速報 !!!! 2015-16 AW PARIS HAUTE COTURE !!!
はい。Insatagramやfacebookをご覧頂いている皆様はご存知かと思いますが、PARIS MEN'S Collection終了後、スペインでの休暇をガッツリと楽しんで参りました。。。。
バルセロナの側のビーチで一日中日光浴したりムール貝を頂いたり、マドリードではゲイパレードで大騒ぎする中お祭り気分を満喫し、毎夜グラブのパーティーに出掛けたり、マテ貝や生ガキ、サングリアなんかを頂いて疲れるくらい遊び惚けて来ました。。。。
一時は日本はおろそか、パリにすら戻れないかもと真剣に心配してしまいました。。。。。
はい、でも大丈夫、王様のように遊んだら、大統領のようにバリバリ仕事をするのが私の流儀!早速始まったばかりの2015-16 AW PARIS Haute Coutureの速報をお伝えしましょうね。
まずは恒例の前夜祭的に行われるATELIER VERSACEのコレクションに行って参りましたよ!日焼けしたせいで、さらに何人だか解らなくなっておりますが、、、、、汗。
『完璧なる不完全』を追求した今回のコレクション、ボヘミヤンやフラワーチルドレンをイメージさせるムードが、実にフレッシュな印象を与えてくれます。
ビンクやオレンジ、イエロー、オリーブグリーンやモーブとカラフルなパレットに、シックなブラックをメランジェしたピースフルなカラーが用いられ、贅沢なファブリックはまるで空気のような軽やかさを見せます。
無造作な動きを見せるシクシフォンのローエッジ(切りっ放し)の軽やかさと、ベルベットで作りあげたケージ(籠)のようなコルセットのマッチングは、まるで森の奥深くに住むエルフのようなインセントさも感じさせてくれましたね。
もちろんAvenue
Montaigneのブティックのサロンでの、恒例のre-seeにもお邪魔して来ましたよ。
ショーだと一瞬で目の前を通り過ぎてしまう作品達に施されている、超絶技巧なテクニックをため息混じりに堪能して参りました。
こちらは今季の作品の中で個人的にお気に入りの作品です。ローエッジ(切りっ放し)のテクニックを多用し、まるでフェザーを飾ったように見えるスカートと、ジオメトリックでトランスペレントなビスチェ部分のコントラストが見事でございましたねぇ。。。。
Ecole de Médecineを会場に、最高に感覚的な時間を見せてくれたのはCHANEL FINE JEWELRYです。
由緒正しい薬学大学のスペースをいくつもの小部屋に仕切り、時間の経過で移ろって行く空間、はたまた想像上の未来都市、氷に閉ざされた空間等、人間の五感にダイレクトに訴えかける実に素晴らしいプレゼンテーションでした。
こちらゲスト達をツアーを終える最後のアプローチ。。。。まるで水の底のような情景から、太陽の日差しが降り注ぐ7月のパリに戻って行くという演出が施されていました。。。
『LES TALISMANS DE CHANEL』と題されたコレクションは身につける女性の存在をさらに高め、前に向かって歩いて行く勇気やパワーを生み出してくれるような、ストロークの強い魅惑的なコレクションでした。。。。
こちら、メゾンのシグネチャーでもあるカメリアの花から着想したジェエリーですが、花が描かれている部分はなんと七宝細工。。。。本来薄い平面に施す事が多いこのテクニックを、3Dに施すのは至難の業だったそうです。。。。
深いミッドナイトブルーとダイヤモンドのコントラスが実に見事な作品でした。
Musée Rodinの中庭に巨大なステンドグラスのような会場を設営して作品を発表したのはChristian Dior。開放的でグラフィカルな空間の中で表現されたコレクションのテーマはなんと『禁断の果実』。。。
フランドルの画家達の落ち着いた色調と厳格な構図にインスパイヤされた作品は、イノセントとデカダンスが共存するなんともドラマティックな世界です。
中世のネグリジェのようなドレスに始まったコレクションは、Aラインの美しいコートや8ラインの美しいジャケットが登場しますが、敢えてフロントの合わせを手で押さえるという演出がさらにドラマティックなムードを高めます。
チェーンやリング等のメタルパーツを用いたエンブロイダリーやアクセサリーは、ジャンヌ・ダルクさながら中世の騎士をイメージさせ、エデンの園を追われたエヴァのように物憂げなファム ファタールを見せてくれましたね。。。。
さてさて、パリは猛暑でございますよ。。。幾分先週よりは涼しくなったそうですが、カンカン照りの中移動している私達にとって時々痺れますねぇ。。。。私がマドリードに行ってた間39℃とかまで気温は上昇したらしく、エアコンの置いてある場所自体が少ないパリでは、フランス人達も真夏のハスキー犬のように辛そうですね。。。www
比較的穏やかなスケジュールの中で発表される、ファッションの最高峰のラグジュアリーな作品の数々。。。引き続きレポートして行きますので、お付き合い下さいね!!!!!
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速報 !!! 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTION Vol,3 !!!
はい。連日暑いが続いているPARIS。。。。正直ちと辛い感じもあります。。。。連日朝から晩迄PARIS中をぐるぐる廻っているジャーナリスト達。夜
までコレクションを見た後、部屋に戻り翌日までに原稿をアゲる。。。。華やかな表舞台の裏でそうやって日々リポートをする人々がいるので、皆さん呑気にレ
ポートが読める訳です。。。
ただ、どんなに疲れていても素晴らしいコレクションを見ると、私達の疲れはふっ飛びます。。。。。。。まぁ、それがあるからファッション辞められないってとこもありますが。。。。。。
では速報の続きと参りましょうね。Maison Margiela(メゾン マルジェラ)は18区にある元鉄道の倉庫を会場にコレクションを行いました。
太陽の光が廃墟の中に燦々と降り注ぐ中発表されたコレクションは、テイラードを中心としたクリーンでコンテンポラリーなムード。。。。ルレックスを用いた
スーツやリッチなレザーのトレンチ等艶やかなスタイルは実に美しく、お腹の部分に巻いたようなスタイリングやノースリーブにした、ライダースの新しい解釈
等楽しいユーモアも満載でしたね。。。。。
ピカソ美術館の素敵な中庭にスペシャルなランウェイを作りコレクションを見せてくれたのはBerluti(ベルルッティ)。
会場に入るや否や、いきなり水着にソックスに黒ぶちメガネ、それにベルルッティの素敵なシューズを履いた坊や達が、ビーチチェアに座り燦々と降り注ぐ太陽の下バカンスを楽しんでいます。。。。
もう、このプレゼンテーションにいきなりノックアウト!!!!
コレクションは美しいカラーに溢れていました。フォレストグリーンやライムイエロー、エレクトリックブルーやレッド等ストロークの強いカラー同士を組み合わせるスタイルはとても洗練されていましたね。
ウエアと同じくカラフルなカラーで登場していたスニーカーは確実に人気になりそうでしたよ。。。
まるで月面着陸したのかしら?と思わせる程、砂と巨大な隕石の大掛かりなセットの中でコレクションを発表したのはKENZO(ケンゾー)です。
宇宙飛行士のコスチュームにインスパイヤされたドローストリングのディテールが、ジャケットからニット、コート等にも登場し、非常救命用具に書かれている『PULL(引く)』の文字がプリントされたトップス等、相変わらず若い感性に溢れたコレクションでした。。。
3区にあるRue Vieille du Templeのギャラリーでミニショー形式でプレゼンテーションを行ったのはAcne Studios(アクネ ストゥディオズ)。
このメゾンのシグネチャーカラーでもあるヌードベージュやブルーグレー、ネイビー、グリーン等独特の北欧カラーで表現されたルックは、どれもびっくりするくらいフェミニン。。。。
ワンピースのように長いニットやWomen'sのアイテムをイメージさせるショートスリーブのジャケット、全てのモデルが厚底ブーツで登場する等、アクネ ストゥディオらしい個性溢れる世界を見せてくれました。。。。
パリ市ギリギリのいつものテニスコートに真っ白なバラの草原のランウェイを用意したのはDIOR HOMME(ディオール オム)。。。
クリス・ヴァン・アッシュの中のロマンティックを最大限に表現した今回のコレクションは、ミリタリーやカフラージュ、アーガイル等、メンズウエアでは定番のアイディアを実にユニークな再解釈でウエアに落とし込みます。
ラグジュアリーなクロコダイルのジャケットは、一瞬で歩き去ってしまうモデル君達でもため息が出る程ゴージャスで、コレクション後半にはDiorのシグネチャーの花でもある薔薇の刺繍を施した、ボマージャケットが幾つか登場し、また物欲魂に火が付いてしまいましたねぇぇぇ。。。。。
さて、2016 SS PARIS MEN'S COLLECTIONも残す所あと1日。今日はこれからAMI Alexandre Mattiussi(アミ アレクサンドル マティッシ)のコレクションを見にチュールリー公園まで行って参ります。
いつも楽しいショーを見せてくれるアミですが、まだまだ明るい時間に公園で行われるコレクション。。。。一体何を見せてくれるんでしょうかぁ????
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速報 !!! 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTION Vol,2 !!!
はい。引き続きパリです!
こちらはなんだか急に暑くなっておりまして、昨日は30℃に突入。。。。。しかも夜の9時過ぎ迄明るいので全然気温が下がらない。。。。暑さに弱いパリジャン達はバテ気味に見えますが、我ら亜熱帯で生活する日本人チームは大汗かきながらも皆さん頑張っておりますよぉ~。。。
折角のパリでございますから、ぼちぼと美味しい物も頂いております。今回パレロワイヤルにステイしている私ですが、どうしても地元の味が食べたくて、いつもステイしているサン・ルイ島のカフェ、St.REGISまで鴨のコンフィーを食べに行ってしまいました。。。。
きちんと熟成させた柔らかい本鴨(日本は合鴨が大半)をカリカリにローストして、フルーツベースのグレイビーソースをかけて頂きます。
嗚呼。。。。。。。。。。至福。。。。。。。。。。これじゃなきゃ!!!パリは!!!!
さて、コレクションやプレゼンテーション等連日暑い中廻っておりますが、今日は私も大好きなブランド、3.1 Phillip Lim(スリーワン フィリップ リム)からリポートして行きましょうね。
今年ブランド創立10周年を迎えるこのブランドですが、今回は5区のパリ植物園の中にあるGalerie de la Minéralogieの長い回廊を使ってショーを行いました。回廊に飾られたのは真っ白な沢山のフラッグ。。。。インテリアが物語るようにミリタリーをテーマにした作品を見せてくれました。
SSらしい軽やかなミリタリーテイストは、最近益々アープグレードしているテーラードをベースに、ホワイト、ネイビー、カーキ、様々なジャカード等を用い、実にピュアでクリーン。。。まるでフィリップ自身、ブランドを始めた頃の初心に帰ったような実にイノセントな作品が素晴らしかったですね。。。。
続いてお邪魔したのは日本人デザイナー阿部潤一氏によるkolor(カラー)。16区にあるラジオ局、Maison de la Radioの燦々とお日様の光が降り注ぐ、近代的な回廊を使ってのコレクションです。
グレーやカーキ、ホワイトのパレットで表現したお得意なウエラブルなスタイルは、クラシカルなメンズスタイルやスポーツ、異素材を組み合わせたアイテム等ユニークなアイディアに溢れ実にコンテンポラリーでしたね。。。。
サンダルやバッグ等も実にスタイリッシュで、時折登場するWomen'sの作品もフェミニンさがプラスされ素敵でしたよ。
パリコレスケジュール中は新しいブティックのあちらこちらにオープンする時期でもあります。世界中から集まって来るジャーナリスト達へ向けて、のんびり屋さんのラテン民族の彼らもなんとか必死に間に合わせます。
まずは最近注目されているエリアFilles du CalvaireにニューブティックをオープンしたMAISON KITSUNÉ(メゾン キツネ)のお披露目パーティーにお邪魔して来ました。
開放感のあるガラス張りの店内は、このブランドらしいリラックスしたフレンドリーなムードで、この日も併設してあるカフェスペースにDJを入れたり、タトゥーシールのサービスまであったりと実に楽しいパーティーでしたね。
私が座ってる階段のゾーンはイタリアに発注した大理石だそうです。。。。。こんなポップな大理石、、、、初めて見ました!!!!
明日、土曜日の最後にコレクションを発表するAMI Alexandre Mattiussi(アミ アレクサンドル マティッシ)は、ファッションに敏感なゾーン、お買い物のメッカのSaint-Honoréエリアに3件目となるブティックをオープンしました。
ラグジュアリーなインテリアのこちらは、リラックスしてショッピンが楽しめる空間としてクリエイトされていて、アミらしく誰かお金持ちのお友達の家に遊びに来たような楽しさに溢れています。
この日、店を大きくはみ出す程のゲスト達がショップの前の道には溢れていて、ノリノリのこのブランドの勢いを感じましたね。。。。彫像もちゃんとニットキャップをかぶっておりました!!!!
