2015-16 AW PARIS MEN'S ! Lucien Pellat-Finet !!!
今日からは長らく放置しておりました、2015-16 AW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートを伝えして行く事にしましょうね。トップ画像も更新してやる気マンマンです!!!!
つうか、既に2016 SS MEN'S COLLECTIONはLONDONからスタートしておりまして、正直かなり焦り気味。。。。。再来週出発するPARISでの衣装制作や、長期不在の前にやっておかなければならない仕事等で滞る可能性も大でございますので、今から弁解しておきますね。。。。。
更新が滞ってるときは、ダイコ★さん必死で頑張っているんだ!と暖かく見守ってやって下さい!!!!
では、さっさとリポートに参りましょう。。。。MEN'S COLLECTIONにおいても、そろそろオフィシャルのサイトやショップ等には並び始めているアイテムもありますので、是非、秋冬のショッピングの参考にして下さいね。。。。
まず、トップバッターはLucien Pellat-Finet(ルシアン ペラフィネ)です。パリコレ初日の朝10:00、自社のサロンでプレゼンテーションを行うのが最近のスタイルですが、時差ボケの眠い目をこすりながら、既にミラノで取材を終えた、お疲れ顔のジャーナリストさん達とここで合流し、点呼確認というのが通例でございます。
さてFacebookやインスタでは画像だけはUPしておりましたが、今回の私の装いについて解説しておきますね。先日UPした2015 SS Haute Coutureではフォーマルなスタイルで参加しましたが、こちらにおいてはストリートテイストで楽しむのが最近の私のお気に入りのスタイルです。
こちら、モンゴリアンファーの付いたアイテムは実はポンチョというか前掛けのような感じで、被っているだけです。。。。ネイビーのダッチェスサテンにトリミングでグレーのモンゴリアン ファーを飾り、フロントをジップとグログランリボンでスポーティーにしています。
インナーはブラックのジャケット。ヘムにキルティングのオプションを付けて、全体としてコンバータしたようなコートに見えるようなディテールになっています。
ラゲージの重量やらわざわざ制作する時間を考えると、最近はこうやってフレキシブルに楽しめるアイテムの研究に夢中です。そのうち水着にもなるウェディングドレスとか開発するかも。。。。。
ファーのポンチョ、ジャケット/今回の為に制作した我が社のHaute Couture、パンツ/BOTTEGA VENETA、シューズ/PIERRE HARDY、去年のクリスマスにギフトで頂いた名前入りのチャーム付きのドキュメントケース/newneu. あざ~っす!PARISまで連れて来ましたよ!!!!
最高級のカシミアを得意とする、アーティスティックでコンフォートなウエアが、世界中のラグジュアリー ピープルに熱狂的に支持されているルシアン ペラフィネですが、カシミアのアイテムが本領を発揮するAWシーズンに合わせ、気合いの入った素敵な作品が揃いました。
いつもながらにエフォートレスなスタイルの中に、クールなヨーロピアンスタイルやアーバンカルチャーへの敬意を表現した今回、この半年ルシアン ペラフィネ自身がどんな事に夢中になり、どんな風に楽しい時間を過ごしたのかを綴る日記のように、個性的な作品が並びます。
カラートーンはお馴染みのビビットなトーンに加え淡いトーンが新鮮に登場しています。冬に見た目にも暖かいカラーはオートミールやライトグレー、ピンクやブルーにもミルクをかけたように柔らかさが新鮮でしたね。。。
では、早速コレクションをご紹介して行きましょうね。いつもながらのイケメンモデル君達のプレゼンテーションですが、かなり近い距離で新作にも、イケメン君達にも触れる事が出来ます。。。。そしていつもながらにアーットホームな感じでゆる~く進んで行くのも、パリコレ一発目としては心身供に優しい感じです。
今回はスカルやリーフ等のモチーフばかりではなく、ニット本来の編み方に重点を置いた、快適な肌触りに特化したアイテムも注目です。左側のアイテムは最高級のカシミアを使用し、さらに特殊な編み方で独特のモコモコとした立体的なテクスチャーを作り出した素材を使用し、触るとまるでスピンジのようにフワフワで、凄い弾力性があるのが特徴です。
繊維の間に空気が溜ってとても暖かいので、インナーに気を付ければ、ある程度の時期まではこれ一枚で楽しめますし、お揃いのマフラーと合わせてもスタイリッシュですね。
冬にアウターを着ないで、颯爽とセーター一枚なんて。。。相当オシャレさんだと思いますね。
右のマッチョな彼が着ているのは、ルシアンのシグネチャーと言っても過言ではない、インターシャを用いてパターンを編み出したニットです。胸の真ん中に施されたハートに、スカルが手を重ねているというなんともシニカルなモチーフですね。。。
だって、スカルなんですもの。。。。。心臓とかあるの????wwww
AWシーズンではお馴染みのダウン ジャケットのコレクションですが、今季はこちらのようなブルーXブラックのブロックチェックのアイテムが素敵でしたね。
ダウンだからといってモコモコし過ぎない所がスタイリッシュで、フードにはフォックスファーをあしらっていますが、ストリートでさりげなくラグジュアリーを楽しめるアイテムとなっていましたね。。。
インナーに着ているニットも実にユニーク。。。。スカル君。。。。なんとスケボーに乗っています!!!!
こちらのブルゾンも素敵でしたよ。。。身頃にダウンが施されていますが、マテリアルはスエード。。。。肌触りの滑らかなスエードにリブニットのスタンドカラーと細めのスリーブをプラスし、クラシカルなアイテムをスポーティーに解釈しています。
インナーに着ているニット、、、、こちらの画像ではお解りにくいのですが、コンテンポラリーアートのようなジオメトリックな色面構成のデザインなんです。。。ルシアン ペラフィネのこれまでのアイテムには、あまり見られなかったこういうアブストラクトなムーフ。。。。。
とっても新鮮でしたね。。。モノトーンバージョンもございますよ!!!
ルシアン・ペアフィネご本人の装いもそうなんですが、洗練されたパリジャンらしくラグジュアリーなアイテムをカジュアルに楽しみ、それぞれのアイテムのボリュームやバランスはきっちりとした秩序で守られていて、特にMEN'S COLLECTIONでは彼の好むエレガントなスタイルを顕著に見る事が出来ます。
こちらのアウターのダッフルコートですが、この種のタイプのコートの予備校生っぽい田舎臭い感じ、、、皆無でございましょ????全体的にモードなほっそりとしたシルエットを取り入れ、ポケット等のディテールの処理も実にシャープです。
こちらのようにフロントを広げて着るとまるでフォーマルなジャケットのような華やかさで、ショート丈というのも自由にコーディネイトを楽しめそうですね。。。
2012年にCHRISTOPHE NGUYENがパリに設立したこのブランドは、ユースカルチャーを繁栄する、スポーティーなナンバリングやロゴを用いてアイテムをクリエイトするブランドで、これまでもメゾン マルジェラ、川久保玲、マーク ジェイコブス、リカルド ティッシ等蒼々たるデザイナー達や、カニエ・ウエスト、ファレル等のアーティスト達ともコラボレーションしています。
アメリカンフットボールのロゴを彷彿される数字はデザイナーの生まれた年を意味しているそうで、今回の数字は『46』。。。。ルシアン氏、69歳!お元気でなによりでございます!!!
他にはこんなラフなグラフティがプリントされたTシャツもありましたね。彼ら自身が書いたのは彼の称号でもある『KING OF CASHMERE』や『CASHIMERE FOR LIFE』等で、メゾンのマスコットのスカル君がアメリカンフットボールのヘルメットを被っているプリント等も登場し、話題になりそうなコレクションになっていましたよ。。。。
今回個人的に気になったのは、ルシアン ペラフィネのコレクションとしては珍しいモチーフが施されていないシックなアイテム達、、、、。キャッチーなモチーフが施されてない分、編み方や素材に実に拘りのテクニックが伺えて素敵でしたね。。。
こちらはプレーンなケーブル編みのニットに見えますが、メランジェされているのは金糸で、近くで見るとキラキラと輝き、星の瞬く夜空のようでしたね。
この種のニットは皆様ウール等のファブリックでお馴染みですよね????こちら、もちろんカシミア製でございますから、立体的なモチーフもウールで編み上げたニットのように変な引っかかりがなく、実に滑らか。。。。。
こんなシンプルなニットをルシアンで買うなんて!!!!!いえいえ、それこそが本当のオシャレさんなんじゃな~~~い????
こちらも実に素敵でしょ????やはり、いつもよりは少し厚手のふっくらした編み方が用いられたフワフワのニットでございます。。。。
オートミールのように何色ものカラフルな糸をメランジェして編み上げ、この柔らかいテクスチャーを作り出していて、まるでフランスの画家カミーユ・ピサロのようですね。。。
Jacob Camille Pissarro(ジェイコブ・カミーユ・ピサロ)は印象派の画家で独特の表現による風景画が有名です。印象派としては初期に活躍した人で、クロード・モネやオーギュスト・ルノワール等とキャンバスを屋外へ持ち出し、森や水辺、都市等の風景の中で移り変わる光を作品の中に描いた人物です。
う~ん。。。。。ピサロのタッチをニットにしてい着ていると思うと。。。。アカデミックな気分になれますねぇ~。。。。
今季気になったもう一つのディテールが宇宙もモチーフにしたもので、このブランドらしいシニカルなアイディアに溢れていて実に楽しかったですよ。
こちら、お馴染みのメゾンのマスコットのスカル君ですが、よ~くご覧下さい!!!!こちらスカル君が星座になっているんです。ラウンドやスクエアのシエイプ、様々なカラーのクリスタルのビジューが煌めく星座になってニットのフロントを飾っていましたよ。。。
ちなみにこのテクニック、やはりアイコンのリーフバージョンでも登場していましたよ。
こちらカットソーに施されたプリントでございますが、、、、、、、。1969年アメリカのロケット、アポロ11号が世界初月面着陸した時の、船長ニール・アームストロングが撮影した乗組員のエドウィン・オルドリンの写真のような、そうでないような。。。。www
レトロチックな宇宙服のヘルメットの顔の部分にはスカル君。月面に突き刺された旗にもスカル君なんて、なんともシャレが効いていましたねぇ~。
他にスカル君を太陽に見立て、激しく炎を吹き出す様をゴールドのグロッシーなプリントで表現したアイテムもありましたねぇ。。。
今迄世界の色んな国を旅して、様々なコスプレを楽しませてくれたこのスカルモチーフですが、遂に宇宙へ行くとは。。。。www
こちらもまたスカルモチーフですが、また趣の違う素敵なモチーフが施してありましたね。
ボーダーハットを被り、顔の真ん中には葉を広げた青いリンゴ。。。アート通にはピンと来るかもしれませんが、シュルリアリズムの画家、René Magritte(ルネ・マグリット)の作品にインスパイヤされています。
1898年、ベルギー西部レシーヌに生まれたルネ・マグリットは、幼少期に母親が原因不明の入水自殺を遂げ、この事件は彼の生涯に黒い影を落とし続けます。ブリュッセルの美術学校に入学しキュビスム、ダダイズム、未来派等を通じ自分の画風を探します。
決定的に彼に衝撃を与えたのが未来派の画家ジョルジュ・デ・キリコ。彼の『愛の歌』という作品n複製を見た時、マグリットは涙を流して感動し、シュールリアリズムという世界に進む事を決心します。
1927年ベルギーで初の個展を行いその後3年間をパリで過しますが、シュールリアリズム宣言を唱えた指導者的存在のアンドレ・ブルトンと馬が合わなかったらしく、以後ベルギーに戻りブリュッセルを離れる事はほぼ無かったそうです。
騙し絵の要素を多分に込めた彼の作品は、実際に見えているものとそのもの自体の本質が、必ずしも同じではないという究極の問いかけを表現していて、しばし登場するボーラーハットにフロックコートを着た現代的な男性像も、昨今のビジネスマンを象徴しているようで実に興味深いですね。。。
2002年まで使われていた、500ベルギーフランにも印刷されていた世界的な画家、ルネ・マグリット、、、、奇々怪々な画風とは裏腹に実に平凡な一市民として生活をしていたそうです。幼なじみの女性と結婚し生涯連れ添い、ポメラニアンを飼い、待ち合わせの時間には絶対に送れず、夜10時には就寝していたとそうです。
アトリエは持たず台所の角にイーゼルを立てて絵を描いたそうですが、実に手際良く作品を仕上げ、作品の中にも登場するグレースーツを着て制作をしていたそうですが、自身の衣服や廻りに一切絵の具を付ける事は無かったというエピソードが残っていて、彼の作品から伺える潔癖さを感じる事が出来ます。。。
あっ、、、、大好きな作家なので、話が長くなりましたね。。。。。。すいません!!!
6/29まで六本木の国立新美術館で彼の13年振りの大回顧展が開催されています。私も今週滑り込みで行く予定ですので、気になる方は急いでチェックしてみて下さいね!
こちらもまた実に手の込んだアイテムで、スカル モチーフはマヤ文明の香りのする、メキシコへお出かけのようですねぇ~。
鮮やかなスカブルーのベースに施されているのは、スカル崇拝が一般的に浸透したメイキシコの、『死者の日』と呼ばれる現在のハロウィーンの仮装やデコレーション等に見られる、エキゾティックなスカル。。。さらに細かいエスニックパターンをスカルと袖口に施しています。
寒い冬、バカンスに暖かいビーチに出掛ける予定が既に決まっているセレブリティーのラゲージには、入ってないとマズいと思いますよ!!!!
PARISの由緒正しきヴィクトワール広場の側の素敵なサロンで、コーヒーやデニッシュをつまみながら、アットホームでリラックスしたムードで行われるルシアンペラフィネのプレゼンテーションは、まさに彼のクリエイションのスタイルの如く、最高級をフレンドリーに楽しめる至福の時間でもあります。
個人的にはやはりアートをモチーフにした作品は気になりましたね。町中にアートが溢れ、アーティストが特別扱いされるパリに暮らすルシアン・ペラフィネ自身の、まさに血や肉となるほどに芸術に精通したさりげない取入れ方が実にオシャレですし、あえてモチーフを排除したテクスチャーと編み方に拘った金糸入りのニットは、パーティー等にも着て行けそうな華やかなアイテムでしたね。。。
日本はこれから嫌な梅雨の季節を迎え、本気で暑くなるシーズンですよね?カシミアなんて無理、無理!なんて思っていても、あっという間に秋になっちゃうのが毎年の事でございますよね???
このブランド、実はかなりコアなファンが多いのも有名で、人気のデザインはあっという間に完売する事も多々。。。。。気になるアイテムは早めにチェックしておくのをオススメしますよ!!!
2015 SS PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
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今回、リポートしたLucien Pellat-Finetのお話が掲載されている、現在好評発売中の私の初めての著書、『ブランドパスポート』では、ブランドのヒストリーやLUCIEN PELLAT FINETの素晴らしいカシミアのお話等も掲載しています。
是非、書店にてお求め下さいね。
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FNEDI 2015 PRE FALL !!!
さ~てようやく待ちに待った金曜日。今週もようやく終り、皆様素敵な週末をお過ごしになる事でしょうねぇ。
ロンドンでは2016 SS MEN'S COLLECTIONがスタートしまして、なんだか周囲が慌ただしくなって参りましたね。。。私が足しげく通っているパリはMEN'S COLLECTIONでは最後のスケジュール、、、、。ラテン民族のフランス人達でございますので、計画性なしに突然プレゼンテーションやパーティーを行う等のニュースもチラホラ。。。こういうハプニングもパリならではで、実に嬉しい限りですね。。。
いやぁ~その前に私の装いin PARISでございますよ。。。。。。全然、進んでおりません。。。。このままだったら下半身のみ全裸なんて不謹慎な事になりかねませんねぇ。。。。。汗。。。。。。。
また、出発前徹夜かしら。。。。。。。。。。
さて気を取り直して、今日はFENDI(フェンディ)のPRE FALL COLLECTIONのリポートをしたいと思います。ファーを得意とするイタリアが誇るこのブランドに取って、AWシーズンは待ってましたと言わんばかりに、気合いの入った素晴らしい作品の発表の季節でもあります。
フェンディのファーは熟練したアトリエが誇る最高級のテクニックやラグジュアリーなマテリアルってのは当然のお話ですが、何より素晴らしいのは遊び心。。。。。毛皮を良く理解しているからこそ、他社が怖がって取り入れないような斬新で新しいテクニックに溢れ、なんとも楽しいですね。。。
早速図々しくも袖を通させて頂き、こんなシュールな画像を撮っちゃいました。。。。。
まず、私が羽織っているのはなんともゴージャスでございましょぉ????こちらフォックスファーでグラデーションを表現した実にリュクスなアイテムで、大きめの襟に施されているブランドのキーカラーのイエローのアクセントがニクいですね。
こちらのファー、袖を通すとその軽さに驚きでした。フェンディのファーでは度々登場するテクニックですが、ファーを数cm単位のブレード状にカットし、その間にシルクのオーガンジーのリボンを挟んで行きます。一枚のファーをベロッと使うとこれだけのボリュームだとかなり重くなるのですが、このテクニックによりかなり軽く仕上げられ、間のシルクも保温性が高いのでかなり暖かいです。。。。
グラデーションは様々なファーから一番美しい部分のブラックやホワイトを取り出し、一つ一つこの絶妙な模様を表現して行くという驚くべくテクニックでございます。。。。。
2ショットしているボディーが着ているファーも見事!!!!ジオメトリックなチェックのように見えますがこちらもファーです。ピンクやイエロー、ホワイトやグレーに染め上げたミンクを細かくカットし、本来生かすファーの毛をパッツリと切り揃え極小のパーツにします。
さらにその小さなパーツを一つ一つ手作業で繋ぎ合わせ、間にバゲットカットのクリスタルのビジューまで施すという気絶級のテクニックが炸裂。。。。。。フロントをジップにしてスポーティーなムードも感じさせ、ドレスのように楽しめる素晴らしいコートでしたね。。。。
ちなみにこちら今回のコレクションのラストルック、39番でした!!!!!
