2025年から人間の意識の二極化が明確になるという話をしたが、『日月神示』にこう示されている。
分かりやすく宗教的な表現をすると、この世において「天国行き」と「地獄行き」に分かれるということだが、現在、多くの人は天国と地獄を往ったり来たりしているようだ。
それは「中間層」に分類され、今のところは「天国行き」とも「地獄行き」とも判別できない状態にあるということである。
ここで重要なことは、現在、天国が決定している人でも、いつ地獄に転落するかは分からないということだ。
あくまでも寓話だが、天使長ルシファーは慢心と嫉妬心を持ってしまったが故に、地獄の底に落とされてしまった。
「蜘蛛の糸」では、カンダタが救いの手を差し伸べられたが、無慈悲な利己心によって、再び地獄に突き落とされた。
そのようなことが誰の人生にも起こり得るということである。
逆に、地獄が決定しているような人であっても、何かの転機で天国に反転するということもある。
例えば、凶悪犯罪者が刑務所で心の底から改心して、別人のようになって出てくることもあるようにだ。
だが、そこでカンダタのように再び転落する危険性が付きまとうのが人間であり、私も昔はその繰り返しであった。
また、宗教やスピリチュアルを学んでいるかどうかは全く無関係である。
物質的な欲望から離れて精神的なものを求めているように見えても、実のところは、物質や金銭の充足を求めて御利益信仰に夢中になっている人が少なくないからである。
もしくは現実逃避としてスピリチュアルに没頭し、それは意識進化の道を自ら閉ざしているに等しい状態だといえるかもしれない。
あるいは、信仰心が篤く、スピリチュアルの知識が豊富で、道徳的に生きていたとしても、心の中は悪想念や欲望が渦巻いている人も少なくない。
また逆に、宗教やスピリチュアルに無関心な人であっても、天国的な善人も決して少なくはない。
重要なことは心の持ち方であり、良心に従って生きることが大切だといえる。
もちろん「行為」も大切だが、いくら善や愛の言葉を発して善行を行っても、それが偽善やエゴに基づいていれば無意味である。
潜在意識を浄化すれば顕在意識も清浄になり、言葉や行為も自然にそれ相応のものとなるのだ。
その潜在意識を浄化するのも、「心の持ち方」が何よりも一番重要になってくるということである。
(尚、私の場合は、わざと反面教師的な言動を取ることもある。
その理由は、反面教師的な言動で人々に気づきを与えるのが目的だったり、人々の観念や常識を破壊することが目的だったり、その時によって様々だが、意図して悪役を演じることもある。)
「二極化」という言葉を嫌う人もいるが、それは「好き・嫌い」という二極化した想いを持っているからである。
もちろん、好き嫌いはあって当然だが、何か偏狭な観念を持っていることが原因ではないだろうか。
いずれにしても、好き嫌いの問題ではなく、人類の二極化は宇宙進化の秩序として周期的に起こることなのだ。
さて、本題に入るが、「シリウスA」に入ることが意識進化であり、アセンションへのコースである。
実際の天体でも、シリウスと呼ばれているのが「シリウスA」で、その伴星に「シリウスB」がある。
シリウスAやシリウスBに移行するといっても、その天体に移住するということではなく、「意識の領域」を意味するものである。
スピリチュアルの世界でも「シリウス」という言葉がよく登場するが、もともとはイルミナティが復活させた古代エジプトのシリウス信仰がフリーメーソンに波及し、ニューエイジに取り入れられていったという経緯があるようだ。
『消された惑星「冥王星」の黙示録2012』に次のように書かれている。
霊的に劇的な進化を遂げる最奥秘伝のひとつに 「シリウスの道」 があるとのことである。
そして、「この力の神秘、シリウスの秘密の中に宇宙的進化の事実が隠されている」という。
ここで言う「シリウス」とは当然ながら「シリウスA」のことだが、その「シリウスの道」が具体的にどのようなものかは私は知らない。
古代エジプトやイルミナティのシリウス信仰が、どのようなものであるかも知らない。
だが、それらの叡智や信仰の源泉が、「クリヤヨガ」であることは間違いない。
