Acne Studios 2015-16 AW !!!
はい。引き続き安定して猛暑の日本列島でございますが、皆様のお住まいの地域はいかがでしょうか?
来週がお盆休みという事もあり、昨日今日はなんだか東京はバタバタしてる感じがしましたね。。。はい、、、、私もこの熱波の中、バタバタしておりましたよぉ。。。。
にしても、こんな極悪な環境の中で、日本国民は額に汗をして、必死に働いております。。。。。それなのに夏のバカンスが3,4日なんて。。。。。。。
絶対におかしい。。。。。。。。。。。この際、皆でブッチするってのはどうかしら???皆でやれば怖くない。。。。。。でも、皆さん真面目なんでそんな事しないでしょうねぇ。。。。というか肝っ玉小さいというか、ケツの穴が小さいというか。。。。。。。。
はい、そんな事は置いといて、今日も2015-15 AW PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートを引き続きお伝えして行きましょうね。今日はスウェーデンのブランド、Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)のリポートをしましょうね。
今回会場にセレクトされたのはパリで一番古いと言われるエリア、マレ地区の中にある狩猟博物館です。ハンティングに関する歴史や様々な銃や狩りに使う道具、それに関する絵画や剥製等も飾られている博物館なんですが、ここの素敵なところはかつて個人の邸宅だった場所のそのまま使っているところ。。。他に同じエリアにあるカルナバレ美術館なんかもそうで、マレではこういうコンパクトで素敵な美術館が沢山あります。。。。。
ね?壁の絵画もハンティング的な感じでしょ?????
んで、この日はこんなアウトフィットで参上しました。今回制作したカシミアのノーカラーのジャケットのヘムにブラックのライナーを付けて、左身頃だけオプションで付けれるライダースのジレをレイヤーしています、、、、。まっ二つな感じはジャンポール・ゴルチエ先生へのオマージュ的な感じで。。。。。
バイカラーのネックカバーとカフは別にハンティングした訳ではありません。。。こちらエコファーでしてフェイクなんですが、驚くほど滑らかで軽く、キュッと袋に入れるとコンパクトになるので旅行にはサイコーのアイテムでしたね。。。。
ジャケット、ライダースのジレ、パンツ/我が社のHaute couture、ネックカバーとカフス/EMPOLIO ARMANI、サングラス/LOEWE、FAKEと書いてある本物のラビットファーのクラッチ/FREE'S SHOP(残念ながら無くなっちゃいましたが)、シューズ/PIERRE HAEDY
『 世の男性達に心地良さ、安心感を与えることを意識しました。 その象徴として、イングリッシュテーラリングやドンキージャケット、サッカーなどのワードが挙げられます。今シーズンは、新しいシルエット提案の一つとしてスポーツレギングスが登場します。『男性らしさとは』、またそれを着こなす事を探究したコレクションです。“
個性的でアーティスティック、フレンドリーでありながらも何処か他の人とは明らかに違うスペシャルな男性像を作り上げるアクネ ストゥディオズのクリエイティブ・ディレクター、Jonny Johansson(ジョニー・ヨハンソン)は今回リリースの中でこんな風に語っています。
彼がイメージする男性服の快適さは、クラシカルなスーチングとスポーツテイストのミックスのようです。ボックスシルエットのジャケットには細長いラペルが施され、Vゾーンは深く、かなり下のほうで重なり二個ボタンという独特のジャケットをベースに、あえてコートのライナーを内側にレイヤーしてユニークなヘムを楽しんだり、細身のシガレットパンツやレギンス等でボトムをすっきり仕上げるのも、機能的でありながら斬新なプロポーションを作り上げます。
男性服を意識しながらもその取入れ方、解釈の方法は実に個性的なのがこのブランドの素晴らしさで、今季はさらに独特なポップさに溢れています。様々に独立したテーマを取り入れらながらも、チャコールグレーにスレートグレー、鮮やかなサフランやバーガンディー等、心地よいベーシックな秋のパレットがコレクションをコントロールします。
はい。。。。今回も実に楽しいコレクション。。。。早速ファーストルックから見て行きましょうね。。。。
まずはこちらのボックスシルエットのジャケットのコーディネイトです。ペーパクラフトのようにグラフィカルに仕上げたツイードのジャケットは、何処となくレトロチックでありながらも、ポケットのフラップにイエローの別布を取入れる等、細かい所までエッジが効いてます。
今回のボックスシルエットのジャケットはイギリストのアーティストデュオ、Gilbert & George(ギルバート&ジョージ)に着想されていて、彼らが常に着用していたクラシカルなスーツスタイルを現代的に解釈しています。
実に独特なパフォーマンスや、写真やドローイング、ムービー作品等も制作した彼らは、フォト モンタージュ等を多用した作品も多く、彼らの代表作でもあるまるで宗教画のモザイクように描かれた、スーツを纏った彼ら自身の姿や花や手足、不良少年等をモデルにした作品群は有名で、2015 SS COLLECTIONでは私の大好きなフランスのシューズブランド、PIERRE HAEDY(ピエール アルディ)もテーマに取り上げていましたね。
イギリスのアーティストらしく、性描写や排泄物をイメージさせる一部ショッキングなモチーフの作品を制作しながら、自らはイギリス人、そして普通の一市民という事をアピールする為に常にクラシカルなビジネススーツを着用した事はあまりにも有名ですね。。。。
そんなボックスシルエットのジャケットに施されたのは、インナーにコートのライナーだけを着たように見える、イエローのダッフルコートのウールスカードトです。これは着脱可能になっていて、コンバータ的に楽しむ事も出来ますし、インナーにレギンスを合わせる事でスポーティーなプロポーションを作り上げています。。。。
男女が互いに尊重し合う環境を願うメッセージを込めた『GENDER EQUALITY』と書かれたスカーフもアクセントになっていましたねぇ~。。。
ねぇ?一筋縄では行かないアクネ ストゥデイオズらしいルックから、20151-16 FW COLLECTIONがスタートしますよぉぉぉぉ!!!!
こちらのニット。。。。ヤバいくらい可愛いでしょぉぉぉぉ。。。。横で見ていた仲良くしている日本のファショニスタ ジャーナリストの皆様達も、このルックが登場した途端、、、、皆さん黙りました。。。。。。誰が最初に買うか、争奪戦の予感が!!!!!
今回スポーツのイメージとして、サッカーのユニフォームに刻まれる、独特のフォントをまるでパッチワークのように鏤めたパターンが実にチャーミングでしたね。ジャカードで表現し、オーバーサイズのニットやレギンス等に登場していましたが、AWらしいハーベストでシックなカラーも素敵です。
またレギンスが多用されているのは、やはりスポーツからのインスパイヤでヨガのムードから来ているそうで、膝丈のテイラードパンツと合わせてヘムを覗かせたり、膝丈のコートの下に合わせたりと自由なコーディネイトが楽しかったですね。
レギンスはタイダイのプリントのバージョンもあり、そちらはさらにヨガテイスト全開でしたね。。。
ビジネスとスポーツのマッシュアップを目指した今回のコレクションでは、一般的にお馴染みのビジネスシーンに登場するアイテムも、このブランドならではの、どこかシニカルな解釈でデフォルメされているのも楽しかったですね。
こちらはビジネススーツの上に羽織るレインコートをイメージさせるルックですが、そのシルエットはさらにロング&リーンに誇張されています。表面にメッシュのような凹凸のテクスチャーのあるナイロンを使用し、ライナーのように軽やかでしたね。
ビジネスシーンで頻繁に見るストライプのシャツはさらに大きく誇張され、パンツはスウェットと実にコンフォート。手の甲の部分にフリースをあしらったキャッチーなグローブを合わせ、実に楽しいルックが完成します。。。。
こちらのトラックスーツにもサッカーのムードが表現されています。トラックスーツは英語で言うジャージーの上下。私的には学校の体育の授業等で使われるようなダサダサなアイテムのイメージが強く、ブルース・リーや『キル ビル』のユマ・サーマン等が着用したサイドにラインの入った物の印象が何故か強いですね。
こちらのジャケットはホワイトのフリースとサイドとヘムにネイビーの切り替えをプラスし、フロントはジップアップ。少しサイズを小さめにピッタリさせているのがまたユニークで、インナーにはこれまたサッカーテイストのストライプのプルオーバーを着て、裾やカフスから少しだけ覗かせています。
敢えてこのトップスに細身のツイードのトラウザーをコーディネイトするのも、オリジナリティーに溢れていましたね。。。。。
一見カジュアルに見えるこちらのルックも、コーディネイトによる斬新なプロポーションの作り方が実にこのブランドらしいですね。。。
トップスに着ているのはネイビーのスウェットのプルオーバーで、この画像では解りにくいのですが、フロントにラグビーのパンツのフロントにあしらわれているようなレースアップが施してあり、スポーティーなムードです。フードの内側にモコモコしたフリーズが用いられているのもキュートですね。
ヘムにカフスのようなカッティングが特徴の膝丈のスウェットパンツの下から、ジオメトリックなプリントのレギンスを覗かせ、シルバーのディテールがアクセントのブーツも実にアーティスティックですね。。。。
今回、この独特のムードを演出する為、ファブリックはイギリスの工場で作られる、ダッフルコートウール、ツイード、スーティングウール(スーツを作るのに適したウール)等クラシカルで伝統的な物が目立ちます。
そこにナイロンやフリース等スポーツウエアとしてお馴染みのテクニカルファブリックがプラスされ、コーディネイトだけではなくマテリアルでもビジネスとスポーツのミックスに挑戦しています。
ストライプの織りのあるネイビーのスーティングウールもジョニー・ヨハンソンの手にかかると、胸の箱ポケットやパッチドポケットに別布を施した個性的なジャケットに早変わりです。ダッフルコートスカートを覗かせ、ハーフパンツにレギンスで、新しいスーツスタイルを斬新に提案していましたね。。。
にしても。。。。。このヘアメイクやらイヤリングやらととにかくオリジナル。。。後ろ髪長い感じは、若かりし頃のジェレミー・スコットを彷彿させ、実にビビットでしたね。。。
イギリス製のクラシカルなツイードを用いて仕立てられたこちらのスーツのルックは、比較的ビジネスのムードを感じさせるアイテムですが、インナーにジップアップのジャケットをレイヤーする事でスポーツのムードを漂わせ、シャツに施されたウィンドーペーンもかなりデフォルメされていてユニークですね。。。
いやぁ~、こんなエッジィなビジネスマンが街に増えると、お仕事も楽しくなるんじゃないでしょうかぁぁぁぁ~。。。。。
こちらのマフラーには『WOMEN POWER』という文字が刻まれています。。。。これは次のwomen's Prêt-à-Porter collectionではキーワードとなって来る言葉ですので、後ほど解説する事にしましょうね。。。。
アクネ ストゥディオズではWomen's collectionでも大人気なのがムートンのアウター。特に表革とコンビにしたハンティングテイストやライダースのアイテムは、毎シーズン虎視眈々と狙うコアなファンがいる程、秀作が数多く登場します。
スウェーデンという寒い国だからこそ生まれる機能性と北欧デザインから成るスタイリッシュなアウターは、他のブランドには見られない唯一無二の個性を放ち、私もいつか絶対手に入れたい代物です。
今季はこちらのようなベージュのファーとブラックレザーのコンビが登場していましたね。大きめの襟とショルダーから胸元に施されたスクエアな切り替えがジオメトリック、でフロントがボタンなのも新鮮でしたね。
またアイウエアと同じカラーってのも、、、、、、、芸が細かい!!!!
ラストルックにはこんな可愛らしいプラム カラーのツイードのスーツが登場しました。
シャツの上にストライプのトップスを合わせ、袖口や裾から覗かせるスタイリングも、見ているうちに素敵に見えて来ちゃうのも、この個性的なスタイルに説得力があるからですね。。。
今回登場したシューズはこちらのようなハイキングやテディブーツの要素をミックスしたトレーニングシューズで、シルバーのディテールやかなりゴツく丸い感じがユニークなSタイリングの足元で存在感を放っていましたね。。。。
今回も実に個性的、でも型にはまらない自由なスタイルを楽しむ人達から圧倒的に支持されそうな、アクネ ストゥディオズ 2015-16 AW collection。。。。。皆様いかがでしたか????
メンズ ウエアのコレクションのテーマとして頻繁に登場するビジネスやスポーツというテーマも、ジョニー・ヨハンソンの手にかかると、今迄見た事のないスペシャルなムードで登場するのが実に楽しい所で、お得意のレトロタッチやミッドセンチュリー、北欧デザインのほっこりした、オリジナリティー溢れるムードもプラスされ実に素敵でしたね。。。
ヘアースタイルやアクセサリーのおかげで、モッズやグラムロック等のミュージックシーンの気分がプラスされていたのもまた素敵で、自他供に認める音楽好きの彼のライフスタイルを見事に表現していました。
個人的にはやはりサッカーのナンバーが鏤められたビッグニットが気になりましたね。。。。これがプレゼンテーションで登場した時の感動は今でもはっきり覚えてますねぇ。。。。これに同じモチーフのレギンスを合わせたいと思ってますが。。。。。身長174cmの私がこんな風にスタリッシュに着こなせるか微妙に心配しながら、ショップに並ぶのを待ちわびていま~~~~~す!!!!!
Acne Studios 2015 SS PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ
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DRIES VAN NOTTEN 2015-16 AW !!!
はい。知らない間に8月に入ってましたね。。。。。今年もあと5ヶ月。。。。。年々スピードが増し、確実に毎日が、一週間が、一ヶ月が十分に足りていない気がします。。。。。
このまま行くとはっ!と気付いたら10年くらい軽く過ぎてしまっているような気がしてなりませんねぇ。。。。
まさに、浦島太郎状態。。。。。。。。。
まぁ、月日が過ぎるのを早く感じるというのは、日々が充実しているからという話を以前聞いた事がありますので、良いように解釈して毎日を有意義に過ごしたいと思いますね。。。。
さて今日は皆様大好きな、もちろん私も大好きな、DRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)の2015-16 AWのリポートをさせて頂きましょうね。
いや~、かれこれ半年前のコレクションでございますが、今見ると私の格好、、、、、暑くて死にそうです。。。。。
今回会場になったのは、15区のまもなくPARISから出ちゃう辺りの自動車工場跡地で、以前KENZO等のブランドもコレクションを行った場所です。
この日はショーの前にわざわざ部屋に戻って、着替えてから参上しましたよ。。。。。2014-15 AW、ルネサンスとレイブカルチャーのマッシュアップのコレクションから、お気に入りの、襟にフリルが施されたシャツと一個パールのネックレスで行って参りました!!!