11区にある巨大な倉庫を使ってコレクションを発表したのはDRIES VAN NOTEN(ドリス ヴァン ノッテン)。ショーが始まる前にはベリーのカクテルが甘くゲスト達をおもてなししてくれます。
エルビス・プレスリーの『Love Me Tender』で始まったコレクション。。。ウエアに描かれているのはなんとマリリン・モンローではありませんか!!!このブランドらしいエレガントでノンシャランとしたムードの中に、微笑むようにモンローのプリントが様々なアイテムに落とし込まれています。。。
もう、、、、、軽失神。。。。。。。。
エルビス・プレスリーやマリリン、レオパードモチーフ等アイコニックで解り易いモチーフをドリス ヴァン ノッテン流にスタイリッシュに解釈し、まるで違う物にしてしまう才能には、ほんと脱帽でしたね。。。。。。
ヤバいです。。。。。いろいろ受注、、、、、付けちゃいました。。。。。。
さて、今日はこの後お待ちかねのBerluti(ベルルッティ)のコレクションです。ピカソ美術館で行われるコレクションは一体何を見せてくれるんでしょうか。。。なにやら特設の可愛い子ちゃんとのセルフィースペースもあるらしいですよぉぉぉ。。。。。。www
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速報 !!! 2016 SS PARIS MEN'S COLLECTION !!!
はい。んな訳で始まりました2016 SS PARIS MEN'S COLLECTION !!! 日本はこれから暑くなる梅雨の季節なのにもう来年のお話。。。。。ほんと早いですねぇ~。。。
今回はいつものサン・ルイ島ではなくパレロワイヤルにステイしております。しかもMaison Margielaのブティックの上。。。。。ドンドンとお大騒ぎすれば聞こえるかしら???なんと阿呆みたいな事考えながら過ごしています。。。。
最初にお邪魔したのはlucien pellat-finet(ルシアン ペラフィネ)のプレゼンテーションです。いつも通りヴィクトワール広場の側のサロンでの開催。。。。今回ステイしているアパルトマンからは徒歩5分でした。。。。
アメリカをテーマにキャッチーな作品を見せてくれた今回。サーフィンやアイスクリーム、などキャッチーなモチーフとカラーで構成されたコレクションは実にハッピー。もちろんルシアンらしい知的でシニカルなユーモアも要所に鏤められ、実に楽しいコレクションでした。。。
最近リノベーションが終わりモダンに生まれ変わったHôtel Les Bainsのスイートルームで、燦々とお日様が照り注ぐ中素晴らしいプレゼンテーションを見せてくれたのはPIERRE HARDY(ピエール アルディ)。彼自身が手がけたプレゼンテーションはピエール アルディ マンのワードローブをイメージした充実のコレクションでした。
嗚呼、、、、、また欲しいものが一杯。。。。。。。中でもカムフラージュの新作。。。。可愛いです。。。。。
なんと素敵なテラスでピエール・アルディ氏ご本人と2ショットさせて頂きましたよ!!!!長年の憧れの人に会えた嬉しい瞬間でした!!!!
サンジェルマン デ プレ教会の側の自社のサロンでプレゼンテーション形式でコレクションを見せてくれたのはCARVEN(カルヴェン)。今回からコレクションを手がけるのが右から2番目のBarnabé Hardy(ベルナベ・アルディ)。BALENCIAGA(バレンシアガ)で積んで来たしっかりした経験が一つ一つのアイテムにしっかりと表現されていましたね。
コレクションは世界中の様々な都市を駆け抜ける、これまでよりは少しタフで男らしいスタイルが素敵で、要所に鏤められたオプティカルアートの要素がクールにアイテムに落とし込まれていましたね。
銀杏の葉はベルナベのラッキーアイコンらしく、丁寧な細工のレザーのジャケットやプリントでウエアに落とし込まれたのはもちろんの事、会場までに入る床からスクリーン等大フィーチャーされていました。。。。。
歴史あるシャトレ劇場で作品を発表したのは、Walter Van Beirendonck(ウォルター ヴァン ベイレンドンク)。なんとこちらの舞台の上で今回のコレクションは行われました。
『ELECTRIC EYE』をテーマに、モデル君達に片目だけに施したカラフルなアイメイクが実に印象的で、いつもながらの見事なスーチングのテクニックに、強調したラペルや複雑なカッティングは見事でしたね。
子供服のようなカラフルなプリントやお得意の大らかなエンブロダリー、そしてHaute Coutureのような大きなハットがなどWalterらしい楽しいディテールが満載でございました。
個人的にエロが足りなくて、少し残念な気もしましたが。。。。。。。
そんな感じで私の初日はこんな感じでのんびり目。ブログを更新しえいる時間も、まだございます。。。。今日はこれから知人のお宅でアペロを楽しんで来ます。テラスがあるお部屋はPARISにはめったにないのですが、かなり立派なテラスで全然明るい夕刻の時間を楽しんで来ます。
では!!!!行って来まーす!!!!!
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BALMAIN HOMME 2015-16 AW !!!
今日はBALMAIN HOMME(バルマン オム)のリポートをお伝えしましょうね。
今回はいつも8区のブティックの上にあるサロンから飛び出し、ヴァンドーム広場の側の素敵な邸宅のイベントスペースでプレゼンテーションを行ったバルマン。実はこの場所、前日にWalter Van Beirendonckが行った場所で、限られた場所しかないパリの会場は瞬時にその姿を変えます。
前日はあんなにアヴァンギャルドだったのにねぇ。。。。。。
まずはプレゼンテーション後に恒例の可愛い子ちゃんとの2ショットシリーズです。こちらの彼は凄いイケメンなのに、カメラを向けると必ず変顔をします。。。相当俺がオモロかったのかしら???
彼が着ているのは実に滑らかなレザーのセットアップです。キルティングを施したジャケットは、コンパンクトなシルエットのダブルブレスト、ウエストをサッシュで絞る事でフレッシュな印象でしたね。
コーディネイトしているのはかなりワイドなレザーのバギーパンツとニットキャップ。。。。。普段のこのブランドのピッタピタなスキニーなムードと少し違うでしょぉぉぉ????
イメージしているのは新しい時代を象徴するドレスアップスタイル。LAから香港、パリ、ロンドン、ドバイと世界有数のファッションに精通した都市を駆け抜け、また新たなムーブメントが起こる勢いのある都市でライフスタイルを送ろうとする、新時代のアリストクラット(貴族)をテーマにコレクションを完成させます。
今回気になるムードとしてはまずLAのヒップホップカルチャーではないでしょうか。全てのモデルが着用しているブラックのニットキャップやワイドパンツが、西海岸のリッチな不良のテイストを感じさせ、ラグジュアリーとリラックスが混在します。
いつにも増してリッチなコレクションは新しいプロポーションから生まれます。かっちりと張ったショルダーのジャケットは、コンパクトなショート丈で正方形のフォルムを描き、コーディネイトされているのは袴のようなワイドなタック入りのパンツ。。。。しかもフルレングスで敢えてブラウジングさせて楽しみます。
袴のようなワイドなパンツに合わせて、武道の道着のような着物合わせのフロントのジャケットも注目です。バルマン オムではお馴染みのこのアイテムも、さらにシルエットをアップロードしよりエレガントなムードを感じましたね。
また、このスタイルをよりリラックスして楽しむ為に取入れられられているのは、数多くのニットやジャージー素材。毛皮のジャケットにもスウェットパンツをコーディネイトしてスリッポンタイプのスニーカーを履く等、クラシカルなテイストとストリートを自由にミックスする、破天荒で新しいジェネレーションのスタイルを見せてくれましたね。。。。
では、早速ファーストルックからご紹介しましょうね。
今回ルックブックの画像もとてもラグジュアリーでセクシー。。。。最近、吹っ切れた感のあるルスタンの自由な気分が強く感じられましたね。。。
こちらは全てブラック レザーというなんともゴージャスなルックです。ジャケットはノーカラーでウエストのドローストリングを結んでガウンノように楽しみます。一定の幅のストライプのステッチでキルティングが施してあり、タキシードジャケットをアウターとして着るアプローチですね。
そしてこのエレガントなバギーパンツ。。。。ウエストにいくつものたっぷりとしたタックを取り、贅沢なマテリアルを思う存分使ったドレスのようなピースでしたね。。。。
どうですか????ブイブイでしょ????黒一色でここまでブリリアントなムードを演出出来るのはさすがバルマン オムですねぇ~。。。。
カラーパレットはその殆どがブラックです。レザーやファー、ベルベットやリッチなカシミアを多用し、光沢やテクスチャーでブラックの中に美しいコントラストを生み出しています。
少しだけ取入れられたカラーは黒に対向するかのように、ディープブリーンやネイビー、ロイヤルブルーが気高いカラーリングさを物語っていましたね。
こうちらはそんな紅一点のレッドのルックです。毛足の短いリッチなベルベットを用い、ジャケットにはラペルの部分のみシルクサテンを取入れていて、敢えてフロンを重ね、ブラックのサッシュでウエストマークするというスタイルは、昨今ファッション界で注目のトレンド、ユニネックスの要素を取入れたイブニングドレスのような印象です。
さらにオーバーシルエットのブラックのタキシードジャケットを羽織り、実に新鮮なルックでしたね。。。
今回注目のファブリックとして多用されていたベルベットも、その取入れ方の新しさに注目でしたね。
コンパクトなトップスとワイドなパンツの新しいシルエットのスーツスタイルで登場していたのが素敵で、こんなストリートをドレスアップしたスタイルでパーティーなんかに登場したら目立つ事間違いなしですね。
左はノーカラーのダブルブレストにアクセントでシルクサテンを取入れたジャケット、右は美しいピークドがシャープな印象のジャケットに、着物風のフロントのシャツをコーディネイトしていますね。
ワイドなパンツとカジュアルなスリッポンが軽さを演出し、ボタンやベルト、シューズのソールの部分のゴールドを、アクセサリーのように楽しんでいるのも素晴らしかったですね。。。
あまりにも突然のシルエットの変化に対応出来そうにもない皆様も大丈夫!ご安心下さいませ。世界的ヒットとなったレジェンドとも言えるバイカーパンツはもちろん今回も登場していますよ!!!!
今回はこちらのスエードを取入れたアイテムが素敵でしたね。複雑なカッティッグや太ももの一部にパンチングしたレザーを取り入れ、ブラック一色の中にもリズムを生み出してましたね。
個人的に注目なのかこちらのアウター!!!!ライナーにムートンを使ったミリタリーテイストのアイテムですが、表地は張りのあるコットンを使用して実にウエラブルでしたね。
肉眼でも見るともっと深いグリーンで、シルバーのジップや細かいステッチ、スリーブに施された紋章のようなデコレーションとコットンの相性も素敵で、デイリーでも着易いアイテムでしたね。。。
はい、ここからはHaute Couture メゾンとしてのルーツを持つバルマンのアトリエが誇る、素晴らしい手仕事を取入れたアイテムをご紹介して行きましょうね。
今回その卓越したアトリエの力が発揮されるのが、まずエンブレムです。これまでも様々なエンブレムのデコレーションが登場して来ましたが、今季はいわゆるオーセンティックなスタイルで、クラシカルなゴールドのコード使いが見事でしたね。
ブラックやレッド地に立体的に施されたエンブロイダリーはインパクト大で、ストリートテイストのアイテムを一気にノーブルな印象に見せてくれます。
こちらは上に着用しているのがブラックレザーのジャケットで左のスリーブに施されたかなり大きなエンブレムと、袖口にも施された金の手仕事が重厚な存在感を放っています。
ちなみに襟はフォックスファー、、、、どこまでゴージャスなんだか。。。。
インナーにはフロントに大きくエンブレムが配されたプルオーバーを着て、これでもかというゴージャスさですが、ボトムはニット素材のスウェットパンツにスニーカー。。。。ルスタンのように若い世代独特のダサイ事には敏感な感性が生み出した、自由気ままなコーディネイトが実に新鮮でしたね。。。
んな訳で取りあえず着てみました。。。。こちらはベルベットとフロントにシルクサテンをあしらったジャケットですね。左腕にはしっかりと獅子の紋章がアピールしています。
ストリートに落とし込んで楽しむのも宜しいのですが、私個人的にはこういうアイテムはド正統に着たいタイプですので、ホワイトシャツにホワイトのボウタイや、ジャボ(17世紀から19世紀に流行った襟飾り)とかと合わせて厳格に楽しみたいですね。。。
背景のせいもあり、ルキノ・ヴィスコンティの映画みたいで、かなりアゲ!!!!!
そして注目して頂きたいのはそのシルエット。44歳の骨太のおっさんが着てこのスッキリ感なんですよ。。。。いかにパターンが優れているかがお解りになると思います!!!しかもこの時ちょっとデブでした。。。。汗
メゾンが誇る濃厚なビジューを用いたエンブロイダリーのテクニックは、今回こちらのようなショート丈のジャケットに登場します。
こちらのエメラルドのようなカラーのジャケットはスクエアやラウンド、オーバル、バゲッドカットのシェイプのビジューとベルベットのリボンで、マトラッセのようなこの複雑なパターンを全て手仕事で作り上げていて、、、、ほんと、、、、飽きれます。。。。
近くで見ると実に緻密で、細かい部分迄きっちりエンブロイダリーが施され実に数学的。。。刺繍というフェミニンなテクニックに、直線的でシャープさを取入れる事で男らしさを表現していましたね。。。
こちらもビジューのエンブロダリーのジャケットですね。ほんと、脱がせて着たかったです!!!!