2015 PRE FALLコレクションにおいてカール・ラガーフェルドとシルビア・フェンディは、フェンディというブランドのDNAでもあるデュアリズム(二面性)についてより深い思慮考察を重ねます。
伝統と革新、アクティブなスポーツテイストと洗練されたアティチュード、グラフィカルな楽しさと上品なフェミニンさといった相反するテーマにツイストを効かせ、全てを手に入れたいという、欲張りで現代的なフェンディウーマン達を十分に納得させるワードローブを完成させました。
カラーパレットはホワイト、ライトイエロー、ライトブルー、パウダーピンクといったソフトなパステルカラーのグループと、ダリア パープル、レッド、フォレストグリーンという深みのある秋のドラマティックなカラーのグループに分かれ、オケージョンに合わせて優しい女にも、強い女にもなれるという可能性を秘めています。
では、早速コレクションをご紹介して行きましょうね。今回はとことんファーの話で参りましょう!!!
まずこちらの大胆なジャケット、、、もちろんファーでございますよ。。。しかもミンク。。。。。先ほどの私と2ショットしていたパステルカラーのコートもそうですが、今季はファーの毛をカットしてエッジを効かせるテクニックが目立ちましたね。
こちらはダリア パープル、レッド、フォレストグリーン、ブラックやホワイトのファーを細かいパーツではぎ合わせジオメトリックなパターンを作り、それをさらに横にカットし、間にホワイトのレザーを挟み込みこのユニークなテクスチャーを作り出しています。
襟の間から見える裏側の仕事、、、、拡大画像でご覧下さいね。一体どんな凄まじい事をしているか、ご理解頂けると思います。。。。
もちろんフェンディのファーはその素晴らしい仕事で施してある為、着用したときの内側の肌触りも滑らか。。。重くなりがちなファーのアイテムを出来るだけ軽量化する為に殆どのアイテムにライナーがありません。
貴女がお持ちのファーのアイテム、、、、お治しの際等に是非ライナーの中を覗いてみて下さい。。。結構凄い事、平気でしてますから!!!!!
こちらも実に美しいドレスのようなコートです。キモノスリーブで広がるゆったりしたボディーにはフェミニンな大きなラペルが施され、上品なボリュームのボディーをリボンのベルトで留めるというガウンのようなアイテムです。
もちろん、こちらのコートも素晴らしい。。。。今回デザインのキーになっているのがピアノの鍵盤や五線譜等の音楽的な要素です。クレッシェンドやデクレッシェンド、シャープ等の記号の中から直線的な物がセレクトされパターン化されています。
そう言われるとピアノの鍵盤のように見えるでしょ????個人的にはグランドピアノの蓋を開けた時の弦の感じに見えましたね。。。。
トップスの部分は短くカットしたグレー、毛足残しカットしたホワイトをインターシャではめ込んでパターンを表現し、スカートの部分はカラーリングを逆にしてコントラストを楽しみます。ベルトに施されたちょっとだけのブラックっても気が効いていましたね。。。
あっ、忘れてた!!!!!全部ミンクでございます~~~~~!!!!
こんなストリートテイスト満載の可愛らしいファーアイテムも登場しましたよぉ~。。。
こちら、ミンクファーでライダースを作ってしまったという、目から鱗の楽しいアイディアのアイテムで、ショルダーのキルティングや袖のステッチ等のディテールを、ファーをカットする事で表現しています。胸元に一本入れたラインも、ピンクの細いファーを差し込んで表現しているという芸の細かさです。。。
こちらのアイテム『Cioccolatino(ショコラティーノ)』というタイトルが付いています。ライナーに施されたラミネートがチョコレートの包み紙のような事からタイトルが付けられ、使う程に生まれる細かいシワがヴィンテージ感を表現するという楽しいアイテムです。
こちらではご紹介していませんが、こちらピンクのミンクファーにライナーがシャンパンゴールドのライダースベストのバージョンもございます。。。カワイイ大好きの女子の皆様は是非チェックしてみて下さいね!!!
既に話題騒然、ファショニスタ女子のみならず世界中のオシャレ男子達からも評判の『BUG BUGS(バッグ バグズ)』のモチーフが今季は満を持してウエアでも登場しました!!!!
こちらのニットインパクト大でしょぉぉぉ???絶対アトリエスタッフ達がニコニコしながらデザインしているのが想像出来ますよね???
ジャカードで編み出した目のモチーフにはカラフルなフォックスファーの睫毛が施され実にユニークで、デニムやミニスカートとコーディネイトしてカジュアルに楽しむのがオススメですね。。。
『バッグ バグス』のモチーフは他にレザーのライダースにアクセントとして取入れられたり、ビジューと小さなファーでドット模様のようにドレスに刺繍されたりして登場していましたよ。。。
会場ではこんな素敵なウェアラブルなファーアイテムも見付けましたよ。
上質なミンクを贅沢に使ったこちらのコートは、ボディのカラーを左右でまっ二つに分けるという実に大胆なアイディアが取入れられています。
こちらはベビーピンクとパウダーピンクのバイカラー。ピンクのセレクトも実に上品で、可愛らしいのに子供っぽくないのはさすがです!!!
ってか、この大胆過ぎるアイディア、、、、さすがファーにおいても守らないフェンディらしいアイテムでしたね。。。。
それではお待ちかねのアクセサリーのコレクションへとお話を進めて参りましょうね。まずはやはりこちらの『バッグ バグス』のコレクションからです。
ウエアにまで登場した人気のキャッチーなこのモチーフは、今季バッグでは大炎上中でございます。。。。『マイクロ バゲット』や『2 JOUR』にまで顔を出しなんとも楽しげでしたね。
こちらは2015 SS MEN'S COLLECTIONで登場して話題になったバッグパック タイプでございます。Women'sですのでサイズもコンパクトで可愛らしく、コンテンポラリーなデザインに仕上がっていましたね。
右はブラックとイエローのムートンでモチーフを表現していて、冬には嬉しいモコモコのテクチャーが素敵です。左はレザーにスタッズでモザイクのようにパターンを描き出していて、かなりワイルドなイメージです。
どちらもポケットの内側を赤にして、口に見立てているのがなんともシャレが効いてますねぇ~。。。。wwww
恐らくフェンディの最大のアイコンバッグと呼んでも過言ではない『BAGUETTE(バゲット)』は今回さらに進化を遂げています。
2015 RESORTで登場した『3BAGUETTE(トレバゲット)』は名前の通り、長めのショルダー、ハンドバッグ、クラッチとして3WAYで楽しめ、さらにクロージャーにもなったダブルFのディテールが特徴です。昨今のスポーティーなファッションのトレンドにもマッチするスタイルとして、アップデートされるや否や人気を博していますね。
今季さらにストラップがチェーンになった『3BAGUETTE CHAIN(トレバゲット チェーン)』登場!!!!少し縦長になって収納力も増えたボディーと、メタルのチェーンのバランスがスタイリッシュで、ほんとこのバッグどこまで進化するんだろうと感心する程クールな仕上がりでしたね。
もの凄く主張しているのは、『マイクロ バゲット』の『バッグ バグズ』バージョン。こうやってバゲットのチャームとしてマイクロバゲットをコーディネイトするというのが、オシャレですねぇ。。。。。
ってか、総額幾ら??????wwww
昨今のマイクロバッグのトレンドを一早くキャッチし、既に沢山の名作を発表して来たフェンディですが、伝統に培われたアトリエの職人達に取って、このトレンドはさらなる想像力を掻き立て、小さいからこそより手を抜けずより高い技術が必要とされるそうです。
ズラリと並んだのはやはりアイコン バッグの一つでもある『PEEKABOO(ピーカブー)』。小さいサイズならではの可愛らしさに遊び心をプラスし、ファーのインターシャ、ビジュー、今季の特徴でもあるピアノの鍵盤をイメージしたジオメトリックなパターン等バリエーション豊かに登場していましたね。。。
メインのバッグのチャームに付けて、パーティーの時はこれだけ持って行くなんて楽しみ方も出来ますし、右端のファーのアイテムに関しては全く同じデザインのミニサイズもありましたので、コーディネイトして楽しむのも素敵ですね。。。
『PEEKABOO(ピーカブー)』のお話が出ましたので、既に終ってしまったお話ですがあまりにも素敵なのでリポートさせて下さいね。
実は今年はフェンディが日本上陸して50周年のアニバーサリーイヤーにあたります。これを記念して以前から展覧会の開催等で縁の深い、東京藝術大学とのコラボレーションでチャリティー企画を実施しました。
女優の井上真央、ファッション・アイコンのアンナ・デッロ・ルッソ、東京藝術大学の学長で自身も日本を代表する金工作家として活躍する宮田亮平等5人の著名人がバッグをデザインし、『何事も不可能ではない』というフェンディのアトリエのモットーをから、アーティストの独創的なデザインをピーカーブーに実現させたとてもユニークな企画です。
こちらは現代美術家の松井冬子さんの作品です。ピーカーブーの開口部にキレ~に牙生えちゃってます。。。。。
既にオークションは終了していますが、この収益は全額東京藝術大学の若いアーティストの育成の為に全額寄付されるそうです。
やはりこの子の話題もしておかなければなりませんねぇ。。。デザイナーであるカール・ラガーフェルドをキャラクター化して人気の『KARLITO(カーリト)』です。今季がなんとウエアにも登場し限定のカプセルコレクションとして登場しましたよ。
デニムやスウェット等のカジュアルなアイテムに、リアルファーを用いたアップリケとして施されなんともハッピーでしたね。。。人気のチャームとしては勿論、iphneケースやバッグでも登場していますが、個人的に大注目なのがこちらのスニーカー。。。。
あまりにもグラフィカルにデザインされているので一瞬解りませんでしたが、リアルファーのデコレーションやトレードマークのバイカラーの装いをイメージさせるディテール、サングラスはベルクロになっているという部分もユニークでしたね。。。
『デュアリズム(二面性)』というDNAは常にフェンディのクリエイションに関わるコンセプトで、毎シーズン様々な変化を見せながらコレクションに登場しています。2015 PRE FALLでこのテーマはさらに伝統と革新を繰り返し、より遊び心に溢れたファーを心から楽しもうというハッピーなオーラに溢れていましたね。。。。
結局ファーのアイテムばかり紹介してしまいましたね。。。。もちろん、それ以外も楽しいアイテムがてんこ盛りでございますよぉぉぉ~。。。既にショップのウィンドーを飾っていますので、週末のお散歩コースに是非フェンディのショップを覗いてみては如何ですか?
FENDI 2015 SS のプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。
FENDI 2015 SS MEN'S COLLECTIONのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。
FENDIのサイトへはこちらからどうぞ。
FENDIのfacebookページへはこちらからどうぞ。
今回お話ししたフェンディのお話がより詳しく書いてる私の初の著書、『ブランド・パスポート』は絶賛発売中です。シグネチャーのバッグ、バゲットやイタリア映画とフェンディにまつわるエピソード等も紹介してますので、お買い求めの上、楽しんでみて下さいね。
アマゾンでのお買い上げはこちらからどうぞ。
産業編集センターへはこちらからどうぞ。
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BOTTEGA VENETA 2015 EARLY FALL !!!
今日はBOTTEGA VENETA(ボッテガ・ヴェネタ)2015 EARLY FALLのリポートをお伝えしましょうね。
こちらのEARLY FALLやCRUISE等のショー形式で作品を発表しないコレクションは、クリエイティブ・ディレクターのトーマス・マイヤーの実にプライベートな遊び心やウエアラブルなコンフォートさ、テクニックを駆使したプライスへの挑戦も見られ、ファンの間でも狙っている人も多い人気のコレクションです。
つまり取入れ易くてリーズナブルなアイテムが多いという事。。。。。。。
今季はシックになりがちな秋の始まりが楽しくなるような、カラフルなコレクションが注目です。夕日に染まるモミュメントバレーの鮮やかなタンジェリン アース オレンジの『アリゾナ』、海の底に眠る神秘的な深海のブルーを表現した『アトランティック』、深い森の奧をイメージさせるような燃えるようなグリーンの『アイリッシュ』等力強く印象的なカラーがとても素敵です。
シルエットは実にリラックスしています。快適なオーバーシルエットのカバーオールのようなジャケットには膝丈のボックス型のタイトスカートを合わせ、ドレスはボディに付かず離れずのシースラインで、同じパターンのカーディガンを合わせベルトでアクセントを付けます。やはり程よいスリムフィットのシガレットパンツにはダンチェスサテンを用い、このブランドらしい凛としたフェミニティを表現しています。
スイマセン。私が邪魔しちゃっててルックが見えませんね。。。。。チラ見でもお解りになると思いますが、すてきなオレンジやグリーンでしょ????
私が持っているのはこのブランドで最も重要なバッグと言っても過言ではない『カバ』。大きめのトート型で、毎シーズン様々なテクニックやマテリアルが用いられアップデートされていますが、今季はこちらのアトランティックのカラーが素敵でしたね。。。
まずはこちらのモンゴメリーコートのルックからご紹介しましょうね。
こちらムートンをで仕立てたコートなんですが、この種のコートにありがちなダボッとし過ぎる感じを排除し、縦長のすっきりしたシルエットが素敵ですね。今季注目のカラー、アリゾナに染め上げ、レインパッチや、水牛の角のトグルなどのクラシカルなディテールはそのままに残し、エフォートレスに楽しめるのが素敵ですね。
インナーにコーディネイトしたドレスは今季幾つかのアイテムで登場しているプリントで、エアーブラシを用いたグラフィカルなパターンです。ドレス全体に斜めのカッティングやドレープを施す事でトロンプルユな効果を生み、ボッテガ・ヴェネタらしいアーティスティックなアイテムです。
そこにさらに今季のカラー、アイリッシュに染め上げたナッパとカルング(ヘビ革)のイントレチャートのトートバッグにマルチカラーのシューズ。。。。。今季は大胆な色で遊ぶ楽しいシーズンになりそうですね。。。。
会場の日本人女子達にダントツ人気だったのがこちらのルック。。。。ニットにフレアースカートなんて王道のクラシカルなスタイルの中にも、このブランドらしいアーティスティックなテイストが感じられましたね。
印象的なフレアースカートのパターンはチェックやストライプ等をパッチワークのように合わせ、デジタル加工を施したようなパターンでコンテンポラリーアートを彷彿させます。そんなハイブリッドのモチーフは日本製の最高級のクレープに落とし込まれ、ハイウエストで膝丈というオーセンティックな50'Sのデザインというのも素敵です。
トップスにコーディネイトするのはなんとセーター。。。。カシミアで編まれ、ラグランスリーブの切り替えや、クロップドした丈がスカートとの相性バッチリでしたね。。。
こちらのジャクリーヌ・オナシスのような60'Sのマダムをイメージさせるルックも素敵でしょ?
明るめのオレンジ、パーシモンに染め上げられたのはなんとウォッシュドソフトラムレザー。最高級のレザーのトリートメント技術を持つこのブランドのアトリエは、これまでも第二の皮膚とも呼べるしなやかで薄く最高級のレザーアイテムを沢山発表して来ましたが、今季のこちらも大注目です。
あくまでもボックス型のシルエットを追求し、トップスはボディの真ん中を走るように十字の切り替え、ボトムスは箱ポケットを唯一のデザインポイントにしたペンシルスカートです。
シンプルなウエアにアクセントを付けるのはイントレチャートとストライプのファブリックが印象的なバッグと、そこに飾ったマルチカラーのスカーフ。さらにマルチカラーのシューズを合わせ、アクセサリーで遊んで女っぷりをあげるってのもニクイ演出でしたね。。。
端境期のコレクションにおいても、こういう個性的なアイテムが登場するのがボッテガ・ヴェネタの素晴らしさ!!!見るからにユニークなこのコートは一つ一つハンドペイントでカラーが付けられています。
クラシカルなダブルフロントにキモノスリーブのコートをホワイトで仕立て、その上からから今季のカラー、アイリッシュでブラッシグしたこちらは、まるで全身で着るアート作品のようですね。
今季の新色のカラーを全部集めたようなこちらのプリントのドレスも注目でしたね。左側のプリントは『サイケデリック』、右側のプリントには『サークル』という名前が付いています。
70'Sのムードも感じられますが、プリントを近くで見るとマーブルで描いたような衝動的なムードが感じられ、実に楽しい印象でしたね。柔らかなクレープデシンで仕立てられたいるので気軽にポップな世界観を楽しめます。
こちらのプリント、カーディガンやスカーフなんかでも登場していて、同じプリントのアイテムをもう一つプラスしたスタイリングが注目でしたね。カラー違いでコーディネイトしてみたりと自分らしいスタイルで楽しめそうでしたよ。。。
会場ではこんな素敵なドレスも見付けましたよ!実にこのブランドらしい、ミニマム且つアーティスティックなドレスは、ウエストで切り替えた太めのリボンがボディの左側で立体的にデコレーションになったようなデザインです。
ドレープの部分を際立たせる為に他の余計なデザインは排除し、その分モチーフは遊び心に溢れています。
いやぁ======これは美人ドレスですねぇ~。。。。フェミニンなのに凛として。。。。。。年末のパーティー等のイベントにはピッタリなんじゃないでしょうかぁ???