シャツ、ネックレス、スニーカー/DIRS VAN NOTEN、ジャケット、ファーストール/我が社のHaute couture、パンツ/BOTTEGA NENETA、サングラス/3.1 Phillip Lim、クラッチ/EMILIO PUCCHI
この夜はいつものように、それぞれに自分のスタルでドリス ヴァン ノッテンを纏ったゲスト達が穏やかに会場に集まり、一通りのおしゃべりが終って着席すると、滑らかな暗転がショーのスタートを告げます。
まず、流れて来た曲は『Be My Baby』。。。60'Sに活躍したマメリカ女性グループThe Ronettes(ザ・ロネッツ)の楽曲で、オールディースとして皆様必ず耳にした事のある名曲を、アメリカのシンガーソングライター、DM Stith(DM スティス)によるカバー バージョン、。。。。
DM Sitithのバージョンはアコースティックで、小さなベースの音から始まり優しいアカペラ、、、、冬の早い日暮れの真っ暗な会場に、澄んだ声が響き渡ります。。。
あっ、、、、布袋寅泰と吉川晃司による、COMPLEXバージョンではありませんので。。。。
ゲスト達がワクワクしながら待ちわびる中登場したのが、こちらのファースト ルック。。。ネイビーのウールの男らしいテイラードのコートの裾から、スカートのようなディテールを覗かせ、その下にはアイボリーのパンツ。。。。裏襟にはホワイトを施し、コートの胸元から袖にはグログランリボンのサイドライン。。。。首もとにはシルバーのネックレスを覗かせ、凛としながらも艶やかなルックでコレクションはスタートします。
天才、ドリス・ヴァン・ノッテンが今回テーマにしたのは『テイラーリング』。メンズウエアではど定番とも言えるこのテーマ、しかもその解釈はいつもながらに脱帽です。。。。。
今回彼が注目しているのは『テイラーリング=仕立て服』。カッチリと作られた紳士服の完璧なアイテムを再解釈し、そこに存在する要素を解体したり切り離したり、また新たに何かをプラスして魅惑的な新しいスタイルを作り上げます。
ミリタリーはイブニングへ、パンクはエスニックへと様々に様式を変え、まるで高い所から低い所へ流れ行く水の流れのように、あまりにも自然にドレスアップとドレスダウンの間を流動しながら個性的なルックを完成させます。
カラーリングは日本人にも取入れ易いネイビーやチャコール、キャメルを中心に、モノトーンのパレット、豊潤なバーガンディーやブラウンのグラデーション、そこにビビットなインペリアル レッドをアクセントで差し込みます。
穏やかで優しく、そして、とてもとても逞しいアティチュード。。。。。ファーストルックからドリス ヴァン ノッテンにしか生み出せないリッチで豊かな時間が流れます。。。。。。
コディネートは実に遊び心に溢れています。良く見るとかなり難易度の高い組み合わせですが、カラーリングをコントロールする事で、まるで世界の何処かにこんなスタイリングの日常着を来ている民族が居るかのような錯覚に陥ります。。。。
こちらは実にリラックスしたコーディネイトですが、かなり大きく開いた胸元のニットがセクシーですね。ボトムにはスポーツウエアのようなサイドラインが施されたイージーパンツ合わせ、裾からレギンスを覗かせます。
光沢のあるレザーで仕立てたカッチリとしたクラシックシューズとシルバーのネックピースを首もとに飾り、この何風とも言えない、ドリス ヴァン ノッテンオリジナルの独特なスタイルを作り上げています。。。
今回ユーテリティーという面においてもユニークなアプローチがされています。こちらのコートのように、レスキュー等で良くみられるようなデザインですが、そのシルエットはスタイリッシュに整理され、本来目印としてのみ存在するサイドラインにモアレの織りのグラグランリボンを用いる等、ユニークな解釈がされています。
本来実用主義の目的でデザインされたディテールをデコレーションとして楽しみ、デコラティブなアイテムが実に機能的に仕立てられる、、、、そのベクトルは必ず相互方向というのもドリス・ヴァン・ノッテンらしいですね。。。
ベーシックにカーゴパンツ等をコーディネイトすれば、アメカジになりそうなこのアイテムに、ヘムからキルトスカートを覗かせ、アイボリーのキルティングのスエットパンツをコーディネイトして、知的で奥行きのあるルックに仕上げていましたね。。。
今回のデコレーションで注目だったのが、こちらのチェックのシャツにも施されている、シルバーのパーツが美しいエンンブロダリー。。。。これは中国の少数民族、ミャオ族の民族衣装に着想されています。
ミャオ族は中国の南部、山に囲まれた山岳地帯貴州に住む少数民族で、彼が日常的二着用する芸術的で美しい衣装がとても有名です。クロスステッチ、刺繍、ろうけつ染め、銀のパーツの使用等、実に繊細で個性的な衣装を手仕事によって作り上げます。
特に注目なのがヘッドドレスやアクセサリー等に取入れられる銀の装飾。花や鳥等の繊細なモチーフを作り上げ衣服に刺繍したり、ブレスレットやネックレス等にも取り入れ、総重量10kgにもなる装飾品を付ける人々もいるそうです。毎年旧暦の3月14日には『姉妹飯節』という大お見会いイベントが行われるそうで、その際には女性達は水牛の角を模した美しいヘッドドレスを被り男性達にアピールするそうです。
今回、ドリス ヴァン ノッテンではこの銀の刺繍がフィーチャーされています。こちらのようにベーシックなシャツに施したり、ボンバージャケットのバックにエンブレムのように施したりと、リアルクローズの中でエスニックな気分を楽しめるアイテムが注目でしたね。。。
ユーテリティーというアプローチからの発想ではこちらのコートは実に秀逸でしたね。
AWのお買い物のメインアイテムとなるコートですが、大物なのでついつい毎年同じ感じの物を買いがちですよね?今回登場したコートは二枚重ねになった優れもので、肩に施されたエポレットで装着するというユニークなアイテムです。。。。エポレットで留めてレイヤーを楽しむ事も出来ますし、それぞれ別々に楽しむ事も出来ます。
いやぁ~。これは名作でしょぉぉぉぉ!!!!一枚で二度美味しい!!!!!
二枚のファブリックについてはこちらのようにストライプとエスニックパターンの他、ネイビーのメルトン等ベーシックなファブリックを用いたアイテムもありましたので、気になる方は早めにチェックして下さいね。。。
ドリス ヴァン ノッテンのショーでは、そのシーズンのテーマを色濃く表現したルックの合間に、クリーンなテイラードのコーディネイトがさらりと登場します。一見ベーシックに見えるスタイリングですが、シーズン テーマをさり気なく取入れていて、インパクトのあるピースの後に登場すると、いつもハッとさせられてしまいます。。。
こちらは、美しいテイラードジャケットにシガレットパンツ、そこにエプロンのようなキルトスカートをプラスして、新しいスーツスタイルを提案していますね。
ヌーディーな胸元にネックピースを飾り、足元はしっかりと作った光沢のあるクラシックシューズ。。。。。実に艶やかに、シックに今季の気分を表現したスタイルでしたね。。。
アウターを表裏逆にしたようなインサイドアウトのテクニックではドリス ヴァン ノッテンではお馴染みですが、こちらも毎シーズン素敵にバージョンUPされて登場し、注目しているファンの皆様も多いのではないでしょうか???リバーシブルであったりそうでなかったりとアイテムによって様々なのも楽しい所です。
本来アヴァンギャルド系のブランドが良く用いるテクニックですが、このブランドの場合、それが当たり前のようにノンシャランと登場するのが素敵で、なんだか個性的で素敵!と思ってよくよく見るとインサイドアウトだった!なんて事も多いですね。。。
今季はキルティングのアウターをインサイドアウトにしたようなデザインが登場し、ライナーのような光沢のあるファブリックをカラーブロックで切り替えているのも素敵ですね。
テイラードの見返しやパイピングに使われているインペリアルレッドのアクセントは、今季の特徴でもあり、シックなアウターのアウトラインを際立たせ実に美しかったですね。。。因みにこちらリバーシブルでございまして、エレガントなインペリアルレッドのコートとしても楽しめますよ。
グログランの紐で胸元をキュッと閉めるディテールも素敵でしたね。。。
キルト大好きな私からすると、今季、このアイテムが大フィーチャーされていまして、嬉しい限りです!!!
キルトにおいてもきっちりと仕立てられたクラシックなアイテムから、エプロンを巻くだけのようなリラックスしたスタイルまで幅広く登場していて、こちらのようにミャオ族の手仕事を思わせるデコレーションが施されたスペシャルなバージョンもあります。
コーディネイトも同素材でスッキリまとめたルックや、こちらのように違うファブリックのスーツパンツと合わせて楽しんでいる物等バリエーション豊かで楽しかったですね。。。
あっっ、私、こちらのキルトに同じチェックのファブリックのスーツパンツを受注しちゃいましたね。。。。。この秋は久しぶりにキルト男子復活です!!!!!
んで、またこんなエレガントなテラードをさらりと出して、確信犯的にゲスト達をハッとさせるんですよ。。。。。
この画像では解りにくいのですが、こちらのスーツ、美しいアイボリーで仕立てられていて、ラペルの部分だけ純白のシルクで仕立てられています。黒いボタンをアクセントにしていて実に優雅で、このセットアップで冬のパーティーに行きたい!!!と心底思いました。
ドリス ヴァン ノッテンは実に個性的なブランドです。まず素材からアイテムのデザインを決め、全てのカラーバリエーションで制作します。ショーの随分前にはアイテムは既に完成していて、その中からショーまでの間、時間をかけてスタイングを考えて行きます。
つまりコレクションに使われたのがショーピースと呼ばれるもので、 ショーに出ないアイテムもクオリティー等は一切変わりません。むしろショーピース以外に面白いものがあったりもします。
他のブランドが力を入れているプレコレクションはアクセサリーでしか行わず、ショーの翌日のre-seeに行くとショールックの何倍ものアイテムが既に整然と並べられています。そこで1点でも受注が付くと必ず生産するというスタイルを取っていて、もしかしたら、貴方がお持ちのこのブランドのアイテムは、そのシーズン世界に1点のみのという可能性もありえます。。。
もちろんニットも秀作揃いの今シーズン、スウェットジャージー等においては、ハイゲージのシルクやビスコースで作り出した、特別な肌触りのアイテム等登場していましたね。
ニットは特にユニセックスなアイテムなので、女性の方がMEN’Sのニットを毎シーズン買っているなんてコアなファンも居るそうです。
こちらはミャオ族のシルバーのデコレーションのムードをスパンコール刺繍で表現したニットです。ホワイトのスパンコールに所々シルバーやバーカンディーのパーツをプラスし、特徴的なのは、少し番点の太い糸で飾りステッチのようにスパンコールを留め付けている所です。
クロスステッチを多用した刺繍はミャオ族を代表するスタイルでもあり、今回様々なスパンコールやシルバーのバーツにもブラックの糸が用いられ、キリリと引き締まった感じに仕上げていましたね。。。
はい。。。。。そしてこちらのような総刺繍の素晴らしいコートも登場しましたよ。。。。。スパンコールがライトに映えて、実に美しかったですねぇ。。。。。
ショルダーを大きく丸く形出ししたビッグシルエットのコートには、襟にファー、ベースにはネイビーのメルトンを使い、胸元にはボーダ状にシルバーパーツやカラフルなカラーのステッチで美しいパターンを描き、ヘムまでモチーチが鏤められ実に素晴らしいコートでしたね。
ミャオ族のデコレショーンに関してまた少し説明したいと思いますが、刺繍のモチーフは全て彼らが辿った歴史を意味しているそうで、文字を持たない民族だった為に刺繍でその歴史を表現し、自ら纏って来たそうです。
元々中国の北方に澄んでいた彼らは常に快適な土地を探し、中国大陸を南下して来ました。ボーダー状の刺繍の中に見られる青いラインは長江を、黄色いラインは黄河を意味し、それらの河を越えて来たという意味があるそうです。様々な文様の中には黄河中域の中原に住んでいた事を意味するモチーフや、清時代のミャオ族蜂起時に登場した女性英雄を象徴するモチーフもあるとか。。。。
祭事等で纏う衣装には宗教的な意味も込められ、楓(フウ)と呼ばれるイガカエデの一種の模様や、鳥や蝶等は先祖への崇拝や、平和な生活への願い等が込めれているそうです。。。
こういう文様にまつわるスペシャルなストーリーも、ドリス・ヴァン・ノッテンを刺激したのかも知れませんね。。。
今回登場したアクセサリーは重量感のあるシルバーのネックピースが注目で、男子が付けるのは少し大振りなか?と思わせるデザインも、マスキュリンなアイテムとミックスされると見事なバランスになっていましたね。
ミャオ族のアクセサリーをコンテンポラリーに解釈したようなアイテムは、捻ったようなベースにリングのディテールをあしらったシャープなアイテム等が素敵で、レザーのリボンに繋いだ方は、メタルパーツをびっしりと並べ、ニットなんかに合わせてAWシーズンでもエスニックを楽しめそうな素敵なアイテムでしたね。。。
洋服作りにおいて『テーラリング=仕立てる』という概念は基本中の基本で、服作りはまさにそこにスタートすると言っても過言ではありません。作り上げて行くうえで完成させていくベクトルとか真逆の方向に目にを向けた今回のドリス ヴァン ノッテンは、まさに構築と破壊を繰り返した実にユニークなコレクションでした。。。
この種をテーマを取り扱うとどうもアバンギャルドな形で表現される事が多く、特に日本人デザイナー等がやるとお葬式?ってくらいの救いのない暗さで表現されてしまう事が多kて残念なのですが、やはりこのブランドにおいては実にエレガントで、リアルクローズとしてスタイリッシュに楽しめるのが素敵でしたね。
ベーシックなアイテムをインサイドアウトにしたり、きっちりとしたスーツのスタイリングにキルトという流動的なアイテムをプラスしたり、エスニックな要素でプリミティブな美しさを表現したりと、まるでパズルのように様々に組み替える事で楽しさを表現し、また彼の脳内はどんな事になっているのだろうと想像せずにはいられない素晴らしいコレクションでした。
フィナーレは『Be My Baby』のオリジナルバージョンのドラムの部分のダン ダ ダン🎶というビートだけが会場に流れ、スポットライトが当たるランウェイをモデル達がアレードするという最高の演出でございました。
昨今の日本では到底お会いする事が少なくなった逞しく優しい男性像を強烈に印象付けてくれた作品に、見ている私達の誰もが、何処か心が温まるハートウォーミングな気分になったドリス ヴァン ノッテン 2015-16 AWのコレクションでした。。。
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VALENTINO 2015-16 AW !!!
さぁ、それでは今日から、お話しをいつものコレクションリポートへと戻したいと思います。
先日PARISで見て来たのは一年後の2016 SSですが、まだまだ宿題が残っております。。。。現在もっかショップのウィンドウを飾っている2015-16 AWのお話をして行きたいと思います。
こんな殺されるかのような猛暑の中。。。。ファーやニットなんか見たくないかもしれませんが、人気のブランドではもう既に完売情報が出ております。。。。。ボヤボヤしてたら、AWに着るものがない!!!!なんて状況になりますよぉぉぉぉ~。。。。
今日はイタリアが誇る素晴らしいブランド、VALENTINO(ヴァレンティノ)のお話をさせて下さいね。ショーの翌日素晴らしいお城のような場所を使って行われたre-seeにお邪魔しましたので、その模様をリポートしましょうね。。。
まずは、ご覧下さい。。。。。。この、騒然と並べられた圧巻のこのボディーの数。。。。。。
最近ますます遊び心や華やかさが増したと評判のヴァレンティノですが、マリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリは、今回型にとらわれない、様々な芸術が花開いた瞬間にインスピレーションを得てコレクションをクリエイトしました。
想像のスタートは20世紀初頭、極めて独創的な価値観をバレエという総合芸術の中で花開かせ、世界中を魅了したロシアのバレエ団『Ballets Russes(バレエ・リュス)』です。
バレエ・リュスとはプロデューサーのSergei Diaghilev(セルゲイ・ディアギレフ)が1909年にPARISのシャトレ座で旗揚げしてから、彼の死後1929年に解散するまでPARISを中心に活動したバレエ団で、現代バレエの基礎を築き、美術、音楽、舞踏に至るまでのあらゆる芸術に偉大な功績を残しました。
作品で言えば『白鳥の湖』、『眠れる森の美女』、『ジゼル』、『レ・シルフィード』、『火の鳥』、『牧神の午後』、『春の祭典』、『シエラザード』と皆様も聞いた事がある演目が目白押しで、振付家、舞踏家と言えばココ・シャネルがその亡命に協力した伝説のソリストVaslav Fomich Nijinsky(ヴァーツラフ・ニジンスキー)や、後にアメリカに渡り現在のニューヨーク・シティ・バレエ団の前身アメリカン・バレエ・シアターを築いたGeorge Balanchine(ジョージ・バランシン)等が有名です。
ロシアから来たエキゾティックな舞台芸術に魅了されたアーティスト達も、音楽や舞台美術、衣装等で素晴らしいコラボレーションを見せてくれました。作曲家としてはエリック・サティやモーリス・ラヴェル、クロード・ドビュッシー等の印象派の音楽家から、リヒャルト・ストラウス、セルゲイ・プロコフィエフ、 イーゴリ・ストラヴィンスキー等世界中の作曲家がバレエ音楽を作り、レオン・バクストに始まりパブロ・ピカソやアンリ・マティス、ジョルジュ・デ・キリ コ、マリー・ローランサンやココ・シャネルまでもが衣装や舞台美術を手がけ、そこはまさに20世紀初頭のアートシーンのようです。
今回マリア・グラツィア・キウリと ピエールパオロ・ピッチョーリはディアギレフを中心に様々なアーティスト達が集まり、新たな芸術が生まれる瞬間のワクワクしたムードにコンシャスして躍動的なコレクションを作り上げました。時折乱暴にも見える荒々しい生まれたばかりのアートのムードは、カラフルで大胆な作品となってコレクションを彩ります。
また、今回のコレクションではオーストラリア人アーティストEsther Stewart(エスター・スチュアート)とのコラボレーションも行われています。
ラディカルな色使いと、ジオメトリックな色面構成の作品を得意とするエスター・スチェアトとの対話やコミュニケーションは、クリエイションをアトリエの中だけではなく、より大きなコミュニティーを作り上げる成果を生み出し、まるでディアギレフがバクストやピカソ等のアーティスト達と対話を繰り返し、より密接に作品を生み出して行った手法を体現するかのようにクリエイトされました。
では、早速ファーストルックから見て行きましょうね。
コレクションの冒頭にはブラックやネイビーのスーツにホワイトシャツ、ブラックタイというクリーンなスタイルに合わせた、グレーのグラデーションのコートのルックが登場します。
ほっそりとしたハーフ丈のコートには、幾つかのトーンのグレーのフランネルでジメトリックなパターンやカムフラージュが描かれ、男性の日常の装いに遊び心や冒険心を提案するようなルックになっていましたね。
こちらはグレーのフラランネルをグラフィカルに表現したチェスターコートのルックです。モチーフは生地をローエッジのままステッチで叩いて作り上げ、近くで見るとペーパークラフトのように生地と生地の間がシャープに表現してあります。襟やポケットのフラップ、フロントやヘムもローエッジに仕立てられ、実にコンテンポラリーな作品でしたね。。。
続いてランウェイに登場するのはエスター・スチュアートとのコラボレーションによる作品です。
彼女が得意とするグラフィカルな色面構成は、AWシーズンに合わせた豊潤で落ち着いたカラーで表現されます。モノトーンにグレー、ブラウンやキャメルにネイビー、ターコイズにバーガンディー等、秋をイメージさせるカラーが大胆なカッティングを際立たせています。
ヴァレティノが追求する男らしいスタイルに、少しポップな軽やかさが加わったような左のコートは、綿密なカラーリングとインターシャのテクニックが見事です。今回ディテールとしてスポツウエア等に頻繁に用いられるオーバーサイズのPVCのジップが取入れられていて、さらにフレッシュさも感じましたね。。。
右の裾にリブがあしらわれたブルゾンタイプのジャケットも、ダイナミックなインターシャのカッティングと刺し色のレッドが効いていますね。ムートンの襟は取り外し可能なので気分に合わせて楽しむ事が出来ますよ。
こちらは同じくエスター・スチュアートの作品の世界をムートンで表現したコートで、素晴らしかったですねぇ~。。。。
ペールブルーとバーガンディー、ベージュにホワイトとメンズウエアでは比較的お馴染みのパレットも、ここまで大胆にカッティングを施すと、全く新しい物に見えて来ますねぇぇぇ。
インナーにやはりアーティストのモチーフのニットをコーディネイトして、さらに複雑にジオメトリックなムードを楽しんだ、アーティスティックなルックでしたね。。。
今季は先に御紹介したコートにも見られた、ムートンが沢山登場していましたよ。モコモコとしたテクスチャーが暖かいムードを感じさせるこのファーは、ジメトリックなアイテムが多い今回のコレクションの中で、ハートフルな印象を与えてくれました。
こちらは前身頃にアイボリーのムートンのファー、他の部分にはナチュラルレザーカラーのウールの糸で編み上げたニットを使用していて、フロントのハンティングウエア等に見られる個性的なポケットはナチュラルカラーのレザーを用い、オーバーサイズのジップがアクセントになっていますね。
トーンの違うアイボリーやブラウンをミックスしている辺り。。。。。いやぁぁぁぁ~オシャレですねぇ~。。。。
Women's collectionでも大人気となり、新しいヴァレンティノの顔ともなっている『カムバタフライ』のモチーフは、今回ヘリンボーンに施され、スタイリッシュなスーツになって登場していました。ネイビーの配色もクールで、よ~く見ると沢山の蝶が飛び交っているのもさり気なくて素敵ですね。
他にネイビーのウールの上に同系色の糸の刺繍で、バタフライのモチーフをアップリケで施したショートコート等も登場していて、この人気のモチーフもどんどんアップデートされていましたよ。。。。
クリスマスシーズンには是非とも袖を通したくなるような、こんなチェックのルックも素晴らしかったですね。
シャープでなめらなかシルエットのコートにはフードと細めのフラップポケット、ライナーにブラックをあしらい、マットなドットボタンというディテールで、若い人から大人まで年齢を超えてマッチしそうなアイテムに仕上がっていましたね。
今季の特徴でもある絶妙なボリュームのシガレットパンツもチェックにして、セットアップ気分で楽しんでいるのも素敵でしたね。。。。
あっ、こちらテイラードのスーツでも展開してました!!!!!