右はブラックのベルベットの上にネイビーのスクエアなシェイプのストーンをストライプ状に刺繍し、さらに細かいクリスタルを施していましたね。左は実に美しいダークレッドのカラーのアイテムで、レッドのベルベットの上にブラックのベルベットのリボン、ブラッドレッドのガーネットのようなストーンを飾る事で少しダークなカラーに仕上げていました。
PARISの本店でHaute Coutureのように販売される最高級のアイテムですが、プレゼンテーションで身近に触れられるのは、ほんと嬉しい限りでテンション上がりますねぇ。。。www
オリヴィエ・ルスタンが語る今季のアリストクラット(貴族)は、オーセンティックなスタイルではなく、例えば父親のクラシックなワードローブのカシミアのコートに、ストリートテイストのスウェットパンツをブレンドするように、固定概念に捕われない独自のスタイルを想像する事の出来る人達だそうです。
インターネットでこれだけ情報が溢れ、現実社会とヴァーチャルの世界の区別が付かない人々が大氾濫している昨今、実際に触れて、本当に良いと感じる物だけを取入れ、廻りを気にせず自分自身のスタイルを追求するスタイルは、オリヴィエ自身のテーマでもあるように見えましたね。
こちらはデコレーションを排除した実にプレーンなスタイルで、アイテムのシルエットやボリューム感で今季の気分がお解りになると思います。リラックスしたオーバーシルエットのコートを羽織り、ジャケットはダブルブレストにゴールドのボタンとフォーマルですが、その下にハイネックのカットソーを合わせカジュアルにまとめます。
パンツはなんとデニム。。。。洗いをかけていない、かなり濃い色のデニムで、テイパードパンツを仕立て裾をロールアップしトラウザーのように楽しんでいましたね。デニムなのに一切のステッテのないミニマルな感じも素敵でしたね。。。
こちらも実にゴージャスなルックで、使われているファーはなんとミンク。。。
右はラペルとスリーブのベルト、見返しに表革をあしらったデザインで、胸元のエンブレムがしっかりと主張していますね。左はピーコートのデザインに襟だけミンクファーをあしらったバージョンで、やはりラグジュアリーなボタンが効いていますね。
今回、インナーはスーツスタイルでまとめ、そこに要素の違うアウターをコーディネイトするというスタルが目立ちましたね。こちらもブラックのスーツにファー使いのアウター、他にもチャイニーズ風のセットアップにコート等というスタイルも見られ、内側を同色ですっきりさせる事で縦長のシルエットを作っていましたね。
そしてこちらのスリッポン。。。。。ヤバいですよね???ベルベットベースにグロッシーなレザーを施し、タッセルまであしらわれています。。。。ゴールドのソールもリッチなムードで今季の貴族的なスタイルの足元をしっかりと固めていました!!!
会場ではこんなウエアラブルなアウターも見付けましたよ。クラシカルなスノースポーツをイメージさせるブルゾンですが、テクニカルファブリックを使用した扱い易いアイテムでしたね。
ボディは光沢のあるファブリックとマットなものを複雑に組み合わせて、キルティングを施し、襟にはニットのタートルが内側に施してあるフードを使用し、スキー場でも着れそうなヘビーデューティーさですね。
シルバーのジップのディテールや、少し小さめの獅子のエンブレムもアクセントになっていて、ダウンなのに変にボワボワしないスタイリッシュなアイテムでした。。。
伝統あるフランスのメゾン バルマンの、若き舵取りを勤めるオリヴェエ・ルスタンに取って、新時代のラグジュアリーピープルというのは常に追求し続けているテーマです。
ハイテク機器を自由に使いこなし、必要な情報を安易にキャッチする彼と同年代の若者のジェネレーションと、1945年に創立しHaute Coutureの技術を現在迄迄受け継ぐ、伝統ある老舗メゾンを摺り合わせる事は、新しい価値観を持った新時代の貴族達を提案し続ける事でもあります。
LAのヒッポホップカルチャーを感じさせる今回のコレクション。金のコード刺繍のエンブレムが物語る英国的なムードやビジューのエンブロイダリーが伝えるパリのクチュール的エッセンス。武道のような道着は中国のオリエンタルなムードを醸し出し、ニットウエアに見られるリラックスしたムードはドバイでバカンスを楽しむリッチピープルのようでもあります。
まさにコレクション全体を通して世界中を旅した今回、、、、根底に流れるコンフォートやリラックスは現代のファッションにおいては必要不可欠な要素で、絶対的なラグジュアリーの中に漂う肩の力の抜けたムードに、ルスタン自身のリラックスしたクリエイションのスタイルを感じずにはいられませんでしたね。。。。。
さぁ、あと数日後、今週末にはバルマン オムでは初のランウェショーとなる2016 SS COLLECTIONがPARISで発表されます。新しい貴族達をどんなアティチュードで見せてくれるのか楽しみにしながら、今回のリポートを終りたいと思います。。。。。。
BALMAIN HOMME 2015 SS PARIS MEN'S COLLECTIONはこちらからどうぞ。
BALMAIN 2015 SS WOMEN'S COLLECTIONのリポートはこちらからどうぞ。
インターナショナル版のBALMAINのサイトへはこちらからどうぞ。
日本版のBALMAINのサイトへはこちらからどうぞ。
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kolor 2015-16 FW !!!
はい。恒例チーム イロモノの二日目の集合写真です。個々それぞれには自分の事をイロモノだとは全く思っていないのですが、集合すると一気にイロモノ感が倍増。。。。何でしょうか。。。。。中身のエキセントリックさからなんでしょうかぁ。。。。もちろん、ショー会場の前では皆様パパラッチに捕まりますので、結果席に座るのはいつもギリギリ。。。。
さて集合写真なんですが、この日の俺様ファッショッンチェックをさせて頂きます。
こちらのジャケット。。。。実は先日UPさせて頂いたCHANEL Haute Coutureで着用したのと同じジャケットなんです。時系列としては逆になりますがHaute Coutureではシャツにボウタイとフォーマルなスタイルで参上しましたが、MEN'Sはやはりストリートって事で、こんな感じです。
ジャケットにはライナーの見返しの部分にボタンを仕込んでおいて、フロントに襟だけ付いたパーツをドッキングすると、こんな変化球のテイラードジャケットになります。なにせ極寒の中一日いろんな会場を廻りますのでしっかり着込んでおりますよ。。。。
オプションのテイラード付きジャケット/今回の為に制作、パンツ/BOTTEGA VENETA、インナーのニット/GIVENCHY、サングラス/3.1 Phillip Lim、シューズ/JIMMY CHOO
ますます世界から注目が集中している阿部潤一氏が手がけるkolor(カラー)は、ウエラブルでコンフォートなスタイルが素敵な、日本が誇る素晴らしいブランドです。
From Tokyoの欲張りで口うるさいファショニスタ男子達を納得させるスタイルは、上品でさりげないアティチュードと拘りのディテール、異常な程にアイテム同士がコーディネイトし易く、よく考えられたバランスやシルエット等、スタイリストとしていろんなブランドのウエアを見ている私からしても、バリュー感の高いアイテムの宝庫です。
まず何よりエディターを始めとするファッション業界関係者にファンが多いのが、その良さを物語っている部分で、カラーを着ていれば安心!くらいに皆様お召しになっています。お固い仕事ではない彼らのような職種の人々にとっては、ちゃんとしているけどオシャレというこのブランドのアイデンティティーは、リアルクローズとして一番しっくり来るのかもしれませんねぇ。。。。
さて、この日16区のエッフル塔のすぐ側の会場、Palais de Tokyoで行われた2015-16 AW COLLECTIONは、一年後の秋の気配を感じさせるタバコ カラーのランウェイが敷き詰められていましたよ。。。。。
登場する作品は極めて秋冬らしい、目にもリッチなハーベストで豊潤なコレクションでした。独特のリラックスしたテイラードを得意とするこのブランドらしく、上品なほっそりしたシルエットのジャケットには、今回ゆったりしたテイパードパンツがコーディネイトされます。よりリラックスムードが強く感じられたアウターやニットは、思い切ってビッグシルエット。着用している本人だけではなく廻りの人にも温もりをお裾分けするような、日本人らしい季節を大切にした作品が注目です。
今回その温かなムードを強調しているのが、様々に解釈された世界中のエスニックのモチーフです。ネイティブインディアンのイカットに表現されたグラフィカルなモチーフや、北欧のノルディックセーターやフェアアイル等に見られる伝統的な柄、カーペットにも描かれているような中東のオリエンタルなモチーフ等様々なパターンが登場しています。
しかしその解釈は実にカラーらしくミニマムでコンテンポラリーなのが特徴で、土着的な要素はすっかりと都会的に解釈され、スタイリッシュでしたね。。。。
あくまでも私の感なんですが、、、、今季は女子ウケ、凄いんじゃないんですかぁ。。。。????
では早速ファーストルックから見て行きましょうね。最初に登場するのはこんなリラックスしたコートのルックです。まるでブランケットを羽織ったように一重仕立てで、かなり拡大された直線のパターンが施されたウールを大胆に取入れています。
フロントのポケットの部分にはブラウンの別布で強度も保ち、アンテークゴールドのドットボタンやスタッズも乗馬風の上品さを感じさせています。様々なニュアンス グレーのグラデーションのカラーリングと、ディテールのブラウンのコントラストもシックで素敵ですね。
コーディネイトしているのは、フロントにジオメトリックなパターンが施されたモノトーンのタートルとチャコールグレーのスエットパンツ。。。。ジャージにコートという『おいおいコンビニにでも行くんかい!』という一歩間違うと危険極まりないアイテムを、見事にスタイリッシュに昇華させているのはさすがですねぇ。。。
日本人にとって、男子のみならず女子にも鉄板とも言えるボーダーは、これまでも様々なテイストでコレクションに登場して来ましたが、今季のボーダーはやはり暖かさを感じさせ、さりげなくエスニックのムードを感じさせるのが素敵ですね。
こちらのチェスターコートはコーデュロイにプリントしたボーダーを使用していて、ベージュとブラウンの組み合わせと滑らかな質感がエレガントです。細かい事を言いますが、ポケットのフラップのレザーとボタンのカラーが違う所も芸が細かいですね。
こちらのように他のアイテムを全て1トーンにするとフォーマル感もプラスされますで、ロングジャケットとして冬のパーティーなんかに着て行っても素敵かもしれませんね。。。。
あっ、その際は一応タイもプラスして下さいね。もちろん同じベージュのカラーで。。。
チェスターコートは阿部氏のお気に入りのアイテムで、AWシーズンともなると必ずと言っていい程登場するアイテムですが、今季はさらにリラックした中に遊び心を感じさせるアイテムが注目でしたね。
こちらのアイテム、グレーのフランネルを用いたビッグシルエットで仕立てられたチェスターですが、ヘムのディテール、、、、お解りになりますか???これスエードのレザーパンツを解体してパッチワークしたようなディテールが取入れられていて、実にユニークでしたね。
ベルトループやポケットを強化するアイレット等細かい所まで拘っていて、ギミック男子達には溜まらないんじゃないでしょうかぁ????
他にグレーのコンパクトなシルエットの5つボタンジャケットに、ビンテージのカバーオールからフラップ付きのポケットだけを取り出して飾ったようなディテールのアイテムも見られ、カラーらしい上品なリメイクも気になるポイントでしたねぇぇぇ。
カラーお得意のスポーツテストを感じさせるアイテムも、今回は豊潤な色合いで穏やかに登場していましたね。
ブラウンのグラデーションの配色だけを見ると実にクラシカルなこちらのセットアップは、今季いくつか登場しているシャツのようにノーストレスで着れそうな5つボタンのコンパクトなジャケットと、ほっそりしたシルエットのパンツのスタイリングになります。
さながら2015年版のモッズスーツって感じですかね????
ルックをスポーティーにしているのは、ショルダーから胸元に施されたアスリトートのウエアのようなラインのカッティングで、カラーの違うウール地を切り替える事でこのパターンを描き出してます。
またまた細かいようですが、襟やフロントに施されたステッチや、カーブのラインの部分に仕込んだゴールドのジップのポケット等、洋服を制作する事を少しでもお解りの方々にはワクワクするような要素がプラスされていたのも、個人的にアゲでしたねぇ。。。
今季スタイリングに楽しさをプラスしていたのが様々なストール。巻き物好き男子にとっては選べない程様々なバリエーションで登場し、アウターとリンクさせたカラーがオシャレでしたね。
個人的に注目だったんはニットとのコーディネイトでしたね。こちらのように見える分量やカラー、パターン等もリンクさせて、1アイテムに見えるように取り入れるのが気になります。
この種のエスニックなアイテムってデイリーに取入れると、どうしても異邦人感が強調されインド帰りの人みたいになっちゃう事が多々あるのですが、カラーのアイテムに関してはパターン自体のデザインやカラーがしっかりコントロールされているのでスタイリッシュに着こなせますね。
上からコートやアウターを羽織る際でも、このままグチャっとストールを巻いた上から羽織ると、アーティスティックなインナーを着ているように見えてよろしいんじゃないでしょうかぁ????