ミニマムでダイナミックなウエアにアクセントを付ける今季のシューズも注目です!カラーで楽しむ大胆なルックに合わせて登場するのは、キャンディーのようなポップなテイストのパテントのこちらのシューズ達です。
こちらはウエスタンのような、はたまたファイヤーモチーフのようなデコレーションが施してあり実にユニークで、こちらのようにクラシカルなバイカラー等のアイテムだとむしろエレガントでしたね。
他にもっとビビットなカラー同士をぶつけたアイテムやアンクル丈のブーツ、先ほど御紹介したプリントのモチーフのような、マルチカラーのカットワークのアイテムなんかもありましたよ。
ジュエリーもとても人気のボッテガ・ヴェネタですが、アジャスターやクラスプ、細かいパーツまでオリジナルでデザインされたアイテムは、エレガントなウエアにマッチするドラマティックなデザインで素晴らしいですね。。。
今季はアトリエのジュエリー職人達の卓越したテクニックが伺えるこちらのアイテム。。。。幾つものリングを複雑に繋ぎ合わせたビザンティン チェーンを用い、オキシダイドシルバー製です。
こちら二つのネックレスをコーディネイトしていますが、外側の方はファセットカットが施されたクリスタルとシルバーのビジューがカスケードし、さらに華やかなアイテムになっていましたね。。。
はい。こちらも人気のバッグのコレクションですが、今季はこちらのアイテムが気になりましたね。。。
ボッテガ・ヴェネタの1971年のアーカイブスから着想されたこちらのバッグは、クロージャーにもなっている部分にはマドラス ヘリテージ ミクロイントレチャートという実に細かい手仕事が程こしてあり、ボディーの部分はジオメトリックな刺繍を施したカプラ リキッド レザー、フレームを飾る部分にはマルチカラーでハンドペイントしたマングローヴィア(ヘビ革の一種)が用いられ、どんだけ手間がかかっているんだか。。。
何よりもそのノーブルなアテイチューヅが美しく、蓋を閉じるとヨーロッパで多く見られる百合の紋章のようにも見え、遊び心と美しさを感じさせるアイテムでしたね。。。
快適でリラックスしたアティチュードの中にも、ビビットな色使いやアーティスティックなプリント、個性的なテクニックやラグジュアリーなマテリアル等楽しいアイディアに溢れた、クリエイティブ・ディレクタートーマス・マイヤーが生み出すボッテガ・ヴェネタの2015 EARLY FALL、、、、皆様いかがでしたか???
突然ですが、皆様はイタリアのヴェネツィア行かれた事はありますか?今季のこの独創的なカラパレットや卓越したテクニックは、私にヴェネツィアの街と文化を彷彿させましたね。世界一美しい広場サン・マルコ広場に面するヴェネチアのドゥーモ、サンマルコ大聖堂。。。。ヴィザンティン建築として有名なこの教会には2000個もの宝石を使い、聖書の世界を描いた黄金の衝立があります。
特に最後にご紹介した手仕事の極みとも言えるバッグにはその風情が感じられ、衝立に飾られた美しい石の色から今季のカラーパレットを決めたような気がしてなりませんでしたね。。。また、再度あの美しい街に足を運んでみたいものです。。。
新色のアリゾナやアトランティス、アイリッシュ等のビビットなカラーを取入れて、ベージュやブラウンだけではない個性溢れるリッチなカラーで、初秋の貴女らしいスタイルを楽しんでみて下さいね。。。。
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JIMMY CHOO 2015 PRE FALL !!!
はい。新しい一週間がスタートして二日目ですが、皆様健やかですか?先週までは暑いながらも心地良かったお天気も、今週に入って雨。。。。もう梅雨の季節に突入ですかね。。。ほんと嫌な季節。。。。
既にロンドン、イタリア組は出発したようですが、2016 SS MEN'S Collecion サーキットがスタートしましたね。ほんと毎年早いものです。。。特にMEN'Sはほぼ一年前に発表されるので、実際に見ていて一年後の実感が中々湧かない所がございます。。。。一年後、ほら、自分が何処に居るか、スタイリストをしているかなんて想像出来ませんので。。。。はい、自分が一番信用出来ません。。。。。
幸い、6月のMEN'S COLLECTIONからHaute Coutureに参加するようになってから、日本で梅雨を過すのが一週間程度に収まっているのは嬉しい事。おかげでここ数年、長靴も新調していません。
いやぁ~その前に怒濤の制作ラッシュでございますよ。。。。もちろん、私の衣装ですが。。。。。今季は少しアグレッシブに行く予定。。。。え?いつも????月末からスタートするPARIS MEN'S から参戦しますので、比較的オンタイムの情報はインスタのほうでお楽しみ下さいね。
では、引き続き東京で行われたPRE FALLのプレゼンテーションのリポートを続けて参りたいと思いますね。今日はロンドンのラグジュアリー アクセサリー ブランド、JIMMY CHOO(ジミー チュウ)の2015 PRE FALLのお話をしたいと思います。
ジミー チュウはWomen'sとMen'sのコレクションの個性をしっかりと分けて発表していて、その世界観もそれぞれに違う魅力に溢れています。これからお話するWomen's COLLECTIONではアクセサリーという小さなスペースの中で、最大限にフェミニズムを表現するアイテムが人気なので、必然的にユニセックスで楽しめるアイテムは少なく気がしますね。
私個人的に男子がWomen's ブランドのデコレーションがたっぷり付いた、ハンドバッグを持っているのがあまり好きではないので特にそう感じるのかも知れませんが、それでもこのブランドの持つ二面性の一つ、マスキュリンでワイルドな世界観を表現したこちらの『ANNA』はとても魅力的です。
今シーズンの『ANNA』は、フロントにパテントレザー、サイドにスエードを用い、何と言ってもゴールドのスクエアのスタッズが印象的ですね。このバッグは二つのストラップが付いている実にウエアラブルなアイテムで、クロスして楽しめる長めのレザーのストラップにはスクエア スタッズが、短めでショルダーとして楽しめる部分にはゴールドのメタル チェーンが印象的に施してあります。
自転車やバイクで通勤する人にもオススメのアクティブなアイテムでしたねぇ。。。。。そろそろ、本気買いかなぁぁぁ???。。。。。
一早い秋の訪れを感じさせるこのシーズンに、クリエイティブ・ディレクターのSandra Choi(サンドラ・チョイ)はアメリカの現代美術家James Turrell(ジェームズ・タレル)の作品をインスピレーション源にした、オプティカルなコレクションを発表しました。
光を知覚するという人間の作用に着目し、普段あまり意識しない光の存在を改めて認識させようというインスタレーションを多数制作し、光と空間を題材とした作品は体感出来るアートとしても、高い評価を得ています。
日本では多くの彼の作品を見る事が出来きます。新潟県十日市には2000年に開催された、越後妻有アート トリエンナーレの為に制作された建築が恒久的に保存されていて、なかでも12畳の和室の天井に開閉式の窓を付け、日没時と明け方には天井と壁のライティング プログラムを用いたインスタレーション『Outside in』はとても有名です。
また、香川県直島町のベネッセアートサイト直島では安藤忠雄が設計した建築の中で、『暗闇で目が慣れる』という人間の知覚作用をテーマにした『Backside of the moon』を体感する事が出来まし、都内近郊では埼玉県立近代美術館や世田谷美術館でも、彼のインスタレーションを見る事が出来ますので、お時間のある時にでも足を伸ばしてみて下さいね。。。
無意識のうちに人間が取る行動や、普段見ている光をまるで想定外の解釈で作品に取入れるジェームズ・タレルの作品は、サンドラ・チョイに『トリックアート(trompe-l’oeil)』という楽しいインスピレーションを与え、コレクションでは新しい遠近法を探求し、あっと驚くユニークなアイディアに溢れています。
作品は実にシャープでコンテンポラリー。。。都会的なムードの中に大胆なテクニックや素材使いが印象的です。恐らくサンドラは実際にジェームズ・タレルの作品を何処かで鑑賞し、その時の感動と驚き迄もが一見クールなアティチュードのアイテムの中に、静かに、でも力強く表現されているのはないでしょうか。。。
それでは、コレクションを見て行きましょうね。。。。
まずは、今回の中でも一際存在感を放っているこちらのシューズ『TRAPEZE』です。こちら一見クールなアイテムですが、真ん中のストラップに下からイレヤーでヌードベージュのパテントを施す事で肌と一体化させ、フロントから見るとブラックのナッパレザーのリボンにドレープを施し、足に乗せてるだけのように見えるユニークなアイテムです。
2ショットしているバッグは『CANDY』。プラスティックで整形された人気のハードタイプのクラッチですが、今季はジェームズ・タレルの生み出す照明のような光を使った作品をネオン管に見立て、暗闇の中でシャッタースピードを遅くし、ネオンで描いた文字のような衝動的なインスタレーションのムードを感じさせる『Yes』の文字がなんともユニークです。
因みにこちら、反対側は『No』でございますので、オケージョンに合わせてお楽しみ下さいませ!!!!
こういうテーマを取り扱う場合、いかにも『トロンプルイユでございます~!!!』って感じに、繰り返ししつこく作品に落とし込むデザイナーが多い中、サン ドラの取入れ方は実にさりげなく、ジェームズ・タレルの作品にあるミニマムなスタイルを貫いているのも今回実に注目する部分ですね。
あくまでも、美しいシューズをクリエイトしようという意気込みが感じられ、スタイリッシュなアイテムに仕上がっているのが実に素晴らしかったです。。。
こちらのシュズは『LAVA』。トップとセンターのストラップはそれぞれの面にゴールドとブラックのカラーが施され、途中で裏表逆に折り返す事でグラデーションの効果を生み出しています。広めのアンクルベルトでしっかりホールドするので安定感もあります。フロントから見るとシューズのサイドのエッジィのみゴールドで飾った感じで、とてもオシャレでしたね。
一緒に写っているのは人気のサッチェルバック『RILEY』。シンプルで使い易いこちらのバッグですが、今季はこのショッキングなグリーンが新鮮でしたね。このグリーンは他にポシェットタイプの『REBEL』やスリッポンタイプのトレーディングシューズの『DEMI』、先に御紹介した『TRAPEZE』はこちらのグリーンとメタリックなゴールドとコーディネイトされたバージョンでも登場していましたよ。
こちらの美しいスティレット ヒールにもユニークなトロンプルイユのテクニックが隠れていますよ。シルバーとブラックのエレガントなカフフラージュ パターンが施されていますが、、、、
ポインティッドのフロントはブラックベースにシルバーのパターンですが、バックへ行くに連れてシルバーベースにブラックのパターンに変化しているの解りますか????
決定!!!!これ、今季の美人靴!!!!
フロントはブラックでシックにまとめ、踵のトップにシルバーの分量を多くする事でライト等に映え、まるでビジューを施しているようなポイントが生まれます。
是非パーティーの際には真っ赤の膝丈のカクテルドレスなんかに、ぴったりなんじゃないでしょうかぁ????
カムフラージュを用いたシューズはこんなヴァリエーションのアイテムもございましたよ。それぞれアクセントで用いられているピンクやブルーグレーは、どちらもジェームズ・タレルが好んで作品に用いるカラーです。
まず、右側は10cmヒールの『MARCINE』。ポテインテッドのフロンから踵をすっぽり覆うバックのデザインのシューズで、ホワイトとグレーのカムフラージュパターン、パテントのブラック、シャイニーなピンクとエキセットリックな異素材の組み合わせが個性的です。
左側は6.5cmヒールの『MARISE』。こちらはピンクの代わりにブルーグレーを用い、さらにパテントとナッパ・レザーで光沢の違いまで楽しんでいます。ヒールはヌーディーなアンクルストラップです。
フロントのストラップの部分やヒールの部分でグラフィカルに肌を露出させ、コンテンポラリーアートのような作品でしたね。
まるで素足にレースだけを巻き付けたようなシューズもジミー チュウでは人気のアイテムですね。
これまでブラックやベージュ等センシュアルなアイテムが多かったのですが、今季はこちらもジェームズ・タレルの作品の中で見付ける事が出来る、ピンクとブルーで登場し、残暑の季節にはピッタリの爽やかなアイテムでしたね。
右の二つの10cmのスティレット ヒールは『ABEL』。ポインテッドのフロントと踵の丸みが美しく、出来る限りレースの分量を多くしてヌーディーな気分を楽しみます。パイピングで施されている同色のレザーもアクセントになっていますね。
左はポインティッドのフラットシューズの『ALINA』。ジミー チュウではフラット言えどもエレガントなアイテムが多くて素敵なんですが、今回こちらのレース仕様はパーティーなんかにも履いていけそうで素敵でしたね。
因みに今季のこの印象的なカラー、ブルーにはOcean(オーシャン)、ピンクには(Raspberry)という名前が付いていましたよ。
このレース使いのシューズには、トウの部分と踵に裏からヌードのレザーを施してあるので、ネイルの色を気にしないで楽しむ事が出来ますし、踵の固くなった角質もバレません。。。ほんと良く考えられています。。。
こちらも今季新作の『LAMBA』です。フロントから見ると、大胆に施された直線的なフロントとアンクルのストラップ、バックの踵をホールドする部分も直線的で実にシャープな印象です。
究極的なまでにミニマムなデザインのポイントとなるが立体的なメタル スタッズ。こちら実にユニークで不定形なプリズミックな形をしていて、キラキラと乱反射する感じがエレガント且つロックなムードも感じますね。こちらのプリズミックなスタッズはクラッチバックや人気のポシェットタイプのバッグ『AVA』にも用いられていましたよ。
こちらのシューズ、ヒールまで良く考えられていて、5cmという低さでもエレガントに見えるように緻密に設計されていて、他のシューズの幾つかのシューズにも登場してます。
また話題になりそうなシューズでの誕生ですね。。。。
こちら左側のモノトーンのフラットシューズにもトロプルユのユニークな遊び心を見付ける事が出来ます。
ローファー風のフロントのカッティングが素敵な『GALA』に施されているのはグラフィカルなモチーフのプリントで、スペインのアーティスト、アントニオ・ガウディが手がけた大らかなタイルの作品や、MOAに所蔵されているオプティカル アートのようにも見えてとてもユニークです。しかもこちら3Dにも見えるという面白い効果もあります。
右側のブラックとブラウンの二つのショルダーバッグは『REBEL SOFT』。人気のショルダーバッグ、レベルのフォーマルでかっちりした作りを、寄り柔らかく新解釈したアイテムで、ウエアラブルにデイリーからビジネスまで使えそうなアイテムでしたね。
レザーストラップとチェーンのダブル使いで楽しめて、個人的には何処と無くレトロなムードに仕上がっているのも、60'S風のシフトドレスなんかにもマッチしそうで素敵でしたね。
こちらも今季の新作のクラッチバッグ『CADENCE』で、ウォータースネークをラグジュアリーに使ったテクスチャーと、丸みのあるフレシキシブルなボディのデザインが実にフェミニンですねぇ。。。
センターに施されたプリズミックなスタッズのチャームがアクセントになっていますが、こちら開閉の仕方も実にユニーク。クラッチのトップの部分のバーが丁度チャームの辺りのセンターでまっ二つに割れ、変形した菱形のような形でガバッと開いてくれて、中身が一目で解るというという機能面でも優れもの。。。。細かい部分にも3Dの解釈を取入れています。
くれぐれも、人に見られたら困るような変な物を入れないように!!!!
こちらは人気のコルクヒールのプラットフォームサンダルのコレクションになります。今回は特に建築的なムードを感じさせ、ミッドセンチュリーのインダストリアルデザインのように感じたのは私だけではない筈です。。。
今回、よりナチュラルなカラーやマテリアルを使用し、ウッドを切り出して、美しい流線形の模様を生かしたアイテムや、アースカラーやナチュラル スネーク、オフホワイト等のカラーにまでオーガニックなムードが漂いエレガントでしたね。。。
スタースタッズはこちらのブランドを代表するモチーフとして毎シーズン人気を博していますが、今季は星からのデザインバリエーションとしてこんな素敵なアイテムが登場していましたよ。
レザーにパンチング加工を施して作り出したマテリアルを持ちいたスニーカーとフラットシューズで、スニーカーはさらにゴールドのレザーをレイヤーし、フラットシュズはスケルトンにして肌の色を覗かせるというユニークなテクニックが使われています。。。
いやぁ!!!!!!!このスニーカーはヤバイ!!!!!!可愛い過ぎる!!!