こちらも今季、個人的にも気になった注目のアイテムです。
クラシカルなジップブルゾンのデザインに施されているのは、ンターシャで施した『コスモ』のモチーフ。グラフィカルなカッティングと暖かみのあるインターシャがレトロな気分を醸し出し、宇宙好きの私的にも溜まらないアイテムでしたね。
こちらもやはりホワイトシャツにブラックタイ、インナーにネイビーのニットを合わせ、上品で礼儀正しいスタイルでコーディネイトされていました。。。
数ジーズン前に登場して爆発的なヒットアイテムとなったのが、ヴァレンティノのダッフルコートで、ダッフル独特のもっさしたムードを一切排除し、スマートてエレガントなフォルムやディテールがジャーナリストの皆さんにも大好評で、口々に欲しいと仰っていましたね。。。。
今回登場したダッフルは。。。。。。凄いリュクスでしょぉぉぉぉぉ????
ボディーには実に美しいグレーのアストラカンを用い、ブラックのウール素材とのコントラストがクールです。ポケットやトグルを留めるパッチに使われているのはなんとミンク。。。。そしてフードの廻りにはあえてナチュラルカラーのフォックスファーが用いられています。
今シーズンの異素材やカラーを多く取入れてジオメトリックに仕上げるスタイルも感じられ、また話題になりそうなアイテムでしたね。。。
幸運を呼ぶ四葉のクローバーのモチーフも登場して実にロマンティックでしたねぇ~~。。。。
こちらはガンクラブチェックのジャケットのラペルから胸元に、まるで大きなクローバーを飾ったようなディテールが施してあります。これ、実はプリントではなく、ファブリックを使ったインターシャのアップリケで、卓越したテクニックのHaute couture部門を持つヴァレンティノらしいディテールがMEN'S COLLECTIONにも登場してくれるのは、男子としても実に嬉しいですね。
また四葉のクローバーのモチーフは細かいジャカードになって、そのままドレススーツ等でも登場していて、そちらも艶やかで素敵でしたよ。
グラフィカルな要素の中にフォーキーなムードを感じさせるこちらのコートも、実に素晴らしかったですねぇぇぇ。。。。
細かい幾何学的なモチーフは実にカラフルで、このモチーフ全てがハンドステッチの手作業で施されています。こちらのコートにもオーバーサイズのPVCのジップが取り付けられていて、モダンでスタイリッシュな印象でしたね。。。
アクセサリーデザイナーのキャリアも持つマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリはヴァレンティノのディレクターに就任してすぐに、大人気のスタッズコレクションを発表し、話題になった事は皆様も衆知の事と思いますが、MEN'S COLLECTIONにおいても、才能溢れる素敵なアクセサリーの名作をいくつも発表し、毎回注目ですね。
こちらは既に大人気のスニーカー『オープン』です。本来レースアップを施すスニーカーのトップの部分を敢えてオープンにし、横切るようなラインのペイントも実にコ ンテンポラリーで素敵です。私も一足持ってますが、どんなウエアにもマッチして、これ一つでスタリッシュなコーディネイトになります。
今季はこれまでホワイトベースだったこのスニーカーにベージュが登場しましたよ!!!!ペイントされている、カーキやブラウン、イエローとのコントラストも素敵で、また欲しくなっちゃいましたね。。。
クラッチ男子的にも気になるアイテムを見付けちゃいました!!!!ウエアにも登場していたエスター・スチュアートの作品のムードを、柔らかいカーフスキンでしかもパッチワークで施したこちらのクラッチもクールでしたね。。。
こっくりとしたカラーリングも素敵で、シックになりがちなAWのコーディネイトのアクセントになりそうなアイテムでしたね。
こちら、リュックザックタイプも登場していましたよぉぉ~。。。気になる方は早めのチェックをオススメしま~す!!!
アートそのものや、アートをシェアし、お互いに高め合いながら素晴らしい作品を作り上げて瞬間にインスパイヤされた今回のヴァレンティノ、、、、、、皆様いかがでしたか????
ヴァレンティノの信念でもあるHaute coutureのサブォアフェールや本質的価値を見事に表現したそのスタイルは、斬新でダイナミックなグラフィカル アート遊び心と、メゾンが追求し続ける凛とした、堂々とした男性像をしっかりと感じさせる、まさに美味しい所取りのコレクションだったように思えます。
このさりげないアイテチュードに、いつもながらマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリの知性と才能を感じずにはいられませんでしたね。。。。
アーティスティックで上品、この上なくラグジュアリーなヴァレンティノの2015-16 AW COLLECTION。。。。。秋のお買い物の参考にして頂ければ幸いです。。。。。。。
2015 SS VALENTINO PARIS MEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
2015 SS RED VALENTINOの東京でのプレゼンテーションのリポートへはこちらからどうぞ。
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今回、リポートしたヴァレンティノのお話が掲載されている、現在好評発売中の私の初めての著書、『ブランド・パスポート』では、世界のセレブのお話や、スタッズ・コレクション等より深くヴァレンティノの事を知る事が出来ます。
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『YVES SAINT LAURENT 1971 展』リポート
はい。今日もPARISで開催されたファッションに関するエキシビジョンのリポートをお伝えしましょうね。
先日お伝えしたJEANNE LANVIN展の会場にもなっている、16区のガリエラ美術館に程近いFondation Pierre Bergé - Yves Saint Laurent(ピエール・ベルジェ イヴ・サン=ローラン財団)では『YVES SAINT LAURENT 1971 LA COLLECTION DU SCANDALE』という展覧会が開催されていました。。。。
申し訳ない!!!!UPが遅れてしまいました!!!!!7月19日で既に終了してしまいました!!!!
ですが、折角自腹でここまで足を運びましたので、ルーティーンのコレクションリポートの前に、忘れる前にUPしておきたいと思います。。。。
今回メインヴィジュアルに使用されていたのは、1971 AW Haute coutureの作品から、グリーンのファーコートを着た当時活躍したモデルのWilly Van Rooy(ウィリー・ヴァン・ローイ)の写真です。フォトグラファーはスイス出身のHans Feurer (ハンス・フューラー)で、後に大自然と女性美を追求したアーティスティックな作品を撮り出す前の作品です。
なので、、、、、2ショット!!!!!!!
モードの帝王Yves Saint Laurent(イヴ・サンローラン)に関しては、これ迄も私のブログで沢山書いて来ましたが、フランスを代表する一番有名なデザイナーの一人で、今回の展覧会は彼がデザインした1971年1月29日に発表されたHaute couture Collectionにのみスポットを当てたスペシャルな内容になっています。
こちらの写真はフランス人フォトグラファーのBruno Barbey(ブルーノ・バルベイ)が、このコレクションを着たモデル達とイヴ・サンローランを撮影した写真です。ロングヘアーに伸びた髭、70'S気分のスタイリッシュな着こなしに時代のムードを感じますね。
ちなみにPARIS MUTCHの表紙になった鮮烈なヌード写真が撮影されたのもこの年、彼自身としても、非常に意味のある年だったのですねぇ。。。。
さて、サブタイトルに『LA COLLECTION DU SCANDALE』とまで書かれたコレクション。。。。何が、スキャンダラスだったのか探って行く事にしましょうね。。。。。。。。
このコレクションのテーマは『Libération 40』。解放を意味するこの言葉は第2次世界大戦中のフランス国土解放の事を意味し、40は40年代。。。。。つまり、フランスが第二次世界大戦中、ドイツ占領中にあった頃のエレガンスにインスパイアされています。
第二次世界大戦が始まったのは1939年9月1日。ナチスドイツがスロバキアと共同してポーランドに侵攻した事により勃発します。ヨーロッパにおいては1945年9月1日、独裁者のアドルフ・ヒトラーの自殺、5月にロシア軍によるベルリン占拠、6月5日のベルリン宣言にてヨーロッパでの大戦は終結します。
皆さんもご存知のように日本はその後も降伏せず、その後アメリカ軍の沖縄、ロシア軍の北海道上陸、世界で唯一しかも二度も原子爆弾の投下を受け、8月15日天皇陛下の玉音放送で国民は自国が敗戦した事を知らされてようやく終結します。
占領下においては物資不足の為、女性達は最低限の衣服を着用していました。贅沢する事は一目をはばかるため、四角いショルダーにタイトスカート、ヒールの太いシューズと戦争の影響を色濃く写す、後に40年代と呼ばれるスタイルを結果的に作り出します。。。
戦争が終わって25年。。。。。その爪痕は色濃くパリジャンの心に爪痕を残します。。。。自由、博愛、平等を愛するフランス人に取って、ナチスドイツの占領という事がどれだけ屈辱的だった事か。。。。
この日、イヴ・サンローランがデビュー以来、常にHaute couture collectionを発表し続けて来たスポンティーニ通りのサロンには、世界中から集まった顧客やバイヤー、ジャーナリスト達の為に180席が用意されます。
無表情なモデル6人達が着るのは大戦や占領下のエレガンスにインスパイヤされた計80点の作品。。。。。会場にはコレクションが発表されるや否やどよめきが走り、ゲストの中には作品への反感を露にしたり、忌々しい!!!と騒ぐ人までいたとか。。。。
戦争が終わってまだ26年。。。。。ゲストの中には大切な家族を失った人や、忘れたくても忘れられない惨劇を経験した人々も居た筈。。。。しかも、占領下の物資不足の中嫌々着ていたスタイルへのオマージュ。。。。。今の私達からするとピンと来ないかもしれませんが、この時代の状況を想像すると、PARISのHaute coutureの申し子とまで言われたサンローランがこんな作品を発表するなんて!!!まるで、飼い犬に手を噛まれたような気分だった事でしょう。。。
今回の会場のディスプレイでは、サンローラン直筆のこのコレクションボードが重要な役割を果たします。壁面には全80体のスケッチを飾りその前に作品が置かれ、当時の新聞や雑誌の記事、公開されたTVの映像、より細かいデッサンや記事サンプル等、1971年のコレクションを深く掘り下げる興味深い内容になっていましたね。。。
にしても、、、、、、いつ見ても、ほんと絵が上手い。。。。。。。多分、サラサラッと描いちゃうんでしょうけどねぇぇ。。。。
では、コレクションを見て行きましょうね。
1936年、フランス領アルジェリアのオランで生まれたサンローランはこの時35歳。サンローランの公私供にパートナーだった、ピエール・ベルジュ氏が主催するこのイブ・サンローラン財団の初の公認作品、ピーエル・ニネ主演の映画『イブ・サンローラン』によると、素晴らしい作品をクリエイションしながらも、ドラッグと荒れた生活を送っていた頃になりますね。。。
こちらはファーストルックの画像です。デイタイムの為のアンサンブルで、ブラックとホワイトの細かいチェックのウールで仕立てたコートです。インナーにはクレープで仕立てられ、細かいジオメトリックなプリントが施したブルーとマロンカラーのプリントのドレスを合わせています。
何よりもインパクトなのはその横に張り出した広いショルダーとシャープ過ぎる程のピークドラペル。。。。まさしく占領下のミリタリーウエアからの着想、または国から配給された装朿に見られるディテールです。
ファーストルックから、明らかにケンカ売ってますねぇ。。。。。
こちらは13番目に登場したドレスです。
40'Sのファッションの最も重要なテーマになったのが、物資不足と機能性。長い期間戦争をしていた殆どの国が飢餓状態に苦しみ、様々な物資は入手困難になります。贅沢を嫌うムードも生まれ、襟は小さくポケットも少ないコンパクトな洋服が多く生産されます。国民総出で戦争に向かってた時代、男たちは戦地に出向く中、女性達も国家労働を強いられます。そんな中働き易いスタイルとして多くのビジネストスーツが登場し、現代にもその面影を残しています。
パーティースタイルにしても同じ事で、30’Sに見られたようなラグジュアリーな素材でたっぷりフリルを施したり、トレーンを引くドレスは影を潜め、実用的なコンパクトな物が主流になります。
そんな物資不足からのデザインを逆手に取ったようなこちらのドレスは、とても現代的でアクティブなスタイルですね。ショルダーを大きめに作ったパフスリーブとそこから流れる美しいドレープ。ボディーにぴったりと張り付くように横方向にドレープが施され、小さなフリルが裾を飾ります。
男性のネクタイのプリントのような小さな模様は、ブラックベースにイエローのあやめのような花を図案化したもの。何処と無くヨーロッパではお馴染みの百合の紋章のようにも見え、なんだか意味深ですねぇ。。。。
スクエアなシルエットの作品の中には、やがて70'Sに大ブームになるLOVE&PEACEなポップなモチーフも見られましたね。
こちらのドレスも実に素敵でしたね。。。。ブラックのベルベットにはオペラピンクの唇が、僅かに微笑を浮かべてアップリケされています。スパンコールの宝石のような輝きはベルベットのマットな漆黒とコントラストを生み、実に素晴らしい作品でしたね。
左のポケットの唇だけ、、、、、、タバコ咥えているのも実にユニーク。。。。。って、タバコですよね????多分。。。。。
40年代をテーマにしながらも、そこにはやはりテーラリングの巨匠、イブ・サンローランの冴え渡るテクニックを伺う事が出来ます。
スクエアなショダーは前から見るとヒップよりも大きな印象を与えるくらいダイナミックで、畝のあるアイボリーのファブリックと相まって実にジオメトリックな印象です。
物資不足だった当時は恐らく作られる事が無かった大きなラペルや、ほっそりとボディに寄添う美しいアワーグラスのフォルムは、後に大ブームとなる70'Sのスキニーなシルエットを感じさせ、これぞサンローランのテーラリングと言わしめる、少しハンサムなスタイルも既に確立されていますね。
少し傾斜したポケットのフラップやボタンの配置等、完璧過ぎるデザインですね。。。
こちらは、エンブロイダリーのドレスです。たとえ40'Sの占領下のスタルからの着想でも、コレクションが発表されたのは1971年。これからやって来るであろうヒッピーカルチャーや、アメリカの大失態ベトナム戦争の時代に、女性達が袖を通したいものを提案すのは当然の事。。。。
エレガントなパフスリーブにシャープなVの胸元、ほっそりとしたスカートで仕立てれたブラックのベースには、センターに雷のようにリボンのエンブロイダリーが施されています。
これ、凄いのがサンローランがラフで描いたモチーフがそのまま刺繍になっているところ。。。。。アトリエの熟練したテクニックというか、執念のようなものすら感じましたね。。。
こちらはフルレングスのドレスです。戦争の間でもやはり女性達はオシャレをしたいもの。。。当時ごく限られた場所で着られたドレスは、平和を祈るフェミニンで優しい印象の物が多いですね。
60'Sの未来的で構築的なムードから逸脱するように、こんな柔らかい優しいドレスも登場しました。細かいドットのシルク生地を使い、パフスリーブにサークルカラーのネック、ウエストにサッシュを巻き、そのまま床迄広がるスカートは実に女らしい印象です。
このコレクションでは、こちらのドレスのようにポイントでコサージュを飾った作品も幾つか見られましたね。胸元に腰やヘッドドレス、コサージュで飾った小さなパフスリーブのドレスも登場し、まさに戦火の女性達の誰もが祈っていた願いのような物を感じましたね。。。
はい。80'S、イブ・サンローランがパブロ・ピカソやアンリ・マティス等アートをテーマにしたコレクションを発表した際、主役となったような美しいエンブロイダリーの作品の前身も見られましたよ。
やはりスクエアなショルダーと大きなラペルのジャケットは、美しいターコイズブルーのシルクタフタで仕立てられ、再びパリがパリジャンの元へ戻って来た時の歓喜を表現したような、紙吹雪や花吹雪の刺繍が大胆に施されています。
こちら、よ~くご覧下さい!!!センターの3つのボタンも一つ一つ色が違うんです。。。