実に緻密にカラーコントロールがされていたように感じた今回、カラーで外す代わりに様々な素材のテクスチャーや、ユニークなディテールでコントラストを付けていましたね。
こちらもグレーXブラックXブラウンのカラーリングで全身コーディネイトしたルックですが、それぞれのアイテムは実に手が込んでいます。ジャケットはファーストルックのコートのようにブランケットで一重で仕立てたような軽やかなアイテムです。ラペルの裏側のフロントの部分に取入れたグレーのディテールや、ブラウンのブランケットステッチ、ダブルブレストがイギリスのエレガントなアウトドアシーンを彷彿させます。
イギリス繋がりでコーディネイトしたシックなタータンチェックのパンツは、ヘムの部分がスウェット仕様で実にリラックシしていて、同じカラーリングのエスニックモチーフのストールを、今度は縦に細長くシンプルに巻いています。
ねぇ?一見プレーンに見えますが、実に手が込んでいるでしょ???これがカラーの一番の魅力なんですねぇ~。。。。
カラーお馴染みのレイヤーを楽しむような、コンバータしたこちらのジャケットも素敵でしたね。
グレーのメランジェの毛足のあるモッサのウールはノーカラーのジャケットに仕立て、ディープグリーンのジャケットを内側から覗かせ、インナーのライナーが飛び出しかのようなディテールをフロントに施しています。
あえて襟を立ててくしゃっと楽しむテイラードや、グレーのジャケットのノーカラーの部分に施したブラウンのレザーパイピング等、もちろんディテールもしっかりと楽しませてくれていましたね。。。。
エスニック パターンの中から象徴的なジグザグのモチーフだけを取り出しウエアに落とし込んだアイテムも登場しましたよ。こうなっちゃうと実にクラシカルなムードで、デイリーでも全く抵抗なく取入れられそうですね。
こちらのジグザグのディテール、実はリボンを折り返しながらステッチする事で表現していて、こちらのジャケットのようにヘムの部分にさりげなくってのが奥ゆかしくて素敵です。ルック全体の大部分をプリンス・オブ・ウェールズのウールを使い、ジグザグの部分はスエード調のリボン、その下に少しだけタータンを切り替えで施します。
こちらはスーツスタイルで楽しんでいますが、例えばインナーにグレーのニットを合わせ、ニットの下からレッドやグリーンのシャツのヘムを出し、その分量にも拘って、ヒップラインにコーディネイトのアクセントを持って来るのも実にオシャレですねぇ~。。。

いつも思うのですが、他のコレクションではバッドボーイさらがらにブイブイな感じで登場するモデル君達でも、カラーのコレクションに登場すると、皆凄く育ちの良いお家柄の子のように見えてしまいます。
そのアティチュードは実にさりげなく、このブランドは着る人の内面にあるイノセントな部分を引き出すパワーを持っているのかもしれませんね。。。。
コレクション後半にはクラシカルな英国調のレインコートをアレンジしたアイテムがランウェイを飾ります。コーディングされた張りのあるファブリックを用い、ソフトで優しい今回のコレクションの中にパリッとしたシャープさをプラスしていましたね。
こちら、レインコートをウエストでカットし、ショート丈にしてしまったようなジャケットです。ネイビーの替え襟や折り返した袖から覗く内側のパステルブルー等やはりギミックに仕立ててありましたね。
カーディガンやシャツのヘムを覗かせレイヤーを楽しむスタリングですが、カラーリングがシックなので違和感なく取入れられそうですね。。。
そしてこちらが今回のラストルックになります。表面がパステルブルー、裏面がグレーにボンディングしたファブリックを用い、フードとケープが付いたレインコートスタイルに仕上げていますが、程よいビッグシルエットがコンテンポラリーなムードでしたね。
エレガントな中にも今っぽさやスポーツテイストをプラスした、実にこのブランドらしいアイテムでコレクションは幕を閉じました。。。。。
さて、今回のスケジュール期間中にkolorに関する素敵なプレゼンテーションが行われましたのでリポートさせて下さいね。
スポーツウエアとして世界中で支持されているadidas(アディダス)との夢のコラボレーションが今年の9月にデビューする事となり、いち早くそのお披露目がございましたのでお邪魔して来ましたよ~。ってかすっかりシャンシャン飲んじゃって良い気分なんですけど、、、、。
いくつかのアイテムが登場する今回、アイテム一つ一つにはカラーらしいディテールへの拘りが表現されます。内側にレイヤーした時に襟元のディテールが楽しめるように、ネックの部分にシルバーのメタリックな素材を部分使いしたプルオーバーや、ハーフ丈のレギンスとランニングショーツが一体型になったボトムス等、カラーのコレクションでも見て来た人気のデザインがスポーツウエアとして見事に表現されていましたね。
こちらはスポーツシーンでの防寒用としてのダウンジャケットです。カーブの付いたラインの切り替えやネイビーのカラー等実にカラーらしく、メタリックのファブリックがフィーチャリスティックでしたね。。。。。ポケットのディテール等も拘っていて、即完売なんじゃないでしょうかぁぁぁ????
個人的には、スポーツは主にトレーニングのみで、何も考えなくて良いシンプルなアイテムを選んでしまうタイプなので、そこまで真剣にこの種のアイテムを選ばないのですが、ウエアのファブリックにはアディダスのテクノロジーを駆使したClimaheat(クライマヒート)やClimachill(クライ マチル)というハイブリッドで高性能の素材が使われているそうです。
当日、会場で見たウエアはどれも驚く程軽く、真剣にスポーツをする人からすると何も着ていないかのようなストレスフリーな感覚でパフォーマンスに集中出来るのではないでしょうかぁ????
なんとスニーカーも登場していていました。こちらも素晴らしいクッション性を誇るadidas の BOOSTTM
テクノロジーを採り入れているそうで、機能面はもちろんの事カラーのファンなら溜まらない、独特のネオンカラーのオレンジとグリーンが実にスタイリッシュですね。。。
こちらも完売確定ですかね????
今年の9月から世界中で販売がスタートするそうなので、多分撮り合いのアイテムばかりなので気になる方は早めにチェックして下さいね。
メインのコレクションによるハートフルでフォーキーな215-16 FW COLLECTIONと、アディダスとコラボしたクールでフューチャリスティックな世界。。。。。そのどちらもを存分に楽しみ、カラーならではの伝統と革新のような物を感じた今回でした。。。。
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3.1 Phillip Lim 2015-16 FW !!!
今日は3.1 Phillip Lim(スリーワン フィリップ リム)のリポートをお伝えしましょうね。
今回、会場となったのは6区にあるEcole de Médecineの講堂。パリの中心部は消防法に基づき、収容人数に厳格な規則が設けられてます。コレクションでは一気に沢山の人が押し寄せる事になるので、歴史的建築物を守る意味でもこういう講堂や体育館、もしくはまだルールが決まっていない改造中の建物等が選ばれます。
講堂や体育館と言っても中心部にある歴史的建築物はたかが知れています。。。クリエイター達は新しい大きなスペースを探してパリ郊外へと会場を移す事もありますが、遠いと今度は皆行かない。。。。まぁ、この繰り返しですね。。。。
モンクレール ガム・ルージュやメゾン マルジェラ等もここでショーを行った事がある場所でパリコレでは定番の場所でもありますね。私のアパルトマンからは行くのが面倒だけど。。。。。。。
教会のような古い建物に入ると、朝9:30という時間なのに中は真っ暗。。。。。隕石のような巨大なオブジェが宙に浮かび、なにやらスペーシーなムードです。。。。
え?私、エイリアンじゃないですよ。。。。。。嘘。。。。。。。かも。。。。。。
今回プレスリリースにはフィリップ・リム自身のこんな言葉が書かれていました。
『つまづいた時は、さらなる高台を目指せ。』 -フィリップ・リム
2015-16 AW コレクションはフィリップ自身が見た夢に着想を得ています。山でロッククライミングをしていたフィリップは、必死にロープを登って行くとそこは木星だったそうな。。。。。。2015 SS WOMEN'Sのセンシュアルなスイートルーム繋がりの、睡眠とかベッドとからの発展ですかね。。。。
一番の注目はクライマーや探検家をイメージさせるダイナミックさではないでしょうか。。。アウターやジャケットはどっしりとしたオーバーシルエット。時にはニットやカットソーをゆったりとコーディネイトします。対するボトムは膝下からをスッキリと見せるテイパードや、ほっそりとしたシルエット。コントラントの強いコーディネイトにより男らしさを表現します。
カラーパレットはシックなモノトーンにグレー、カーキとやはりマンリーで、時々宇宙をイメージしたブルーがアクセントとして登場します。
注目のディテールとしたは探検家やクライマーが用いるロープを結ぶテクニック。。。。劣悪な環境の中で命を繋ぐ、彼らにとってはマストなテクニックはアウターやインナー、バッグやシューズにも登場し、『ストリート・クール』でマスキュリンなルックを完成させていましたね。。。
では、早速ファーストルックから見て行きましょうね。まさにアドベンチャーを彷彿させるベルトのディテールが施されたジップブルソンが素敵ですね。
カーキのメランジェのウールを用い、プラスティックのバックル、ナイロンの太いベルト、ベルトに施したステッチやブラックのパイピングが実にワイルドなイメージです。
これにコーディネイトしているのは、グレーのシャツになんとブラックタイ。。。。パンツはブラックベースにメランジェ織りの冬らしいファブリックで、シャープでスタイリッシュなスタイルですねぇ。。。
人々がもっと宇宙に進出し、そこで暮らすようになるとビジネスマンはこういうスタイルになるかしら????なんて想像しちゃいました。。。。
はい。こちらはフィリップの夢をそのままグラフィカルにプリントで施したカットソーです。
実際にこのモチーフが彼の夢に忠実かどうかは定かではありませんが、岩山を登る人影や彼が目指す木星、『Climb Jupiter』の文字も描かれユニークでしたね。全体的に70'SのSF映画のポスターみたいなレトロテイストのタッチやカラーも可愛かったですね。。。
お腹のブラックの太いボーダーの部分ですが、ベルベットのフロッキー加工で『I DID IT』の文字が見えますか???この夢の話をスタッフに話した時、フィリップは『I did it !(ボクはやったんだ!)』としきりに言っていたそうです。。。。はい、そのままTシャツになっちゃいました!!!
フィリップ リムで注目のアイテムの一つがコンビネゾンでございますよぉぉぉぉ。私もいくつか持っていますが、大体毎シーズン登場し大人気ですね。。。
コンビネゾンっていうか、つなぎって大体はワークウエア由来のハードなムードなデザインの物が多いのですが、フィリップのアイテムは実にスタイリッシュで、シルエットも変にダボダボしていなくて綺麗ですね。
上からジャケットを羽織って打ち合わせなんかにも行ける感じで、朝家を出るときにコーディネイトを考えなくて良いんで重宝しています。。。。女子のワンピの感覚ってこんな感じなのかしら???
今季はリブのネックとシルバーのジップ、ウエストのドローストリングがアクセントになっている、こちらのカーキのアイテムが登場していましたね。やはりSF映画の科学捜査隊のようにも見えますね。。。。
ショーではこちらのウエストに、上の『Climb Jupiter』の坊やが着用しているような、Dバックルのベルトを着用していましたね。。。
アウトドアテイストをスタイリッシュにコレクションに落とし込んだ今回、こちらのようなライナー使いのディテールを施したニットなんかも登場していましたね。
本来ナイロンのブルゾンの下にニットを着るのが普通ですが、それを逆にして、しかもAWシーズンにノスリーブなんて!!!!攻めてますねぇ~。。。。
ブーツのディテールにも結んだロープが使われ、バッグのパーツなんかもロッククライミング風のデザインが取入れられていましたね。
フィリップお得意のレイヤーのテクニックも冴えていましたね。。
こちら、まず、ホワイトシャツにブラックタイ。その上にグリーンのジャケットをベストのように取入れます。ジャケットのフロントのヘムの部分はブラックのナイロンで切り替えてあって、こうやってレイヤーした時に覗くように計算されています。
その上に羽織ったのは、まるで星空を表現したかのようなメランジェが施されたチェックのウールを用い、オーバーシルエットのジャケットをもう一枚。。。。一番上のジャケットにはジップやフロントのボタンの部分には、結んだロープのディテールがダッフルコートのループのように使われています。
内側のグリーンのジャケットの襟を立て一番上のジャケットの袖を捲り、フォーマルなスタルをアウトドアテイストで楽しんだコーディネイトで、ブーツに施してあるバイカラーのロープのデコレーションも効いていましたねぇ。。。。
後日、ヴォージュ広場の側の会場で行われたre-seeでは、こんなアイテムを発見しましたので、早速袖を通させて頂きました!!!