こちらのブログをお読みの皆様は私の星好き、バイカラー好き、スニーカー好きは十分ご存知だとは思いますが、全部てんこ盛りでこんなにスタイリッシュな仕上がり。。。。
北欧辺りにこちらのシューズの27cmを探しに、すぐにでも出発しないといけないかしら。。。。。
ジェームズ・タレルのミニマムで幻想的な作品、見る人の既成概念や人間の本能的な知覚感覚を裏切るような独創的なアートワークを、トリックアートというユニークな切り口で解釈したクリエイティブ・ディレクターのサンドラ・チョイ。。。。2015 PRE FALL COLLECTONは楽しさと想定外のアイディアを盛り込みながら、そのアティチュードはミニマムでストロークの強さが実に印象的でしたね。
シィーズやバッグはとかく女子同士の会合等では、恋バナと並んで常に話題の中心に上がります。最近では『今、流行ってる!』とか『どこぞのセレブが持っている!』というエピソードはもううんざりで、今季のようなトリビアは退屈な女子会の冒頭にアクセントになるような気がしますね。。。しかも、そのモチーフのアーティストの作品を、実際に日本でも見れるというのが嬉しい限りです。
女子だけではなく、男子にとってはこういう話題は大好物!特にデザインやアートに関わる仕事をしている、ファッションにプライドを持っているような男子達には、かなり興味をそそるでしょうし、気になる男子がそんなお仕事の方でしたら普段彼らがあまり目にする事のない、Women’sのアクセサリーというサイドからアプローチしてみるのも会話が盛上がりそうですね。
もちろん、能書きをたれる前に、『へぇ~知らないんだ~。。。。』って言ってから、素敵なエピソードを優しく解説してあげて下さい!!!!うまくいったら、今シーズンのアイテムを履いて、ジェームズ・タレルのインスタレーションを見に、デートに誘ってみてはいかがですか????wwww
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今回御紹介したロンドンを拠点にスペシャルなフットウエアを発表するブランド、JIMMY CHOOのお話しもより詳しく掲載されている私の初の著書、『ブランド・パスポート』は現在絶賛発売中です。是非、書店等でお求め下さいね。
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ESPRIT DIOR 2015 FALL !!!
前回のまでのリポートで2015 SS PARIS Haute Coutureのリポートを終了しましたが、だらだらと更新しているにもかかわらず、お付き合い頂き有り難うございました!
やっぱりHaute Coutureは私にとって特別な存在!!!これだけ安価でコンフォートな物が簡単に買える時代において、パリのアトリエまで何度か足を運び、しかもドレス一体が法外な金額というのは、こちらのブログをご覧の皆様からすると、もしかしたらとてもタイムレスなのかのしれません。。。
しかし、ここにファッションの目指すべき最高峰があるからこそ、Prêt-à-Porterやアクセサリー、コスメティックに至迄メゾンの世界観を表現する事が可能ですし、現在のSNSの時代においてはコンテンツとしてもとても重要です。
ジャン=ポール・ゴルチエやヴィクター&ロルフのように、人気のあるクリエイター達がHaute Couture でしか発表しないという思い切った決断も、今度のクチュールを楽しくさせる要素の一つとなっていますし、益々次のシーズンが楽しみですね。。。
っていうか、あと1ヶ月で発表されちゃいますけど、、、、次の2015-16AW。。。。
さて今日からは既にショップのウィンドーを飾っている、2015 PRE FALLのリポートをいくつかさせて下さいね。シーズンとしては夏の終わりから、少し肌寒くなるまでの端境期のコレクションになりますが、このシーズン特有の3シーズン対応可能なウェアラブルなアイテムや、メゾンの遊び心が詰まったアクセサリー、比較的リーズナブルなアイテム等美味しい所満載なので、是非チェックしてみて下さいね。
まずは皆様ご存知の世界一のフランスのメゾン、Christian Dior(クリスチャン ディオール)からお伝えしましょうね。
今回のこのPRE FALL、Diorとしてはとてもスペシャルなコレクションです。去年の年末東京で開催された素晴らしい展覧会『ESPRIT DIOR(エスプリ ディオール)』の会期中に、両国にある国技館を会場に、大規模な数千人規模のメガショーが行われたのは皆様記憶に新しいかとは思います。
今回のHaute Coutureの会期中にパリのアヴェニュー モンテーニュにあるDiorのサロンで、その時のコレクションのre-seeが行われましたので、そちらのリポートと合わせてお伝えしますね。
私が2ショットさせて頂いているのは、メゾンのシグネチャーでもある『LADY DIOR(レディ ディオール)』ですが、今季は特徴的なカナージュモチーフが、こんなパープル ピンクのミラーレザーにパンチングで施され、フィーチャリスティックなムードで登場していましたね。。。
また『レディー ディオール』はこれまでのクラシックスタイルを覆すスタイルでも登場していて注目です。かなりビッグサイズや実用的なサイズ、幅広のストラップを施したり、ミニサイズにはステッカーやシールでデコるようにエンブロダリーを施したりと、実に注目でしたね。。。
今回、このスペシャルなショーの為にアーティステック ディレクター、Raf Simons(ラフ・シモンズ)が選んだテーマは、今回の会場でもある『東京』。東洋と西洋が出会い、混沌の中に存在する矛盾、新しいスタイルを臆する事なく生み出すパワーや、ファンタジーとリアリティ包括しながら、無秩序に拡大して行くメガロポリス:未来都市にインスパイヤされています。
『東京は常に私にインスピレーションを与え続けています』とラフ・シモンズは語ります。『特に人々がこれほど自由にさまざまに服を着ている街は、世界中のどこにもありません。スタイルからの解放、新しい構造を持った服。それらはストリートのみならず、 東京のファッション
デザインの歴史にも現れています。強烈で心躍る場所なのです』
ヨーロッパに長くステイをして帰国し、渋谷のスクランブル交差点なんかに行くと、1982年制作のアメリカ映画、Ridley Scott(リドリー・スコット)監督の『Blade Runner(ブレードランナー)』の1シーンのように見えてしまうのは、私だけは無い筈です。。。。
このコレクションでは東京の持つ独特な自由さや、新しいスタイルを生み出すバリタイリティーが溢れています。コレクションはある種の現実から離れた新しい世界をイメージさせました。未来的な新しい世界で暮らす人々は実用的なスタイルを求め、そこにファンタジーとリアリティが融合する希有なスタイルが生み出されます。
用と美という相反するテーマがコントラストを描く作品には、フェミニンとマスキュリン、明と暗、マットと光沢、昼と夜等様々な対照的な要素が落とし込まれ、シルエット、テクニック、マテリアル、カラーに至迄甘美な試行錯誤が表現され、究極に魅力的なロマンティックなリアルクローズが誕生しました。
この日両国国技館の土俵の上には真っ白なステージが設営され、未来都市をイメージさせるシルバーのメタルのパイプがジャングルジムのようにデコレーションされます。世界中から選りすぐりのスーパーモデルを集めて行われた素晴らしいコレクションは、このミニマムで未来的なロケーションの中に、雪が舞い散るというロマッティックな特殊効果をプラスしてドラマティックに幕を開けます。
では、早速ファーストルックからご紹介して行きましょうね。最初に登場するのはこちらのコート。一瞬、レザーのようにも見えますがこちらコーティングしたコットンで、光沢のあるテクスチャーがユニークです。
ペーパークラフトのように直線的にカッティングを施し作り出したシルエットは、オーバーシルエットを再びシェイプさせたような独創的なシルエットで、張りのあるファブリックとマッチしています。
襟には一瞬違和感すら感じさせるビビットなイエローの、やはりコーディングしたコットンを用い、そしてインナーにコーディネイトしたスパンコールのハイネック。。。。。さらに真っ白のブーツもコーディネイトして、想定外のカラーリングや素材使いで、フィーチャリスティックなルックを作り上げていましたね。。。

こうやってボディーが着ていると、その軽やかさがなんとも日本の『カワイイ』スタイルを感じさせ楽しいですね。
ブラックとレッドの上質なカシミアの糸で編み上げられたニットのドレスは、パーツごとに複雑に編み方を変え、まるでSF映画のヒロインのようにユニークなデザインです。インナーにネイビーのスパンコールのドレスをレイヤーし、個性的なルックに仕上げています。
バッグも注目です!!!2014-15 FWで注目を浴びた『BE DIOR(ビ ディオール)』。柔からかでエレガントなデザインは都会的でシックで、エターナルなデザインが既に世界中で大注目ですが、今回この『エスプリ ディオール』の為にマイクロモデルがデザインされました。
クロス、ショルダー、アーム、ハンド、クラッチと5種類の持ち方が出来るウェアラブルなアイテムで、手前はパウダーピンクとバーカンディーがベリーチェコレートをイメージさせます。スポーティーなカッティングも実にユニークで、レッドのチャームがアクセントのトリコロールのカーフレザーバージョンです。奧はブラックのパテントに立体的な皺加工をアーティスティックに施した、クリース レザーを使用した物です。
こうやって大胆に2個斜めがけってのも、、、、。なんとも東京らしいですねぇ~。ラフは東京でこんな着こなしのギャルでも見付けたのでしょうか???www
はい。私のお気に入りハンナ嬢も来日されていましたねぇ~。。。独特の個性的なお顔の彼女には、今回の特徴的なスクエアなアイメイクと、三つ編みをアレンジしたヘアはピッタリでございましたね。。。
こちらのコートも実にユニークです。グロッシーな輝きのシワ加工したシルバーレザーには、ブラックのアストラカンのファーがライナーとして贅沢に施されます。アストラカンはラフ・シモンズお気に入りのマテリアルで、AWシーズンともなると、毎回コレクションには登場しますが、今回はかなりフューチャリスティックです。
シンプルなカシミアのニットのブラックワンピースの下には、シルバーとピンクのスパンコールのトップをコーディネイトし、どことなくロボットのようにも見えて楽しいレイヤースタイルでしたね。
こういうレイヤーのコーディネイトも、キャミソールやロンT(ババシャツ)に長けた、日本人女子のテクニックを参考にしているかもしれませんね。。。www
仕立てられているのはいつもよりよりシャープにカッティンングされた『Bar(バー)』ジャケットで、コーディネイトされるのはミニワンピ。。。。イエローとレッドの糸で編み上げオレンジに見えるカシミアのミニドレスには、スパンコールの刺繍のネックを施し、キャチーなスタイルでしたね。。。
シフトラインの未来的なコート、ミニマムなミニのドレス、フレアーを入れたフェミニンなドレスと並んで今季登場したストレートシルエットのパンツも実にコンテンポラリーで素敵でしたね。
タックを入れボリュームを出したパンツは裾迄まっすぐ。。。。しかもヒールで高くした地面スレスレまでパンツの裾を伸ばし、足が見えないくらいなのもSF映画の登場人物みたいでしたね。
こちらは張りのあるコットンで仕立てたホワイトのパンツに、ベージュにレッドやピンクの拡大したハウンドトゥースのモチーフをジャガードで編み出したニットに、ピンクとシルバーのスパンコールのトップスをコディネイトしています。
ざっくりしたニットは実に可愛らしく、冬のカクテルパーティーなんかにこれ一枚と広がるスカートとかでも素敵なんじゃないでしょうかぁ???
ミッドセンチュリーのレトロテイストを感じさせる、こちらのモノグラム風のモチーフのドレスですが、、、、、このアブストラクトなモチーフの一つ一つまで、エンブロダリーの手仕事で制作されています。。。。
もの凄く小さなマイクロスパンコールを使用していて、シルクやルレックスの刺繍糸とミックスし、細かく表現されています。。。
近くで見ると、、、、、もう、ため息でございましたね。。。
ベースのホワイトの部分はなんとコットン。。。。今回シャープなフォルムを表現する為に、コーティング等の特殊加工のマテリアルも含め、多くのコットンが取入れられていました。
こういう部分も実に実用的でしたね。。。
今シーズン、最も注目なマテリアルの一つが既にいくつか御紹介しているスパンコールで、本来ファーマルなスタイルに取入れられる事の多いこの要素を、いつも以上にカジュアルに落とし込んでいるのが実にユニークです。
こちらのドレスはまるでフェアアイルのニットのようでしょ?皆様お馴染みのフォークロアなテイストのこのパターンをスパンコールで施す事によって、デイリースタイルの中に独特の違和感とスタイリッシュさが生まれます。
こちらはジャガードで編み上げた部分とスパンコールの部分を細かく繋ぎ合わせたドレスですが、アイテムによってはモチーフ自体をスパンコールで刺繍したり、ケーブルニットやアランニットの要素もエンブロイダリーとして登場していたのがユニークでしたね。。。
ラフ・シモンズのメンズウエアで培った、ストリートをランウェイにドレスアップするスタイルはホントに素敵でございまして、いやぁ~、、、、、これは完売確実なんじゃないでしょうかぁ。。。。
今回いつもよりシャープな解釈で登場した、メゾンのアイコンでもある『Bar(バー)』ジャケットも印象的でしたね。
なだらかな曲線で女性のボディラインを表現するバージャケットは、今回そのフェミニティーが取り除かれ、角度の付いた曲線は、グラフィックアートやマンガにょうなラインを描き、実にエッジィです。
『Bar』ジャケットからのバリエーションとしてはこんなフューチャリスティックなアイテムも登場しましたよ。小さめのかなり上にフロントの合わせを持って来たジャケットには、トレンチコートのレインガードを思わせるカッティングやシャープなダーツ、シャツのようなカフスが施され、とても実用的です。
ワックスコットンやイギリス製のウールなど日常的な素材との組み合わせや、クラシカルなダッフルコートのアクセントとしても『Bar』の要素を見付ける事が出来る今回、、、、。よりマスキュリンな『Bar』ジャケットを楽しめるシーズンとなりそうですね。
コレクション後半は冒頭と同じくスタイリッシュなコートがランウェイを飾ります。ストレートシルエットが多かった前半に比べ、絶妙に美しいAラインを描き、フェミニンなドレスとしても着れそうなアイテムが目立ちましたね。
しかし、テーマはあくまでも『東京』。。。。未来的で自由なアイディアに溢れていますよぉぉぉ。。。。こちらはブラウンのワックスコットンのボディにグリーンの襟がアクセントになったアイテムで、フロントの比翼やそこに繋がる右側だけ施された印象的なフラップポケット、胸元やカフスに施された消防士等のワークウエアに見られる、リフレクションのようなディテールがヘビーデューティーですね。
さらにしっかりステッチを効かせたハードなディテールをむさ苦しくしていないのが、やはりそのシルエット。。。メゾンのアイコンのコロール(花冠)ラインに代表される、美しいフィットアンドフレアーのシェイプがさりげないフェミニンさをプラスし素敵でしたね。。
さてさて、皆様待ちかねのアクセサリーをご紹介しましょうね。ラフ・シモンズがアーティスティックディレクターに就任してから、デイリースタイルに取入れ易い数多くの名作が既に誕生していて、プライス的にリーズナブルなのも嬉しい限りですね。
2014 SS PARIS Haute Coutureで初めてランウェイに登場して、すぐに世界中のSNSを駆け抜けて話題になったスリッポンタイプのトレーディング シューズは世界中で完売続きですが、今回さらにアップデートしたこちらのハイカットバージョンは、実に新鮮でしたね。
まるでシューズの下にソックスを穿き、コーンバータしたようなデザインで、Diorのアトリエの熟練したテクニックからのエンブロイダリーは、テーマの『東京』に合わせ、キッシュなのも可愛かったですね。
もちろん人気のショートタイプも、今回はアクセントにもなっているベルクロ付きのベルトが付いたバージョン等で登場していましたよ。
はい。こちらもDiorの中で一番新しいバッグ コレクション『DIORAMA(ディオラマ)』です。2015 SSで登場し、コンテンポラリーでスタイリッシュなボックス型のシルエットは今一番の注目バッグと言っても過言ではありません。
メゾンのアイコニックなモチーフ、『カナージュ』を拡大化して立体的に施したデコレーションが特徴で、今季はさらにミニチュアのパンチングモチーフも施され、フューチャリスティックな印象でしたね。
既に皆様ご存知とは思いますが、巨匠(Steven Klein)スティーブン・クラインが撮影し、ミュージシャンで今最も注目されるファッションアイコンRihanna(リアーナ)が出演する、新しいDiorの広告映像や写真の中でも大フィーチャーされています。
『東京』をテーマにして、昨年末大規模なメガショーとして発表された『ESPRIT DIOR TOKYO』。私達が暮らす世界一混沌としたこの街にインスパイヤされ、さらに新しい未来のスタイルを生み出したコレクションでしたが、皆様いかがでしたか????