それまで女性はオペラやパーティー等ナイトシーンの正装としてグランソワレが習慣だったのですが、サンローランはパーティーにも着て行けるエレガントなジャケットを数多くデザインしました。。。これも、その一つですね。。。
コレクションの後半にはギリシア発祥の古代文明、クレタ文明のプリントを施したギリシア風のドレスが登場します。
シフト型のロング&リーンなシルエットのドレスはプリーツを施したり、ハイウエストで切り替えたりとギリシアスタイルを愛し、この種のドレスを数多く制作したマドレーヌ・ヴィオネの影響を感じますね。
クレタ文明では、人々はほぼ裸。少しの腰巻き程度の衣服しか着用せず、人々はエクセサイズに夢中で、理想的な筋肉美を持った人々で溢れていたそうです。
左のプリント等折り重なる男性の裸体像はクレタから出土した土器等に数多く見られますが、荒んでいたサンローランのプライベートと重ねない訳には行きませんねぇ。。。
そしてこちらが、メインビジュアルにも使われていた美しいグリーンのフォックスファーのコートです。やはりこちらも張り出したショルダーが印象的ですね。。。
このコレクションではラグジュアリーなファーのコレクションもいくつか登場していましたね。スリーブにナチュラルカラーのフォックス、ボディーに今ではWWFで禁止されているワイルドキャットのファーを用いたショートジャケット等も見事でしたね。。。
ショートジャケットやアクセサリーとして多く登場していたファーアイテムは、他のドレスやスーツともコーディネイト出来るように考えられていて、実にウェアラブルなアイテムばかりでしたね。。。。。
今回注目だったのがイヴ・サンローランのインタビューや当時OAされたムービーの資料で、日本からいくらグーグルしても絶対に検索出来ないような、貴重な映像が見れた事は素晴らしかったですね。
一体何の為に作られたのか理解出来ないのですが、白ホリのスタジオでミッドセンチュリーのカラフルな椅子を並べ、シュープリームスの曲でこのコレクションの作品を着たモデル達が踊る映像や、このコレクションを着たモデル達が街に飛び出し、ゲームセンターでタバコを吸いながらビリヤードをしたりと、物議を醸したコレクションの作品をさらに若い感覚で映像化していて、益々このコレクションにおける、イヴの攻撃的な要素が伺えます。
18歳でクリスチャン ディオールのアシスタントに抜擢され、彼の死後デザイナーとなったサンローランは、故郷アルジェリアの内戦の為にデザイナーを一時辞めて徴兵されます。しかし幼少の頃からドレスの絵しか描いた事が無かった彼は、軍に馴染めず精神障害を起こし、戦地に赴く事無く除隊します。
彼自身も多感な頃に見ていた戦争の面影。。。。。もしかしたら、どの国が降伏したとか戦況がどうかなんて事よりも、軍事工場に出勤する女性達の装いや、そんな中でもエレガントに振る舞う母のやその友人等を見ていたのかも知れません。彼にとっての戦争のメージはそこなのかも。。。。
もの凄く不謹慎ですが、、、、、、、、、、、、、もの凄く良く解ります。。。。。
このコレクションは結果的にHaute coutureとPrêt-à-Porterの壁を崩し、美しいだけの女性服を、より現実的に女性自身が着たいと思わせるリアルクローズへ導く、近代モード史の記念碑的なコレクションとなります。
過去のある時代に注目し、そのエッセンスを現代的に解釈するという、今となっては当然とも言えるクリエイションスタイルは実はこの時に初めて生まれ、これ以降パリモードは様々な多義性に溢れ黄金時代を迎える事となります。
さて、現在エディ・スリマンがクリエイティブ・ディレクターを勤めるSAINT LAURENT(サンローラン)は2002年にイブ・サンローラン自身が自ら幕を引いたHaute couture部門を復活させる動きにあるようです。セーヌ左岸にアトリエを設置し、タグにも『YVES SAINT LAURENT』と刻印される予定だとか。。。。
暑い7月のPARISの午後、私の生まれた年1971年のHaute coutreのエレガントな白昼夢に誘ってくれた、素敵な『YVES SAINT LAURENT 1971 LA COLLECTION DU SCANDALE』展覧会でした。。。。。。
SAINT LAURENT PARISのサイトへはこちらからどうぞ。
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『JEAN PAUL GAULTIER展』リポートvol,2 !!!
はい。日本各地で死にそうな程の猛暑。。。。。もう、この話題に触れたくないくらいでございますが、皆様、無事に今日も死にませんでしたか????
今日は前回に引き続き、JEAN PAUL GAULTIER(ジャンポール・ゴルチエ)展Vol,2のリポートをさせて下さいね。最初はゴルチエを語る上で欠かせない重要人物の、この方のドレスからお話したいと思いますよ。
マドンナ先輩です。。。。。。。もう、、、、好き過ぎて死ぬ。。。。。。。。
1階の最後にはジャンポール・ゴルチエが手がけた彼女の衣装が3体飾られていました。まずこちらは皆様の記憶に新しい『MDMA WORLD TOUR』の中のVOGUEの為に制作されたドレスです。
『MDMA WORLD TOUR』は2012年 5月31日イスラエルのテルアビヴを皮切りに、12月22日のアルゼンチンのコルドバまでアジア、ヨーロッパ、ロシア、アメリカ、南アメリカ計67都市を巡る大規模なステージとなりました。残念ながら日本には来ませんでしたね。。。
1993年に最初に発表されたこの曲は90'Sのクラブシーンを象徴するような楽曲で、いち早く取入れたハウスミュージックのテイストや、ゲイシーンで爆発的に流行った、まるで雑誌VOGUEのモデルのようにポーズを決めるダンス、ヴォーギングを取入れた事でも話題になりましたね。
ほんと何千回聞いて、何千回歌って、何千回踊った事か。。。。。
彼女のシグネチャーとも言えるこの曲ですが、ツアーの度にアジアンテイストになったり、エアロビみたいになったりと様々にアレンジされて来ましたが、今回のツアーで最初のミュージッククリップを手がけたジャンポール・ゴルチエが衣装を手がけてます。
ホワイトのシャツにブラックタイ、ピンストライプのパンツにブラックのメタリックなケージ型のコルセット。。。廻りのダンサーの衣装も含め、この上なくモードでHaute coutureなムードは絶品で、やはり彼女のスタイルにはジャンポール・ゴルチエが一番合うなと再度実感しましたね。。。
そしてこちらが元祖、1990年の『Blond Ambition World Tour』の為にゴルチエが手がけた作品です。
ショルダーの張ったハンサムなパンツスーツはピンストライプで仕立て、胸元には内側のコルセットのコーンブラが飛び出すようにスラッシュが施してあります。パンツの上からコルセットを着るというスタイルはジャンポール・ゴルチエならではの遊び心が感じられ、当時はもの凄く斬新でしたね。。。。
今回間近で見て気付いたんですが、コルセットのフロントの部分はピンクのリボンのイントレチャートになっていたのも、何千回もこのビデオを見て来た私にとっても新発見でした。。。
いやぁ~先輩がこのスーツを着て、ルーペを覗きながらせり舞台で上がって登場するんですよぉ~。。。『EXPRESS YOUR SELF』で。。。。。はい、この記事を書きながらまたYOU TUBEで見ちゃいましたね。。。。
このツアーの衣装は全編ゴルチエが手がけています。『Cherish』でマドンナが着ている可愛らしい羽根の付いたベビードールや、アンコールの『HOLIDAY』で着ているポルカドットの70'S風のパンツスーツ等素晴らしい作品のオンパレードです。
はい。厳密に言うとここからが二階の展示室となります(どうでもいいけど。。)。やはりゴルチエのスタイルの中で必要不可欠とも言えるコルセットにコンシャスした展示室となっています。
デイウエアにランジェリーの要素を最初に持ち込んだのはイヴ・サンローランと言われていますが、ゴルチエは特にコルセットやブラ等より下着的なモチーフを取り入れ、シュールリアレスティックな解釈が実にユニークです。先ほど登場したマドンナの衣装のように、パンツの上にコルセットを着たりとコーディネイトも実にユニークで、メンズウエアにもコルセットを取入れているのも楽しいですね。
こちらは1984 AW 『Barbés』というコレクションで発表したドレスです。恐らくジャンポール・ゴルチエと言えばこのイメージ!!!という方も多いのではないでしょうか?
彼を代表するディテール、コーンブラが施されたドレスはベルベットで仕立てられ、ガードルのパネルラインをイメージさせるようなカッティングとシャーリングによるドレープ、ヘムのフリルが実に美しい作品です。
本当に当時のファショニスタ達はこれをデイリーで着ていたのでしょうかぁ。。。。???
ほぼ毎シーズンと言って良いほどコルセットを意識した作品はランウェイに登場し、様々な解釈やコレクション事にアップデートして行く様を体感する事が出来ます。
左は2013 SS Haute couture 『Les Indiennes Gypsies』をテーマにしたコレクションで、煌びやかなインドの文化をエレガントに見せてくれた素晴らしいコレクションでした。ヌードピンクのサテンで仕立てられたお得意のスタイルですが、ボディーのカッティングは、このシーズンにテーマにしていたジオメトリックなカッティングになっているのもユニークですね。
右は1997 SS MEN'S COLLECTON からの作品で、男性用のコルセット。。。ロココ時代のジュストコールをメージさせるジャケットは、コルセットを解体してパッチワークしたようなディテールや、レースアップまで施してあります。
ランジェリーのようなベビーピンクのMEN'Sのコルセットは放射状にボーンが施され、中央の部分がまるで扇を広げたようなディテールになっているのも、芸が細かくて素敵ですね。。。
2010 SS Haute cotureでは『MEXICO(メキシコ)』をテーマにコレクションを発表しました。羽根を飾った大きなソンブレロやプリミティブなエンブロイダリー、アフリカ産のファイザン(雉子)の羽根をシュロの葉のように飾ったりと、陽気でハッピーなコレクションでしたね。ラストにはメキシコ出身のフランス女優のArielle Dombasle(アリエル・ドンバル)が登場しショーを盛り上げていました。
グラデーションに染めたシルク生地にまるでヘリンボーンのような複雑なプリーツをたたみ、一つ一つ留め付けたこちらのビスチェは制作に60時間を費やし、元々ボディーの形に合わせてプリーツを織り込んでいるのも見事です。。
ショーではフリーダ・カーロのように三つ編みヘアのモデルが、ポニースキンのカウボーイブーツとボタニカルな刺繍のケープを纏い、メキシコテイストで登場していましたよ。
続いての部屋は『メロポリス』というタイトルの部屋で、ジャンポール・ゴルチエが手がけて来た様々なファッション以外のジャンルに縁のある作品が飾られています。ピーター・グリーナウェイ監督の『コックと泥棒、その妻と愛人』の衣装や、有名なアニメ『シンプソンズ』にスーパーモデルのリンダ・エバンジェリスタと登場した際のイラストなんかもありましたね。
一つ面白かったのが、『フィフス エレメント』のキャラクターデザイン画もあったんですが、当初出演以来をしていたプリンスのスケッチがありましたね。もしかしたらあの名作にプリンスも出演する筈だったのかも知れません。。。。。
ゴルチエが得意とするフェティッシュスタイルにコンシャスしたブースも設営されていて、展示されているボックスの一部だけが開いていて、見せ物小屋のようないかがわしい気分で見学する事が出来ます。
こちらのルックは1990 SS MEN'S COLLECTION の『Rap'Sody in Blue』をテーマにした時の作品で、スパンコールのトップスにグローブの赤のアクセント、股間の部分を強調したレザーのバイカーパンツとジャンポール・ゴルチエの提案するセクシーで男らしい男性像を見事に表現したルックです。
こちらも覗き部屋に飾られた作品の一つで、『Confession d'un enfant du Siécle』をテーマにした2012-13 AW Haute Coutureからの作品です。
18~19世紀の古き良き時代をテーマにしたこのコレクションでは、オスカー・ワイルドやジョルジュ・サンド等フランスを代表する文化人から、デカダンスの聖書とも言われるジョリス=カルル・ユイスマンスの『さかしま』や、映画ファンにとってはカルト的な人気SF作品、1927年に制作されたフリッツ・ラングの映画『メトロポリス』等、インスパイヤされているテーマも彼ならではです。
ルレックスのメシュのドレスに、様々な大きさのビジューが施されたケージ型のコルセットの作品ですが、渦巻くようなブラカラップやヒップの丸みはジャンポール・ゴルチエならではのフォルムで素晴らしかったですね。。。
ジャンポール・ゴルチエはMEN'S COLLCTIONにおいて、いわゆるグレースーツに代表されるコンサバティブとは全く逆の方向のスタイルを提案し、人気を博して来ました。
Haute coutureにおいてもいち早くMEN'S WEARを発表し、毛皮で飾った豪華なコートやベルベットのマント、レースで飾ったドレスまで登場し、アーティストを始めとする感覚の研ぎすまされた人々に熱狂的に支持されています。
こちらは『L'Homme Moderne(現代人)』というテーマの1996-97 AW MEN'S COLLECTIONからの作品で、ホワイトシャツにブラックタイ、サイドラインの施されたスモーキングパンツに、なんとフェザーで飾られたビスチェをコーディネイトしてしまうという斬新なスタイルです。しかもレースのトレーンまであしらってありますよ~。。。
こちらも実にジャンポール・ゴルチエらしい作品ですね。。。
1993 SS Prêt-à-Porter、『Les Classiques Gaultier revisités』というテーマのコレクションで発表された実にユニークなルックです。アーモンドカラーのボディースーツにはスパンコールが美しく程されています。注目なのが乳首やおへそまで付いていて、アンダーヘアーにおいてはビューグリビーズで立体的に。。。。
元々この褐色のストレッチがセレクトされていますが、実際にコレクションで着たのはナオミ・キャンベル。。。。全て想定内で綿密に悪戯をしかけるように丁寧な仕事が行われ、ショーに登場した瞬間時限爆弾が爆発するような興奮だった事でしょう。。。。ワクワクしながら刺繍を施しているアトリエスタッフの顔が浮かぶようですね。
こちらPaolo Roversi(パオロ・ロベルシ)がナオミキャンベルをモデルに撮影した写真も展示されていましたよ。

続いての部屋は『アーバン・ジャングル』がテーマです。ジャンポール・ゴルチエが愛するファーやレザー、フェザー等ワイルドなファブリックやテクニック、エキゾティックなモチーフまでもが、都会的で洗練されたスタイルで表現されていましたね。
中央の作品も発表された当時から大好物のルックです。『Ambiance salon de haute couture』をテーマに発表された1997 SS Haute Cotureで発表された見事なコンピネゾンで、グラデーションに染め上げられた美しいフェザーをスリーブに刺繍し、ボディーはシックなブラックのコンビネゾンです。
このルック、登場したモデルがカメラの前でポーズを取ると、その姿は南国のジャングルに生息する珍しいオウムやパラダイスバードのように見え、うっとりするような美しさでしたね。
こちらは2003-04 AW Haute coutureの作品でテーマは『Les Hussardes』。登場したモデルがヘアで作った小さなハットを被り、ジャンポール・ゴルチエらしいシュールリアリスティックなコレクションでした。
こちらも彼が得意とする、パリの町中で見かけるようなパリジェンヌのワードローブのような作品ですがそこは一筋縄では行きません。ジャケットはなんとクロコダイル。。。。ウエストにフレアーを入れ、レザーの端をそのまま生かすような作りになっていて、一体どれだけの分量使用しているのだか。。。そこにリブニットのラペルを施し、インナーにはタートル、クレープのワイドパンツをコーディネイトというノンシャランとしたスタイルです。
そして、、、カートはなんとミンク。。。。ブラウンのナチュラルカラーとブラックをコンビで用い、こんなラグジュアリーで遊び心に溢れたカートをHaute coutureで発表するのはジャンポール・ゴルチエくらいではないしょうか。。。
高級住宅街のIéna辺りのマルシェに行くと、冬の時期だとこんなスタイルで新鮮な野菜を買っているリッチなマダムに遭遇します。。。。パリにお住まいの方々は見かけた事あるんじゃないでしょうか????