私の大好きなMA-1のデザインを再解釈したアイテムで、大きめのフラップがスペーシーなムードを感じさせますねぇ~。。。
胸元に飾られているのはやはり結んだロープのディテール。ネックラインやショルダー、アームホールを縦横無尽に走り、プロテクトしているかのようなディテールでしたね。
個人的にはサングラスとか、傘とか撮り合えず引っ掛けておけそうで、便利そうでしたね。。。。。。ってか、そんな事に使うな???www
グラフィカルなストライプと供に登場していたのがこちらのチェック。タータンともオンブレーとも言えないオリジナリティー溢れるパターンで、ラインの中にグラデーションで施してあるエフェクトがなんともSFチックな印象を受けましたね。
ボトムスのパンツはそのままチェックで織ったウールで仕立てていましたが、トップスのTシャツ風のプルオーバーは、チェックのパターンを一部分だけ取り出してダイナミックにアイテムに取入れているのも素敵でしたね。
こちらさらに大胆にスポーツウエアのラインのように取入れたアウターや、敢えてアシンメトリーにラインを施したコンビネゾン等も登場していて素敵でしたよ。
実にフィリップらしいアーティスティックなこんなアイテムも登場しました。
ホワイトのビッグ過ぎるくらいのビッグシャツは、コンテンポラリーアートのようにアシンメトリーに切り替えを施し、ロック糸を表に出したり、ステッチだったり、テープを叩いたりして絶妙なディテールを飾ります。
なんだか見ていると宇宙船とかの(生で見た事ないですけど)外部の施行のような感じもしますね。。。。顔廻りにはデコレーションがないのでスッキリ見える所も良い所でしたね。。。
結んだロープのディテールはパターン化され、ジャカードで表現されたファブリックでも登場しましたよ。まさにボンテージの気分でございますねぇ。。。。
こちら、フィリップ リムでは時々登するマトラッセの技術を取入れたテクニカルファブリックで、フワフワとした着心地が実にコンフォートでしたね。
このファブリック、フロントがドットボタンでヘムがシャツのようなディテールが施されたカバーオールなんかも登場していて、高級感のあるファブリックのおかげで実にエレガントでしたね。。。
出た~~~!!!!!待ってました!!!!!はい。結んだロープだけ!まさにボンテージでございます。いえ、いくらロッククライミング言うても、それ以外の何物でもございませ~んん!!!!!
殆どカラーらしきカラーは登場しなかった今回ですが、ここに来てレッドのロープを絡めるなんて。。。。。う~ん、フェティッシュですねぇ~!!!!
こちらはショーアップの為にオネェ様方のゲスト達を喜ばせるように素肌の上に取入れますが、他にニットやシャツの上に着たルックも登場しましたよ。AWシーズンですしね。。。。
レイヤーとして楽しむには実に面白いアイテムでしたね。バレーボールのネットをそのまま着ているような感じで、こういう飛び道具があると、パーティーの時にベスト代わりにジャケットの下に合わせて、エッジィな着こなしが楽しめると思いますよぉぉぉ~。。。。
ここ数シーズン、ぐんと大人っぽくなったとの評価が高いフィリップ リムですが、その理由のひとつが数年前に入社した凄腕パタンナーのおかげです。。。テイラードを得意としているらしくジャケットのクオリティーが一段と上がりましたね。
ビッグシルエットでもブカブカ見えないし、実にエレガント。。。。2015 SSではさらに軽量化して着ていないかのような快適なアイテムに仕上げていました。
会場で見付けたこんな爽やかなジャケットに袖を通して頂きましたが、着るとゆったりしてて快適なのに、ピシッとした感じに見えるでしょ???
ジャケットのパターンはホント1mmの世界です。優れたパタンナーはデザイナにイマジネーションを与え、さらにコレクションはアップロードして行く。。。。。。
お仕事でスーツは着ないけどジャケットは着たいという方々は是非チェックしてみて下さい!!!驚く程快適ですから。。。。
今季、シューズはこんな感じのハードなブーツが沢山登場していましたね。
デザイン的にはクライミング仕様のヘビーデューティーなムードですが、実は以外と軽く、タウンでファッションとして楽しむには快適に仕上げてあります。個人的には奧のムートンのアイテムが気になりましたねぇぇ~~。
この結んだロープのディテールですが、バッグではクライマーのようなバックパックや私の好きなクラッチなんかでも登場していましたよぉぉぉぉ。。。。。
2005年、31歳という若さのフィリップ・リムが同じ年のビジネスパトナー ウェン・ゾウが立ち上げた『3.1 Phillip Lim』は今年の9月に10周年を迎えます。私のワードローブの多くを占めているこのブランドの服ですが、もうそんなになるのかなぁと思う程、フィリップのアイテムは何シーズン経っても劣化しません。
元々トレンドに振り回されない、しっかりとしたアイデンティテーを持つクリエイションを行うブランドだからというのもありますが、驚く程にしっくり来る3年前のジャケットなんてのに巡り会える事も多く、もしかしたらフィリップには未来を予見する才能があるのかもしれません。。。。
とにかく一心不乱に振り落とされないように走って来たであろうこの10年、、、、、。今年9月のNEW YORK COLLECTIONでは何やら素晴らしいショーを行う予定だそうです。。。。
いつも誰かの言葉を引用してリリースに添えて来たフィリップですが、今回リリースに書かれたのは自身の言葉。。。。。楽しい時ばかりでは無かった10年の歴史の一部を語っている心からの言葉に、今回の強く、しっかり上を見て登って行く男性像を重ね合わせたのは私だけではなかった事でしょう。。。。
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Walter Van Beirendonck 2015-16 AW !!!
はい。まずは掲載誌情報をお伝えしますね。7月号から連続で美ST8月号の表紙のお仕事をさせて頂きました!!!!
今回はもはや社会現象とも呼べる美STの美魔女の皆様。。。。。五期生となる彼女達が表紙に登場するという事で、8人分スタイリングして参りました。。。。夏らしく元気な感じにというリクエストで全員ホワイトを着て頂きましたよ。
ドレスはBCBGMAZAZRIA、ELISABETTA FRANCHI、VIVIENNE TAMでシューズはJIMMY CHOOにGIUSEPPE ZANOTTI DESIGN、Christian Louboutin、ジュエリーはTFFANY & Co.とCHAUMET。。。。。軽やかで夏らしいアジアンビューティーに仕上げました!
巻頭の特集ページのオフショットには私も登場していますので、是非チェックしてみて下さいね!
美STのサイトへはこちらからどうぞ。
では、引き続き2015-16 PARIS MEN'S COLLECTIONから、今日はWalter Van Beirendonck(ウォルター ヴァン ベイレンドンク)のリポートをお伝えしましょうね。
はい。。。。こちらのブログにも幾度となく登場して頂いている、私の大切な戦友達。。。。左がロンドン在住のエディター、ファッションアイコンのマスイ ユウ君。右がカリスマ スタイリストまー君こと村瀬 昌広氏。。。。。
まぁ~なんとも個性的なスタイルでフォトジェニックな方々。。。。。。。。来週のパリでもお世話になります!!!!!よろしくお願いしますね。
こちらのブログをご購読して下さっている方々にとっては、私がどれだけこのベギー発のエキセントリックなブランドを愛しているのか良くお解りかとは思いますが、、、、はい、、、もう大好きです。
ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクは90年代初頭に起こった伝説のフッション集団、アントワープ6の一人です。これは1985年ベルギーのアントワープ王立アカデミーのファッション科の卒業生6人が作品をバン一台に詰め込み、ロンドンで行われた展示会形式の『ブリティッシュ・デザイナース・ショー』に殴り込んだ事に由来します。
アントーワープ6のメンバーはWalter
Van Beirendonck(ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク)、Dries
Van Noten(ドリス・ヴァン・ノッテン)、Ann
Demeulemeester(アン・ドゥムルメステール)、Dirk
Bikkembergs(ダーク・ビッケンバーグ)、Dirk Van Saene(ダーク・ヴァン・セーヌ)、Marina Yee(マリナ・イー)。現在も世界的なコレクションで作品を発表し続けているのは今日ご紹介するウォルターとドリス・ヴァン・ノットンだけです。
当時、ベルギー政府がフッションの発展を目指し、若い才能と生産工場を結びつけようとコンクールを企画し、そこにマルタン・マルジェラを加えた7人で参加したそうですが、メンバーの一人のドリス・ヴァン・ノットン曰く『靴迄完璧なコレクションだったが、スポンサーは付かないし、工場は真面目に生産を考えてくれない不満の残るものだった。』そうです。
その後ジャン ポール ゴルチエに就職が決まったマルタン・マルジェラが抜け、1985年と1986年の2回に渡りロンドン ファション ウィークに参加しています。長く複雑な個々の名前を解り役する為に自ら『The Antwerp 6』と呼びファッション界で話題を呼びますが、この時点ではビジネス的に大成功という訳ではなかったようで、全3回でこの企画は終了します。
しかし、ドリス・ヴァン・ノッテンはメンズ、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクはニット、ダーク・ビッケンバーグはシューズやアクセサリーと言ったそれぞれの企業からのオファーが入り、これを機にそれぞれの分野で才能を開かせ、90年代にはパリコレのランウェイの上で再び集う事になり、社会的にも大きなムーブメントを起こします。
ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクが自身のブランド『W&L.T.(Wild&Lethal Trash)』を立ち上げたのは1993年。比較的クールでシックな他のメンバーとは違い、オプティカルでカラフルな作品をクエリエイトしていた彼のスタイルに、世界中のファッションに敏感な若者達が熱狂します。
私は東京でこのブームを見る事になりましたが、当時盛上がっていたクラブカルチャーにピッタリとハマり、ボディーピアスやカラフルなエクステ、カラーコンタクトでマンガのキャラクターになりたい日本のティーンエイジャー達に絶大に支持され、当時ラフォーレ原宿にあったブティックはいつ行っても商品がないという事態でしたね。。。
1993年から1999年まで『W<』の名前でパリコレに参加し、2000 SSを最後にデザイナーを降任。商業主義に走り過ぎた自身が立ち上げた会社と裁判を起こしますが敗訴、しかしウォルターがいなくなったW<は次第に人気がなくなり、ファッション界から姿を消します。
2001年に自身のフルネームであるWalter
Van Beirendonck(ウォルター ヴァン ベイレンドンク)にブランド名を変え、自身が立ち上げたショップ『Walter(ウォルター)』でしか販売しないというエクスクルーシブなスタイルを取り、2001年にはセカンドライン『aestheticterrorists(エロティックテロリスト)』を世界中で販売します。2006-07 AWからパリコレに復帰し、現在も個性的なクリエションを見せてくれています。
はい、ウォルターのリポートをこれまで何度をして参りましたが、初めてきちんとこの時期のヒストリーを書いてみました。。。。wwww
ファッションの巨大な渦の中で翻弄されて来た唯一無二のクリエイションを行うウォルター、そのクリエイションの中に自分のデザイナーとして、人として生きて行くアイデンティティーやスローガンを盛り込むのは当然の事かもしれません。。。
今回、私のアパルトマンに届いた招待状はいつもながらにポスター大の大きな物。広げてみると!!!!ウォター自身をイメージさせるキャラクターと可愛らしい森の動物達がデッサンされたイラストが描かれていますが、中央にはア●ルプラグ。。。。。いわゆるア●ルの快楽を求める為のセックストイ(大人のおもちゃ)です。。。。。。
アイデンティテーは解りますが、自身のセックス志向まで暴露していらっしゃいます。。。。wwwww
まるで2001年宇宙の度に出て来るモノリスのように、神聖に描かれたイラストの下には『EXPLICIT BEAUTY』明確な露骨な美というこの言葉。。。。。。はい、露骨過ぎますね。。。。数日後のショーはヴァンドーム広場の側の邸宅風のイベントスペースHôtel d'Evreuxで行われ、その露骨な美しさが披露される事になります。
まず冒頭に登場するのはメッセージを掲げたモデル君達です。ファーストルックに登場するモデルが身につけているのは『STOP TERRORISING OUR WORLD』我々の世界を恐怖で支配するな!という言葉をシーチングに刺繍し、透明のPVCのタンクトップに叩き付けたアイテムが印象的です。
こちらはカーキのパンツにカーキのPVCのタンクトップ。胸にはデザイナー本人らしきキャラクターがマヤ文明等エスニックなテイストで刺繍され、ちゃんと男性器まで表現されてましたね。。。。
こちらは今回のコレクションのテーマでもある『EXPLICIT BEAUTY』の文字を施したトップスのルックです。。。。しかし、その前に『WORNING』の文字が。。。。つまり、露骨な美しさに警告を!という意味になります。
ア●ルプラグのインヴィテーションを送って来たデザイナーがそれに警告するようにと唱えている。。。。なんとも不可思議なお話ですねぇ。これは私の個人的な感想なんですが、ブロンドのロゴやアイコンを鏤めた安易なアイテムを発表している他のブランドへ対しての皮肉のようにも感じましたね。。。。
メッセージは他に2015SS CHANEL Prêt-à-Porterの際、フィナーレでモデル達が掲げたプラカードにも書かれていた『Make fashion, not war(戦争ではなくファッションを創ろう)』の言葉が描かれていたり、エンブレムのようにデザイン化されたイーグルのモチフ等が飾られていましたね。
コーディネイトれているパンツは、どれもカラフルな2タックのゆったりしたシルエットのアイテム。垂れる生地は歩く度にリッチな動きを見せてくれて、テーラリングに長けたこのブランドの実力をさりげなく披露していました。。。
続いてコレクションはこのメゾンが得意とする美しいテーラリングのシーンへと変わって行きます。
美しいペールトーンのビッグシルエットのジャケットやチェスターコートにワイドなパンツ、インナーに長めのプルオーバーを合わせ、胸に飾っているのは3Dプリンターで出力した鷹のフォルムのブローチで、鷹が掴んでいるのは勿論ア●ルプラグです。
アクセサチー以外は実にグッドボーイなスタイルでございますが。。。。。
ですが、礼儀正しいこのルック、、、、後ろを向くとあらビックリ!!!!上質なウールで仕立てていたフロントとはまるで逆の、チープなキャラコの上にデッサンのようなタッチで描かれた美しいイラストが表現されています。
寝転ぶウォルター自身を彷彿させるキャラクターの足元から伸びた巨大な花、その茎の上に寝ているのはパブロ・ピカソの作品『アヴィニヨンの女たち』のようなキュビズムの顔を持つ虎、そして花の上には悠々とイーグルが君臨しています。
何かを暗示しているようにしか見えない可愛らしいこのイラスト。。。。。しかも、パンツにはア●ルプラグまで。。。。。
一説にはフロントの写真しかUPしないStyle.com等のインンターネット上のファッションジャーナリズへの警告と言えるのかもしれません。そしてそれを『私には似合う』とか『これは欲しい』とか言っている多くのファッションに踊らされた人々への警告でもあるのかもしれませんね。。。
会場で実際にコレクションを見た人間だけがバックに秘めたこのブランドのエキセントリックさを感じ、その二面性と最高の皮肉を込めた素晴らしいルックでございましたね。。。
こちらのルックも素敵でしたよ。。。
冒頭に登場したPVCのトップスのデコレーションにも見られたエスニックなモチーフは、毛足のあるモッサに施されジャケットとなって登場しました。ワイドなシルエットとファブリックのモコモコ感が可愛らしく、ウォルターらしい作品でしたね。このファブリックのアイテムは他にチェスターやロングコート等でも登場していましたね。
インナーにコーディネイトしているのもウエラブルなデニムのオールインワン。『W&LT』に熱狂した私からするとこのブランドのオールインワンは、もう。。。。溜まりません!!!!
