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ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡

ダンマプロジェクト代表 うめ@梅津礼司が発行するブログです。お困りごと、お悩みごとなら、なんでもご相談にお応じます。みなさんのご訪問を心から歓迎いたします。URL dhammpro.com

3回は、メタスキルについて、述べさせていただきました。

今回は、アサーションのスキル・トレーニングについて、ご一緒に考えてみましょう。



最近は、どこでもアサーション・トレーニングが、行われるようになってきましたね。

アサーションとは、「ナビゲートビジネス基本用語集の解説」によれば、

「コミュニケーション技法の1つで」


「人は誰でも自分の意思や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己表現のこと。



トレーニングを通じて、お互いを尊重しながら率直に自己表現できるようになることを目指す。


アサーションの観点から望ましい対人関係のあり方とは、「まず自分のことを考えるが、相手のことも配慮する」相互的な関係である。



これは「相手に気兼ねし自分のことを後回しにする」タイプや「自分のことばかり考えて相手のことを顧みない」といったタイプの一方向的な対人関係とは異なる。

アサーションの考え方とトレーニング方法は1950年代のアメリカで心理療法として開発された。


その後、対人関係に悩む人のためのカウンセリングに取り入れられ、6070年代には人権擁護運動とも結びついていった。


日本には80年代に紹介され、現在では学校や企業などさまざまな場所でトレーニングが実施されている。

と解説されています。(大事なポイントになると思ったので、本文を分節にしてご紹介しました)とてもポイントを解り易く解説してくださっていますね。

つまり、意見や感情の表出が、より良い人間関係を育むために、アサーティブな会話・対話・態度を心がけることです。そのトレーニングをアサーション・トレーニングと言います。


「お互いの立場を尊重する」が、コミュニケーション・スキルの中核に位置することを思い出しましょう。


相互の主張や要求をよく聴き、相互理解し、お互いがWin-Winの成果として実感出来るような関係性を構築する有効なスキルです。


私は、カウンセラーの教育の中でこのスキル・トレーニングを受け、自分にはこのスキルが欠けていたと反省したことを今でも大切にしています。


そのスキルの一つに、よく知られるDESC法があります。

1.D=Describe (状況を描写する)


自分が置かれている状況をよく理解し、相手の言動について,自分の気持ちや感情を交えずに、客観的事実として共感・共有できるように描写または表現することです。

2. E=Explain(自分の気持ちを説明する)

直面している状況に対する自分の感情や気持ちを穏やかに、適切かつ建設的に説明・表現する。


3.S=Specify (提案にする)

相手に望む行動,提案,妥協案,解決策などを提案することです。これは具体的かつ現実的かつ明解な提案にしましょう。



4.C=Choose (代案を述べる・選択する)

提案について、相手の反応が、肯定的な場合と否定的な場合の双方を想定して、さらなる選択肢(代替案)を用意しておきましょう。


D;状況描写→E;気持ちの説明→S;提案→C;代替案・選択肢という流れになります。



例1.例えば、会議が殺伐な雰囲気になりました。

「やや感情的なやりとりがあるようです。」(D)

「気分が重くなってきました。」(E)

「ここで、休憩を取りませんか?」(S)

「どんな飲み物がいいですか?」(C)



例2.体調不調を嘆く同僚がいます。

「体調がよくないようですね?」(D)


「心配していました。」(E)

「よければ体調について聞かせてください」(S)

「誰かに相談されましたか?」(C)

「病院には行かれましたか?」(C)

と言う具合です。

DESC法のポイント

DESC法は、必ずしもD→E→S→Cと単純に展開するとは限りません。

相手との関係や状況によって、提案(S)から話すこともあるでしょう。状況の把握(D)について長い質問が重ねられることもあるでしょう。



大切なことは、事実の描写(D)と自分の主観(E)を区別することです。(D)では誰もが同意できるような事実を客観的かつ具体的に述べ、(E)では自分の感じていることを素直に表現できるようになることです。

相手の反応を予測し、その次の対応を考えておくと、気持ちにゆとりが生まれ、冷静に対応することができるようになります。

アサーション・トレーニングとは、DESC法をコミュニケーションスキルとして修得する訓練のことだともいえるでしょう。


あなたが困難に直面した時には、このDESC法で質問と応答を考えてみましょう。

その繰り返しのうちに、アサーションができるようになります。



引き続き、メタスキルです。

私のワーク(カウンセリング、コーチング、コンサルティング)に、大きな影響を与えたもう一人のトランスパーソナル心理学の泰斗にアーノルド・ミンデル(プロセス指向心理学の創始者)がいます。

そのパートナーであり、優れた臨床家でもあるエイミィ・ミンデルは、『メタスキル』を表題にした著者です。(邦訳コスモライブラリー刊、2001年、参照)

プロセス指向心理学が重視する 「メタスキル」 は、スキル(技法)の奥にあるものという意味であり、フィーリング・アティチュードfeeling attitudeと表現されます。

スキルを使う際の気持ちや態度 のことです。

私たちは、心理療法やコーチング、コンサルティングにおいて用いるスキルが、自分の気持ちや態度によって、異なった意味・結果をもたらすことを経験しています。

ここで言う、コーチングの際に、自分のマインドに注意する。どんなマインドが有効かという点については、前々回に述べましたね。私のマインド十ヶ条を思い出してみてください。

自分の気持ちや態度に気づきを向けることを重要視し、基本的な信念とか態度といったものを前提にして、テクニック、スキルが形成されていく、とプロセス指向心理学は考えます。


