている。
今後、チャリティー団体は2年以内に標準体重になるよう努力を続けている。
以上が放送内容でした。
見た感想を箇条書きで述べたいと思います。
●赤ん坊が泣きやまないからといってミルクや食べ物を１日中与え続けるというのは虐待行為
「泣いていて可哀想だから」というのは、実は自分が泣かれるのが嫌なだけで
すぐに食べ物を与えてしまうのも実はその方が簡単だから。
色々な方法を使って泣かないように努力するのが面倒臭かっただけ。
●泣く子供を黙らせるために糖分や脂分が多い物を常に与えるのは、
禁断症状が出た麻薬患者に麻薬を与えるのと同じ。
与えれば与えるほど重症になるだけで何の解決にもならない。
●異常なほどの凄まじい食欲だと感じたならその時点で検査を受けさせるべき。
(脳の異常でどれだけ食べても満腹感を得られない場合などがあるため)
●自分のせいで巨大になったのに「重くて連れ出せない」という理由で１日中ハンモックに寝かせていたが
それも明らかな虐待行為。
「たくさん食べさせている分、どうにかして少しでも体を動かそう」という努力を全くしていない。
自分が太らせておいて「重いから連れ出すのが嫌」というのはあまりに身勝手で非常識。
子供に対する愛情を感じない。
●チャリティー団体のおかげで痩せる事ができても親元に帰ったらまた肥満になる可能性が大きいので
子供を返す時は「今度また肥満になさたら逮捕する」とか「親権を取り上げる」という誓約書にサインさせるべき。
●０歳で親から離されてダイエットをしないといけなくなった事を「申し訳ない」では済まされない。
というより、この母親本当はそんなに反省していない。
「専門家に痩せさせて貰えてラッキー！」くらいの感じしか見受けらえない。
子供と離れ離れになる時だってこの笑顔。
↓↓
子供って、全ては親次第なんですよね。
特に赤ん坊なんていったら、自分1人では何もできないし何も言えないし全てが親頼みなんです。
親が着せてくれた物を着て、親が用意してくれた物を食べて、
何でも全て親がやってあげないとどうにもならないわけです。
また「健康な子供に育てる」という事は、親の義務であり使命でもあるはず。
「ずっと泣いていて可哀そうだったから」などと、いかにも「子供のためにやっていた」という様な言い方をしていますが
「食べ物を与えておけば泣かないから欲しがるだけ与える」などというのは「虐待行為」もしくはただの「育児放棄」です。
太り過ぎて、もはや人の形でなくなった我が子を見ても、まだ食べさせ続けていたという事を考えると
親としておかしいというより、人として異常だと思います。
この赤ちゃんを痩せさせる事にばかりフォーカスされていますが、この母親も頭も検査すべきです！
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