フレンドリーなアティチュードのこちらですが、パンツのサドからチラ見えするホワイトのキャラコがお解りになりますか????はい、このアイテムもバック半分はパッツリとキャラコで仕立ててありましたね。。。
はいはい。。。こんなウォルターらしさ大炸裂のアイテムも登場し、会場には明らかに関係者である人々達を中心に歓喜の渦が沸き起こります。
オーガンジー等フェミニンなファブリックは前回の2015 SSでも大フィーチャーされていましたが、今回はAWシーズンという事もあってそれと、スポンジのようなトランスペアレントのファブリック、フェイクファーやニット等を組み合わせていましたね。
シュールリアリスティックに解釈した顔のモチーフをアップリケで表現していましたが、このアイテムのモチーフを、そのままウエアラブルに着れるニットも登場していて素敵でしたね。
先ほどモッサで登場したようなエスニックのパターンを、こちらはジャカードで表現したファブリックのアイテムです。
襟元にはテイラードカラー、裾をラフカットにしたケープのアイテムで、このファブリックではジャケットやチェスターコート等も登場していましたね。
パターンの中に時折顔を覗かせるのが『BEAUTY』の文字や目のモチーフ。。。。実は、最初のPVCのトップスのフロントにこんな言葉も書かれていました。
『An eye for an eye only ends up making the whole world blind』。。。。私流に解釈すると『見るためだけの目は世界を盲目に陥れる』。。。。かしら???つまり安易に見ているだけでは物事の本質は何も掴めない。。。。その、メッセージが込められているのか、モチーフの間から覗いていた目のパターンは実に意味深でしたね。。。
一つ一つのルックがもはや作品と呼べる迄にテンションMAXなウォルターのコレクションを見ていると、段々『これなら着れる。。。』という感覚になって来てしまうのも否めません。。。
こちらはジャカードのモッサを使ったこちらのチェスターコートも十分着れるアイテムでしたね。。。私的には。。。。会場のクラシカルな壁紙とリンクするようなアラベスクモチーフには、招待状やルックのバックのみに描かれていた巨大な花をモチーフ化して取入れていましたね。
コレクションは後半になるに連れて、ウォルターの強烈なロマンティックな世界がエスカレートして行きます。
先ほど御紹介した前後で全く違うデザインを施すというアイディアは、今度は左右を全く違うディテールにしたアイテムで登場します。物事の二面性や表裏一体、ユニセックなムードも漂わせるデザインはウォルターならではのオリジナリティに溢れています。
ブラウンのPVCをベースにしたこちらのコートは、左身頃にはジャガードのファブリックや印象的なピンクのポケット、フリンジの肩章が飾られ3Dプリンターで出力したあのア●ルプラグのデコレーションも施されています。
構築的にしっかりと仕立てられた左身頃とは対照的に、右身頃には緩やかなポンチョのデザインが施され、肩にはワイルドなファーのデコレショーンが一見無秩序な具合に飾られています。
一体何を暗示しているのでしょうかねぇぇぇ。。。。。
そしてこちらが今回のラストルックになります。まるでマリエをMEN'Sでクリエイトしたような全身ホワイトのルックは、PVCをベースにした左右アンバランスなデザインのジャケットと、ゆったりしたシルエットのワイドパンツのセットアップになります。
右身頃にはペイントしたパイソン、『EXPLICIT BEAUTY』と刺繍されたカフスや3Dプリンターから出力したオレンジのイーグルが賑やかにデコレーションされます。
対照的に衝動的なまでに大胆に、チュールで飾った右身頃とのコントラストも実に楽しかったですね。。。
こちらフィナーレに登場したウォルター・ヴァン・ベイレンドンク氏。。。。
イラストで描かれていた通りのマンガのキャラクターのようにチャーミングなお方で、毎回ショーの最後に見せてくれるビッグスマイルには見ているゲスト達も癒されてしまいますねぇ~。。。。
さて、今回散々話を引っ張って来たア●ルプラグでございますが、、、、実はこれにはウォルターが今回のコレクションでテーマにするきっかけとなる事件が、去年の秋パリの街で起こりました。
2014年10月16日、パリ中心部にあるヴァンドーム広場に、その一週間後に行われる国際コンテンポラリーアートフェア(FIAC)の屋外展示作品として、巨大なオブジェが設営されます。フランス人アーティストPaul McCarthyの巨大な作品のタイトルは『Tree』。バルーンになっているこのボブジェにパンパンに空気が詰まると、それはどう見ても巨大なア●ルプラグ、随分譲歩すれば木に見えなくもないですが。。。。
これを企画した関係者に言わせると『曖昧な事に意味がある』という事だそうですが、設営された翌日この巨大な『Tree』という作品はヴァンドーム広場から撤去されます。
ウォルターが激怒したのはアーティストの自由な表現を何らかの政治的圧力で弾圧したという事実です。あらゆる人々はより自由に自分のクリエイションを行い、発表する権利があるという主張と、それを阻止しようとする体制的な圧力に対するレジスタンを表現したのが今回のコレクションでした。
『WORNING EXPLICIT BEAUTY』の意味は露骨な表現を行うアーティスト達へ、同じクリエイターサイドからつぶやく、優しい口添えのようなものなのかもしれませんね。。。。
トレンドやビジネスだけではなく、自分の考えやポリシーをコレクションを通じて主張するデザイナーは最近ではめったに居なくなった中、ウォルターのように一貫した自分の意志を作品に表現する、一筋縄では行かないわんぱくなデザイナーが居る事。。。。。それこそがバラエティーに富んだパリコレの素晴らしさで、今後もウォルター・ヴァン・ベイレンドンクには濃~~~~~いクリエイションを期待して行きたいですねぇ。。。。
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Maison Margiela 2015-16 AW !!!
今日はMaison Margiela(メゾン マルジェラ)のリポートをお伝えしましょうね。
まず何と言ってもこのメゾンでの話題と言えば、今年一月、2015 SS Haute cuotureからクリエイティブ・ディレクターに就任したジョン・ガリアーノのニュースですよね???
LONDON MEN'S COLLECTIONの最後に発表されたそのコレクションでは、Mr ガリアーノのクリエイティビリティーが爆発し、それを形にしたアトリエの底力を感じさせる素晴らしい作品が並びました。stye.comで発表直後に見たときには、なんだか感動で込み上げる物がありましたねぇ。。。。
だって、彼は私の青春ですもの!!!!!!おりかえりなさい。。。Mr.ガリアーノって感じですねぇぇぇ。。。。。。
その後3月に発表されたPrêt-à-Porterでは、メゾンのアイデンティティーとして脈々と流れるシニカルな要素や、反骨精神を取入れながらも実にエレガントで、アイテム一つ一つはフェミニンさをプラスし、着易いスタイルになったと私の廻りのファンの女子達ははしゃいでいましたね。。。。
今日御紹介する今年の1月の末に発表された今回の2015-16 AWでは、Mr.ガリアーノは直接的にはクリエションには関わらず、デザインチームで作り上げた最後のコレクションとなります。Mr.ガリアーノが手がける最初のMEN'S COLLECTIONは、来週26日に発表される2016 SS からになります。。。。
今から何を見せてくれるか実に楽しみですねぇ。。。。その前に何着て行こうかしら???。。。。。。
今回コレクションの会場となったのは17区にあるSalle Wagramというイベントスペースです。劇場のようなインテイリアにはショーが始まる前からスモークが焚かれ、そこにグリーンのレザービームが交差するというクラブのようなムードがゲスト達をお出迎えします。
そんなグルービーな空間で行われた今回のメゾン マルジェラのコレクション、、、、、発表された新作はあらゆる相反する要素をミックスした、エネルギッシュな未知のエレガンスの世界を追求しています。
何処と無く漂わせるムードは70'S。。。。グラムロックやサイケディック、ディスコティックなテイストは、しっかしとしたサルトリアルのテクニックと融合し、美しい不協和音を奏でます。
ハンドメイドとインダストリアル、エクセッシブ(過剰)とミニマル、刺激と平穏、シンプルとコンプレックス、リアルとフェイク、、、、、。強烈な要素同士は時に上手く融合し、時にチグハグな印象すら与えます。しかしその違和感こそが最大の狙い。。。見ているうちに独特の甘美な気分に浸ったのはのは私だけではないと思います。。。。
アイテムは驚く程にバリエーション豊かなマテリアルやテクニックで構成されます。まず特徴的だったのはこの日のライティングに映えるグロッシーな光沢のアイテム達。。。。ルレックスを多用しディヴィッド・ボウイのフェイスペインティングをイメージさせる稲妻のニット、鏡のような輝きを放つレザー、クリスマスツリーのガーランド等に使われる光を放つモールまで貪欲にウエアの中に落とし込まれます。
相反するように登場するのが光を吸い込むようなマットなテクスチャーの様々なクラシカルなファブリックです。Mr.ガリアーノ自らがセレクトというオーセンティックなイギリス製のウールが、シックでクールなジャケットやアター、パンツに落とし込まれます。
カラーパレットは魅惑的なモノトーンに始まり、チャコールやグレー、ブラウンにベージュやカーキと男らしいパレットの上に、メタリックなブルーやパープル、オペラ ピンク等のディスコティックなカラーがアクセントとなって、トラディショナルな中にエッジィなムードを漂わせ実にユニークです。
なんだかとてもセクシーでグラマラス。。。。それでいてデイリーでも素敵に着こなせる。。。実に見事な着地点を見出したようですね。。。
では、早速コレクションを解説して行きましょうね。ファーストルックに登場するはこちらのトレンチコートのルックです。美しいネイビーに染め上げ、ミラー加工を施したカーフはキラキラと星屑のような輝きを放ち素敵でしたね。。。
インナーのホワイトのシャツにはハンドスティッチのデコレーションで未完成感を表現し、タック入りのワイドパンツはベルトループまで異常に太くなったユニークなディテールや、コインポケットがアクセントになっていましたね。
何よりも印象的なのが、さらにシャツのインナーにコーディネイトしていたルレックスのニット。。。ベージュにゴールドでジオメトリックなモチーフが施されたアイテムは、まるでタトゥーのようにも見え、グラマラスなルックを完成させていましたね。。。
メゾンのアイコンでもあるインサイド・アウトのテクニックは、今回はさらなるアップデートした形で様々に登場し楽しかったですね。
まず、こちらのニットですが、パッチワークークにして表裏逆にしたように見えますが、このテクニックに見えるように、元々パターンからジャカードで表現した実にユニークなピースで、裏側にしても具体的なモチーフは登場しません。
ブラックのトラディショナルなウールで仕立てた、ほっそりとしたチェスターコートも美しかったですね。こちら、本来あるべき筈のないウエスト部分に敢えてはぎを入れ、その間からライナーが飛び出したようなユニークなディテールが取入れられていました。ライナーのプリントはレトロな70'風のフラワープリントというのも、気が効いていましたね。
グローシーな輝きのレザーのパンツをスタイリッシュにコーディネイトして、今季はこんなさりげないスタイルでクラブへ遊びに行きたくなりましたねぇ~~~。。。。