レオパードの毛皮をベロリと一枚飾ったようなこちらのドレスは、1997-98 AW の『La Russie(ロシア)』をテーマにしたコレクションで登場した圧巻の作品です。
実はこちらのドレス、以前ジャンポール・ゴルチエの展覧会が東京で開催された時にも来日した作品で、雑誌の画像でずっと本物の毛皮だと思っていましたが、実はすべてビーズのエンブロイダリーだったという事が解って気絶しそうになりましたね。
刺繍をするのに一番テクニックが必要とされるビューグルビーズ(竹ビーズ)のみで施されたレオパードのモチーフは、毛並みを見事に再現するように流線形に細かく施されていて、全体的に光沢のないマットなビーズを用い、背中の中心だけ光沢のあるビーズを少しだけ用い、毛皮のリアル感を忠実に再現しています。
コレクションではエキゾティックなスーパーモデル、ヤスミン・ゴーリが堂々としたウォーキングで披露し、制作には1600時間かかったそうです。。。。
1994-95 AW Prêt-à-Porterは 『La Grand Voyage(大いなる旅)』をテーマに作品がクリエイトされ、チベットやモンゴル等の中央アジアの少数民族のエスニックテイストを感じさせる作品が実に素晴らしかったですね。
ナチュラルカラーのムートンのコートには胸元にモンゴルのエンブレムのようなパターンが施されていますが、こちらジャンポール・ゴルチエのJPGを図案化したもので、フォックスファーがトリミングされたヘッドピースのカラフルなエンブロダリーも実に個性的です。
コレクションにはシンガーのビヨークが登場し、エキゾティックでイノセントなムードの彼女にとても良く似合っていましたね。
1993-94 AWのPrêt-à-Porterでは、『Les Rabbins chics』というテーマで実にシックな作品を発表し、私達日本人にはあまり馴染みのないユダヤ教のカルチャーをフィーチャーしました。
PARISのマレ地区等で良く見かける彼らの、特に男性のスタイルに注目したコレクションでは、モデル達は耳の前で縦ロールを作り、プリムの広い帽子や全身ブラックの彼らの宗教的なスタイルの中に、ラグジュアリーなファーや複雑な手仕事を取り入れジャンポール・ゴルチエの世界観で見事に表現しました。
こちらはハットのブリムのトリミングと、サイドから垂れた三つ編みのようにファーをあしらったヘッドドレスが実に印象的で、レザーのロングコート、インナーにはアーガイルをユニークに再解釈したニット、ジャカードのパンツであくまでもシックに表現していましたね。。。
このコレクションも見ていて鳥肌が立つ程素晴らしかったですね。。。。
パリジャンだけではなく、私達にとっても定番と言えるケーブルニットも、ジャンポール・ゴルチエの手にかかると、こんなスタイリッシュなドレスとなってHaute coutueのランゥエイを飾ります。
1997-98 AW 『La Russie(ロシア)』をテーマにしたコレクションで登場したこちらは、極寒の北の国をイメージしたホワイトのシルクチュールの上に、グレーの毛糸でアワーグラスのシルエットに編み上げたニットが何ともユニークです。モチーフの中にはケーブルやポップコーン等、お馴染みのニットの編み方として用いられている要素をアシンメトリーに施し、実に楽しい作品でしたね。
モンゴリアンファーのインパクト大なハットと、ロシア正教のイコンの廻りを飾るフレームの宝飾細工のようなネックレスも効いていましたね。。。。
最後の部屋には、これまでこのコレクションのフィナーレを飾って来た、数々の美しいマリエが展示してありましたが、私何故だか興奮し過ぎてしまい一枚も画像を撮っていませんでした。。。。。大変申し訳ない。。。。。

さてさて二回に分けてお送りして来た『ジャンポール・ゴルチエ展』のリポート、、、、、皆様いかがでしたか???
私的には10代で彼の作品を初めて見て、かれこれ30年近くずっとコレクションを見て来ました。。。。コーンブラを発表した時の衝撃、マドンナの衣装を手がけた時の興奮、ピーター・グリーナウェイの監督作品『コックと泥棒、その妻と愛人』やペドロ・アルモドバルの監督作品『キカ』を公開初日に並んで見たりと、一番多感な時期からジャンポール・ゴルチエは刺激的な作品を発表し続け、常に魅了されていますね。。。。。
振り返るといろんな思い出が蘇りますし、沢山の思い出の中でこのブランドの服に袖を通して来たなぁぁ~と思い出にふけってしまい、何だか胸が熱くなりますねぇぇ。。。。
ジャンポール・ゴルチエがファッションというジャンルだけではなく、文化的にも社会的にも影響を及ぼした事が良く解る今回の展覧会、何度も言いますがあらゆる仕事や予定をキャンセルしても絶対に足を運ぶべきです!!!!!!
またこちらの展覧会に行かれる予定のある方は、App store等で特設のアプリをダウンロードする事をオススメします。『Jean Paul Gaultier』で検索するとこの展覧会のポスターにも使用されている、ピエールとジルが手がけた御ご本人のアイコンが登場します。サイト内一部課金性ですが、オーディオガイドもありますので、合わせて楽しんでみてはいかがですか?
最後に飾られていたのは会場では何のインフォメーションも無かった、ジャンポール・ゴルチエの後ろ姿。。。。。。。後で図録を見て解ったのですが、1990年東京で撮影された一枚だそうです。。。。。
なので2ショット。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
『JEAN PAUL GAULTIER』展
場所:Grand Palais, Galeries nationales
3 avenue du Général Eisenhower, 75008 Paris
開館日時:日、月10:00~20:00 水~土10:00~22:00 火休み
会期:8月3日まで
料金: 13ユーロ ※16歳以下は無料
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2015 SS JEAN PAUL GAULTIER PARISのリポートはこちらからどうそ。
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『JEAN PAUL GAULTIER展』リポートvol,1 !!!
はい。今日もPARISで開催中のファッションに関するエキシビジョンのレポートをお伝えしましょうね。。。
2015年8月3日まで、PARISのど真ん中Gland Parais(グラン・パレ)でただ今『JEAN PAUL GAULTIER(ジャンポール・ゴルチエ)』展が開催されています。
恐らく世界で一番有名な現役で活躍するフランス人デザイナー。。。。。そのチャーミングな人柄や個性的な作品は世界中で愛され、この展覧会も連日大盛況の満員御礼です。
グランパレなんて日本で言えば上野の国立博物館。そこでファッション デザイナーのエキシビジョンを開催するかというと、ファッションの社会的地位の低い日本ではそう簡単には行きません。バカンスにかかるハイシーズン、PARISに世界中から観光客が集まる中にこの展覧会をぶつけ、見た限りファッションには無縁の、決してお洒落ではない人達まで朝一番から並んでいる様子を見ると、ホントにここはキャピタルオブファッションなんだなぁ~と改めて実感しますね。。。
私、この数日前に一度展覧会を見にグランパレに足を運びました、チケット無しの人は2時間待ちと言われ、その日は断念。。。。。後日、オープン30分前から並びこの日は朝一でそこそこスムーズに入場出来ました。
そろそろ展覧会も終了します。入場者も増えると思われますので行かれる方はネットでの先行予約をオススメします。チケットが無い方は30前くらいから並ぶのがベスト。時間が遅くなると炎天下の中長時間待つ事になりますよぉぉ~!!!!
丁度取材に来ていた、ジャーナリスト兼スタイリストのオカベ シュンスケ君と合流し、おしゃべりしながら楽しい時間がスタートします。。。
ジャンポール・ゴルチエは1952年4月24日生まれの牡牛座。PARISからほど近い、オー=ド=セーヌ、バーニュに生まれます。
お針子だった祖母の影響で、幼少の頃からファッションの溢れる環境の中でそのノウハウを学び、実は専門的な学校には通ってないとか。。。。小学校の頃は自分の名前のスペルは書けなくても、その頃誰も書けなかった『Tweed(ツィード)』という単語は書けたなんて逸話もあります。
専門教育を受けなかった代わりに早くから自分のスケッチをスタイリスト等に送り、1970年にピエール カルダンに入った事でファッションのキャリアをスタートさせ、1971年にはジャン・パトゥのアシスタントに抜擢されます。
1976年 PARIS
Prêt-à-Porterにデビューし、1978年から日本の企業、オンワード樫山のバックアップでビジネスは大成功します。1997年からHaute Coutureにて『JEAN PAUL GULTIER PARIS』をスタートさせ、2004-5
AWからフランスの老舗メゾン、HERMES(ヘルメス)のWomen's Prêt-à-Porter部門を手がけ話題になります。
現在は皆様もご存知の通り、Haute Coutreのみで、自由にそのクリエイションを発表し、アイデンティティーでもあるアバンギャルドなアイディアとユーモアでセクシーなスタイルは毎シーズン話題ですね。。。
とにかく逸話や楽しいエピソードが盛りだくさんの人気者のジャンポール・ゴルチエ。一番最初の展示物は彼が幼少の頃人形遊びをしたというテ
ディ・ベアの『ナナ』。このぬいぐるみにドレスを着せたり、リップを引いたりして、遊びながらファッションのノウハウを学んで行ったそうです。彼自身が制作した新聞紙製のブラジャーがその名残を見せ、まさにデザイナー、ジャン=ポール・ゴルチエの誕生のきっかけともなった品ですね。
はい、私も幼少の頃タヌキの縫いぐるみを持っていました。当時着物の仕事をしていた母親から端切れを貰い、その子に着せるドレスを毎日作り、プリーツやギャザーのデクニックを覚えましたね。。。。。
今思えば全然可愛くないタヌキでしたが。。。。。。今も、実家の納戸にあるのかなぁぁぁ????
こちらは最初の部屋のセンターに飾られていたドレスで、1971 SSに制作されたドレスです。はい、、、私の生まれた年。。。。
ペールブルーの薄手のテクニカルファブリックを用い、フードからスリーブへ繋がるトップスはウエストでブルゾンし、スカートへと繋がって行きます。
『Sainte
Nitouche(聖女ニトゥシュ)』のドレスというタイトルが付いていますが、フランス語でこの言葉は『かまととぶる』とか『猫をかぶる』の意味があるそうで、慎ましやかにヴェールを纏っているのに、胸元は全開という彼らしいユーモアとセクシーさに溢れた作品です。
この時既に、彼のスタイルは確立されていますねぇ~。。。。
1980-81
AW『High-Tech』というテーマのコレクションにはまさにしく彼らしいこんなドレスが登場します。四角く張り出したショルダーにたっぷりしたシルエットのボディ、ブルゾンさせたミニスカートの素材はなんと『sac poubelle(ゴミ袋)』。。。。
この当時からジャンポール・ゴルチエは蚤の市に出掛けそこで見付けたアンティークやブロカント(中古品)を作品の中に取入れていましたが、こちらのネックレスやベルトは古い缶詰の蓋で、ブレスレットは缶がそのまま使われていますね。
お揃いのバッグにはドライヤーのパーツとなんとも楽しく、80'sのアクティブで自由気ままなムードが色濃く表現されていますねぇ~。。。
続いての部屋はブルー一色の部屋で『Odyssey(オデッテイア/冒険旅行)』というタイトルが付いています。まずは彼がこよなく愛する、これまで制作されて来たボーダーの作品が所狭しと並んでいます。
今回、ユニークだったのはマネキンの顔にプロジェションマッピングを施し、彼のミューズだったスキヘッドのモデル、イヴ・サルヴァイルの顔等が写し出され、時々笑ったり、あくびをしたりと実にユニークです。ボーダーの作品の中にはジャンポール・ゴルチエ自身の顔もあって自身で、このキャプチャーについて解説していました。
ブルターニュ地方の海軍の制服だったボーダーシャツは画家のパブロ・ピカソやココ・シャネル等数多くの偉人達に愛されて来たパリジャンの定番アイテムです。。。。しかし、彼に一番影響を与えたのはドイツの映画監督Rainer Werner
Fassbinder(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)がジャン・ジュネの小説『ブレストの乱暴者』をベースにして1982年に映画化した
『Querelle(ケレル)』が一番のインパクトだったようです。。。
水兵が主役のバリバリのゲイムービーですけど。。。。。一応、ジャンヌ・モローも出演していますが。。。。。
Haute Coutureで発表したボーダー状にオーストリッチを飾った華やかなドレスの中には、まさに『ケレル』に登場するキャスト達をイメージさせるストリートウエアも飾られていましたね。
1984
SS 『L'Homme-objet』というMEN'S
COLLECTIONで発表されたこちらは、ゴルチエのメンズウエアのスタイルを定義するようなセクシーでフィジカルな作品です。小さめのマリンウエアの
トップスにバギータイプのワイドパンツ。もちろんヘソ出しで楽しみます。
左のボーダーのトップスは背中が丸出しのデザインで、20代の頃、こういうスタイルでクラブへお遊びに行っていましたねぇ。。。私の場合、少しお安めのJunior GAULTIERでしたが。。。。。
海をイメージさせるこの部屋には他に貝殻やビジューで飾られた人魚姫にインスパイヤされたドレスや、こちらの『Les
Vierges(処女)』をテーマにした2007 SS Haute Cotureや、1997-98 AW 『La
Russie(ロシア)』の作品の中から聖母マリアをイメージさせる作品も並んでいましたね。
右側の作品は転写で施したマリア像や子供のプリントをアップリケし、ビジューで飾ったコルセットと、こちらでは解りにくいのですがシルクチュールのオーバースカートの内側にはやはり転写プリントの宗教画のモチーフは美しく施されています。
左の作品は打ち出して立体的に施したメタルプレートによるアーマー風のトップスで、ブラウンの毛糸で編み込みながら形出ししています。パーツの中にはホログラム等も用いられ、ヨーロッパの中世のムードを楽しく表現していましたね。
こちらも2007 SS Haute Coture 『Les Vierges(処女)』のコレクションからの作品で、転写プリントの天使や聖母子のアップリケやモチーフレースをマクラメレースで一つ一つハンドメイドで繋ぎ合わせたドレスです。
タイトフィットしたボディのシルエットやフェイスマスクや聖母マリアの光輪、レースアップのブーツも全て手作業のレースで仕立てられています。
こちらのドレスははカイリー・ミノーグの2009年『X TOUR』のビジュアルで使用されていた事でも有名ですよね???ミュージッククリップやライブやレッドカーペット等数多くのシーンで彼のドレスと一緒に登場し、ミューズの一人でもあります。。。
続いての部屋は『PUNK CANCAN(パンク・カンカン)』というテーマのお部屋です。ジャンポール・ゴルチエが愛するパリのストリートファッションやショーのムードと供に、彼のスタイルの中では欠かせなパンクというスタイルの作品を紹介しています。
会場はパリコレのムードをそのままに楽しんでもらおうというコンセプトで、ターンテーブルに乗ったマネキン達がベルトコンベアで運ばれて行く様は、さながらゴルチエのコレクションのフィナーレのようでしたね。
こちらは2011 SS Haute
coutureのラストルックとして登場したフレンチカンカンのドレスです。ロートレックの作品やムーランルージュ等でもお馴染みのフレンチカンカンはPARISを代表するダンスで、カンカンという言葉には『スキャンダラスな』とか『噂話』等の意味もあるそうです。女性が足を出すなんてありえない19世紀においてストッキングや下着をヒラヒラさせてハイキックするこのダンスはどれだけショッキングだった事でしょう。。。
ペトロールブルーのストッキングを履いた実際の足に合わせて、スカートの内側には同じタイツとブーツを履いた足のプリントが、赤ベースの上に放射状に施されています。スカートを下ろすと表面のボディーやスカートはホワイトのシルクチュールで飾った実にノセントなドレスになっていて、あくまでもカンカンの為に、このラストシーンの為に制作されたドレスですね。。。
実際のショーの時も、現役のカンカンダンサーが素晴らしいダンスを披露してくれましたよ。
はい、、、、。こちらも大好物だった作品ですね。。。。1998-99 AW Haute
coutureで発表されたトレンチコートのドレスですが、広めに張ったショルダーとゆったりしたスリーブ、ボディーはビッタリと身体に貼り付きトレーンを引くデカダンなデザインが最高です。
このシーズン、ジャンポール・ゴルチエはパリジャンのワードローブをさらりとHaute coutureに昇華させました。トレンチコートやレザーのライダース、ブルターニュ ボーダーやノルディック セーター等にエンブロダリーやフェザーを飾り素晴らしいコレクションを見せてくれましたね。
このドレス、レインガードから上はボレロになっていて、ボディーの部分はホルターネックで背中がガバッと空いているんですね。。。
こちらをパクッてブラックサテンで仕立てて、私かつてお立ち台に上がってましたね。。。。。汗。。。。
2000-2001
AW Haute
coutureではミレニアムを記念して、縁の深いPARISをテーマにしたコレクションを発表しました。エッフェル塔やモンパルナスのキキ、ピガールのネオンや花火等、PARISを象徴する様々なシーンが美しいエンブロイダリーになってドレスの上で花開きました。
ベージュのドレスの上にカリグラフで美しい文字を描いたようなこちらのドレスは、黒い部分はシルクサテンのパイピングで表現されていて、部分的に止め付ける事でドレスに仕立てています。
このコレクションには1997年に公開されたリュック・ベッソンの大ヒット作品『フィフス エレメント』の主演に大抜擢され、モデルから女優に華麗なる転身をしたミラ・ジョボビッチも出演していましたよ。。。
中央のターンテーブルの横には、コレクションに招待されたセレブリティー達為のファーストロウをイメージしたブースがありましたよ。
いつもジャンポール・ゴルチエのコレクションが行われるrue Saint
Martinの本社のサロンの、ゲスト達が座るのと同じゴールドの椅子が用意され、そこに本番のコレクションと同じく、名前の書かれたカードがブラックのリボンで止め付けてあるのも芸が細かかったですね。沢山のセレブリーの中にはアナ・ウィンター等のジャーナリスト達のマネキンもあって、個性的なヘアスタイル等も忠実に再現していて笑えましたね。。。
こちら、どちらのセレブリティーだと思いますか????皆様ご想像の通りの、、、カトリーヌ・ドヌーブ嬢でございます。ゴルティエのコレクションではいつもファーストロウに着席し、コレクションではルックの解説のナレーションをしたり、つい先頃のカンヌ国際映画祭ではいくつかのこのブランドのドレスを着る程公私供に親交の深い女優です。