今回のプレスリリースの中でラフ・シモンズはさらにこんな事を語っています。
『東京は都心でも郊外でも、さまざまな事象が融合しながら変動していて、それが魅力なのだと思います。そのコントラストはアイコニックなシルエット、女性像を生み、未来へとつながるアイデアとなるでしょう。。。』
海外の友人達には言わせると、日本人はあらゆる世界の素晴らしい物をピックアップし、それを分解し、そこに新たな付加価値を付けてアップデートする事に長けていると言います。料理においてもイタリアンもフレンチも日本人の口に合うように、何処と無くお醤油の香りを漂わせる解釈に、時折イラッとしてしまいますが、ラフ・シモンズからするとと、その貪欲で無秩序な融合や再構築こそが、最もユニークなテーマだったのかもしれません。
いかに東京をテーマにしていても、そこにはフランスのメゾン、クリスチャン・ディオール。。。。東京特有のプラスチック カルチャーのチープさは何処にも見付ける事が出来ず、スタイリッシュに仕上がっているのはさすがだなと感心しましたね。。。
ファンタジーとリアリティに綴られた『東京』をテーマにして『エスプリ ディオール』コレクション。。。。いつもよりもさらにフレンドリーでウエアラブルな今シーズンに、Dior初心者の方々も是非トライしてみて下さいね。。。。
2015 SS Christian Dior Prêt-à-Porter 東京でのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ
2014-15 SS PARIS Haute Coutureのリポートはこちらからどうぞ。
2015 SS DIOR HOMME PARIS MEN'S COLLECTIONはこちらからどうぞ
2014-15 FW Dior Fine JewerlyのPARISでのプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。
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CHANEL FINE JEWELRY 2015 SS Haute Couture !!!
今日はCHANEL FINE JEWELRY(シャネル ファイン ジュエリー)の2015 SS Haute Couture Collectionでの新作ハイ ジュエリー プレゼンテーションのリポートをお伝えしましょうね。
会場はヴァンドーム広場にあるシャネル ファイン ジュエリーのブティックの上にあるエクスクルーシブなサロン。毎回プレゼンテーションに合わせてびっくりするくらい姿を変えるこの場所、今回はこんなゴージャスな黄金のライオン君がお出迎えです。。。。
会場にはさらにこんな真っ白の雪化粧のディスプレイ。。。。。。。雪山の上には、このプレゼンテーションが行われている、ヴァンドーム広場18番地のシャネルのブティックの外観がライトに照らされて飾られています。。。
なんともロマンティックなこの光景。。。。。。今回のインヴィテーションカードにもこのブティックのモチーフは飾られていましたよ。。。
さて、そんな美しいセットの中で発表された今回のシャネル ファイン ジュエリー。。。。『LES INTEMPORELS DE CHANEL(レ ザンタンポレル ドゥ シャネル)』という素晴らしいコレクションを披露してくれました。
Les intemporelsとは『時を越える』という意味のフランス語で、ガブリエル シャネルの世界観にスポットを当てた、いくつかのモチーフで素敵なジュエリーが表現されました。
ガブリエル シャネルが最初にハイジュエリーと呼ばれるダイヤモンド ジュエリーを発表したのは今から83年前の1932年。世界大恐慌が世界経済に激動と暗い影を落とす中、世界中の女性達にエールを贈るように素晴らしいコレクションが発表されました。
彼女の自宅を使って発表された当時のコレクションは、コメット(彗星)、エトワール(星)、太陽、フリンジ、リボン、泉、羽根等彼女が大好きなモチーフにインスパイヤされた美しいジュエリーで、当時よりリアルクローズを提唱していた彼女の作品らしく、シンプルな台座とダイヤモンドに彩られた、ウエアラブルで自由に楽しめるジュエリーでした。
今回新しくクリエイトされたコレクションはその中からコメットとリボン、ガブリエル シャネルが初めてダイヤモンド ジュエリーを手がけた時から80周年にあたる2012年に新たにモチーフに加わったライオン、2013 SS Haute Coutureでもフィーチャーされたメゾンのシグネチャーでもある花、カメリアの花をモチーフにした4つのチャプターで発表されました。
全てこのメゾンでは大人気のコレクション。。。。。。。まずは、『LION(ライオン)
』からご紹介して行きましょうね。
2012年新たに仲間に加わったこのモチーフは、2013-14 AW PARIS Haute Coutureの時に『Sous le signe du Lion (スー ル シーニュ デュ リオン)~ライオンの徴(しるし)のもとで~』というテーマで大フィーチャーされます。
獅子座生まれのガブリエル シャネルにとってライオンはガーディアンのような物であると同時に、1919年最大の理解者であり恋人でもあったボーイ・カペルを失った際、傷心旅行に訪れた街イタリアのヴェネチアの守護神でもあります。
聖書においてライオンは福音書記者マルコの象徴で、 死産の我が子三頭を息を吹き込んで甦らせたという獅子伝説から再生の象徴でもあります。サンマルコ大聖堂を始めとするヴェネチアの多くの建築物の壁面や屋根に飾られたこのモチーフを見付ける度に、マドモアゼルの傷は少しずつ癒え、再生を果たして行きます。
この時の思い出は彼女の生涯で実に重要な意味を成し、まるでお守りのようにライオンのモチーフをジャケットのボタン等にあしらいました。
まずは美しい飾りボタンがそのままジュエリーになったような『LION TALISMAN(リオン タリスマン)』のネックレスです。タリスマンというのはお守りや魔除けという意味で、着用する人をあらゆるストレスから守ってくれそうな心強いネックレスです。
勇敢なライオンの表情をそのままモチーフに施したネックレスには、ブリリアントカットのダイヤモンド801個(合計7.9カラット)、同じくブリリアントカットのブラックダイヤモンド378個(計5.6カラット)とこの上なくラグジュアリーなピースで、エアリアルなモチーフワークやリングをあしらったチェーンの部分に軽やかさを感じますね。。。
シャネルらしいバイカラーというのも、オシャレですねぇ~。。。。
こちら、私の大好物の3Dの彫刻でライオンの姿が施された素晴らしいリングです。着用すると飛び出すように見える遊び心に溢れたデザインで、ダイヤモンドで飾られたエトワール(星)と戯れているのも躍動的ですね。
彫刻したオパールに瞳とアイライン、鼻までダイヤモンドがパヴェで施され、遊んでいる星のモチーフには中央に1.5カラットのブリリアントカットのダイヤモンドと、周囲を覆い尽くすように、やはりダイヤモンドがパヴェで鏤められています。
こちら、ライオン君のボディがブラックオニキスのバージョンと、全体にダイヤモンドを飾ったバージョンもございましたよ。。。。
2013-14 AW PARIS Haute Coutureで発表された『Sous le signe du Lion (スー ル シーニュ デュ リオン)~ライオンの徴(しるし)のもとで~~』のプレゼンテーションのリポートはこちらからどうぞ。
続いては『COMÈTE(コメット・彗星)』のコレクションです。
私、名前の最後に★を入れる程このモチーフは大好物でして、1932年、最初にガブリエル シャネルが発表した伝説の『コメット ネックレス』から、ウォッチ等にも度々登場するこのモチーフを見る度にいつもワクワクしてしまいます。
今回のコメットはメゾンのシグネチャーでもあるパールの星屑のトレーンを引き、よりソフトでロマンティックな印象を受けましたね。
『スピラル ドゥ シャネル』という名前のこちらのネックレスは、渦を巻くように旋回しながら流れて行くコメットの姿を表現したアイテムで、193個(計5.8カラット)のブリリアントカットのダイヤモンド、クッショッカットのダイヤモンド1個、65個のパールで飾られたスペシャルなピースでした。。。
こちらはパールのトレーン引いたコメットが、ダイヤルの廻りをぐるりと囲んだようなデザインがとても印象的なウォッチです。
『ヴォワ ラクテ』というこちらは18K ホワイトゴールドの台座にシックなマザーオブパールのダイヤル、丁度12時の所に配された星はセンターに大粒のダイヤモンドとパヴェを飾り、さらに周囲を星屑が飾ります。
これ、素晴らしいのが彗星が引く星屑のトレーンがグラデーションになっている所で、段々と散り散りに消えて行く星々を軽やかなセッティングや、大粒のパールを使って表現している所が実に気が効いていますね。。。
2012-13 FW PARIS Haute Coutureで発表されたシャネルがダイヤモンド ジュエリーを発表して80周年を祝うプレゼンテーション『1932』のリポートはこちらからどうぞ。
続いてもシャネルでは皆様お馴染みのモチーフ『カメリア』のモチーフです。
マドモアゼル シャネルはこの凛とした花の佇まいやグラフィカルなデザインをこよなく愛し、ツイードのジャケットの胸元やバッグ、イブニングでは手首にブレスレットのように飾ったり、髪飾りにもしていたそうです。現在もパリの由緒正しいコサージュや羽根の工房Lemarie (ルマリエ)で手作りで制作されたカメリアの花のコサージュは、ランウェイの上でもいつもスタイリッシュなルックを飾っています。
そのスピリットをジュエリーで楽しむのがこのコレクションで、この花が本来持つエターナルなデザインは様々なバリエーションとなって表現され、実に楽しいコレクションとなっています。
今回登場したコレクションはどれもパールとコーディネイトされ、実にウエアラブルなアイテムになっています。デイリーのスタイルで気軽に楽しめるスタイルのジュエリーを提唱し、その第一人者とも言えるシャネルのインスピレーションを感じさせる新作は、ジュエリー一つを見ているだけでも、スタイリングを想像してしまう程楽しいアイテムばかりでしたね。。。
こちらはその中でも実にゴージャスな一品でございます。幾重にも重ねたパールのネックレスの所々をカメリアの花で留めたような愛らしいデザインが特徴で、大小様々なダイヤモンドと大粒のパールで飾られた8個のモチーフが、心地よいリズムを奏でていますね。
ブリリアントカット ダイヤモンドを1081個(合計23カラット)、パールを330個
も使ってるのに、この上品さとさりげなさ。。。。。。見事でございます!!!!
シャネル ファイン ジュエリーのコレクションの大きな特徴でもあるのが、ファッションにも頻繁に登場し、シャネルの代名詞と言っても過言ではないモノトーン使いです。はい、私も個人的に大好物です。。。。
洗練されたモノトーンはダイヤモンドやパール等ホワイトのストーンと、オニキスやブラックスピネル、ブラックダイヤモンド等ブラックのストーンで表現されます。それらはどれも遊び心に溢れ、何よりスタリリッシュなムードが素敵ですね。。。
こちらのイヤリングは中央に大粒のダイアモンドを配し、折り重なる花びらにはブリリアントカットのダイヤモンドがパヴェで敷き詰められます。そしてこのジュエリーの最大の魅力、ブリリアントカットのスピネルが丁度シャネルのジャケットのパイピングのように、花びらのエッジィを刻んでいます。
マーキースカットのリーフの端にもスピネルが飾られ、カスケードする部分には大粒のパールまで飾り、可愛らしいのに存在感のあるピースでしたね。。。
私的にはウォッチというものは、ここ20年くらい着用した記憶がないようなタイプでございまして、いわゆる男の一流品的なハードボイルドなアイテムに全く関心がなく、実際某男子エディター等に自慢の時計の話をされてもタジタジ。。。。
もちろんシャネルでもデイリーユースのコレクションとして『J12-365』を始めとする365日24時間楽しめるウォッチもございますが、やはりHaute Cotureのプレゼンテーションで発表されるのは私の大好きな煌びやかなジュエリーウォッチ!!!!!俄然やる気がフツフツと湧いて参ります!!!!
こちらのカメリア コレクションのウォッチは、マザーオブパールのダイヤルの廻りにダイヤモンドの花びらを配し、バングルの反対側には丁度ダイヤルが隠れるくらいのカメリアの花のデコレーションを施し、スライドさせて時間を知る事が出来るアイテムです。
ヨーロッパでは元来女性が時計を見るという行為は下品だとされ、携帯用のウォッチが制作されるようになった古い時代には、ペンダントやブローチの裏側にそっとダイヤルを忍ばせていました。
シャネルのジュエリーウォッチはその伝統を踏まえ、ダイヤルを出来る限り小さく作っているのが特徴で、隠してしまえばブレスレットにしか見えないような精巧な作りや、その動きさえ実にスムーズでエレガントです。
こちらも文字盤を隠してしまえば華奢なブレスレットにしか見えませんよねぇ~。。。下品と言われる行為すらエレガントに見せてしまう素敵なウォッチでしたね。。。
2013 SS PARIS Haute Coutureで発表されたカメリア コレクションのリポートはこちらからどうぞ。
続いては『RUBAN(リュバン=リボン)』のコレクションへと参りたいと思います。
ファッションデザイナーとして数々の成功を納めて来たガブリエル シャネルにとって、このモチーフはもしかしたら一番身近だったのかもしれません。現在ファッションのほうでもリボンは毎シーズンのようにコレクションに登場し、カメリアの花を飾ったり、チェーンに施されバッグになったり、はたまたHaute Coutureでは、傘下の刺繍工房Lesage (ルサージュ)の仕事により、ツイードのマテリアルとしても登場していますよね?
今回のコレクションでは蝶の羽根のように大振りのリボンをドラマティックに飾るというより、細めのリボンを上品にタイトに結んだようなシックなデザインが実に素敵でしたね。必ずと言って良い程装いに凛としたスタイルを漂わせる、シャネルらしいリボンの解釈がとても素晴らしいです。
こちらはそんなリボンをシュッと首に巻いたようなネックレスです。チョーカーのように襟元に沿ったフォルムと立体的なリボンのモチーフ、リボンの端をまるでフリンジにしたかのようにカスケードする軽やかなディテールも素晴らしいですね。
バゲットカットのダイヤモンドを32個(合計6.8カラット)、ブリリアントカットのダイヤモンドを574個(合計16カラット)用いてセッティングされ、光の乱反射を楽しむようにランダムにセッティングされているのもユニークでしたね。。。
こちらは指先にダイヤモンドのリボンをシュッと巻いたような、実に繊細で美しいリング達です。
今回このリュバンのコレクションが数的にも一番充実していて、リングでもこちらのようにセンターストーンを選べるようになっているのも嬉しい限りです。
左端は光の輝きだけを纏うようなダイヤモンドだけで飾られたリングです。立体的なリボンのボーモチーフとそこに寄添うように配された、ペアシェイプの大粒のダイヤモンドがスタイリッシュなムードですね。
真ん中のピースはセンターストーンに8カラットのクッションカットのピンクサファイアを飾ったピースです。スクエアなストーンに合わせてリングの部分が二重になっていて、また違うデザインのヴァリエーションがゴージャスですね。
一番右は4.7カラットのペアシェイプのサファイアをセンターストーンにあしらったリングで、立体的なリボンのモチーフに施されたダイヤモンドに写り込む、サファイアのブルーのカラーがミステリアスでクールなリングでしたね。。。
同じモチーフなのに、まるで違う魅力的なリングの見えて来てしまう。。。。これはセレクトに困難を極めるのではないでしょうかぁ。。。
こちらの『リュバン クチュール』というネックレスには、カメリア コレクションのイヤリングにも登場したモノトーンの要素が取入れられています。
338個のパールを使った美しい3連のネックレスのサイドに、さらに細いリボンを数本結んだようなデザインは実に軽やかで、リボンのモチーフにはブリリアントカット ダイヤモンド398個(合計6.7カラット)、ブリリアントカット スピネル295個(合計2.83カラット)を用いてこの繊細なムードを作り上げています。
さすがは世界一のクチュールのアトリエを持つこのメゾンらしく、まるで実際に結んだリボンをそのままジュエリーにしたようなディテールは見事で、ブラックスピネルの部分を大きく広げたり、テールの部分も左右互い違いにしたりとホントに良く出来ていましたね。。。。
さてシャネル ファイン ジュエリーのニュースでもう一つ楽しいイベントが、東京で開催されましたのでここでお伝えさせて下さいね。インスタ等のSNSでは既にかなり話題になっていますが、この春シャネルより新しいデイリーユーズのジュエリーが登場しました。
コレクションの名前は『COCO CRUSH(ココ クラッシュ)』。バッグでもお馴染みのキルティングモチーフをジュエリーに施したデザインが特徴で、シャネルらしいスタイリッシュなアイテムに仕上がっています。
まずこちらはリングです。イエローゴールドとホワイトゴールドの2色で、リングの幅もM,L,XLと3サイズあるので、試着してピッタリのバランスのアイテムを見付ける事が出来ます。
この日、銀座のシャネルのサロンでは、大人のカルチャースクールばりに新作のジュエリーのお披露目を兼ねた楽しいイベントが行われました。上の画像にも登場している折り紙細工、こちら小さい頃に遊びましたよね???
『パコパコ』とか呼んだりしていましたが、こちらフランス語ではcocotte(ココット)と呼ぶそうで、今回の新作ジュエリー『ココ クラッシュ』とココ シャネルにかけて、ゲスト達全員で折り紙を折るという楽しいアトラクション付きです。
出来上がったココットに貼ってあるシールは、ボンボワン等のイラストを手がけるフランス人アーティスト『ソルダッドゥ・ブラッヴィ』がわざわざこの為に描き下ろしたそうで、マドモアゼルも居ますよぉぉぉ~。。。。。可愛いでしょ????
久しぶりに折り紙して、、、、、、ちょっとジュエリーの事、忘れちゃいました。。。。。
こちらはリングと一緒に登場するカフブレスレットです。。。。。実にゴージャスでございました。。。。。施されているキルティングのカッティングの深さは均一ではなく、着用して動かすと良く解るのですが、陰影の出方も絶妙なグラデーションを描き、素敵でしたね。。。
勢い余っておっさんが着けさせて頂きました!!!!!驚く事に以外と男子でも変じゃない。。。。しっくり馴染んでませんか????