こちらのキャメルのコートにも先ほど御紹介した、ライナーを引き出したかのようなディテールが施されていました。パッチド ポケットや襟の端にパイピングのように施されていて、あえて粗くまつったハンドメイドによるステッチが素敵でしたね。
またこのディテールはパンツのサイドにも施され、タキシードパンツの即賞のようにあしらわれたアイテムもありましたね。
折り返した襟の端やヘム、カフスにアクセントで糸を変えて編み上げたリブニットを合わせ、ワイドなパンツ。。。。お得意のメゾン マルジェラが表現する男らしいスタイルの中にも遊び心がプラスされ、男性像自体もアップデートしていましたね。。。
こちらのプリント、今回ランウェイにも登場していましたが、このメゾンらしい実にユニークなアイディアから生まれたそうですよ。
クリエイションの聖域であるパリのオフィスから、様々なサンプル等が世界中の雑誌やエディーター達に送られ、撮影が終了するとそれはまた送り返されて来ます。アイテムが入った段ボールには様々な航空会社のスタンプやフラジールのシール等が貼られ、段ボールは最後にはスタンプやシールだらけ。。。。
そのイメージをジオメトリックに解釈したのがこのプリントで、架空のエアラインや配送業者のロゴが並んだ楽しいデザインで、これまでMMMだった頭文字はMMに変わっているのもファンとしては溜まりませんねぇ~。
やはりメゾンがクリエイションの中心に置いて来たメソッド、『時間の経過』というアイディアを楽しく表現したアイテムで、ショーではブラウンにブラックのプリントが施され、さらに段ボール感が満載で楽しかったですね。。。
とにかくニットは秀作揃いの今回。どれもグラマラスなムードを感じさせる表情豊かな物が多く、スタイリングのアクセントとしてニットを取入れているルックが多かったのが注目でしたね。
こちらは燻したシルバーのルレックスとバーガンディーの糸で編み上げたニットで、立体的になったアニマルモチーフが実にクールでしたね。ショーではまるで乗馬用のブーツを履いたように、膝で丸く切り替えられたレザーのパンツとコーディネイトしていましたよ。
スタイリングとしては様々なシルエットで登場したチェスターコートや、長めのジャケットのインナーに取入れていたのがとても印象的でしたね。あくまでもシックなコーディネイトのフロントから、アクセサリーのように覗かせていたのが粋でしたねぇ~。。。
グロッシーでブリリアントなルックの中で、特に目立ったこちらのモノトーンのコーディネイトも素敵でしたね。
様々な対比をディテールやマテリアルだけではなく、コーディネイト全体で表現した作品も登場し、これはどちらかと言えばミニマルや平穏を意味しているのかも知れません。
美しいほっそりとしたシルエットのチェスターコートは小さめのショルダーにシャープなシルエットで、フロントにはレザーウエアのポケットのディテールを取り出したかのようなデコレーションが施されて、なんともユニークでしたね。。。細身のパンツとの相性もバツグンですね。
常々思うのですが、メゾン メルジェラのテイラードカラーは実に堂々としていて男らしく、サイズ感もバランスの良い物が多いですね。私のように顔のデカイおっさんだと、若い層をターゲットにした細すぎるテイラードは異常に顔がデカく見えたり、逆に大き過ぎるものはお祭り騒ぎになってしまします。このブランドのジャケットはディテールの違いはあるにしても、いつ袖を通しても絶妙なバランスで実にしっくりと来ますね。
ラペルはジャケットの顔です。刺繍やデコレーション等の少ないメンズのジャケットにおいて、ラペルのデザインと自分の顔大きさは切っても切れない関係でございますので、小顔に見えたい男子諸君は是非トライしてみて下さいね。。。
ホントにキャッチーなニットが沢山登場しどれも実に個性的。。。こんなビビットなニットなんて今迄このブランドではお目にかかれませんでしたねぇ~。誰かが来ていて、そこのだろうなぁ~なんて後ろを見ると、4つのステッチ。。。。えっ?マルジェラ?なんて驚きさえも緻密に計算しているのかもしれませんねぇ。。。
鮮やかなピンクのニットにもルレックスの糸が全面に編み込まれていますが、実にソフトな肌触りで、こちらの画像のようにまるでシルク サテンのような光沢が素敵ですね。
ブラッシングで描いたようなグリーンとパープルのアブストラクトなパターンがフロントに施されていますが、こちらのコーデイネイトも実にユニーク!!!!Vネックのニットの下に同じモチーフが施されたクルーネックのニットをコーディネイトして、上のニットはスリーブを捲っているという着こなしなんですね。
こんなニットの着方、今迄見た事ありませんでしたねぇ~。。。。ある意味ツインニット????wwww
はい、その充実のニットのコレクションの中で、個人的に私の琴線をビシビシ震わせてくれたのが、こちらのアイテムでございます。。。。
クリスマスツリーのガーランドのようなラメのモールで編み上げたニットでございます!!!実に素敵でございましょぉぉぉぉ????
レッドとブラック、ブルーのラインを大胆に配置し、なによりそのキラキラのテクスチャーがまるでミラーボールを着ているかのような楽しさで、クラブに着て行ったら絶対目立ちます!!!!
ショーではヘムやカフスに、アニマルモチーフのファブリックを施したジップブルゾンが登場していてそちらも素敵!!!!他にニットキャップやマフラーなんてキャッチーなアイテムも登場していましたねぇ。。。
いっその事。。。。全部買い。。。。。着ても脱いでもキラッキラかしら????
今回のラストルックは、こちらの見るからに『時の経過』を感じさせるオーバーシルエットのコートでございました。
褪せたようなベージュトーンにボタニカルなフラワーモチーフが描かれ、独特のワックスのような光沢やダメージ具合。。。。。。よ~く見て行くと、、、、、実はこれ、クリニャンクールの蚤の市で探して来た油絵を、フレームから剥がしてコートに仕立てたそうなんです!!!!服として成立している事自体が奇跡にも思えるユニークなコートはポケットの部分にキャンバスの裏側を使用した、ユーモアに溢れた作品になっています。
さすがメゾン メルジェラのアトリエ!!!!!今季登場してるボタニカルなフラワーモチーフともリンクしていて実に興味深いアイテムでしたね。。。
ちなみにこちらの油絵を剥がしてマテリアルにしたアイテム、他にジャケットもございましたよ。。。
re-seeの会場ではこんなウエアラブルなアイテムも見付けましたよ。見るからにファショニスタ男子達が大喜びしそうなジャケットでございましょぉぉぉ???
まるでミリタリーのジャケットを再構築したようなこちらのジャケットは、フロントに施されている4つのポケットが、それぞれ全く違うデザインという実に楽しいアイテムです。継ぎ当てをしたようなイレギュラーなハンドステッチがアクセントになっていて、インダストリアルとハンドメイドのコントラストを見事に表現されています。
まるで表襟を剥いでしまったかのような襟のディテールもユニークで、レザーのベルトの内側の構造まで見えているのも芸が細かいですねぇ~。。。。
さて、アクセサリーもユニークなアイディアを盛り込んだアイテムが多く、大人気のメゾン マルジェラですが、今回のディスコティックなアイディアを盛り込んだこちらのスニーカーも素敵でしたね。
こちら劣化したり、光沢の無くなったスパンコールが施してありますが、中にはパーツが外れている部分もあったりと、一見未完成な感じのスニーカーです。。。。ですが、こちらのアイテムにもあっと驚くアイディアが詰まっています。
クラブで散々遊んだ朝、クローズの時間になるとダンスフロアには誰かのドレスから外れたスパンコールが散っています。そこに生地を置いて付着させたというのがコンセプトで、このブランドらしいディスコティックの解釈に思わず笑みがこぼれました!!!!
こちら、ブラックのスエードのレースアップのシューズに同じスパンコールのテクニックが施してあるのもあって、そちらもフォーマルで祭りの後のムードをより強く感じましたね。。。。
はいはい。こちらは何だと思いますか?
実はブローチなんですが。。。。。そう!缶バッジなんです!!!!ですが。。。。肝心な真ん中の部分がございません。。。。。つまりフレームだけの缶バッジなんです。
様々な相反する要素を作品に落とし込み、そこに生まれる不協和音や、心地よい矛盾を楽しんだ今回のメゾン マルジェラのコレクション。70'Sやディスコティックというこのメゾンのテーマとしてはこれまであまり登場しなかったキラキラしたコンセプトを、シニカルやユーモアというスパイスを効かせ、見事にマルジェラ味に料理した素晴らしいコレクションとなりました。
ブリリアントなアティチュードや、モデル達の指に施されたカラフルなボディーペインティングは、デザインチームから新しくクリエイティブ・ディレクターに就任したジョン・ガリアーノへの、リスペクトの花束のように思えたのは私だけではない筈です。
個人的にはやはりキャラクティカルなニット達に大注目ですねぇ~!!!!!いやぁ、これはほんとに欲しいですねぇ~。。。。そしてグロッシーなアイテムの中にもメゾンの男性像でもある、少し硬派な男らしさがしっかりと感じられた、秋が来るのが待ち遠しい、メゾンマルジェラのコレクションでした。。。。
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CARVEN 2015-16 AW !!!
今日はフランスが誇る大人気のブランド、CARVEN(カルヴェン)のリポートをお送りしましょうね。
カルヴェンと言えば昨年の秋、風前の灯火だったこのブランドを、世界中が注目するブランドまで再度盛り上げた、アーティスティック デレクターのGuillaume Henry(ギョーム・アンリ)のニナ・リッチへの移籍の突然のニュースが、皆様まだ記憶に新しいかもしれません。
Women's、Men'sとどちらもギョームが手がけていましたので、デザイナー総入れ替えとなったカルヴェン、、、、MEN'S Wear部門では8年間Nicolas Ghesquière(ニコラ・
ゲスキエール)が手がけたBALENCIAGA(バレンシアガ)で、Men's Wearを担当したキャリアを持つBarnabé Hardy(ベルナベ・アルディ)がクリエイティブ ディレクターに就任しました。
多彩な才能を持つ若きフランス人のベルナベは、2001年には『Minets
par
Barnabé』というスパンコールのエンブロイダリーを施したスウェットシャツのコレクションを発表したり、2009年からは別ブランドとしてレザーウエアやアクセサリーのコレクションなども手がけています。
坊主にした平井堅似のイケメンさん。。。。間もなく始まる2016 SS PARIS MEN'Sが彼のCARVEN MEN'S COLLECTIONでのデビューとなりますよぉぉぉ。。。
ちなみに今年の3月に既に発表されているWomen's
Collectionでは、GVENCHY(ジバンシィ)でニットデザイナーとして経験を積み、前職ICEBERG(アイスバーグ)ではクリエイティブ
ディレクターを勤めたAlexis Martial(アレクシス・マーシャル)と、MARC JACOBS(マーク
ジェイコブス)を経て、GVENCHY(ジバンシィ)ではシューズ、アクセサリーを担当していたAdrien
Caillaudaud(アドリアン・カヨド)の、こちらも若いイケメン2人組が就任しています。。。。
今回もいつものサンジェルマン・デ・プレ教会の側にある素敵なサロンで、素敵な新作に身近に触れて参りましたよぉぉぉ。。。。
早速こんな可愛らしいブルゾンに袖を通させて頂きました!!!!こちらアルパカにナイロンを少しブレンドしたボアのアイテムでございまして、柴犬のようなテクスチャーがたまりません!!!
