≪2013年05月30日にアップした記事を再編集したものです≫
『まさに骨と皮だけの女性』
世界仰天ニュースからです。
子供の頃から厳しく育てられた女性。
その親子関係が彼女の体に危険な変化をもたらしました。それは・・・
『拒食症』
身長170㎝で体重はたったの25㎏
彼女をここまで追い詰めたのは一体なにか。
1973年。ロシア・モスクワで生まれたワレリア・レヴィチナは、
生まれた時は健康的で可愛らしい少女だった。
両親は彼女が2歳の時に離婚しており、
母は可愛い一人娘を甘やかす事なく育て特に食事に関しては厳しかった。
それは、娘をモデルにするため。
実は母親は昔モデルを目指していたが、その想いも叶わず挫折しその夢を娘に託したのだった。
だがこの一家には、親戚がみんな肥満、という問題があった。
娘も油断すればすぐに太ってしまう。
その為、ついつい厳しく食事制限をさせてしまった。
母は、時間があれば何度もオーディションに参加させた。
体重も毎日計ってチェック。
しかし必死なのは母親だけで、育ち盛りのワレリアにとっては苦痛でしかなかった。
一歩家を出れば、自ら食事制限をすることなど出来るはずもなく、
友達の家で出されたおやつを夢中で食べまくった。
12歳でやはりポッチャリ体型に。
そして16歳の時、大変な転機が訪れる。
母が再婚し、アメリカ・シカゴで生活することに。
自分の意思ではなく、母が勝手に決めたことだった。
新しい環境へ移ると、母のしつけは更に厳しくなっていった。
食事制限だけではなく、交際する男性までも制限が。
そんなスパルタのような厳しいしつけもあってか、21歳の時、見事ミスシカゴに。
皆にきれいと言われたことが単純に嬉しかった。
母がこれまで厳しくていた事が受け入れられるようになった。
そして、ワレリアも自らモデルとして働く決意をした。
ところがモデルとしてはまだまだ太っているため、痩せた方が良いと告げられる。
「まだ太っている」という言葉がワレリアの頭から離れなかった。
そして、もっと痩せなければと思うように。
それから彼女は、口に食べ物を入れることを恐れるようになり、体重はどんどん落ちていった。
170センチあるにも関わらず、24歳の頃には体重38キロに。
そして、ようやく自分が拒食状態になっていることに気づく。
それは、母も気づいていた。
娘に食べさせようとする母と、食べることを拒絶するワレリア。
2人の考えは昔と全く逆になっていた。
そしてワレリアは、
「自分がこのような状態になったのは全て母のせい」と恨むようになっていく。
この頃には既に、ワレリアの体に大きな異変が起きていた。
無理して口に入れてもすぐに吐き出し、食べようと思っても食べられない体になってしまっていたのだ。
ワレリアの体は膵臓炎を患っていた。
膵臓は、食べ物の消化を助ける膵液を分泌する。
その膵液は、食べ物を想像した際にも分泌される。
彼女は拒食症で何も食べなかったが食べなければという想いが異常に働き、
膵液異常に分泌され炎症を起こした可能性があった。
心配した母が病院へ連れて行くと、かなり栄養が偏っているため入院して治療することに。
だが、ワレリアは治療を拒絶し、なんと一人ロシアへと帰ってしまう。
症状を治すためには、母の元を離れなければ無理だと考えたのだ。
その後の彼女の生活は過酷なものだった。
体のせいで、雇ってくれるところもなく、失業手当での生活。
サプリメントでの最低限の栄養を補給するだけで、体重を増やすことも出来ない。
それでも必死に拒食症と闘った。
そして、2012年8月、彼女の姿はロシアの番組で紹介された。
身長170センチで25キロ。ワレリアの存在は瞬く間に世界中に広まった。
自らの体をさらけ出して援助を求めた。
それから半年後、ワレリアは今、温暖な気候のモナコで一人暮らしをしている。
番組スタッフが訪ねてみると・・・
全く変化がないように見える。
体重は少しでも増えたのは聞いてみたところ・・・
「最近はもう体重は計っていない」という返事。
彼女が1日に食べる量は「スプーン1杯のクリームチーズ」だけ。
ただ拒食症は治っていないが、膵臓炎の症状は和らいだという。
また、ワレリアの元には多くのメールが届いている。
その多くはモデルを目指している子たちからで
「どうすれば痩せられるか」との相談のメールが来ている。
そんな子たちにワレリアは警告する。
「拒食症のせいで私は孤独を味わい、魅力を失いました」
「それだけでなく周りの人たちにも不愉快な思いをさせてきました」
「必要以上に痩せたいと思う子がいる事は悲しい事です」
そんな彼女の夢は・・・・
「こんな体では無理だと思いますが、今は子供が欲しいです」
以上が放送内容でしたが、何とも胸くその悪い話でした。
まず彼女の母親ですが、親戚中が超肥満ばかりという事ですから、
娘の健康を気にして、ああならない様に注意していただけならこんな事にはならなかったと思うんです。
でも、そうではなくてこの母親がどうしても娘を太らせたくなかった理由は
自分が果たせなかった夢を娘に果たさせる為でした。
もし、本人も「モデルになりたい」「女優になりたい」という夢があったのなら別です。
でも全くそうではなくて、本人はモデルになる気など全くなかったのに、
この母親は娘の意志を無視してモデルになる事を強要したわけです。
大人だろうが子供だろうが、自分の意志や存在を無視されるという事は一番辛い事です。
ワレリアさんの場合、一番身近にいて一番そばにいる時間の多い母親にそれをされ続けていたんですから
そのストレスは一体どれだけのものだったか。
当然の事ながら心は壊れてしまいます。
心が壊れるから摂食障害という病気に陥るのです。
摂食障害というのが身体の病ではなく、実は精神の病だと言われる所以がこのケースにもハッキリ出ていると思います。
それと、最後に「今の夢は何ですか」と聞かれて「今は子供が欲しい」と言っていましたが
実は代理母で子供を授かる事も考えているそうです。
女性が「子供が欲しい」と思う気持を否定したくはありませんが、
彼女の場合、自分の寂しさや孤独を癒したいから子供が欲しいんだと思います。
心も体も病に侵されていて、生活保護や、人の援助を受けながらやっと生きているのが現状なのにです。
これでは彼女が毛嫌いしてもう連絡すら断ってしまったあの自分勝手な母親と同じです。
ただ子供を産みさえすれば母親になれるのではありません。
心身共に健康な子供に育て、自分の力で生きて行ける人間にする事ができてこその母親です。
そういう事に気づかず、理解できず、のうのうと生きている母親と
その母親と同じ事を自分の子供にしてしまう娘
憐れと思いつつ、やはり胸くそ悪いです。
そしてもっと胸くそ悪かったのは、
「ワレリアさんは拒食症になってしまった事からこんな悲惨な人生になってしまった」
という内容の放送をしたにもかかわらず
「どうしたら痩せられますか」という質問や相談が殺到しているという事。
死と背中合わせで生きてる人に向かって「痩せる方法を教えて下さい」って
どう考えても頭がおかしいとしか思えません。
何がなんでも拒食症並みのガリガリになりたくて、どうしてもそういう質問をしたいなら
ネットで拒食症自慢している人達にでもすればいいんじゃないの?
だけどこれだけは言っておきます。
どれだけ痩せようが何をしようが、こういう女がなれるのは
人気モデルでも、女優でもなく
『頭がイカれたただのバカ女』です。
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