シンプルでエターナルなデザインなんで違和感がなく、こちらMサイズを着けさせて頂きましたが、二個付けでも違和感無く楽しめるのはデザンが完璧だからではないでしょうねぇぇぇ。。。。
カップルで女子がイエローゴールドで男子がホワイトゴールド、またはSサイズなんかの細いタイプはスタイリッシュなカップルのウェディングリングなんかとしても楽しめそうでしたねぇぇぇ。。。。
メゾンのキーワードをさらにアップデートした今回のシャネル ファイン ジュエリーのコレクション。リボン、コメット、カメリアにライオンとこのメゾンで既に不動の人気のアイテムが登場し、ファンには溜まらないコレクションとなりました。
ファンのみならず、今回さらにウエアラブルになったデザインはシャネルのジュエリー初体験の方にも驚く程フレンドリーで、それそこTシャツにデニムなんて、ハイジュエリーを着用する事があまりないデイリースタイルの中でも違和感なく楽しめそうですね。
新作のココ クラッシュももちろんそうですが、シャネルはいつの時代も常にリアルクローズを追求して来ました。Haute Coutureに始まりコスメティックに至迄、女性の生活を研究し、違和感無く楽しめるスタイルを追求して来たからこそ、これだけ世界中の女性達に指示されているんですね。ハイ ジュエリーと言っても、ラグジュアリーなストーンを使っていてもそのコンセプトは変わらず、着用してみると驚く程しっくり馴染んでしまいます。
いやぁ~女性は楽しいですねぇ~。。。。リボンやカメリアの花、夜空に輝くコメットや百獣の王ライオンさえ、ダイヤモンドやパールを飾ってジュエリーとして身につける事が出来るのですから。。。。。そんな、ちょっと羨ましくなってしまう程素敵なシャネル ファイン ジュエリーのCollectionでした。。。。
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VIKTOR & ROLF 2015 SS Haute Couture !!!
まず、私事で大変恐縮ですが、昨日の6月2日、人生で44回目の誕生日を迎えました。子供の頃はこんなに長生きするとは全く思っていませんでしたが、なんとか生きておりますし、今の感じですとあと倍くらい、カール・ラガーフェルドやジョルジオ・アルマーニくらいは生きてやろうという欲もフツフツと生まれております。。。。www
20代の頃には全く想像が付かなかった40代、それも半ば。。。。。。以外と何も変わりません。好きな服が無理せず買えるようになったり、疲れたらすぐにタクシーに乗れたりという状況の変化は少なからずの進歩なんでしょうね。。。
正直、、、、益々毎日が面白くなって参りました!!!!!!日本では自分のスタイルをキープしながら年を取るのは実に難しく、年を重ねるごとに落ち着かなければいけないようなコンサバな風潮がありますよね???
私はいくつになってもキラキラの服とピカピカの靴を穿いていたいと思いますし、ギックリ腰で入院したら、ベルベットのガウンをシルクのパジャマの上に着たいと思います。
厄年を過ぎて二年。。。。。。。今後の事、これまでの事、そしてこれからの事をいろいろ考える事が多くなりそうなゾロ目の年。。。。。。。
産んで、育ててくれた両親、そして生かせてくれた友人や周囲の人々に心から感謝をしたいと思います。。。。。
本当にありがとう。。。。。。そして、お誕生日おめでとう!俺!!!!
はい、不思議なテンションでスタートしましたが、今日も2015 SS PARIS Haute Coutureのリポートをして行きたいと思います。今日ご紹介するのは、毎シーズン私の大好きなクリエイターの3本の指には必ず入る、VIKTOR&ROLF(ヴィクター&ロルフ)のお話です。
彼らが再びHaute Cotureでクリエイションを再会したのが2013-14 AW。。。。。玉石のようなカーペットの上で、全てブラックの作品で石庭のような見事なタブローヴィヴァンを見せてくれました。二回目になる2014 SSではマテリアルは全てラテックス。。。タトゥーのようなハンド プリントを施したヌードのドレスを着たバレリーナ達が、ヴァンドーム広場の側の会場で素晴らしいインスタレーションを見せてくれました。
三回目の2014-15 AWはレッドカーペットがテーマ。レッドカーペットの上でレッドカーペットをファブリックに用いたユニークなドレスが実に可愛らしく、今回は丸二年目となる四回目のコレクションとなります。。。。。
今年1月終わり、まだ寒いParais de Tokyoで発表されたコレクションは、まるで冬のPARISに突然華やかな春がやって来たようにカラフルなコレクションとなりました。
今回のテーマは『VAN GOGH GIRL(ヴァン ゴッホ ガール)』。。。。。オランダ出身の世界的画家フィンセント=ヴァン・ゴッホの世界を、オランダを代表するのハウスのヴイクター&ロルフが、彼ららしいシュールリアリスティックな世界で表現します。
“I put my heart and soul in my work and have lost my mind in the process” Vincent van Gogh
『私は、自分の作品に心と魂を込める。そして制作過程で我を失う』フィンセント・ファン・ゴッホ
プレスリリースに記されたゴッホの言葉はまるでViktor Horsting(ヴィクター・ホスティン)とRolf Snoeren(ロルフ・スノラン)の言葉のようにも感じられとても興味深かったですね。。。。
まず、何よりも楽しかったのはこれだけ世界中が熟知している画家の世界観を、誰も見た事が無かった、彼ららしい全く新しい解釈で表現したという部分ではないでしょうか。。。。作品はゴッホが描く活力溢れる田園風景や、そこに溢れる生命の強いエネルギーにインスパイヤされています。
作品の全てがミニ ドレス。。。。頭のてっぺんから膝上という縦のボリュームを制限する事で作品は重力に反するように横へ横へと広がりを見せます。Aラインのベビードールの可愛らしいルックから、お得意の生地使いをふんだんに発揮した唯一無二のクリエションまでユニーク作品が並びます。
ミニ ドレスにコーディネイトしているのは、ドレスとお揃いのファブリックで仕立てたサンダルとストローハット。ゴッホ自身も愛用していたこのハットは想定外のユニークな形でドレスとメランジェして行きます。
では早速ファーストルックからご紹介して行きましょうね。会場のライトが消えドライアイスの演出がランウェイを埋めると、子守唄が流れる優しいムードの中、最初にこのドレスが登場します。
ほぼ正三角形を描く程大きく張り出した、チュチュを内側に仕込んだAラインのドレスは実にイノセントで、ホワイトベースにネイビーで描かれた、風にゆらぐポピーのプリントが何ともスイートですね。ワンショルダーの胸元から肩にはプリーツを寄せたホワイトのデコレーションと、そこにサテンリボンを通し、さらにロマンティックに仕上げています。
ブリムをカットしたストローハットには麦の穂をコサージュのように飾り、何とも穏やかで可愛らしいムードでコレクションはスタートします。。。
PHOTO © TEAM PETER STIGTER
こちらはドロップショルダーのドレスです。胸元にはプリーツとリボンのデコレーションが可愛らしさを演出し、Aラインのドレスはファーストルックとはまた違う、個性的なフォルムを描きます。
ドレスの左見頃だけ真横に飛び出したような、まるでピアノ線が何かで吊っているかのようなアバンギャルドなフォルムが実に楽しく、ポピーのモチーフには部分的にパープルのカラーが施されます。
ストローハットも、心なしか大きくなってる気がしませんかぁ???
はい。さらに盛上がってまります。今回のインビテーションにも使われていたホワイトにネイビーのポピープリント、、、、。パープルがプラスされたかと思ったら、さらにバーガンディーやピンクもプラスされ華やかですねぇぇぇ。。。
そしてよ~くご覧下さい。ワンショルダーの襟元や肩、張り出したカラフルなスカートの一部が立体的なのがお解りになりますか???実はこれプリントしたファブリックをカットしてコサージュを作り、部分的にそれを刺繍しているんですね。。。
ファーストルックから見ていると、クリエイションは段々とドラマティックな方向へ向かっているのをフツフツと感じます。。。
そして、こちら。。。。。。。オフィシャル画像がロングドレスでもないのに横位置なんて、このブログを始めて依頼の初めてでございます。。。wwww
こちらはポピープリントのファブリックの、ネイビーのラインだけをカットアウトしたようなレースをあしらったドレスです。身長をはるかに越える程横に張り出した麦の穂へと繋がり、登場した姿は古の帆船のように見えましたね。。。。
ドレスの右身頃はプリントをカットアウトした立体的なコサージュがエンブロイダリーされ、まさに平面が3Dになったような、有機的に飛び出して来たかのように見える実に楽しいルックでした。。。
PHOTO © TEAM PETER STIGTER
2013-14 AWにHoute Coutureを再会したヴィクター&ロルは、毎回1ファブリッックで実にユニークな作品発表を行っていて、自らのクリエイションにある種の制限を作り、より独創的なフォルム作りに集中しているように、私には思えてなりません。
今回のファブリックはオランダVLISCO社が製造したもので、オーセッティックなバティックのテクニックを用いて作られたもので、生地の両面にクラッキングのインディゴラインや、カラフルなカラーを取入れた高品質の美しいプリントが美しいですね。
バティックとはインドネシア(ジャワ島が有名)を原産地とするろうけつ染めのテクニックの事を指し、日本でも更紗と呼ばれ古くから親しまれています。同じようにシルクロードを経て、かなり古い時代にヨーロッパに伝わり独自の発展を遂げて来ました。
こちらの画像だとポピーのモチーフの中に、バティック特有のぼかし模様が施してあるのが、良くお解りになると思います。。。
PHOTO © TEAM PETER STIGTER
はいはい。どんどん盛上がって参りますねぇ~。もはやドレスはドレスではなくなり、ストローハットもストローハットではなくなっているのが、よ~くお解りになると思います。
もちろん、制作の段階で盛上がってこんなんなっちゃいました!!!的な所もあるとは思いますが、このエキセントリックになって行く流れは、ゴッホの心の奥底にずっと存在していた狂気を表現していて、晩年に自分の耳を切り落としたり、拳銃で自殺する事になる、衝撃的な方向に向かっている彼の人生を表現しています。
こちらはプリントのベースにスカーレット、ポピーのモチーフにはライトグリーンとカーキをろうけつ染めで施し、ゴッホの激情していく心を表現しています。
ホワイトにネイビーのプリントで始まったコレクションは、ショーが進むに連れて春の田園に咲き誇る様々な花々のように実にカラフルなバージョンで登場します。先に御紹介したパープルやピンク、バーガンディーにレッドやグレーン等で、それぞれのルックごとにカラーが違う程、バリエーション豊でしたね。。。
こちらのルックに使われているのは、パープルやブルー、アクア等の寒色系のカラーでブルーを愛したゴッホのムードを強く感じましたね。もちろん同じように彼が愛したイエローも沢山登場していましたよ。
シャーリングしたネックラインから広がるAラインのドレスは、左身頃側にチュールを仕込んで、翼のように跳ね上がるユニークなフォルムを描きます。プリントの一部には部分的にレースのモチーフを刺繍し、歩く度に花々が風に揺れているような面白い効果を生んでいましたね。。。。
いやぁ。。。。もはや一体なんだったのか解読不能。。。。冬に牡丹の花なんかを雪から守る、『藁苞(わらづと)』のようにも見えなくはないですが。。。。
今回これだけ天然素材のヘッドドレスを使用していますよね?私の席は比較的出ハケに近い場所でしたので、登場する前に藁のカサカサと鳴る音やその香りを十分に堪能出来ましたね。
ヘッドドレスにはプリントのポピーの花を、そのままストローで編み上げたようなコサージュが飾られ、放射状のかなり長い麦の穂がヴェールのようにも見えます。立体的なドレスのコサージュと混じり合い、実にドラマテックなルックでしたね。。。
ファブリックに使われているエレクトリックブルーも、ゴッホの名作『星月夜』をイメージさせアガります!!!!
はい。こちらがラストルックでございます。。。。襟元を飾っていたプリーツとリボンのディテールまで身体の上から飛び出し、ヘッドドレスと混ざり合い、見事に狂気の世界が表現されていましたね。。。
今回、サンドトラックも実にユニークです。狂気、そしてこのオカルトなまでのスイートな世界観を『ローズマリーの赤ちゃん』(Rosemary's Baby、アイラ・レヴィンの小説で、1968年ロマン・ポランスキー監督、ミア・ファロー主演で映画化)になぞった選曲がされていました。
子守唄で始まったスイートな音楽の中に、狂気を秘めた女性の吐息のようなヴァイブをサンプリングし、見ている側も何か追いつめられる不思議な気分になりましたね。。。
PHOTO © TEAM PETER STIGTER
今回セレブリティーとして会場を盛り上げていらしたのが、こちらの美声の髭の麗人、コンチータ・ヴルスト嬢でした。ちなみに本名はトーマスです。2014年のユーロビジョン・ソング・コンテストでグランプリを授賞して以来、ジャン=ポール・ゴルチエを始めとする個性的なデザイナーのミューズとしても注目され、数多くのファッション誌を飾って来ました。
この日はブラックのタキシードスーツに胸元をはだけたセクシーなシャツというハンサムなスタイルで登場され、もはや女装なのか男装なのか解らない素敵なスタイルでございましたね。
普段の巻き毛で下品なボディコンよりもこっちほうがダンゼン素敵です!!!
フィナーレに登場したヴィクターとロルフのお二人。。。。かなり気合いの入ったコレクションにやり切った感と、今後の自由なクリエイションに向けて解放されたかのような、リラックスした表情が印象的でしたね。。。
2015-16 AW PARIS Prêt-à-Porter
Collectionの少し前、ヴィクター&ロルフはPrêt-à-Porter、MEN'S WEARからの撤退を決断し、今後はHaute
Couture、フレグランス、アイウエア部門のみで活動して行くという衝撃のニュースが発表されたのは、皆様記憶に新しいのではないでしょうか?
80歳を越えても死ぬのはランウェイの上でと生涯現役を貫くデザイナーや、早々とリタイヤして一切マスコミの前にも姿を見せないで穏やかに余生を過すデザイナー。。。。。そんな先人達の姿を見ながら、彼らが出した答えがHaute Coutureという最高のステージで数字や売り上げのプレッシャーから解放された形で、自分達の好きなコレクションを穏やかに発表し続ける事。。。。。
これは全てのデザイナーにとって憧れの環境ですし、ディレクターは一年間に沢山のコレクションを要求される昨今のファッションのシステムからすると、年に二度のコレクションに全勢力を注ぎ込めるというのは素晴らしいスタンスではないでしょうかぁ。。。
『フラワーボム』や『ボンボン』等のフレグランスは常にトップセールスの上位に食い込む程の成功を納め、またこのハウスの長年のコラボレーターであるアートコレクターのHan Nefkens氏は毎シーズン、彼らの作品の中から3ピースを購入し、オランダ、ロッテルダムにあるボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に寄贈するそうです。
これは、購入=コミッションピースをボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館に寄贈、長期貸し出しするというthe Han Nefkens Fashion on the Edge projectの一環でもあり、ある程度の経済的保証もしっかりあるという言う事。。。。。
ニュースだけ聞いているとPrêt-à-Porterからの撤退はとても残念な気もしますが、ビジネス的には何の問題もなく、クチュリエとしてリスペクトする彼らがデイリーウエアのトレンドなんかに影響される事無く、真にファッションの美の実験を繰り返し、それを発表し続けてくれるのはこの上もなく素晴らしい事です。
いやぁ~、Haute Coutureが益々面白くなりそうですねぇぇ。。。もの凄く期待しながら来月行われる次の2015-16 AW COLLCTIONを待ち切れない気持でいっぱいのヴィクター&ロルフのコレクションでした!!!
VIKTOR & ROLF 2014-15 AW PARIS Haute Couture COLLECTIONはこちらからどうぞ。
VIKTOR & ROLF 2015 SS Women's COLLECTIONの東京でのリポートはこちらからどうぞ。
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GAULTIER PARIS 2015 SS !!!