2011 SS Haute coutureのファーストルックに登場した、シルクタフタとレースのトレンチコートのドレスを着用しサングラスまでかけていましたね。。。。。実物よりかなり細いのは。。。。まぁ、ご愛嬌って事で!!!!
2014-15
AW Haute
Cotureでは何百年もの世紀、人の生き血を吸う事で永遠の美しさを保ち続けるバンバイヤをテーマに作品を見せ、ブラック、レッド、ホワイト、シルバー&
ゴールドとコントロールしたカラーの中に、妖艶でエキセントリックな美しさを表現しました。
このコレクションのラスト
ルックはこちら。。。。十二単を描いたような日本風のエンブロイダリーと真っ赤なベルト、顔を見ると。。。。。あら?髭????はい。こちら、このブログでは何度もご紹介しております、ユーロビジョンの優勝者コンチータ・ウルスト嬢の為にドレスで、もちろんこのブラックのマリエ、ショーでは彼女がお召しに
なりましたよ。
今や性転換した女子より美しいと言われるモデル、Andrej Pejic(アンドレイ・ペジック)を起用したり、数多くのゲイやドラァッグクイーンをいち早く起用したりと、このメゾンではずっと昔からLGBTコンシャスで楽しい世界観を作り上げて来ました。。。。
昨日今日の、選挙の票欲しさの言動ではございません。。。。
セレブリティーのディスプレイされている壁面の反対側にはジャンポール・ゴルチエのアイデンティテーの一つでもあるパンクカルチャーにコンシャスした作品が並びます。
80'sの頃から一貫して彼が追求して来たパンクシックスタイルは、タータンチェックやキルトスカート、ボンテージ等彼のコレクションには欠かせないディテールで、ここまで一同に並ぶと圧巻でしたね。。。。もちろん、展示されていない作品も沢山ありますけどね。。。
こちらも発表した時痺れるくらい大好物だったコレクションです。1999 SS Haute Coture、『Divine
Jacqueline』をテーマにしたコレクションは、ゴルチエがHaute
coutureをスタートして2年目のシーズンで、シックに生真面目に捉えていたこのコレクション制作にも、少し余裕の遊び心が見えて来たシーズンです。
コレクションのディテールには様々な扇のモチーフが登場します。スーパーモデルのエリン・オコナーが着たセンターにレースの扇を飾ったビスチエや、2000時間をかけて制作された、スペイン扇子を幾つも飾ったフラメンコドレス等名作が沢山ございます。。。
会場には作品はもちろんの事、ゴルチエ自身のスケッチやイメージイラスト、数多くの名作のエディトリアルの写真等も飾られています。ピーター・リンドバー
グにパオロ・ロベルシ、デイヴィッド・ラシャペルやティム・ウォーカー等、蒼々たるフォトグラファーが撮り下ろした傑作が所狭しと飾られ、どれもイタリアン・ヴォーグやID等で学生時代に興奮しながらメージをめくった記憶が蘇ります。。。
1997
SS
COLLECTIONのバックステージの写真は、なんとあの巨匠マリオ・テスティーノが撮影したもので、モデルはかなり初期からのジャンポール・ゴルチエのイメージマヌカンのTanel(タネル)。誰よりも完璧なウォーキングでお馴染みの彼はMEN'S COLLECTIONのみならず、Haute
coutureにも突然登場してその存在感を放っています。
なんじゃ?このスキンヘッドのおっさん?って思った人も少なくない筈。。。。。
背中にはレースで描いたPARISの情景を背中にはめ込み、フロントは実にシックなコンビネゾンで、タネル先輩、尻の割れ目まで披露してくれています。。。。。。www
こちらはセクシーでフェティッシュな写真が人気の世界的フォトグラファー、エレン・フオン・アワーズがINTERVEW誌の為に撮り下ろした、『Collection Totouages(コレクション タトゥー)』をテーマにした1994 SS Prêt-à-Porterのファッション ビジュアルです。
タトゥーというイメージとインドカルチャーを結びつけ、全身をタトゥープリントのアイテムでコーディネイトしたり鼻ピアスのようなアクセサリー等、発表された時は大興奮でしたね。。。。ジャネット・ジャクソンも『RUNAWAY』のミュージック クリップの中でこのシーズンのルックを着ています。
右側は資生堂のパフェクトルージュのCMで一斉を風靡したアジア人モデルのジェニー・シミズ。そしてセンターは!!!!私の大好きなモデルVladimir McCRary(ヴラディミール・マクラリー)!!!!パーフェクトなマッチョボディーに個性的なブレンド具合の顔が当時大人気で、ゴルチエの他にもティエリー・ミュグレー等エキセントリックな作品を得意とするデザイナーのコレクションに良く登場していましたね。
リュック・ベッソンの映画『フィフス・エレメント』にも登場していますので、気になる方は注意して見てみて下さいね。。。。
はい。ここまでで会場の一階部分のご紹介のみ。。。厳密に言うと一階部分もまだ終了していません。。。。。
という事で次回はVol,2という事でさらに濃厚なジャンポール・ゴルチエ ワールドへ皆さんをご案内したいと思います。興味を持たれた方は8/3まででございますので、まだ間に合いますよぉ~。こんな素晴らしいエキシビジョン、中々見れません。全部ブッちしてでも行く価値ありで=す!!!!!
『JEAN PAUL GAULTIER』展
場所:Grand Palais, Galeries nationales
3 avenue du Général Eisenhower, 75008 Paris
開館日時:日、月10:00~20:00 水~土10:00~22:00 火休み
会期:8月3日まで
料金: 13ユーロ ※16歳以下は無料
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2015 SS JEAN PAUL GAULTIER PARISのリポートはこちらからどうそ。
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『JEANNE LANVIN 展』リポート !!!
はい。関東地方は既に梅雨が明け、海の日を過ぎてからピーカンの日本晴れの日々。。。。皆様のお住まいのエリアはいかがですか???
軽く、致死目前の猛暑ですねぇ。。。しかも去年より激しい気がしてしまうのは私だけではない筈。。。。
こんなお天気ですが、お休みで海なんぞに居ると最高なのに、なんで仕事するとなるとこんなにも不快なのかしら。。。。。ほんと日本にもバカンス制度を導入すべきです!!!!
少しは国民に支持される法令を決めて頂きたいものですねぇぇぇ。。。。。
さて今日はいつものコレクションリポートに入る前に、今回PARISで見た幾つかの展覧会のお話をさせて頂ければ幸いです。
PARISはファッションの都だけあって、実に興味深いファッションやデザイナーの展覧会が数多く開催されます。今年は特に豊作揃い!今日はその中から8月23日まで開催されている『JEANNE LANVIN 展』のリポートをさせて頂きましょうね。
今回の展覧会の会場は16区にあるパリ市モード博物館ことParais
Galliera。私がパリコレに通い出した頃からずっと改装中で、昨年ようやく修復が終了しました。はい、PARISはこういう工事は死ぬ程遅いです
ね。。。。こけら落としにはアズティン・アライア展が行われ随分話題になりました。
今回の展覧会はそのガリエラ美術館が収蔵する作品とランバン社からの提供による作品で構成されていて、アートディレクションを手がけたのは現在のアーティスティック・ディレクターのアルベール・エルバス。
現在も活躍するパリのメゾンとしては最古の125年の歴史を持つこのメゾンのエキシビジョンを、実にコンテンポラリーにショーアップした今回、あえてブラックメタルのコンテンポラリーなキャビネットや現代の女性のボディに着せたドレス、アーカイブス等の貴重なドレスは、ハンガーにかけるのではなく引き出しに寝かせて保存されているのですが、その
状態のまま、まるでドレスを起こしてあげるような平置きのディスプレイ等、随所にエルバスならではのセンスの良さが感じられましたね。
とにかく歴史的価値の高い、お腹いっぱいの作品満載の今回、図録に掲載されていた作品からいくつかランバンという素晴らしいメゾンの歴史を紐解いて行こうと思います。
JEANNE
LANVIN(ジャンヌ・ランバン)は1867年1月1日、PARISのシテ島にほど近い35,Rue
Mazarineに11人兄弟の長女として生まれます。決して裕福ではなかった家庭環境から13歳の時に『Madam Bonni』の帽子店で働き始めます。
当時の彼女のニックネームは『The Little Bus』。。。帽子の配達の為にメゾンはジャンヌに馬車代として少しのお金を手渡していましたが、彼女はそれを貯める為に自ら走ってパリ中に帽子を届けたそうです。
1889年、彼女が22歳の時、現在もランバンのブティックのあるRue du Faubourg
Saint-Honoreに帽子デザイナーとして『MAISON LANVIN』をオープンします。現在世界中で支持されるハイ ファッション
ブランド、ランバンのスタートは帽子であり、パトロンに援助されてデザインをスタートした他のデザイナーとは違い、自らの力だけで成功を納めた、まさに努力の人なんですねぇ。。。。
こちらはランバンのロゴのモチーフにもなっている母子像の人形です。元々は舞踏会に出掛けるジャンヌと一人娘マルグリット(後にマリー・ブランシュに改名)の姿を撮影した1907年の写真を元に、1924年当時時代の申し子と呼ばれた人気芸術家ポール・イリブがイラストに起こしたものがシグネチャーとなり、現在もショッパーやメゾンのタグ等に使われているのは皆様ご存知でしょう。
この人形もその写真から制作された作品で、後にメゾン最初のフレグランスとなる愛娘に捧げて制作された香水『Arpege(アルページュ=ピアニストでも
あったマリー・ブランシュに因んで音楽用語が使われた』にもこのモチーフは取入れられ、メゾン・ランバンのアイデンティテーでもある家族愛を強く表現したシンボルでもあります。
会場はランバンの歴史を物語る上で欠かせないいくつかのチャプターに分けられて展示されています。作品の世界観に拘った今回、あえて時代をシャッフルさせる展示にも現代的なスタイリッシュさが感じられましたね。
こちらはランバンではシグネチャーカラーとしてお馴染みの『ランバン・ブルー』のチャプターの作品です。ランバンのショッパーにも使われている独特なブルーですが、かつてジャンヌ・ランバンはイタリアの画家フラ・アンジェリコの作品の中で、聖母アリアや聖人達が纏う衣装の美しい色に魅了され、ブルーのドレスの制作を始めました。
様々なブルーのグラデーションからアブサン等メゾンを代表するカラーは『ランバンのパレット』と賞賛され、独特なカラーを出す為に1923年ナンテールに染色工場を作る程の拘りでした。
左のドレスは1912年に制作された物で、ブラックとランバンブルーのストライプが美しい作品です。身頃のウエストの中心から放射状にドレープを入れ、ストライプをユニークに用いています。スリーブや襟、スカートと布地を縦地、横地、バイアスに使う事でドレスにリズムを生み出しているのも素敵ですね。
右のドレスは1935-36 AWに発表された『La Diva』というドレスで、ナイトブルーの美しいベルベットにゆったりしたキモノスリーブ。そこにエキゾティックなシルバーのエンブロイダリーが施された美しいドレスで、今見ても全く新鮮な作品でしたね。。。
一人娘マルグリットが誕生し、彼女の為に制作した子供服はランバンの顧客の間でも話題になります。1908年に本格的にキッズウエアをスタートし、もちろんマルグリットは小さなファション アイコンとしてメゾンの発展に貢献します。後にマリー・ブランシェに改名した後も彼女は死ぬ迄ランバンのアンバサダーとしてその魅力を発揮し、メゾンの顔となります。
会場にはこんな可愛らしいキッズウエアも展示してありましたよ。1920年に制作されたこの二点のドレスは美しいシルクサテンで仕立てれていて、愛くるしいギャザーのディテールと、アイビーの葉のデコレーションが実にスタイリッシュです。
愛娘の為に制作したこんな素敵なドレス達が、同じ子供を持つ顧客達の間で注目されない訳がありませんよね?
