ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡 -84ページ目

ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡

ダンマプロジェクト代表 うめ@梅津礼司が発行するブログです。お困りごと、お悩みごとなら、なんでもご相談にお応じます。みなさんのご訪問を心から歓迎いたします。URL dhammpro.com

2.導入フェーズ

前回の準備フェーズの②雰囲気づくりでご紹介したように、メンバーがオープンに話せるように、相互作用が促進されるようにするために、私は冒頭にガイダンス、オリエンテーションを行います。

準備してきた①デザイン、②雰囲気づくり、③環境づくりについて、概要の説明と期待できる効果、ルール、進行のしかた、ファシリテーターやコ・ファシリテーターの自己紹介をし、メンバーの同意を得てから進行します。

例えば、目的・目標・日程と進行内容等について概略を説明します。時間的余裕のある時には、BGM、アロマ、茶菓、生花なども説明することがあります。リラクゼーションのために、呼吸法から始まり、心身のほぐし、そして交流促進のゲームを行います。

それから、主題に集中するために、ゲームの後、目的・目標・課題を再確認し、5分ほどの瞑想を行うことが通例です。瞑想は、私のファシリテーションでは大切なスキルになります。

自主性・自発性を大切にしますので、瞑想後、しばし沈黙がありますが発言を待つことが、とても大切であると経験的に学んでいます。私がファシリテーターの時は、この時心の中で「参加できる感謝とメンバーの尊厳を思い起こし、貢献できますように、と祈念しています。

ファシリテーターが、主題にすぐ入るより、ゆっくりとスタートする方が、実は交流・相互作用が促進されるという認識があるからです。でも沈黙が5分以上になることはありません。

その時は、ファシリテーターとして、「今日は、どんな感じで参加されましたか?よければどなたか、今のお気持ちを聞かせてくれませんか?」と投げかけたりします。

ルールは、

自発性を尊重します。

発言は自由ですが、傾聴を心がけましょう。

意見発表の後に質問時間があります。理解を深めるために、なるべく簡潔に質問しましょう。

質問は、一つにしましょう。(複数の質問は控える、質問は何度でもできます)

評価や批判・非難は、しないようにしましょう。

意見発表者は、質問への応答は質問内容についてのみ簡潔にお願いします。

関連質問は、歓迎します。

意見発表⇒質問⇒意見発表⇒質問の繰り返しを大切にしましょう。

というのが、私がファシリテーションする時の基本的なルールになります。

導入フェーズでのファシリテーターのスキルには、

1.しばし傾聴に徹する。(沈黙しながら肯定的に観察する。導入段階で進行を促進しようとしない)

2.主題からズレた意見・質問ときにのみ、質問で修正する。

  例:「今のご発言は、質問ですか?」

3.ソフトな質問にする(棘のある質問は禁句)

  例:「○○さんが伝えたい点は、○○ということですか?」

4.質問を促す。

  例;「ほかに、ご質問はありませんか?」

5.相互理解の上で大切な質問が漏れていると感じた時は、

  例;「一つ質問がありますがよろしいでしょうか?○○については、どのようにお考えですか?」

6.まったく発言がない人には、

  例;「○○さん、ご意見やご質問は、ありますか?」(催促にならないように、発言がないことも尊重する)

以上、私が導入フェーズで心がけていることです。

次回は、整理フェーズについて、述べさせていただきます。

ファシリテーションの四つのスキル


ファシリテーションの権威・堀公俊氏は、著書で「話し合い」には始まりから終わりまで、4つのフェーズ(局面)があると述べられています。準備・導入・整理・合意の4つです。

(参照:堀公俊『ファシリテーション入門』日経文庫、 堀公俊 『組織変革ファシリテーター』東洋経済新報社)

私は、「話し合い」を広くグループワークと表現します。その方が視野や活動を含めた広がりが期待できるからです。

ミーティング、グループワークの課題は、「話し合い」の時間だけではなく、一日中歩きながら、眠りながら四六時中巡り巡っていると実感しているからです。

では、さっそく4つのフェーズのスキルを学びましょう!