はい。今日は2015 SS PARIS Haute Cotureのスケジュールの最終日に行われたGAULTIER PARIS(ゴルチエ パリ)のリポートをお伝えししましょうね。
この日は他にVIKTOR &
ROLFにもお邪魔するという事で、少しエッジィな感じのスタイリングで参上しました。オールブラックのコーディネイトにチベットファーのストールだけをまっ赤にしてエキセントリックな感じで。。。一応クチュールですのでボウタイもちゃんと着けておりますが、ブラックのシャツにブラックのタイでまとめてみました。
ジャケット/今回の為に制作。パンツ/細かいキルティングを施したバイカーパンツで以前制作したもの。ストール/Sinequanone、シャツ/DIOR HOMME、ボウタイ/BOTTEGA VENETA、シューズ/DRIES
VAN NOTEN、サングラス/MIKITAのMaison Margielaとのコラボアイテム。
写真は会場でもあるrue Saint Martinの本社のラウンジ。デジタル加工したゴルティエらしいアートワークはクラシカルチェアのクッションにも施され、こちらショースペースの壁面にもドカーンと飾ってありましたね。。。
先シーズンPrêt-à-Porterからの撤退という勇気ある決断を表明したJean Paul Gaultier(ジャン=ポール・ゴルチエ)ですが、半年間全てのパワーを注いだ今回のHaute Cotureには否応なしにゲスト達の注目が集まります。
お馴染みのフランスを代表する女優カトリーヌ・ドヌーブ、カーラ・ブルーニ・サルコジ、バーレスクダンサーのディタ・フィン・ティース、グレイス・ジョーンズのアルバムジャケット等でお馴染みのイメージメイカーのジャン=ポール・グイド、キッチュな作風で馴染みのアーティストデュオ、ピエール&ジル等、ゴルティエならではの個性的なセレブリティーがファーストロウを飾りました。
観客の期待が集まる中、ファーストルックに登場したのがこちらのなんともユニークなルックです。
贅沢なシルクチュールをふんだんに用いたこちらのルックは、胸元にドレープでコサージュのようなデコレーションを施したコンパクトなビスチェと、そこから流れるトレーン、ハイウエストのイノセントなショーツにオーガンジーのグローブが、花嫁がパニエだけを脱いでしまったような遊び心を感じさせます。
こちらのドレスには『PIÈCE MONTÉE(ピエス モンテ)』というタイトルが付いてます。。。ピスモンテとは粉砂糖、卵白、ゼラチン等で作ったパスティヤージュというパーツを組み立てたデコレーション用のケーキで、現在ではウェディングケーキやクロカンブッシュ等の事を呼びます。
ヴェールの上に飾られているヘッドレスからこのタイトルが付いているのでしょうが、ヘアをカーラーに巻き、シルバーのピンで飾り、ちゃんとトップには新郎新婦のデコレーションが飾られています。
ヴェールのトレーンは天蓋のようにも見え、まるで新婚初夜のベッドルーム全体をドレスに表現したようで楽しかったですね。。。
新たな気持で迎えた今回のゴルチエ パリのコレクション。。。ファーストルックにはユーモア大好きのジャン=ポール・ゴルチエには少し真面目な、ウェディングという人生の門出を感じさせるルックがなんとも意味深です。
今回のテーマはまさにウェディング。『61 FAÇONS DE SE DIRE OUI(61通りのoui!=ouiはYesを意味するポロポーズの答え)』というなんとも楽しげなテーマで、61ルックという壮大なコレクションの中にウェディングドレスのディテールやカラー、物語やシニカルなジョークも絡め、実に楽しいコレクションを見せてくれました。
ご安心下さい。。。。全く神妙ではございません。。。。むしろ、甘美な不謹慎です!!!
こちらのドレス。。。なんともゴルチエらしくて素敵でしょ???センターでまっ二つに左右を分けたデザインのドレスは、左身頃が美しいスモーキングのジャケットにタイトスカート、右側はエレガントなアワーグラスシルエットのドレスと何とも個性的ですね。
ブラックのアルパカで仕立てられていて、タイトルは『TO BE OR NOT TO BI』。。。イギリスの作家ウィリアム・シェイスクピアの名作『ハムレット』の名セリフを取り入れ、左右のパッキリしたデザインに決断の瞬間をかけたユニークなドレスです。。。
『LET7S GET MARRIED(結婚しようよ!)』というカジュアルのタイトルの付いたこちらのルックは、若い男女のプロポーズを感じさせるストリートテイストのキャップがなんともアクセントになっています。
Haute Coutureでキャップ。。。。。なんともゴルチエらしい。。。。
ブラックのパイピングを効かせたタキシード風のジャケットとシルクのシガレットパンツのスーツと、インナーにコーディネイトしたのはパイソンモチーフのカーディガンですが、、、、こちら、パターンは様々なカラーや大きさのビーズと刺繍糸を玉留めする事で表現した手作業でございます。。。。
ストリートテイストのデイウエアにも、実にさりげなく、でもしっかりとHaute Coutureのテクニックを取入れる感じが、クチュールを発表して18年のこのメゾンの、余裕のクリエイションを感じますね。。。。
Haute Coutureメゾン、ゴルチエ パリの特徴の一つは、ジャン=ポール・ゴルチエ自身のスタイルでもあるパリジャンが楽しむデイリースタイルをふんだんに取入れている所で、ストリートスタイルをクチュールに取入れた最初のデザイナーかもしれません。
デイリースタイルと言ってもそこは世界一オシャレなパリジャンの装い、、、、、ゴルチエ本人や画家のパブロ・ピカソも愛したボーダーのバスクシャツや、フィッシャーマンズやアラン編みのニット、デニムやトレンチコート等お馴染みのアイテムをユーモアたっぷりにこの上なくラグジュアリーに表現しているのも楽しい所です。
こちら、ニットのアンサンブルにフルレングのスカートをコーディネイトしたかのようなルックですが、タイトルは『HYMNE À L'AMOUR(愛の讃歌)』。。。。フランスを代表するシャンソン歌手、エディット・ピアフがステージで身につけていた、何気ないニットにセーラーハットがピアフの歌の世界を表現しているようですね。
さりげないスタイルですが、使われているテクニックは超絶技巧。。。。カーディガンにはチューブビーズがびっしりと刺繍され、インナーのドレスはニットのボディスから繋がるウエストの部分にサテンとチュールをプリーツにたたみ、ダイヤモチーフにはめ込んだデザインです。
私個人的にはこういうさりげないルックが大好物。。。。ジャン=ポール・ゴルチエのパリジャンとしてのアイデンティティーや、抜群のセンスの良さを感じずにはいられませんねぇ。。。
『NOCES DE SANG(血の婚礼)』というタイトルの付いたこちらのドレスは、まさに血の色のようなルビーレッドに染め上げたパイソンのボディーが実にゴージャスですね。
カーディガンドレスのデザインで、フロントやヘム、カフスのパイピングにはジェットのビジューをエンブロイダリーし、ベルトとバッグはキラキラに輝くブラックパイソンで飾ります。
注目して頂きたいのはスリーブ。ブラックのトランスペアレントにルビーレッドとジェットのスワロフスキーをふんだんに刺繍しパイソンのモチーフを表現しています。
ウェディングがテーマという事でモノトーンが多かった今回のコレクションの中では紅一点でしたね。。。
リンジー嬢がお召しになっているこちらのドレス。。。いきなり登場した養蜂スタイルに会場の観客達は驚きを隠せません。。。。
こちらのドレスのタイトルは『HONEYMOON(ハネムーン)』。。。。。もうお解りですよね????ダジャレですから!!!!
トップスのボーダーのコンパクトなニットはクリスタルのビジューとシルク糸をクロシェ編みで仕立て、さりげないパーツなのに実に手が込んでいます。ブリーチしたようなデニムカラーのサロペットドレスは、胸当てに光沢のあるシルクを用い、スカートは同じカラーのチュールで表現しています。
ストローとチュールで作ったヘッドドレスに、リンジー嬢のセクシーなお顔が隠れてしまって少し残念な気もしましたがね。。。。wwww
コレクション中盤には往年のスーパーモデル達が迫力のステージングを見せ、会場を沸かせます。
数シーズン前にLANVINのコレクションにも登場していたスペイン人モデルのヴィオレッタ・サンチェス嬢や、ジョン・ガリアーノやクリスチャン・ラクロワのショーで個性的なステージングが大人気だったスザンヌ等、『小娘達には負けないわ!』ってくらいの気合いでポージングやターンを見せ、一番楽しかった頃のファッションの夢を再現させます。
『CRAUDIA SE MARIE(クラウディアの結婚)』というこちらのルックは、往年のスーパーモデル、クラウディア嬢がお召しになっていた個性的なパンツスタイルのウェディングです。
シルククレープのタキシードスーツにコーディネイトしたのは、ガウンやナイトウエア等に使われる光沢のあるシャルムーズサテンのカーディガンドレス。登場の際はストールのように腕にかけてますが、歩き出してバラッと解くとトレーンになるという素敵な演出付きでした。。。
私の推しメン、サーシャ嬢がお召しになっているこちらのドレスも実にゴルチエらしい楽しいアイディアに溢れています。
こちらの作品には『DONNE MOI TA MAIN(君の手を僕に)』というタイトルが付いています。これは2010年、アイルランドで制作されたラブコメディー『うるう年のプロポーズ』という作品の中に登場するするセリフで、うるう年には女性の側からプロポーズする事が出来て、その申し出に男性は絶対に断れないというアイルランドの伝説をテーマにしています。エイミー・アダムスが見せるドタバタがなんとも楽しい作品です。
今回のコレクションでは、左右まっ二つに分けたデザインが繰り返し登場しますが、そのバリエーションは実に豊か。モノトーンをメインにしたカラーパレットの中に、どれだけ違う要素を取入れるかという、より独創的な作品へのチャレンジにも見えたのは私だけではない筈です。。。
左身頃はクリーンなブラックサテンのドレス、右身頃にはヌードのチュールにレザーをアップリケして流動的なパターンを表現しています。さらにその上にダッチェスサテンのクリノリン付きのオーバースカートをレイヤーし、実にアバンギャルドなフォルムを生み出しています。
ブラックのコサージュを持った小悪魔風のサーシャ嬢に良くお似合いでした。。。。
こちらも今回いくつかのルックで登場していたスネークパターンからコブラのモチーフです。カーディガンドレスのデザインですが鈍く光るこのテクスチャー、、、、何が行われていると思いますか????
はい、お察しの通り、エンブロイダリーでございます。。。。
幾つかの大きさや、ブラックからゴールドへグラデーションするのスパンコールで刺繍されたアイテムで、客席で見ているとゴールドに染めたコブラかな?と思うくらい精巧に出来ていますが、刺繍だったなんて!!!!キラキラのハードなアクセサリーもアクセントになっていますね。
こちらには『JE L'AIME À MOURIR(死ぬ程愛してる)』という、熱い愛の言葉のタイトルが付いています。
こちらのターコイズブルーが美しいドレスも、やはりスネークのモチーフが使われています。実は今回のコレクション、幾つかのヘビのモチーフを取入れていますが、実はそれぞれ微妙に違うらしく、こちらは『ボア』という熱帯地方の大蛇をモチーフにしているそうです。
ベアからシースラインのドレスのボディーの部分には、ターコイズのクリスタルでモチーフを飾り、同じプリントのモスリンのケープがワンショルダーに施されます。
こちらのドレスのタイトルは『LE SEPTIÈME MARIAGE DE LIZ TAYLOR』。エリザベス・テイラーの7回目の結婚というタイトルが付いたこのドレスは、彼女がプライベートでも好んだアイシャドーのカラー、映画クレオパトラでも衣装で着用していたターコイズブルーがフィーチャーされています。
コレクションは後半に向かってもひたすらウェディング。。。しかし、フルレングスの作品が登場し、益々ドラマティックになって行きます。
こちらは『OUI』というタイトルのルックです。もちろん最愛の人からプロポーズされた時に花嫁が答える、イエスという意味です。シルクチュールにシャープなアコーディオンプリーツをかけたビスチェに、同じファブリックをティアードに飾ったトレーンが実にイノセントですね。
ゴルチエらしいユーモアを感じさせるのはシースルーのシルクオーガンジーのパンタロン。下着やポケットに入れた手迄透けさせるのも楽しい演出でしたね。。。
私個人的に可愛いらしい物が大嫌いなのでこちらではリポートしておりませんが、今回のコレクションの中には実際にウェディングのシーンで使えそうな、イノセントでスイートなドレスも沢山見られましたよ。
いわゆる日本人の花嫁が大好きなフワっと広がるチュールのドレス等もございますので、気になる方は私のfacebookのアルバムほうでチェックしてみて下さいね。
最後に比較的可愛らしいルックを御紹介しましょうね。ヌードカラーのシルクサテンで作り上げたシースラインのコルセットドレスに、やはりまっ二つにチュールを飾ったユニークなドレスです。
コルセットドレスには直線的でキュービックなステッチが施され、背中心はレースアップで飾られます。左身頃のチュールのディテールがなんとも可愛らしく、アヴァンギャルドなデザインなのにエターナルなムードも感じさせる素敵なドレスでしたね。。。
なんとフィナーレにはこの人が登場しましたよ!!!!はい。ナオミ・キャンベルです。私の一つ上、45歳とは思えないパーフェクトなボディーを思う存分披露し、会場では席に置いてあったブーケが飛び交い大盛り上がりとなりました。
『C'EST LE BOUQUET(花嫁のブーケにかけて、"もうお手上げだ!”という意味)』というタイトルのこのドレスというか。。。。。ほぼ裸。。。。。
美しいボディーをラッピングするようにPVCを巻き付け、アスパラガス ペラと胡蝶蘭を飾り、『GAULTIER PARIS』のフラワーカードまで付いた作品は、まるでつい先ほど舞台袖で身体に巻き付けたような楽しさに溢れていましたね。。。
彼女がランウェイを歩く姿を見るのはこれで三回目。。。。。。絶対に見れないと思っていましたが、これだけ足しげく通うと以外と見れるもんですね。。。でも、もっともっと見たいです!!!!
先日のCHANELのリポートでも書きましたが、昨今のHaute Coutureのコレクションでは最後にマリエが登場しないショーも多くなんとも寂しい感じですが、ここまでウェディングにクローズアップしたコレクションもジャン=ポール・ゴルチエらしくて実に楽しかったですね。
今回、本来コレクションの最後を飾るマリエから、ショーをスタートしようというアイディアに基づいてクリエイションがスタートされたそうです。試行錯誤を重ねて行く中で、全ルックをウエディングで統一してみてはどうかという斬新なアイディアが登場し実現されたそうです。
全てマリエのみというのは、Prêt-à-Porterから撤退しHaute Coutureしかクリエイトしないというこのメゾンの潔さに通じる部分もあり、新しい表現のヴァージンロードを歩いて行くというメゾンのスタンスを見事に象徴しています。
今回のカンヌ国際映画際では女優のカトリーヌ・ドヌーブやロッシ・デ・パルマ等数多くの美熟女達が、ゴルチエのドレスを纏いました。エキセントリックでアバンギャルドの代名詞とも言われるこのメゾンのドレスは、今やフランスを代表する新たなエターナルとして最高の舞台に登場する程の地位を確立しています。
時を経て、長い時間をかけて熟成されて行く上質なワインようにまろやかで優しく、そしてジャン=ポール・ゴルチエの溢れんばかりの愛を感じた2015 SS ゴルチエ パリのコレクション。。。。。次のコレクションが益々楽しみになったのは私だけではなかった筈です!!!!!
少し前に取材した2011-12 AW GAULTIER PARISのリポートはこちらからどうそ。
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CHANEL 2015 SS Haute Couture !!!
さて今日はCHANEL(シャネル)の2015 SS Haute Coutureのリポートへと参りましょうね。
今回、届いた招待状を開けると実に美しい南国の花のモチーフが飛び出すポッアップカードになっていました。喜び勇んで会場のグラン・パレへ向かうと、大きな会場の真ん中に円形の会場が設営され、外側からなにやらペーパークラフトの植物達が顔を出しています。
中に入るとビックリ!!!!!そこはさながら植物園か南国の木々を並べた温室!!!!!
エキゾティックな薄いブルーの草木がステージの中央にセットされ、私達が座るシートの廻りにも飾られています!!!!さすがはシャネル!もう既に始まる前からワクワクさせてくれます!!!!しかも広大なグラン・パレの中に数百人しか入れないであろうアットホームなランウェイ。。。。。。ラグジュアリーの極みでございますねぇぇぇ。。。
はい。この日の私の装いはもちろん勝手にシャネル リスペクトな感じで!!!長年大切にストックしていたイタリアのファンシーツイードを、今回ようやくジャケットに仕立てました。ボウタイもお揃いです。絶妙なマゼンダのチェックにターコイズや金糸まで織り込まれたファブリックで、ようやく時期が来たかな?と。。。生地ギリギリでしたが。。。。汗。。。
ジャケット、ボウタイ、ツイードのパンツ/今回のコレクションの制作、オポッサムやミンク、フォックス等いろんなファーをミックスしたストール/以前に制作、シャツ/DIOR HOMME、サングラス/LOEWE、シューズ/JIMMY CHOO。。。。
会場が静まりショーがスタートすると、まずイケメン ガーディアン達がまるでトム・ソーヤのようなストローハットとショートパンツというラフな装いで、秘密の花園をパトロールします。そのうちに一人がマトラッセにCCマーク入りのスペシャルなじょうろを抱えて、花々に水をあげているようです。。。。。
ガーディアン達が姿を消すと、静まり帰った花園に音楽が鳴り響きます。するとどうでしょぉ????まるで魔法にかかったようにパステルブルー一色だったガーデンに、一気にペーパークラフトのカラフルな花々が飛び出すという演出。。。。。。
もう、、、、、気絶するかと思いました。。。。。。。。。。
シュロのような大きな葉の間から現れた花々は、中央のセットから私達の座っている周囲の所迄満開の花を咲かせ、中には長く垂れ下がるものまであって実に精巧。。。。
間髪入れずにファーストルックがランウェイに登場し、温室に咲く花のようなコレクションがスタートします。。。。はい、インビテーションが届いた時点から既に物語はスタートしていたんですねぇぇぇ。。。。。
いやぁ、、、既に興奮し過ぎて、冷静に服が見れない。。。。。。。嘘です!!!頑張ります!!!!!