因みに柴犬はパリでただ今大人気。。。。私がステイするサン・ルイ島のアパルトマンの側のレストランでも飼われていまして、何故がその名は『Shiba』です。。。。ハスキー犬に『ハスキー』と名付けるようなもんですよねぇ。。。。
大きく張り出した襟や存在感のあるポケット等、ギョームの大好物が鏤められた素敵なアイテムでしたね。。。
事実上ギューム・アンリがディレクションしたラストコレクションとなる今回、いつも映画のように楽しいテーマをセレクトしていた彼らしく、80'Sというキラキラした時代をフィーチャーした素敵な作品を見せてくれました。
さながらそれは80'S初頭のロンドン。。。。これから大旋風となるプラスティック カルチャーを予感させるような都会的なムード、音楽シーンとしても注目された『ニューロマンティック』のムードを、グラフィカルなシルエットや、誇張したシェイプで再解釈します。
『ニューロマンティック』とはビートルズやセックス ピストルズ、ローリング ストーンズを輩出したイギリス、ロンドンに70年代後半に生まれた音楽ジャンルで、イギリスに初めて日本のグループYMOを紹介したSteve Strange(スティーブ・ストレンジ)が主催していたクラブ『デイヴィッド・ボウイ・ナイト』が発祥と言われています。そして彼自身のグループVisage(ヴィサージ)がその元祖と言われています。
David Bowie(ディヴィッド・ボウイ)やRoxy Music(ロキシー ミュージック)等のグラムロック等の傾倒から、再びダンディズムを追求しようという音楽性ですが、シンセサイザーを多用したエレクトロポップ等と供に、自分達できちんとプレイをするバンド等もあり音楽性は様々です。
今回、インスパイヤ源となっているバンドDuran Duran(デュラン・デュラン)は、まさに最もニューロマンティックを代表するバンドとして世界的に大ブレイクしたバンドで、Culture Club(カルチャー クラブ)等と並んでポップでキャッチーなサウンドと、当時最新の個性的なファッションとメイクアップというスタイルまでが人気を呼び、現在のヴィジュアル系のルーツとも言われています。
Duran Duran(デュラン・デュラン)は現在も活動するグループでございまして、オリジナルメンバーはキーボードでバンドリーダーでもあるNick Rhodes(ニック・リチャード)とベースのJohn Taylor(ジョン・テイラー)。一番人気のヴォーカルのSimon Le Bon(サイモン・ル ボン)は、かなり早い時期にオーディションにより選ばれたそうです。
個人的には1983年、当時小学生の私が、ビートルズの次に洋楽に熱狂した頃に大ブレイクしていて、ビルボードのヒットチャートを愛聴していた私は彼らのヒット曲『Union of the snake(ユニオン・オブ・ザ・スネイク)』を毎日のように聞いていましたね。。。
個人的にはより派手なビジュアルのBoy George(ボーイ・ジョージ)率いるカルチャークラブのほうに夢中でしたが。。。。
思春期の入り口に強烈なこのムーブメントを体感した私からすると、現在30台半ばのギョーム・アンリがオンタイムではない筈なのに、良くこの時代の微妙なムードを捉えているなぁ~というというのがまず感心出来る部分ですね。
この時代はファンの子達はそれぞれ贔屓のバンドが明確で、熱狂するグループのアーティストが語る言葉を鵜呑みにし、音楽はもちろんファッションまで真似して各々意見を交わし、下手すりゃ音楽性の違いとかでケンカになったりしていましたね。。。素人同士で。。。。。wwww
当時この部分を間違うという事は、共通の音楽繋がりと友達からはドン引きされる程、小さなコミュニティーでは絶対に犯してはならい大犯罪で、カルチャークラブ贔屓の私は、ここぞという時はピンクのギンガムチェックを着ておりましたね。。。。www
はい、すいません話が長くなりました。。。。ほろ苦い青春の思ひ出でございます。。。。www
まぁそんな昔の話なんて全く関係ない、今の若い子ちゃんに向けてクリエイトされたコレクションは実にミニマムでコンテポラリーです。デフォルメされたオーバーシルエットやスクエアなカッティングを取り入れらながら、ニューロマンティックのムードはディテールでさりげなく楽しむという洗練っぷりです。
カラーパレットは男らしいブラック、ネイビー、グレー、ベージュー、ホワイトに極数点だけミュージシャンの情熱を投影したような鮮やかなレッドが登場し、いつもながらに遊び心に溢れたアイテムはワッペンのように刺繍が施されたカットソーやポロシャツ、バラバラに組合わされたストライプ等が個性的な楽しさをプラスします。
実にコンテンポラリーなこちらのルックは誇張されたショルダーのビッグ シルエットのコートにテイパードパンツのセットアップです。ウールXナイロンのサージのアウターは大きめの襟とパッチドポケット、ダブルブレストが印象的で、強調したステッチやボックスシルエットが実にグラフィカルですね。
ニューロマンティックを体験していない若い世代の人達からすると、極めて新鮮でスタイリッシュでしょうが、沢山の感動を分かち合って来た私達からすると、オシャレだけでは済まされない当時の香りを嗅がずにはいられませんねぇ~。。。
今回アイテムとして注目なのが、ハイネック過ぎるくらいのハイネックが施されたこちらのシャツ。ショルダーにファスナーが施されプルオーバータイプのシャツで、細く長いネックがなんともスタイリッシュです。
こちら、オールホワイトや今回フィーチャーされているストライプを用いた物等で登場していて、素材はコットン ポプリンで。ビッグシルエットのジャケットやコートの内側から襟元を覗かせるのが今年流です。。。。
フランネルのパンツにウエストインして、さりげなくロマンティックにコーディネイトしていましたね。。。
メンズウエアではあまり登場しない、肌の色に合うヌードベージュもカルヴェンでは人気のカラーで、時折全裸?とも思える全身ベージュなんて大胆なスタイリングが登場します。
AWシーズンに登場する全身ベージュのコーディネイトはアウターの思い印象を軽やかに見せ、ブラックやネイビー、グレー等に偏りがちなこの種のアイテムにフレッシュなムードを感じさせてくれます。
こちらのコートも実にエレガントでしたね。かなり張り出したショルダーのコートにはおおきな襟とラペルが施され、比翼仕立てのボタン仕様になっています。
プレーンなコートはそのままビッグシルエットで楽しんでも良いですし、こちらのようにハイウエストでベルトをキュッと締め、ガウンのように、Women'sのドレスのように楽しむと、ニューロマンティックのムードがより強調されて素敵ですね。。。
シャツとパンツを同素材でコーディネイトするスタイルも、セットアップ好きの私からするととても魅力的でしたね。
シャツのボタンは襟元までぴっちりと閉め、裾はパンツインというのがミュージシャン気分にさせてくれて、YMOのようなテクノのムードも感じさせてくれます。
こちらはグレーのフランネルで仕立てたシャツとパンツで、シャツは大きめの胸ポケットが印象的ですね。パンツは外側に向かって取ったダブルタックで少しジョッパーズみたいなシルエットを作り出し、コンテンポラリーなムードでしたね。
ニュートラルなアイテムが多かった今回の中で紅一点だったのはこちらのチェスターコート。目の覚めるようなブライトレッドに袖を通さずにはいられませんでした!!!!
素材はウール&ナイロンのサージで、やはりカチッとしたスクエアなフォルムやフラッポケットやラペルのゴージの角度等にも、カルヴェンらしい拘りを感じましたね。
えっと、往年のアイドルグループの再結成感出ていますか???否めませんけどね。。。
こちらもオールベージュ1トーンでコーディネイトしたルックになります。肌の色と馴染んでスタイリッシュでございましょう???
こちら、セットアップ感覚で楽しんでいますが、実はファブリックは全く別。。。。トップスのキルティングのブルゾンはテクニカル ファイユを使用し、ライナーをそのままアウターに着たような楽しいデザインですね。コーディネイトしたワイド目のパンツはレザーで、テクスチャーの違いを楽しんでいました。
個人的にはインナーにホワイトの小さな襟のシャツ、さらにブラックの細いタイなんかを締めて、ビートルズ風に楽しむのもアリかなと思います。。。。え?首が太くて入らない????ほっといてぇ~!!!!!
スーツスタイルのルックにも80'Sのムードが色濃く感じられましたね。直線で作り上げた小さめの襟とラペル、大きめのボタンにパッチドポケットのディテール、シルエットはもちろん大きめのボックスシルエットで素敵でしたね。。。
こちらのパンツもそうですが、今回パンツの裾にはかなり太いカフスが施されていました。自分のサイズにお治しする時も、是非このワイドなカフスを楽しんでみて下さいね。
ミニマムでストイックなムードのアウターやスーツスタイルにアクセントを付けるような、カルヴェンお馴染みの楽しいインナーやニットも大注目でしたよ。
80'SはMTVが普及し、多くのアーティスト達がプロモーションビデオを制作しサウンドと供にヴィジュアルでもその世界観を発信し始めた時代でもあります。そんな時代の電化製品の、人々がまだ夢を抱いていた時代のムードが様々なディテールとなってウエアを飾っていましたね。
今みたいにインターネットが無かったこの頃、TVはヤングカルチャーを担う重要なメディアで人々の感心の的でした。こちらはそんなTVドラマのエンドロールをプリントしたスウェットシャツです。
かわいいでしょぉぉぉぉ????欲しいですねぇ~。。。。ブロック体のロゴの感じも80'Sのムード満載で、ジャケットのフロントからチラ見せさせるだけでも、スタイリッシュに楽しめそうなアイテムでしたねぇぇ。。。。
80'Sはまたレコーダーが台頭した時代でもあり、ラジカセはティーンエイジャーの憧れの的で、カセットテープは音楽好きの若者たちの間で重要なツールとなりました。オリジナルのカセットを個人で制作したり、インデックスに拘った人も多かったんじゃないでしょうかぁ???
はい、私ももちろんそうです!同級生の友達なんかに編集してプレゼントしてましたね。。。カルチャー クラブばっかでしたけど。。。。
こちらはそんな時代のカセットテープやスピーカー、シンセサイザー等をジオメトリックに配置し、エンブロイダリーで表現したアイテムです。もちろんかなりデザインしていますが、今見るとこの頃のオーディオ機器ってなんだからとてもキラキラしていたような見えてなりませんでした。。。
ハイネックのシャツ等に用いられていたストライプのパターンは、ニットではさらに楽しく解釈されていましたね。
太さもカラーもバラバラ、しかも左右の身頃で段違いで配置する事で、80'Sのポップなムードを今っぽく表現していましたね。
ストライプのヴェリエーションでレジメンタルのスーツ等も登場していましたね。。。私がファッションに興味を持った10歳前後の頃、ロンドンのストリートファッションが大流行していたので、この手のアイテムにはドキドキしちゃいましたね。。。
今回プリントで登場したのはなんと80'Sっぽいポップなムードのこちらでございます。
モチーフとなっているのはアメリカの漫画家、イラストレーターのSaul Steinberg(ソール・スタインバーグ)という人の作品からで、彼のタッチをデフォルメしてプリントに施してありましたね。
ソール・スタインバーグは1914年にルーマニアに生まれます。ブカレストの大学に入学しますが、その後イタリアのミラノ工科大学に転入し建築を学びます。ミラノ時代から風刺雑誌『ベルトルド』に深く関与しますが、ユダイヤ人だった彼は1942年にファシストの政権下のイタリアを逃れアメリカへ渡ります。
彼が最も活躍したのはアメリカの雑誌『ニューヨーカー誌』。この本の為に彼は85回表紙を描き、イラストや漫画など642点を発表し、知的でシニカルな観察眼で世相を見事に摑み取った1コマ漫画が有名です。
スケッチのようにさらりと描いた作品が多く、一筆書きで人物を描いたり落書きのようなスタイルが彼の特徴で、ファッションフォトの巨匠としても有名なIrving Penn(アーヴィング・ペン)が撮影したポートレートでは、自身の漫画に出て来るような紙のお面を付けて登場しています。
自由で遊び心に溢れたタッチは、ペールトーンとブラックなどで、ポップ且つ少しシニカルに描かれ実にチャーミングなアイテムになっていましたよ。。。。こちらのモチーフ、エンブロダイリーになってポロシャツ等にも登場していました!!!!
ミニマムなウエアに合わせて登場する今回のッシューズは、やはり80'Sムードたっぷりのしっかりした厚底シューズ。。。当時のアーティスト達が履いていたラバーソールやドクター マーチンのブーツ等をイメージさせ、ワクワクされてくれる豊作揃いです。
なかでもブリティッシュムード漂う、テカテカのパテントを使用したアイテムが注目で、こちらのようなブラウンやヴァーガンディー等のアイテムを、ブラックのスーツにコーディネイトして、上品に外していましたね。
左のオックスフォードタイプはソールの部分にもパテントが施され、まさに家具調。。。。そういえば昔のテレビ台とかステレオってなんだか家具調で高級感ありましたよね???
他に真っ白のサイドゴアブーツや、バーガンディーとブラックのコンビスタイルのアイテム、スニーカーはバラバラのストライプを施したアイテム等楽しいもので溢れていましたね。。。
MEN'S、WOMEN'Sと供に実に細部にまでしっかりとしたイメージを作り上げ、その主人公のドキュエメンタリー ムービーでも撮影するかのように、綿密にコレクションを作り上げて来たギョーム・アンリのよる最後のカルヴェンのコレクション。。。。
今回ギョームはディレクションを手がけ、あとはデザインチームが完成させたそうで、今やカルヴェンのスタイルである人好きのするチャーミングな人間像は、継続して表現されそうで個人的にも実に嬉しいコレクションでしたね。
カルヴェンの素晴らしさはどんなにファッション中毒であっても、そこにはウエアを通して見える着る人のピュアさのようなものにフォーカスをしている所ではないでしょうか?時々ドキッとするようなシニカルな要素を取入れながらも、パリジャンとしての上品さは決して忘れず、re-seeに行って新作に袖を通す度に、なんだか育ちの良い子になったような気がして、少し恥ずかしいですね。。。
今年のAWシーズンは80'Sでござます!デュラン デュランでござます!!!!音楽に夢中で突っ張ったアティチュードは、純粋な内面を隠すため。。。。。是非、そんな80'Sのティーンドラマの主人公のような気分で、スタイリッシュなアイテムを着こなして頂きたいですねぇぇぇ。。。。。
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