ジャンヌ・ランバンの思いを込めた子供服のコレクションを、2011年アルベールエルバスは復活させます。ラグジュアリーなスタイルをそのまま小さくしたようなアイテムは、世界中の次世代のセレブリティー達に支持されています。。。
メゾン・ランバンで爆発的なヒットとなったこちらの『Colombine(コロンビーヌ)』というドレスは1924-25AWの作品です。
アルルカンや道化師と並んでイタリア喜劇に登場するコロンビーヌは華やかで美しい小悪魔的存在。物語に登場する男たちの気持をもて遊び、物語を翻弄する役所で、コロンビーヌが劇中で纏うドレスのように、ウエストにギャーを寄せ大きく広がったスカートのドレスは、20'Sの社会に進出し始めた独立心旺盛な女性達に支持され、ランバンを物語る重要なデザインの一つとなります。
こちらはなんと日本にインスパイヤされた作品で、アイボリーのシルクサテンのベースにウエストには日本の国旗の日の丸のような真っ赤なリボン、スカートに施されているベルベットのカットワークとパールの刺繍は日本の鎧にインスパイヤされているそうです。
私達が生まれるずっと昔に制作された、日本にインスパイヤされた素敵なドレスを、PARISの空の下で見るなんて。。。。日本人としては嬉しい限りですね。。。
ランバンというメゾンを語る上で欠かせない重要な要素の一つに、手間ひまをかけた素晴らしいエンブロイダリーがあります。
確実に事業を成功させて行ったランバンは創成期には1000人を越えるお針子さん達が居たそうで、ジャンヌ自身子供を持つ女性として当時の女性の社会進出を大いに支援しました。
どれだけ技術が発展しても、やはり刺繍の作品は手仕事で無ければ表現出来ない物。。。。これだけ沢山の作品が残されているという事は、いかに数多くのお針子さん達が毎日丁寧に作品を制作していたかが良く解ります。。。。
こちらはご覧の通りの1924年に制作された水着。。。と、言ってもブラックのシルクの上にミラーやビジューがびっしりと施された物で、もちろんこれで泳ぐと確実に重くて沈みます。。。。
ビーチサイドで行われたパーティーの為に制作されたようで、水辺でキャピキャピするだけの為のアイテム。。。。。どんだけゴージャスなんだか。。。。
ジャンヌ・ランバンは多くの博覧会やエキシビジョンの為にも作品を制作しています。今回かなり重要なピースとして登場しているこちらのドレスは、1925年の4月から10月まで開催された『Modern Industril and Decorativ Arts』というエキシビジョンの為に制作された作品です。
ジャンヌが衣装を、内装はこの数年前にジャンヌと共同でラグジュアリー家具や壁紙を販売するランバン・デコレーションという会社をスタートさせたアルマン・アルベール・ラトーが担当した『エレガンス館』は、まさにパリジャンのラグジュアリーなライフスタイルを体現したスペースで、グランパレの一階の重要なパートを占めたそうです。
『La Cavallini』という中央にリボンのデコレーションが配されたこちらのドレスは、そのディスプレイのセンターに飾られた作品で、画家ソニア・ドローネ等も参加したこのエキビションの全体的なテーマでもある、当時のアートシーンのアヴァンギャルドやキュビズム、未来派のムードを強く感じさせますね。。。
1920年代のギャルソンヌスタイルを見事に表現したこちらの2点のドレスも、1925年の『Modern Industril and Decorativ Arts』に出品された作品で、左は1862年にに発行されたイタリアの小説家フローベルの、ローマ時代のカルタゴを舞台にした歴史小説のmヒロインの名前が付いた『Salambo』、右のドレスはアラビアンナイトから千夜一夜を意味する『Mille et Une Nuits』というタイトルが付いたどちらもエキゾティックなドレスです。
『ランバンのパレット』と呼ばれる現在でも人気のカラー、アブサンやアニスのシルクシフォンに、これまたドラマティックなメタルパーツのスパンコール刺繍が実に大胆。幾つものエンブロイダリーの施されたリボンを飾り、時には首に廻してアクセサリーのように、また肩にかけて細いストールのように楽しむフレキシブルなスタイルもとても現代的です。
今回、こういう沢山の作品を見て、最も古いHaute Couture メゾンにして当時はかなり数多くの人々が着ていたにも関わらず、そのアティチュードが実にアバンギャルドだったという事が良く解ります。
日常的にこんなにも洗練されていたなんて!!!!ランバンのドレスを纏った淑女達が街に溢れていた20'SのPARIS。。。。。思いを馳せるだけでドキドキします。
展覧会の会場では数多くのデザイン画も飾られていて実に興味深く、こちらはニットのデザイン画なのですが現代でも全く問題なく取入れられそうなコンテンポラリーなデザインが実に魅力的です。
これらのニットはすべて1929年にデザインされたもので、一番上はフランス語で雷を意味する『ECLAIR(エクレア=一説にはお菓子のエクレアは焼いた後に表面に出来る亀裂が、雷のようだからという説もあります。)』、真ん中はかもめという意味の『LES
MOUETTES』、最後はご覧の通り、画家の『PICCASO(ピカソ)』にインスパイアヤされた楽しい作品達です。
一貫してキュビズムや未来派のムードを感じさせるジオメトリックなデザインは、ランバンの当時の代表的なスタイルで、現在でもコレクションの中でそのDNAを感じ取る事が出来ますよね???

こちらのドレスも実に素敵でしょ?1934-35 AWに発表された『Concerto(コンチェルト)』というドレスで、亜麻色のシルククレープがたっぷりとしたリッチなムードで、上品なボリュームのスリーブとスカートが実にエレガントです。
何よりも注目なのはカボションカットを施したスクエアのビジューのケープ。フロントから見るとケープは横一直線で、実にジオメトリックでシャープな印象です。
この当時のランバンのドレスにはデコレーションの一部に集中してエンブロイダリーを施し、まるでアクセサリーを付けているような感覚で楽しめるドレスが数多く制作されています。。。こちらのケープや付け襟等の刺繍のアイテムは、コーディネイト感覚で自由に楽しめる現代にも通じるスタイルですね。。。
ミラーボルのように輝くスパンコールやビジューの刺繍だけではなく、ファブリックを用いた独自のデコレーションもランバンを代表するテクニックの一つで、実に素晴らしかったですね。
左の1935年SSに発表されたバッスルスタルのドレスは、ブラックのシルクタフタにドレープを寄せて形出ししたバストやウエストと、トレーンを引くスカートのボリュームが実にクラシックですが、脇に飾られたベルベットのリボンやスリーブやオーバースカートに用いられている編み込まれているコード等に、同じブラックのカラーの中にも異素材の組み合わせが見られます。
右のAラインのドレスは1929年SSの作品で、シルクチュールの上に太さをグラデーションにしたリボンでジオメトリックなパターンを描き、ウエストの部分でまとめる事で全体にリズムを作り出しています。ビジューを飾った楚々としたコサージュも効果的なアクセントになっていますね。
こんなテクニック達、、、、最近のランバンのコレクションの中にもあったような気がしませんか????
これまで2001年からアーティスティック・ディレクターを勤めるアルベール・エルバスの独創的な才能のみで、コレクションはクリエイトされているものだと私個人的に思っていましたが、今回のエキシビジョンを見て、アルベールは実に忠実にジャンヌが生み出した作品を現代的に解釈していて、そのDNAは見事に継承されてい
ます。
つまり、ジャンヌ・ランバンは20世紀初頭にして100年後も通用する革新的なデザインを、既に発表していたという事。。。。
こちらは今回のメインビジュアルにも使用されていたドレスで、ジャンヌ・ランバンが作り出した美しい歴史と、現在のランバンの目指すアーティスティックでスタイリッシュな世界観を繋ぐ架け橋のような作品です。
1937年PARISで開催されたエキシビジョン『Art and Technology in Modern Life』に出展されたこちらのドレスは着物風の袖と広がるスカートがダイナミックな作品で、センターに真っすぐに配されたシルバーメタルのビジューも実にコンテンポラリーな作品です。
エキシビジョンに出展し、座ったマネキンに着せ付けた為、ドレスのヘムの長さが左右違うというのも、興味深いところでしたね。。。
こちらのドレスは1939 SSに発表された『Fusée(ヒューズ)』というドレスです、美しいシルクのマテリアルにはモノトーンで羽根のモチーフがプリントされ、その一部にマットなビジューでアクセントのようにエンブロイダリーが施されています。
横に添えられたのは カルナバレ美術館所蔵の作品、Albert Braitou-SalaによるOdette Ofranoのポートレイトです。恐らくこのドレスをオーダーし、そのドレスを纏い肖像画を描かせた事と思います。トーロッパでは元来自慢のドレスやアクセサリーを纏い肖像画を描かせるのは伝統的な習慣で、写真が無かった時代にはお見合い写真代わりにも使われたそうです。
第二次世界大戦が始まった年に発表されたこのドレス、、、、モノトーンに真っ赤な刺繍のアクセント、導火線を意味するヒューズというタイトルにも、その後の人類の大失敗となる惨劇とリンクさせずにはいられませんねぇ。。。
第二次世界大戦下やナチスドイツの占領下にあっても、ランバンはアフリカやアメリカに新たなターゲットを広げ、一人も解雇する事なく、メゾンを閉める事なく戦争を乗り切った数少ないメゾンです。
こちらのドレスですが、ボーダー状に施したホワイトのシルクリボンが実にエレガントで素敵ですよね?同じようにリボンをボーダー状に施した作品はアルベールのコレクションでも幾度か目にして来ました。
こちらのドレスのタイトルは『My Fair Lady』。マザー・グースの有名な詩、『London Bridge Is Falling Down(ロンドン橋落ちた)』の〆の言葉として登場するこの言葉ですが、皆様はオードリー・ヘップバーンのミュージカルでご存知かもしれません。
マイ フェア レディーの原作者はアイルランドの文学家ジョージ・バーナード・ショーで、彼が1913年に執筆し、1914年に上演された戯曲『ピグマリン』と、1938年アンソニー・アスキス監督が映画化した同作品をベースに、1956年にブロードウェイミュージカルとして制作された物です。
つまりジャンヌ・ランバンがこのドレスをデザインした時はまだそのイメージは確立されていなくて、もしかしたら映画マイ フェア レディーの衣装を手がけたセシル・ビートンは、実はこの作品にインスパイヤされたのかもしれませんね。。。。
ざざっとではありますが、展示作品を振り返りながら、ジャンヌ・ランバンの生涯とランバンというメゾンの偉業をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたか???
今回の展覧会を開催するきっかけとなったのが、1980年代初頭、アトリエの屋根裏部屋の奥深くからジャンヌ・ランバン時代の作品が500体近く詰まったトランクが発見された事だそうで、それは彼女が亡くなった1946年以降すっかり忘れられ、30年以上静かに眠っていたそうです。
この偉大なる発見を機にランバンでは文化遺産部門を立ち上げ、アーカイブスの管理や作品の修復を重ね、今回パリ市モード美術館とのコラボレーションという形で、ランバン初となるこの大規模な展覧会の開催となりました。
作品の一点一点を見れば見る程、世界最古のHaute Coutureメゾンのランバンの素晴らしさや、現在のアーティスティック・ディレクター、アルベール・エルバスにまで脈々と受け継がれているメゾンのDNAの明確なビジョンを強く感じる事が出来ます。
2015年の現在においても全く古さを感じさせない、永遠のスタイルは潔くて実にアバンギャルド。。。。。。。8月23日まで開催されていますので、夏休みにPARISに行かれる方、ヨーロッパにお住まいの方々等、是非足を伸ばしてみて下さいね。。。。
『Jeanne Lanvin展』
場所:PALAIS GALLIERA, CITY OF PARIS FASHION MUSEUM
10 avenue Pierre Ier de Serbie 75116 Paris
開館:火~日曜日10:00~18:00、木曜日10:00~21:00
休館:月曜日・祭日
入場料:9ユーロ(18歳以下無料)
展覧会の概要はこちらからどうぞ(英語)
2015 SS LANVINの東京でのプレゼンテーションはこちらからどうぞ。
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今回お話しした、LANVINの素敵なお話も掲載されている私の初の著書、『ブランドパスポート』は、現在絶賛発売中です。香水アルページやビジュー刺繍のドレス等、アーカイブス的なお話もありますので、是非、書店やアマゾン等でお買い求め下さいね。
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忘れてました!!!続報 2016 SS PARIS MEN'S Vol,4 !!!
帰国して画像の整理をしておりましたら、2016 SS PARIS MEN'Sの最後のリポートをUPするのを忘れておりました、、、、、、申し訳ない!!!!!嗚呼~、ボケボケしとるわぁ~。。。。
なので本日は遡ってHaute Coutureの前の、MEN'S COLLECTIONの最終章のお話をダイジェストでお伝えしますね。
まずは、こちらから!!!円形のクーポラに描かれた天井画が美しい、Bourse de Commerce(パリ商品取引所)を会場に、ほとんどショー?って程のクオリティの高いプレゼンテーションを見せてくれたのは、今や世界に誇る日本人デザイナー阿部千登勢さんによるsacai。
アウトドア、ミリタリー、バッファローチェックやエスニック等、様々なエッセンスを複雑にマッシュ アップした今回。これSSでしょ?と思ってしまうくらいの複雑なレイヤーが見られますが、これらのアイテムはメッシュや軽やかな素材を多用し、SSシーズンでも快適にレイヤーを楽しめるスタイルを提案してたのがユニークでしたね。
Hender Schemeとコラボしたブーツとサンダルも素敵で、個人的にはまるで素足のようなヌメ革仕様のバージョンが、かなり気になりましたね。。。。
ATELIER VERSACEが頻繁にコレクションを行う、8区にあるイタリア商工会議所ことHôtel Potockiをセレクトしたのは、今回初めてショー形式でコレクションを行った、オリヴィエ・ルスタンがクリエイティブ ディレクターを勤めるBALMAINです。
バルマンが得意とするストリートラグジュアリースタイルが爆発した今回、サンドベージュのサファリテイストにスタートしたコレクションは、ユニオンジャック等の楽しいモチーフへと続き、最後は艶やかなブラックフォーマルへと盛上がりましたね。
モデル全員が着用していたベルボールキャップとヌディーなレースアップのシューズ、Haute Coutureのドレスのような見事なエンブロイダリーは、あっという間に目の前を通り過ぎて行くだけでも、しっかりと記憶に残る美しさでしたね。。。
発表されたばかりのコレクションピースを間近で見れるre-seeもやはりパリコレの醍醐味の一つでございまして、スケジュール後半になるとショーが終ったブランドが続々とre-seeを開始するので、パリ中に散らばったプレスルームに、せわしなくお邪魔します。
真っ白なバラのガーデンでロマンティックなコレクションを見せてくれたDIOR HOMMEでは、コレクション後半に登場したこんなスペシャルなピースに袖を通させて頂きましたよ。
ダークネイビーのボマージャケットはライナーやジップのディテールにはオレンジがアクセントで用いられ、これは今回のコレクション全体のディテールとしても注目でしたね。
そして。。。。。。このロマンティックなホワイトローズ。。。。。エンブロダイリーのワッペンで、よ~く見るとカムフラージュのファブリックの上に刺繍されているんですねぇ~。。。。
ワイルドとロマンティックのバランスが素晴らしい一品でしたね。。。
新しい世界を探しに、未知なる惑星に旅に出るというパイオニア エッセンスを、砂の惑星という大掛かりなセットの中でドラマテックに見せてくれたKENZOのre-seeでは、こんな楽しいニットに袖を通させて頂きましたよ!!!!
こちら通称『サボテン ニット』!!!!ジャカードで編み上げる段階で三角の突起を緻密に計算して作り上げた素材で、なんかこういう摩訶不思議なアイテムって10代の頃に良く着ていたんで懐かしい感じがしましたね。若いウンベルトとキャロルにとってはきっと新鮮なんでしょうねぇぇぇ。。。
ファブリックは今回も実に凝っていましたね。敢えてサテンにウォッシュやダメージをかけ、レザーやラテックスのような不思議なテクスチャーを生み出した素材もあり素敵でしたよ。。。
音楽を愛するAcne Studiosのクリエイティブ ディレクターのJonny Johanssonが今回注目したのは、70'Sのアメリカのミュージックシーンに影響を及ばしたニューヨーク・ドールズ。彼らのスタイルにインスパイヤされたユニセックスなアイテムが注目でしたね。
コルクヒールのブーツでさらに長さを出したプロポーションには、ロング&リーンなパンツやスキニーなトップを合わせ、このブランドならではのアバンギャルドなコンテンポラリーさは実に楽しかったですね。
大丈夫かしら???と思いながらも、ジャクリーヌ・ケネディさながらの、こちらのマダムヤンなジャケットに袖を通させて頂きました。。。アリっちゃアリ????
コレクションでは棒のように細長いモデル君が、ミュージシャンのようにグラマラスに着こなしておりましたので、ご安心下さいませ。。。。。
新しいスポーツウエアとテーラリングをテーマに、破壊と再構築に挑戦した3.1 Phillip Limでは、彼自身の内面を表現するような上品でエレガントなアイテムが目に付きましたね。
重厚なジャカードや拡大したストライプ等を用いたミリタリースタイルが注目でしたが、個人的にはこんなプレーンなジャケットが気になりました!!!身頃のさりげないAラインや細いラペルとボタンのバランスも素敵で、お買い上げ的な気分ムンムン。。。。
実はこちらはこのエレガントなジャケットは、ヘムをブラウジングさせるワイドパンツとスーツとしてショーには登場していて、そのプロポーションも素敵!!!!
嗚呼、、、、、上下??????セットアップ好きとしては。。。。。。汗。。。。
Palais-Royalの素敵なガーデンに面したフラッグシップショプでプレゼンテーションを行ったのは、ベルギーが誇る王室御用達ブランドDELVAUXです。
MEN'S COLLECTIONという事もありブティックに並んだ新作はどれもクールでスタイリッシュなアイテムばかりで、ショップでのプレゼンテーションな為に思わずカード出しちゃいそうな勢いでございました。。。もちろん、来年のアイテムですから!!!