それはコーチの持ち味を「メタスキル」として、より積極的に活用していこうと私たちに呼びかけていのです。

このフィーリング・アティチュードのポイントは、コンパッションすなわち共感力です。アーノルド・ミンデルの著書に『後ろ向きの馬に乗る』(春秋社)という名著があります。

「誰が後ろ向きの馬になんか、乗るもんか?」という大方の常識、をひっくり返した表現です。


常識は、「理屈に合わない不思議な要素には従わない」ですが、


プロセスワーカーは、統合失調症や末期がんの方々の幻覚・幻聴・うめき、嗚咽に傾聴し理解しようと努めます。


そのような精神科医や心理臨床家は、日本に稀ですが、私たちは、クライエント、患者の夢や幻覚・幻聴・身体的違和感・不思議感を尊重しながら傾聴し、刻々と変化する表情や言動を注意深く観察します。


誰もが嫌う不条理な状況の中に、治癒の糸口を見出そうとするのです。

このメタスキルを彼らは、「不条理を愛する者」と表現しました。

エイミィは、次のように述懐します。

「錬金術師のように、私は自然を信ずる者であり、精神的な人間だ。これまでに私の出会った何百人もの自分を失うほどの極限状態の人々が、最もありえない、あるいは不条理な状況の中に、実に不思議な何かが隠されているということを教えてくれた。私は人間の本質は神性だと考える。何故なら、混乱の極みにあって、人は創造の種子を見出すから」(『メタスキル』p91

「つまらないものは、何もない」

経験豊富な卓越した臨床家や宗教家、哲学者、著名な創業者には、神聖な愛に満ち、穏やかな佇まいがあり、石ころを宝物に変えるマジシャンのようです。

常識から遊離して、生じる変化を有るがままに受容・観察し、混乱から「解」を発見し続けます。

このメタスキルは、事象を通して真実を掴み取る能力であり、存在の神聖さに目覚めたものだけが持つ能力であるとも言えるでしょう。


メタスキルは、無私の愛と信頼のなかで、醸成される。

そんな気づきになっています。

前回、スキルを使いこなすにはメタスキルが大切だと述べました。

今回は、メタスキルについて、もう少し角度を変えて、私なりに整理してみましょう。


私は、普段、心の縦軸と横軸というマトリックスで考えていますが、ここでは、作図や作表をどのようにすればよいのか、知らないので平板な文章で表現します。

まず、心の縦軸の階層性について考えてみます。

1.表現された情報(事実・事柄=記号・言語)のレベル

2.情報に明示された意識や意味を理解するレベル

3.情報の深層(潜在・隠喩)に触れ、感情が湧き上がるレベル

4.感情の源泉となる価値観(信念・信条・信仰・理想)のレベル

5.価値観の根源に位置する魂(精神・真の自己)の認識レベル


と、縦軸のレベルがあります。多くの場合、マインドは、4.の価値レベルに相当します。まれに5.のレベルでコーチングスキルを使える人もいます。


次に心の横軸の階層性について考えてみます。

1.一人称(I=私、自分:自己中心)レベルの問題


2.二人称(We=私たち、自集団中心)レベルの問題


3.三人称(It,It’s=それ、それら、世界中心)レベルの問題

4.超人称(非二元、即非)のレベルの問題

 *非二元とは、二元論的な相対主義的知見を克服する叡智のことです。

  即の論理では、「自利即利他・利他即自利」とか、「自即他・他即自=自他一体」などがそれです。

  非の論理では、「非有・非無」「非是・非否」、有に非ず無に非ず、是に非ず否に非ずという思考がそれです。

  超人称は、三人称に当てはまらないので4.としました。


これは人間の意識の進化の過程でもあります。

この知見は、統合心理学で知られるケン・ウィルバーの知見に影響を受け、これに準拠しています。


単純化していえば、「私の問題は、私たちの問題であり、世界の問題である」という認識と、「世界の問題は、私たちの問題であり、私の問題である」という認識をいつも往復できる思考・情動・行動を手に入れましょう、と言うことになります。


これを「1.2.3.プロセス」「3.2.1プロセス」の往還(循環)と呼びます。


私のカウンセリング、コーチング、コンサルティングは、縦軸と横軸を四象限のマトリックスにしてオーダーメイドされます。


例えば、

①私の問題は、家族の問題であり、社会の問題であり、国家の問題であり、世界の問題である。世界の問題は、国家の問題であり、社会の問題であり、家族の問題であり、私の問題である。という往還になります。

②社員の問題は、会社の問題であり、世界の問題である。 世界の問題は、会社の問題であり、社員の問題である。という往還になります。


個人の変容・成長が、集団の変革と発展となり、社会・国家・世界の変革と発展・成熟と連動しているだろうか?

世界の変革と進化が、地域の変革と進化となり、集団や個人の幸福と平和に連動しているだろうか?


私の貢献と責任のチェックポイントにしています。


すると、どうしても自己認識を深める縦軸の4価値観と5.真の自己、横軸の4..超人称レベルが、根本的な課題になると考えますが、ここに立ち入ることをクライエントはあまり好みません。


いま、わたしが抱えるコミュニケーション・スキルの中心課題になっています。


ということで、カウンセリング、コーチング、コンサルティングに、何とかスピリチュアルケア、スピリチュアルワークの観点を導入したい。

どのように導入するか、開発・実験中です。


『ヴィジョナリー・カンパニー』の第五水準のリーダーシップ、例えばスティーブ・ジョブスのような人材に育ちたい、育てたいと、思いませんか!

私の夢です。


この点に関心を持たれている方がおられれば、ご一緒に研究・開発・実践してみませんか?!