登場する作品は花のようにカラフル。。。。。軽やかなワルツを奏でるように、ピンク、オレンジ、レッド、エレクトリックブルー、花粉のようなポーレンイエロー、サップグリン、そしてお得意のブラック&ホワイトにグレーをプラスし、ランウェイの上に満開の花を咲かせます。
全72体という圧巻のコレクションの中では様々なヴァリエーションが登場します。とかく他のブランドがフォーマルやイブンニングに偏りがちなHaute Coutureにおいても、メゾンのアイデンティーでもある『着れるオートクチュール』という作品に溢れ、完璧なスーツやドレスだけではなく、ストリートでも楽しめそうなアイテムやスタイリングがリラックスムードをプラスしています。
はい。相変わらずリポートする事は山ほど。。。。。早速ファーストルックから御紹介しましょうね。まずはこんなハイビスカスのように鮮やかなオレンジのスーツからです。
こちらのジャケットはラグランスリーブから展開した丸みを帯びたショルダー、程よいフレアーのボディーに先が広がったスリーブで、セミフレアーのミニスカートをコーディネイトしてロマンティックなムードが素敵でしたね。
パイル地のようなザックリとしたツイードのテクスチャーが美しく、先の生地を解いて仕立てたネックのボウや、袖口から覗くオーガンザのプリーツが何処と無く南国の花々のフォルムをイメージさせます。
今回注目だったのがファーストルックから登場する、雲のようにおぼろげなブラックチュールをかけたブリムの広いハットや、ソックス付きブーティー等のアクセサリー。ブラックのアイテムをプラスする事でより幻想的なムードが増し、カール・ラガーフェルドが説明する『これらは実際には存在しない花。地上の楽園や空想上の温室を表現したヴィジョン』というコンセプトを明確に表現していましたね。
メゾンのシグネチャーでもあるバイカラーのスーツも、今回こんな風にアップデートしてフレッシュな表情を見せてくれましたよ。
ルレックスが織り込まれた立体的なホワイトのツイードには、細いブラックのブレードがアスレチックウエアのラインのように、スポーティーにデザインされます。
ジャケットは丸いショルダーに、ゆったりとしたネックラインから立ち上がるスタンドカラー、ハーフ丈のスリーブのカフスの部分や、クロップドしたヘム、フラップポケットにそれぞれブラックのブレードが飾られます。
スカートもユニークでしたね。シフト型のクリーンなタイトスカートは膝が隠れるくらいの丈で、センターやミドルヒップに配したフラップ、ヘムに同じくブラックのブレードが飾られ、今回いくつかのルックで用いられていたリボンのように垂らして楽しむ、長いベルトがなんともキュートですね。
全体で見るともの凄くモダンでグラフィカル。。。そこにコサージュやフェザーで飾り、チュールを載せたニットキャップが柔らかさをプラスしていて素敵でしたね。
プレスリリースでカール・ラガーフェルドが『胸ではなく、ウェストを見せるのが新鮮』と断言するように、今シーズンはショート丈のトップスとローライズのスカートというコーディネイトが、軽やかなルックを作り出しています。
コンパクトさを強調するようなブラックのショートスリーブのジャケットには、可愛いらしい小さなサークルカラーが飾られ、フロントにはなんとも美しいビジューのボタンが飾られます。
世界中の女性達の憧れでもあるこのメゾンのジャケットを構成する要素として大切にされている飾りボタンですが、Prêt-à-Porterでも素晴らしいパーツがジャケットのフロントを飾っていますよね???さらにHaute Coutureともなると全てのルックに違うボタンを用意するといった拘りようで、ボタンを見ているだけにであまりの華麗さに時間が経つのを忘れてしまいます。。。
グレイッシュ ピンクのレースのスカートも実に手が込んでいます。ブラックのレースにカットワークでグラフィカルなモチーフが施してあって、もちろん一つ一つ手作業。。。。こんなストリートのムードを感じさせる昼の服にも、クチュールメゾンとしてのプライドを感じさせてくれるのが素晴らしいですね。。。
にしてもこの新鮮なウエストをアピールするルック。。。。私もただ今、下腹部集中トレーニング中なので、成功の暁には是非!!!!嘘です。。。
ツイードもシャネルを物語るシグネチャーの一つとして大切にされて来たファブリックですが、花のような今回のコレクションのではより軽やかに取入れられていたのが印象的でしたね。
Métiers d'Art Collection(メディエダール コレクション)でもお馴染みの、由緒正しきPARISの刺繍工房、Lesage (ルサージュ)が手がけた何十種類ものリボンによる宝石のようなツイードが用いられていますが、今回軽やかさを表現する為に一度織り上げたツイードを、ほどいてフリンジ状にするという斬新なテクニックが取入れられています。。。。
ほんと。。。。。どんだけ、ラグジュアリーなんだか。。。。。。。
こちらのルックはジャケットのヘムや袖口、スカートは裾にフリンジを施しヘムからはシフォンのスカートを覗かせ、全体のペールトーンもあいまってなんともスイートですね。
フリンジの部分を良く見て頂ければお解りになるかと思いますが、シャネルのツイードはかなり個性的で表情のあるリボンやブレードをしっかりと織り上げて制作されます。なので表情豊かなオリジナルのテクスチャーをに仕上がるんですねぇねぇぇぇ。。。
温室に花開くカラフルな花々は美しいエンブロイダリーとなり、沢山のルックの上で咲き乱れます。
これまでメゾンのアイコンでもあるカメリアに代表されるように、コンテンポリーでデザイン化された花のモチーフは数多く、Haute Coutureで発表されるエンブロイダリーもどちらかと言えばジオメトリックや抽象的なモチーフが多かったので、今回のようにダイレクトな花のモチーフは、もの凄く新鮮でしたね。。。
ただそこは世界一のメゾン、シャネルがやる事ですから一筋縄では行きません。。。。コサージュや羽根の工房、Lemarie (ルマリエ)による仕事はチュールやオーガンザ等一般的にフラワーモチーフに用いられるファブリックの中に、ロドイド(セルロースとアセテートの合成樹脂で、コスチュームジュエリーに古くからつかわれている素材)やプラスティックのパーツ、もちろん羽根等を盛り込んで実に個性的な表情を見せてくれています。
こちらは美しいエキセントリック ブルーのシルクで仕立てたドレスで、ピッタリと肌に貼り付く部分は全てプリーツを重ねる事で表現しています。ロング&リーンのドレスにボリューミーなコサージュをジレとして着るという提案も新しさを感じましたね。。。
こちらはまさに今回のコレクションを象徴するかのような実に印象的なルックですねぇぇぇ。。。。。
クロップド丈の小さなブラウスにはレッドやエロー、オレンジ等のビビット カラーのフラワーモチーフやロドイド製の花びらがビッシリと刺繍で敷き詰められます。
フレアーで広がった二段のスカートのヘムには暖色系のコサージュが刺繍され、羽根やフラワモチーフのスパンコールが鏤められます。その上からさらにオーガンザを一枚レイヤーし、霧がかかったようにアンニュイなムードを作りあげています。。。。
実に若々しくて新鮮!!!!でも、ちゃんとシャネルって所が素晴らしい!!!
こちらのドレスを始めとする、今回のHaute Cotureの美しい花のドレスが出来る迄のメイキングムービーを、シャネルのYou Tubeで見る事が出来ます。職人達の美しい手さばきに注目しながら、アートとも呼べる作品の制作過程を楽しんでみてはかがですか???
シャネルのYou Tubeはこちらからどうぞ。
ほんとにテクニックだけを追いかけて行っても、そのバリエーションの豊富さと超絶技巧の生地扱いの素晴らしさにはため息がこぼれ、記事を書いているだけでもテンションがあがってしまいますね。。。
カラフルの作品をお伝えしておりますが、もちろんマドモアゼル シャネルが愛したブラックのドレスにも素晴らしい作品を見付けましたよ。こちら、Aラインのトップスにフレアーの膝下丈のスカートのコーディーネイトですが、どんなマテリアルが使われていると思いますか???
まず、レザーのように見えるトップス、実はあり得ない程極小のマイクロスパンコールをびっしりと刺繍してこの独特のテクスチャーを作り出しています。。。スパンコール自体に特殊な加工が施してあるので、この鉛のような独特の風合いが生み出されています。
スカートもまたスペシャルです。オーガンザの細いブレードを立体的に縫い付け、波形のパターンを描くようにさらにポイントにビジューを飾って仕上げて行きます。
今回、インヴィテーションやセットにも取入れられていたポップアップカードのペーパークラフトを、ディテールとして取入れるアイディアは幾つかのルックに取入れられていて、実に素晴らしかったですね。。。。
まるでニットのようにソフトなシルエットを作り出していたこちらのセットアップも圧巻でございます。
はい、、、、総スパンコール刺繍。。。。しかもよりユニークなテクスチャーを生み出す為に、スパンコールの間にビーズを刺繍し立体感を楽しむ手法が取入れられています。。。3Dエンブロイダリーでございます。。。。。
小さめのクロップドのブラウスジャケットには可愛いらしいボウを飾り、ローライズのスカートはトレーを引くフェミニンさで、フラワーモチーフのニットキャップもアクセントになっていましたねぇ。。。
こちらのトップスもお花畑をそのままアイテムに落とし込んだようで、なんともカラフルでハッピーな印象でしたね。
一体何百種類のスパンコールやビジューを使っているのかと思わせる多種多様なビーズ、美しく染め上げたヴァリエーション豊かなシルクオーガンザの花びら、ロドイド製のモチーフがユニークな輝きをプラスしたドラマティックなアイテムです。
いやぁーこれは女子なら絶対に袖を通してみたいアイテムなんじゃないでしょうかぁぁぁ???
バイカラー好きに私には溜まらないこんなルックも登場して嬉しい限りでしたね。。。
リッチなブラックのシルクにプリーツを寄せ、ネックから続くボディーラインをクリーンに仕上げ、襟元やスカートのデコレーションにはチェッカーフラッグのようなユニークな表面効果が施されています。
細かくカットしたオーガンザやビューグルビーズ、パール等をあえて規則的なチェッカーフラッグのように刺繍していて、そのあまりにも精密な仕事に遠くから見るとプリーツかなと見間違う程でしたね。。。。モチーフの中にほのかに色づいたペールピンクやブルーを取入れているのも、個性的な陰影を生み出していて効果的です。
チュールを飾った大きめのブリムのハット、シースルーのグローブ、ソックス付きのブーツもマッチしていて、2015年の新しいデカダンスのムードを感じさせ、個人的にも大好物でしたね。。。
こちらもなんとも愛らしいルックでございます。春の妖精のようなポエティックなルックは、クロップドのトップスとお腹を見せるコーディネイトで軽やかな印象です。
トップスのボディーにはトランスペアレントにマイクロスパンコールをグラデーションで刺繍し、袖やスカートのベピーピンクの部分はオーガンザで作り出したポップアップカードのようなユニークなディテールが手仕事で施してあります。
さらにその上に鏤められているのはロドイド製のデイジーかマーガレットのようなフラワーモチーフで、立体的にプレスをかけた上にビジューの花心で縫い止められています。
バイカラーのシックなスーツだけがシャネルだと思っていらっしゃる皆様には驚きでしょ????様々な顔を持つ女性に合わせて様々に変化するのがこのメゾンの最大の魅力でもあるんですよぉぉぉぉ。。。。
全てのルックのキャットウォークが終ると美しいマリエが登場します。現在行われているHaute Couture Collectionの中でも最後にきちんとマリエを発表するメゾンは殆ど皆無で、シャネルにはこの伝統を守り続けてもらいたいと個人的にも懇願してしまいます。。。
ずっとブラックのチュールで登場していたブリムの広いハットをホワイトに変え、コンパクトなAラインのトップスにはスパンコールを鏤めます。トレーンを引くスカートにはこれまでご紹介して来た今シーズンの個性的なエンブロイダリーのテクニックを全て盛り込んだような、ホワイトベースのデコレーションが全体を埋め尽くし、なんともロマンティックですねぇ。。。。
はい。微妙なアングルですいません、、、、。全体を撮影しようとしたらこんな事になりました。。。花嫁の後ろにはオープニングで庭師として登場していたイケメン君達が大きなブーケを抱え、ブライドメイドとして登場していたのも素敵でしたね。。。
今回もう一つ嬉しかったのが、私の大好きな曲、モーリス・ラヴェル作曲の『亡き王女のためのパヴァーヌ』の1フレーズがBGMとしてサンプリングされていた事です。最高のロケーションで最高の作品を見ながら、最高の曲を聞くなんて素晴らしい体験をさせて頂きました!!!!!
鮮やかなカラーパレットと、花に包まれた今回のシャネルのHaute Coture Collection。世界一のメゾンが打ち出す軽やかで優しく、エフォートレスなスタイルは、昨今の女性達が抱える男性なみの社会におけるストレスや、一時的な現実逃避への願望を物語っているように感じたのは私だけでは無いはずです。。。。
世界一のメゾンだからこそ今の女性達が何を欲しているかに敏感に反応し、それをキャッチしクリエイションして来たからこそ、シャネルはこれだけ世界中で支持されるメゾンへと成長した訳ですし、いつショップに足を運んでもちゃんと欲しい物があるという事は、昨今のコンセプトやテーマを押し付けがちなディレクターが多い状況の中、希有に等しいことなのかもしれません。
まさに CHANEL is Girl's Best Friends !!!!
一般の人々が手に取る事が少ないHaute Cotureだからこそ、ファッションの力や美しいビジョンを見事に表現し、世界中の女性に夢を与える。。。。。。今後のファッションの在り方、Haute Coutureの在り方を考えさせられた、春の祭典を表現したような素晴らしいシャネルのコレクションでした。。。。。
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掲載誌情報!!!!
2015 SS PARIS Haute Coutureのリポートの最中ですが、お仕事した雑誌がたまりましたので、告知させて下さいね。
まずは現在発売中の『美ST』7月号で表紙巻頭のページのお仕事をさせて頂きました。モデルはもちろんこの方、松雪泰子嬢。半分顔隠してますけど的な、モードでセクシーな写真がカバーになっています。
こちらで着用しているドレスはRoberto Cavalli。バングルはTIFFANY & Co.です。いやぁ~こういう王道のビューティーはテンションアガりますねぇ~。。。中ページではDior、Chloé、EMIRIO PUCCI、Sergio Rossi、HARRY WINSTON等で松雪さんの美しさを余す事なく表現しておりますので、是非チェックしてみて下さいね!
モデル/松雪泰子
写真/下村一喜(AVGVST)
スタイリスト/Die-co★
ヘアメイク/石田絵里子(air notes)
そして。。。。。来月号でも『美ST』では楽しいお仕事をさせて頂いてます。。。。これは、ちょっと面白い。。。。。。時期が来ましたらこちらのブログでご紹介します!!!!
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こちらも現在発売中。『大人のおしゃれ手帖』6月号でもカバーと巻頭ページのお仕事をさせて頂きました。モデルはやはり松雪泰子嬢。。。。にしても、こちらはナチュラルで可愛らしい女性像を表現していますが、さすがは女優さん、、、、。写真でも見事に演じ分けちゃうのも、ご一緒させて頂いていていつも楽しい所ですねぇ。。。。
いつもお世話になっているT-square Press Roomで取り扱っているTELA等をお召し頂きましたので、チェックしてみて下さいね。
モデル/松雪泰子
写真/中村和孝
スタイリスト/Die-co★
ヘアメイク/中野明海
大人のおしゃれ手帖のサイトへはこちらからどうぞ。
はい。こちらも現在発売中の『WWD JAPAN THE MAGAZINE』の夏号です。スタイリングのお仕事ではありませんが、今回はファショニスタ100のうちのNo45としていくつかコメントさせて頂いています。
にしても、『LGBT』特集なんて。。。。。。よくぞやった。。。。しかも、良く出来ている!!!!
デリケートな話題を実にフラットに捉えている部分に、未だ同性婚が認めてられていない数少ない先進国の中の日本の、政府の動きなんかよりよっぽど進んでいる現在の状況と、ファッションとの関わりが実に解り易く解説してあります。。。。
んで、P110の業界先輩後輩対談と企画で、フッションエディター/スタイリストの岡部駿介君と対談させて頂きました!!!!
お茶飲みながら、ダラダラと長時間おしゃべりしていた事をこんなにも解り易くまとめて頂いて、、、、。WWDの尾竹ちゃん。。。。ありがとうございます!!!!!
まぁ、ちゃらいおっさんスタイリストが偉そうな事言うとるでぇ~、、、。くらいの気分で読んでみて下さいね。。。。
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引き続きこちらでは2015 SS PARIS Haute Coutureのリポートを続けていますよ。
まだお伝えしていない、花のように素晴らしいコレクションを見せてくれたCHANEL、Prêt-à-Porterからの撤退を表明して最初に迎えるHaute Coutureを発表したJean Paul Gaultier、唯一無二のクリエイションでオランダの画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの世界を表現したVIKTOR&ROLF等、素晴らしいコレクションのお話をリポートして行きたいと思いますので、お楽しみに!!!!!
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