クリヤヨガは、年内にインストラクターの資格を取得するので改めて述べるが、シリウス信仰の基本は単純に、夜空のシリウスを眺めることでも良いだろう。
しかし、様々な状況や事情により、夜空のシリウスを眺めることを習慣にすることは難しい。
そこで私は昔から、シリウスの画像を見て瞑想することを日課にしてきた。
シリウスは夜空に見える最も明るい恒星で、太陽の約2倍の質量を持ち、光度は約25倍とされている。
また、太陽にエネルギーを与えているのがシリウスであることから、「太陽の背後の隠れた太陽」とも呼ばれている。
イエス・キリストは「太陽神」として象徴されているが、神話を天体現象として紐解けば、太陽であるイエスが「天の父」と呼んでいるのが「シリウス」である。
古代エジプトでファラオは「太陽神の子」を名乗り、庶民は太陽を崇拝していたが、ファラオはシリウスを崇拝していた。
イルミナティはラテン語で「光に照らされた者」を意味するが、それはシリウスの光である。
そのシリウスの「光を運ぶ者」をラテン語で「ルチ・フェロ」といい、英語で「ルシファー」と発音するのだ。
イエスが「YHWH」と呼ぶ天の父は「シリウス」であり「ルシファー」なのだが、シリウスにAとBがあるように、ルシファーにも光と闇がある。
そして、OCOTによると、意識進化の方向性を持てないままシリウス領域に入ると、「シリウスB領域」の意識となるそうだ。
ユダヤの伝承で2013年は「新しい時代の幕開け」とされていたが、ヘブライ語で13には「愛」と「1つになる」という意味があり、その2つの数字を足すと26になる。
26はYHWH(ヤハウェ)を表しているが、ヤハウェは「荒ぶる神」としての一面を持ち、終末現象を担った存在でもある。
結局は「心の持ち方」に行き着くわけだが、その心の持ち方には「食事」も大きく影響している。
今ここで食事の話をするわけにはいかないが、まずは「意識進化を選択すること」が第1ステップとなる。
意識進化の為のメソッドは多岐に渡って無数に存在するが、シリウス瞑想をするよりも、まずは「太陽瞑想」をお勧めする。
シュメールの神官はこのように述べている。
日拝(太陽瞑想)で肺結核を克服した黒住宗忠は、黒住教を開教してこのように説いた。
イエス・キリストもこれと同じ事を説いたのだが、正確な表現をすれば太陽は魂の投影である。
その太陽を拝して瞑想して松果体を活性化させ、その光を心臓に下ろすことは、魂の覚醒に役立つのである。
今、私が更新している記事は「予言編」であり、まだ真理や意識進化メソッドを説く段階ではないので、私の太陽瞑想の行法は改めて紹介するが、七田式の「太陽視トレーニング」をベースにしている。
検索すれば色々と出てくるので各自で調べてみてほしいが、注意するべきことがある。
太陽瞑想をすると様々な霊的能力が発現してくるが、七田式ではそれを喜ばしいことのように説かれている。
私も不食と太陽瞑想を始めた頃は、様々な特殊能力が発現してきたのだが、そのような能力は意識進化を妨げることに繋がるので、もし特殊能力が発現してきたら心の中で強く拒絶していただきたい。
私の場合、いくつか発現した特殊能力の1つが「人の心の声が聴こえる」というものだったが、それがあまりにも苦痛すぎて、自らその能力を封印せざるを得なかったのだが……。
その後は声は聴こえなくなったが、波動として伝わってくるので結局は同じだが、そのようなテレパシックな能力は大なり小なり誰にでもある。
それはハイヤーセルフとのコミュニケーションで大切になってくるので、太陽瞑想で磨きを掛けていただきたい。
太陽瞑想の基本は日の出の赤い朝日を視ることだが、それが無理な場合でも、なるべく午前中の太陽を視ることである。
曇りの日は太陽があると思われる方向に向かって太陽瞑想をすればよい。
雨天の日や午前中寝ていて太陽瞑想ができない日は、太陽の画像で代用しても構わない。
その場合は、赤い日の出の写真ではなくても問題はない。
ちなみに、私が室内での太陽瞑想をする時に利用しているのが下画である。
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