オレンジとペールグレーのコンビのカラフルなカラーパレットの新作は実にフレッシュで、ニュースペーパーを始めとする楽しいアイテムに落とし込まれていましたし、こちらのバイカラーのアイテム、、、、、待ってましたのメンズでも登場!!!!!!!さすがですねぇ~。。。。
Women's Collectionでは頻繁に会場になるチュールリー公園に、まるでマルシェのような楽しいセットを設営してコレクションを発表したのは、日本でも大人気のAMI ALEXANDRE MATTIUSSI。
最終日前日夜9:00のこの日最後のスケジュール、疲れがMAX状態のジャーナリスト達を、友達のパーティーに遊びに来たような暖かいムードが癒してくれます。
発表されたコレクションはワードローブ由来の彼らしいパリジャンのリアルクローズ。エレガントなチェスターコートにスポーツアイテムのようなスウェットをコーディネイトしたり、クラシカルなトラウザーにダメージのデニムジャケット等々。。。
ジャーナリスト達の中でも大人気のこのブランド、廻りの皆様も真剣な目つきでガン見してましたねぇ~。。。
今回最後のコレクションとなったのは、いつも濃厚なエンターテイメントを見せてくれるTHOM BROWNE.NEW YORK。前回と同じ19区にあるParis Event Centerにスペシャルな会場を設営し新作を見せてくれました。
会場に入ってビックリなのが、砂が敷かれたランウェイの真ん中には小さな茶室のようなほこら。そのほこらを取り囲むように鮮やかな打ち掛けを羽織り、かかし状態のモデル君達。。。。。はい、また一体何を見せてくれるのか期待感ムンムンです。。。。
ほこらの中から花魁のかつらのようなヘッドドレスに、裃を付けた白塗りのモデル君達が登場し、かかしのモデル君達を一人一人解放して行きます。彼が纏うのは彼お得意のテイラードスタイルをベースに、様々な着物のパターンがアップリケで表現されています。
松に菊、鶴や千鳥等日本の花鳥風月がハンドメイドで施され、この遠いパリの空の下で、古く懐かしい、日本人の思い出の中にある田園風景を見せてくれたこのコレクションに、なんだか感慨深い物を感じましたね。。。。。
はい。そんな感じで今回のPARISでのダイジェストは今回で終了です。つい先日7/14を迎え、華やかなパリ祭の花火が終ると街は一気にバカンスムードに突入するのが恒例の事。。。Haute Coutureの最後のほうでは私がステイしているサン・ルイ島のパン屋の主人も店を閉め、バカンスモードの顔になっていましたね。。。
次回からは少し早めにバカンスを取られる方、ヨーロッパに行かれる方に向けて、現在PARISで開催されているいくつかの興味深いファッションのエキシビジョンのリポートをしたいと思います。
8月の初旬に終了してしまうので慌ててUPしますねぇ~。。。。。何ならわざわざその為に足を運ぶのもアリですから!!!!
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続報 !!! 2015-16 AW PARIS HAUTE COUTURE VOl,3 !!!
皆様、今日は無事にお過ごしになられましたか?????
この暑さ。。。。。。致死でございますね。。。。。天気図は全国的に真っ赤。。。。
帰国後、スケジュールの確認をしたのですが、バタバタしそうな今週、来週。。。。あの、、、、、現場水着で行っても良いですかぁ????もちハイレグで。。。。嘘です。。。。
さて、今日も2015-16 AW Haute Coutureの続報をリポートしましょうね。
まず、今回最終日へとスケジュールを変更したALEXIS MABILLE。Haute Coutureをスタートして10周年のアニバーサリーとなる今回、いつもとは趣向を変えて、オペラ・ガルニエの素敵な回廊を使い、プレゼンテーション形式で新作を発表しました。
『PORTRAITS DE FEMMES(女性達の肖像) 』というテーマの今回、一点一点彼と親交の深いセレブリティー達をモデルに、オマージュ的な美しい作品を発表しました。制作されたドレスはフォトグラファーのMATTHEW BROOKESが撮り下ろし、拡大された美しい写真とドレスがアニバーサリーイヤーを静かにお祝いします。
こちらのドレス、私の大好きなパリ・オペラ座のエトワール、Marie-Agnes Gillotをモデルにした作品です。ヌードのシルククレープのマーメイドシルエットのドレスに、モノトーンのかなり長いスワロフスキーのフリンジを飾った美しいドレスで、彼女の持つミステリアスなムードを見事に表現していましたね。。。。
Yumi Lambertを始めとするアレクシのコレクションを華やかに飾るスーパーモデル達には、こんなフェミニンなピンクやローズのドレス達が用意されました。
メゾンのシグネチャーでもあるボウモチーフをアクセントにしたドレス達は、それぞれに個性的で何よりもフェミニン!!!これぞ、Haute Coutureというエレガントで美しい作品を見せてくれましたね。
この人、いろいろ変な事考えないで、この王道のどクラシックをやり続けたほうが良いと思います。。。。。
シーズン中の楽しみの一つが、Roger Vivierがブティックのサロンを使って発表するランデブー コレクションです。本来Haute Coutureとして発表されていたこのコレクションですがあまりに好評な為、セレクトされたブティックのみで取り扱う事になったそうですよ。。。
この日会場に登場した、イビサのリゾートをイメージさせる岩と赤い砂のインテリアの前で私が抱えているは、新作として発表された『Viv’(ヴィブ)』。メゾンのシグネチャーのバッグ『Miss Viv’(ミス ヴィヴ)』のエッセンシャルな部分のみを抽出した、このメゾンの新たな顔となりそうなアイテムです。
Haute Coutureという事で、この日はこちらのクリスタルのビジューをふんだんに施したバージョンや、細かいレザーワークのラグジュアリーなピースがお目見えしましたが、実際にショップに並ぶのは2016 SSシーズンからになります。
もう少しお待ち下さいませ!!!!
ね。。。。。さすがHaute Coutureでしょぉ。。。。。。このラグジュアリーさ!!!!
こちらグラディエイターブーツなんですが、ロジェ ヴィヴィエではこちらも敢えてハヒール!!!左はレザーでエッジィにハンドワークで施されたレザーのステッチが美しく、履くとタトゥーのようなセクシーさです。
そして右はまるでエンブロイダリーだけを履くようなアイテムで、シルバーやオパール、ピンクの大小様々な大きさのスパンコールやフラワーモチーフ、ギュピールレースのパーツ等も盛り込んだなんとも楽しいアイテムでしたね。。。
PARIS、グランサンクの一つ、由緒正しきメゾンBOUCHERONでは今回インドのマハラジャの監修の元、素晴らしいジュエリーを発表しましたよ。
スケジュール期間中にはヴァンドームのブティックを会場に、素敵なカクテルも行われました。今回のコレクションの制作に多大な貢献をした、インド北西の街ジョードプルのマハラジャ主催によるこのパーティーには、マハラジャのご子息やインド関係のゲスト達が多数集い、なんともエキゾティックで素敵な夜になりました。
会場ではプレゼンテーションの一つとして、美人モデルによる実際のジュエリーの着用のデモンストレーションもございましたよ。こちらのお二人が着用しているのがコレクションの一部ですが、、、、、、、。ねぇ?ゴージャスでしょぉぉ????
因みに私には一切インド系の血縁はありません。。。。残念ながら。。。。
数年の時間をかけて完成させた今回のコレクション、その中でもクリエイティブ ディレクターのクレール・ショワンヌの新しい才能と、アトリエの熟練したクラフツマンシップを強く感じさてくれた作品がこちらです。
中央のダイヤモンドが飾られたカットされたクリスタルの中身。。。。。なんだと思いますか????実はインドの砂漠の砂。。。。。。
砂漠の中から絶え間なく溢れるオアシスの水をダイヤモンドで表現したこのジュエリー。。。。。。。こんなハイジュエリー、、、、、もちろん初めて見ましたねぇ!!!!
ヴァンドーム広場に面する由緒正しき本社のサロン、ショパンが最後の曲を作曲した場所としても有名なこちらが、恒例のCHAUMETの新作発表の会場です。
メゾンのシグネチャーでもある『Joséphine』から、さらにラグジュアリーで斬新な新作を発表した今回、彼女のプライベートガーデンをイメージさせるこんな素敵なフラワーアレンジがゲスト達をおもてなしします。
ジョゼフィーヌをテーマにいくかのチャプターで発表されたコレクションの中には、アイテムのセンターストーンとして用いられるストーンのカット、ペアシェイプにコンシャスした作品が登場していました。
こちらは大粒のペアシェイプのダイヤモンドを取り囲むように、立体的でエアリアルなフレームを、バゲットカットやブリリアントカットのダイヤモンドで表現した素晴らしいイヤリングです。
見ているうちに吸い込まれてしまいそうな程美しかったですよぉぉぉぉ。。。。
そして、私が一番楽しみにしているコレクションの一つでもある、VIKTOR&ROLFのコレクションにも行って参りました。
Palais de Tokyoの太陽の光が燦々と降り注ぐ会場を舞台に行われた今回、さすがに暑かったので、ゲスト達のお席には扇が添えられていたのも、嬉しいお話。。。。
スペイン帰りって事もあり、はい、、、、、かなり、イイ気になっています。。。。。。
Prêt-à-Porterからの撤退を表明し、Haute Coutureのみに専念する事となって初めてのコレクションとなる今回、彼らのシュールリアリスティックなクリエイションは爆発します。
まるで油絵に用いるキャンバスで作ったかのようなドレスを纏ったモデルがランウェイに登場すると、VIKTORとROLFも舞台に登場し、彼らお得意のデモンストレーションがスタートします。
着ていたドレスを脱がせると。。。。。。。。。あらあら、それらはなんとアートへと変身してしまいます!!!!!二人はこれまでモデルが着用していたドレスを壁に並べ、コレクションの最後にランウェイは美術館へ姿を変えます。。。。
美術館の壁から外し、真ん中に穴を開けドレスにしたようなユニークなアイディアの作品が並んだ今回、印象的なピースとコーディネイトされているのはなんとダンガリーのアイテム。。。。今のファッションシーンの中には必要不可欠と言っても良いリアルクローズの解釈を彼らなりにシニカルに取入れているのも見事です。
一見バリバリに固そうに見えるこちら、絵画の部分はジャガードで一点一点別のパターンを表現していて、フレームの部分も実際には布で作られているという手の込みよう。。。。
半年という時間をこのコレクションだけに専念し、自らの内側から湧き出るクリエイティビリティーを存分に表現した今回、『ファッション・アーティスト』と自称する部分にも、彼らのさらに進化したクリエイションの誕生を体感せずにはいられませんでしたね。。。。
今、PCの前で撮影して来た画像の整理をしていると、今回ももの凄く美しい物を見る事が出来て、末端の細胞の隅々まで浄化してもらったような気がしてなりません。
Haute Coutureの素晴らしさはまさに五臓六腑に染み渡る豊かな気持、、、。素晴らしいコレクションを目の当たりにするとゲスト達は全身の血が熱くなるのを覚え、少なからず自分がファッションに携わって来た事を肯定されるような、儀式のような崇高な気分にさせてくれます。
今回初めてHaute Coutureの取材に来た若いジャーナリストの友人は、『ここに通わなければイケナイ。。。』と言葉をこぼす程、ここは世界一のものだけが存在し、ファッションのセンターステージです。そんな彼の姿を見ながら、私自身も初めてHaute CoutureをPARISで見た時の感動を思い出し、背筋が伸びる思いがしましたね。。。。
皆様に詳しくお伝え出来るのは少し先になると思いますが、楽しみにしていて下さいね。。。。
明日も全国的に猛暑でしょう。。。。。。。水分補給を忘れずに、皆様ご自愛下さいませ。。。。
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続報 !!! 2015-16 AW PARIS HAUTE COUTURE VOl,2 !!!
はい。先ほど無事に日本に戻りました。
お休みも含めた長い長い3週間でしたが、終ってみるとあっという間。。。。まぁ、いつもの事ですけどね。。。なんだかPARISに通い出した数年前より、夏の暑さが厳しくなった気がしていましたが、東京に戻ってビビリましたね。。。。その湿度。。。。。
梅雨明けもまだらしいのに、ほんとこの夏、ここで仕事して行けるのかしら?????マジで心配。。。。
さてさてPARISの後始末やらもろもろで遅れておりました、Haute Coutureの続報をお伝えしておきましょうね。
まずはAvenue
Montaigneの本社の素敵なサロンで素晴らしい新作のジュエリーを発表したのDior Fine Jewelry(ディオール ファイン ジュエリー)。クチュール メゾンらしい1/4ボディのディスプレイが、ファインジュエリーまで浸透されたムッシュ ディオールのDNAを雄弁に語ります。。。
クリエイティブ ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌは、今回プリーツやギャーザー等、ドレスを作る上で重要なテクニックにインスパイヤされた、フランス語でシルクを意味する言葉を付けた『Soie Dior(ソワ ディオール)』という素晴らしいコレクションを発表しました。
こちらのネックレスはまさにシルクのリボンをまるめて、ぱっと解いた瞬間をジュエリーにしたような実に美しいアイテムです。リボンの裏側を表現するように敷き詰められたエメラルドや、その中から姿を見せる大粒のサファイアのラグジュアリーな事。。。。
にしても、シルクのリボンが生み出す予測不能な流動的なフォルムを、立体的に見事に表現しているのは、ほんとHaute Coutureを知り尽くしたこのメゾンだからこそ出来る技なんですねぇぇぇ。。。
ジャーナリストやラグジュアリーな顧客たちがPARISに集結するこの時期、年末から年始のホリデーシーズンに登場するCRUISEやRESORT等のプレゼンテーションを行うブランドもいくつかあり、お邪魔させて頂きました。
Chrisutian Diorでは、先にカンヌにあるピエール・カルダンの個性的な別荘『パレ・ビュル』にて発表された最新のコレクションがお披露目されました。
寒い時期に束の間のバカンス気分を彩るシーズンに、ラフ・シモンズはメンゾンの伝統を踏まえた上で、自由さや遊び心、特別な個性等を強調した実にユニークでウエアラブルな作品を見せてくれましたね。
こちらは絶妙なカラーリングのチェックのファブリックを用いて仕立てられた、ポケットのデザインがチャーミングなノースリーブのジャケット ドレスです。インナーを変える事でコーディネイトのバリエーションを増やし、しかもこちら、ラゲージに詰めても皺になりにくいという嬉しいアイテムでしたよ。。。
はい。大好評のDiorのフュージョン スニーカーですが、会場ではまた新たなバージョンが登場していてクラクラしちゃいました!!!!
こちらはスリッポンタイプのプレーンなデザインなんですが、左の2点はクチュールメゾンを彷彿させるエンブロイダリーの手仕事が、なんとPVCに施されているという楽しいアイテムで、履くと肌が透けるとという楽しいアイテムです!!!
いやぁー、これはマジで北欧までお買い物ツアーですかねぇ。。。。汗。。。。
ロンドンの人気のラグジュアリー シューズ ブランドJIMMY CHOOも、今回このシーズンのPARISでは初となるCRUISE COLLECTIONのプレゼンテーションを、Rue Francoisのショールームで披露しました。
この日、クリエイティブ ディレクターのサンドラ・チョイ嬢もいらっしゃいました!!!!このビッグメゾンのクリエイションの最初の一滴の彼女ですが、驚く程チャーミングでフレンドリー、ロンドン子らしいボーイッシュな感じも素敵で、こんな人だからこそ、数々のこのブランドの素敵なアイテムが生まれて来たんだなぁと感心しちゃいましたね。
嬉しい事に少しお話させて頂いて、2ショットまで頂いちゃいました!!!!
この日、会場にはアリゾナの砂漠にそびえ立つモニュメントバレーから、雪が積もる冬の山々までのランドスケープが会場には登場し、その景色が時間の経過と供に刻々と色を変えるという、ドラマティックなプレゼンテーションで楽しませてくれました。
テーマは『Sunrise Sunset』。。。。常に二面性を持つ個性的な女性像を作り続けるこのブランドらしく、エスニックなムードやフリンジ使いが楽しいサンライズのチャプターと、ラグジュアリーなファーやフェザーで楽しむサンセットの二つのシーンに分けられ、実に魅惑的でしたね。。。
こちら、シルクのオーガンジーをカットしてバッグやシューズに飾ったアイテムで、かなり気になりましたね。。。。フェザーのようなデコレーションがエッジィ且つエレガントで、女っぷりのアガル事間違いなしなアイテムでしたねぇ~。。。。www
ブランド創立40周年、Mr Armani氏80歳、Haute Coutureに参加するようになって10年目というおめでたい事尽くしのGIORGIO ARMANI PRIVÉ(ジョルジオ アルマーニ プリヴェ)は、エッフェル塔に程近いシャイヨー宮でコレクションを行いました。
女優のナオミ・ワッツやミュージシャンのジョン・レジェンド等華やかな顔ぶれが揃い、会場の外ではファンやパパラッチで黒山の人だかり。。。。私のシートのフロントロウにも、なんとフランス女優のエマニュエル・ベアール嬢がお座りになっていらいしゃいましたよ!!!
ブラックとフューシャピンクに飾られたランウェイで発表されたコレクションは、会場と同じくブラックベースに、フューシャピンク、ウルトラマリン、フォレストグリーンのインクを落としたようなカラーリングが実に艶やかで、コレクションの大半が夜の服として登場していたのもミステリアスなムードで素敵です。
ビジューやスワロフスキーの濃厚なエンブロイダリーはもちろんの事、極薄のメッシュに水滴のように繊細に施されたり、ベルベットの糸と供にフリンジとして登場し、輝きは様々な表情を見せます。
また、凄く今回気になったのがフワフワの起毛したファブリック。ジャガードの段階からフリンジ状に織られたファブリックや、出来上がった素材から解いて作ったもの等、驚きのハイテクを駆使して生まれた他にはない唯一無二の素材は、宝石のように美しかったですね。。。。
。。。。ってか、見事なまでに時差ボケですねぇ。。。。今日いつも紙を切ってくれているヘアスタリストのお兄ちゃんから、年を取ると時座ボケの回復が遅くなるという話を聞いて、ビビってます。。。。
ただ今12時前。。。。絶好調に目が冴えてます。。。。。なんとか早めに回復せねば!!!!!
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