1.準備フェーズ

グループワークの運営にかかわる人たち、とくにファシリテーションのコーチは、準備が必要です。具体的なスキルとして,次の3つがあります。

場をデザインするスキル(ベクトル合わせ:目的・目標・進行方法・ルール・役割分担・参加者)

場の雰囲気をつくるスキル(BGM,導入、アイスブレーキングなどでリラックス、ユーモアなど)

場の環境をつくるスキル(芳香、休憩、茶菓、空気清浄器、生花、座席配置など)

場のデザインのスキルのポイント 

グループワークを促進するための事前準備には、ベクトルを合わせるために目的・対象・方針・方法、セッションテーマなどをプログラム(プロセス設計)します。目標・ルール・進行・役割分担の共有がポイントになります。

場の雰囲気づくりのポイント

雰囲気づくりのポイントは、私の場合は、開場時からBGMを流したり、会議に応じた芳香療法を演出します。受付時には、笑顔を添えた軽快な挨拶・握手を心がけます。

グループワークを始めるとき、導入(動機づけ)がとても大事です。ガイダンス、オリエンテーションという導入段階で、メンバーがリラセーションできるように配慮します。さらにオープンマインドを発揚するような、深呼吸、軽体操、リクレーションゲームなどから始めるようにしています。このとき進行役の笑顔とユーモアが場の雰囲気づくりにとても効果的だと思っています。

場の環境づくりのポイント

環境づくりのポイントには、快適な空間、円滑な進行、穏やかなファシリテーションが大切です。

私の場合、休憩時の茶菓やBGMにも場の雰囲気・流れに配慮したアロマオイル、アイソメトリックスなどを用いますから、また会場づくりでは、空気清浄器、生花、座席や備品の配置などにも気配りをします。

以上が、準備段階のスキルになります。次回は「導入」のスキルについてお伝えしましょう。


今回から、コミュニケーションスキルの中でもコーチの必須課題である。ファシリテーションスキルについて述べさせていただきます。

グループ、チームをコーチングするスキルに、ファシリテーション・スキルがあります。

コーチングのみならずカウンセラーやコンサルタントにとっても基本的なコミュニケーションスキルになります。

最近は、このファシリテーション型リーダーシップ、ファシリテーション型会議、ファシリテーション型マネジメントなどファシリテーションの合成語が増えています。ファシリテーション・スキルが多様な領域で開発・実践され成果を上げているという事でしょう。

私が、ファシリテーションを学ぶきっかけは、カウンセラー資格を取得するときに「エンカウンター・グループencounter group」でのファシリテーター演習がきっかけでした。

エンカウンター・グループは、来談者中心療法の創始者カール・ロジャースの下で定着した、グループカウンセリングのことです。

ここでは、なかなか話しにくい事柄や感情を「安心・安全」が構造化されたグループ内で、率直に表明しあい、心理的成長や対人関係の発展と改善を促進するグループカウンセリングのことです。これをベーシック・エンカウンターグループ(非構成的グループ)と言います。また、主題を特定して行うエンカウウンターグループもあり、これを構成的グループと言います。どちらも、おおよそ10名前後のメンバーを1グループとして、二日から一週間の合宿で行われます。メンバ間の心的交流が深まるとともに、内省を伴う深い自己認識・自己洞察がおこり、同時に他者理解がとても深まります。このファシリテータ(促進者)を養成するグループをトレーニング・グループと言います。日本でも1970代に「人間性心理学」の担い手によって広がりました。

近年では、企業・学校・地域社会などでファシリテーション・スキルがグループ活動を促進する原動力になっています。コーチング場面では、構成的なグループワークが中心になります。

コーチに成ろう、あるいはコーチとして活躍される方々にも、是非一度、非構成的なベーシック・エンカウンタグループを体験されてみてはいかがでしょうか?

さて、ファシリテーションFacilitation とは?

さまざまなグループ活動を有意義に進展させるために、グループ内で中立的な立場でメンバー間の相互作用を促進するための支援の手法・技法をファシリテーション・スキルと言います。その支援者、促進者、進行役を担う人をファシリテーターfacilitatorと呼びます。

ファシリテーションのスキルには、

プロセス設計のスキル(場のプロセスをデザインする)

コミュニケーションスキル(傾聴、復唱、質問、主張、非言語メッセージの解読等)

構造化のスキル(図解、フレームワークを明確にする)

合意形成のスキル                             (引用;kotobank

が知られています。

プロセスとは、ファシリテーターが関与するプロセスのことで、これには「外面的なプロセス」と「内面的なプロセス」があります。

外面的プロセスとは、活動目的を達成するための段取り・進行・プログラムといったグループワークの構造化のことです。

内面的プロセスとは、メンバー一人ひとり心理的なプロセスや思考のプロセスという側面と、メンバー間(グループ内)に生じるプロセスをいいます。

外面的プロセスと、内面的なプロセス相互作用によって、成果や達成感、満足感が生まれます。