前回、スキルを使いこなすにはメタスキルが大切だと述べました。
今回は、メタスキルについて、もう少し角度を変えて、私なりに整理してみましょう。
私は、普段、心の縦軸と横軸というマトリックスで考えていますが、ここでは、作図や作表をどのようにすればよいのか、知らないので平板な文章で表現します。
まず、心の縦軸の階層性について考えてみます。
1.表現された情報(事実・事柄=記号・言語)のレベル
2.情報に明示された意識や意味を理解するレベル
3.情報の深層(潜在・隠喩)に触れ、感情が湧き上がるレベル
4.感情の源泉となる価値観(信念・信条・信仰・理想)のレベル
5.価値観の根源に位置する魂(精神・真の自己)の認識レベル
と、縦軸のレベルがあります。多くの場合、マインドは、4.の価値レベルに相当します。まれに5.のレベルでコーチングスキルを使える人もいます。
次に心の横軸の階層性について考えてみます。
1.一人称(I=私、自分:自己中心)レベルの問題
2.二人称(We=私たち、自集団中心)レベルの問題
3.三人称(It,It’s=それ、それら、世界中心)レベルの問題
4.超人称(非二元、即非)のレベルの問題
*非二元とは、二元論的な相対主義的知見を克服する叡智のことです。
即の論理では、「自利即利他・利他即自利」とか、「自即他・他即自=自他一体」などがそれです。
非の論理では、「非有・非無」「非是・非否」、有に非ず無に非ず、是に非ず否に非ずという思考がそれです。
超人称は、三人称に当てはまらないので4.としました。
これは人間の意識の進化の過程でもあります。
この知見は、統合心理学で知られるケン・ウィルバーの知見に影響を受け、これに準拠しています。
単純化していえば、「私の問題は、私たちの問題であり、世界の問題である」という認識と、「世界の問題は、私たちの問題であり、私の問題である」という認識をいつも往復できる思考・情動・行動を手に入れましょう、と言うことになります。
これを「1.2.3.プロセス」「3.2.1プロセス」の往還(循環)と呼びます。
私のカウンセリング、コーチング、コンサルティングは、縦軸と横軸を四象限のマトリックスにしてオーダーメイドされます。
例えば、
①私の問題は、家族の問題であり、社会の問題であり、国家の問題であり、世界の問題である。世界の問題は、国家の問題であり、社会の問題であり、家族の問題であり、私の問題である。という往還になります。
②社員の問題は、会社の問題であり、世界の問題である。 世界の問題は、会社の問題であり、社員の問題である。という往還になります。
個人の変容・成長が、集団の変革と発展となり、社会・国家・世界の変革と発展・成熟と連動しているだろうか?
世界の変革と進化が、地域の変革と進化となり、集団や個人の幸福と平和に連動しているだろうか?
私の貢献と責任のチェックポイントにしています。
すると、どうしても自己認識を深める縦軸の4価値観と5.真の自己、横軸の4..超人称レベルが、根本的な課題になると考えますが、ここに立ち入ることをクライエントはあまり好みません。
いま、わたしが抱えるコミュニケーション・スキルの中心課題になっています。
ということで、カウンセリング、コーチング、コンサルティングに、何とかスピリチュアルケア、スピリチュアルワークの観点を導入したい。
どのように導入するか、開発・実験中です。
『ヴィジョナリー・カンパニー』の第五水準のリーダーシップ、例えばスティーブ・ジョブスのような人材に育ちたい、育てたいと、思いませんか!
私の夢です。
この点に関心を持たれている方がおられれば、ご一緒に研究・開発・実践してみませんか?!