荒見神社(あらみじんじゃ)

 

荒見神社で見られる紋

 

荒見神社の神紋は「菊紋」(画像右)。
この紋は正直なところどう名付けて良いのかよく分からない。
九重菊にさらに八重が見えるので、八重九重菊とでの名付けようとしたが、それぞれの意味を考えるとどうも違うように思う。
なのでとりあえずは「荒見神社菊」とでも呼んでおくしかなさそうだ。
神紋の一つに「五七桐」(画像右から二つ目)が使用されている。これには「糸輪(いとわ)」が加えられていた。
また、荒見神社は江戸時代(もう少し前からのようだが)は「天満宮」と呼ばれていたらしく、そのためか、瓦には天満宮の象徴でもある「星梅鉢」(画像左から二つ目)が刻まれている。また、軸付のものも見られた。(画像左)

荒見神社

荒見神社の祀神は以下の通り。
天火明(あめのほあかり のみこと)
天香語山尊(あめのかごやまのみこと)
天村雲尊(あめのむらくものみこと)
阿比良依姫尊(あひらよりひめのみこと)
木花開耶姫尊(このはなさくやひめのみこと)

 

紋

 

神仏混淆色の残る山門?には紋が飾られている。

 

拝殿と本殿

 

舞台に昔の本殿の写真があったが、今の本殿の形状とまるで違った。どのような経緯で今の形状に変わってしまったのだろうか。

 

裏

 

本殿の真裏には写真のように祀られた石がある。

これが本体なのだろうか?
石には池のようなものが作られているが、菊と菊葉で表現された面白い形状をしているので、お参りに行かれた際は是非ご覧頂きたい。

 


 

朱印:荒見神社

朱印:荒見神社

荒見神社では宮司さんがおられないことが多い様子(私は三回行って会えずでした。単に運

が悪いだけかもですが。。。)。

朱印帳に書いて頂けるのは宮司さんのみです。書き置きはあります。
私は三度目に行ったときにお預けして、後ほど取りに行きました。

宮司さんにはお話もお伺いしたいので、諦めずにまた行く予定です。

 

田中神社(たなかじんじゃ)

 

祇園社系神紋

田中神社の祀神は素戔嗚尊であり、明治以前は牛頭天王であった。
つまり祇園信仰の神社。祇園信仰の神社の神紋は「五瓜に唐花(ごかにからはな)/木瓜(もっこう)」と「左三つ巴(左三つ巴)」。

 

田中神社

現在の祀神スサノオに相応しく、「スガスガしい」神社。

正確な位置はよく分からないが、元々の創建された場所が現在地よりも北だそうだ。
安土桃山時代の洪水で本殿が流され、現在地に留まったという。しかも無傷だったというからこれは実に凄い!伝説です。

このような伝説があるためか、こちらの地名が「天王後」と言うのですね。実に面白いです。
 

京都の祇園信仰の神社の多くはかつての祀神であった牛頭天王の名称が使われていることはほぼほぼ無いのだが、この田中神社では至って普通に使われている。

井戸水を「牛頭水」と言ったり、扁額にも「牛頭天王」の文字が見える。

牛頭水

扁額

 

こちらの神社で私的にオススメなのが、拝殿前の狛犬ではなく、本殿前の狛犬さん。

実にイケてるコマさんなので、お参りの際は是非注目して頂きたいと思います。

 

狛犬(阿)

 

狛犬(呍)

 


朱印:田中神社

朱印:田中神社

 


 

朱印:田中神社朱印:田中神社

以前に頂いた朱印

 

鎌倉山月輪寺(かまくらやまつきのわでら/けんそうざんがつりんじ)
 
月輪寺で見られる紋
天台宗の宗紋は三諦星(画像右)、菊輪宝(画像右から二つ目)。
月輪寺境内では特にこれらを見かけることは無かった。
寺紋かどうかよく分からないが、菊花紋を使っておられた。
朱印にも菊花紋(画像左から二つ目:十六枚菊)が一応の寺紋の役割を持っているようだ。
本堂内で見られた菊花紋は八重十六枚菊(画像中央)だった。
また、祖師堂には九條家の藤紋(画像左)が刻まれている。
 
月輪寺のぼりぐちです

月輪寺は清滝駐車場から約30分ほどの緩い坂道を歩くと登山口に到着する。
左側へ向かうと「空也の瀧」がある。
登山口から月輪寺までは約60分程度と言ったところだろうか。
体力が無い私は休憩を多く挟んだせいか1時間半ほどかかってしまった。
思っていたよりキツい。日頃の運動不足のせいですね。。。
 
本堂と親鸞
本堂前には親鸞上人像。
浄土宗紋月影杏葉
因みに法然上人の御詠歌である
「月影の いたらぬ里は なけれども 眺むる人の 心にぞすむ」
の「月影」とはこの月輪寺を指しているそうだ。
因みに浄土宗の宗紋は「月影杏葉」というが、法然上人の実家の家紋である抱杏葉に月を組み合わせたものである。
 
時雨桜
親鸞手植えの桜とされる時雨桜。
花の終わった後の葉先から水を落す様子が木が涙を流していると伝えられている。
 
宝物殿には素晴らしい仏像の数々があり、私は『見仏記』を見て、是非訪れたいと思って、今回参拝しにきたわけですが・・・。
宝物殿は事前予約が必要でした。っと言うわけで今回は断念。
真夏に来たので、次は涼しくなってから訪れたいと思います。
中でも十一面、龍王、空也上人をがっつり見たかったのですが。。。
 
空也の瀧
 
空也の瀧は非常におすすめ。
夏の時期は実に気持ちよいです。京都では瀧らしい瀧が無いので、ここは貴重な瀧スポットですね。


札所としては「法然上人二十五霊場 第18番」。
朱印は「阿弥陀如来」と「法然上人」です。
 
朱印:阿弥陀如来朱印:法然上人
阿弥陀さんの朱印に日付を入れるのお忘れになったようです。
 

黄檗宗大本山 黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)
 
黄檗宗紋:三つ葵(徳川葵)
萬福寺をはじめとする黄檗宗では宗紋として「徳川葵」こと「三つ葵」を使用している。

隠元隆琦(いんげんりゅうき)によって開山された萬福寺。
隠元はインゲン豆や煎茶道などを始め様々なものを中国から日本へ持ち込んだ。
萬福寺の本尊は釈迦如来。隠元が開祖のためか萬福寺は中国寺院のような印象が強い寺。
私も好きな寺の一つで、非常に見た目に分かりやすいものが多くあるのも特徴だろう。
その一部をご紹介しておきましょう。
 
布袋尊
布袋。中国弥勒ともいわれる。
圧倒的な風格で萬福寺の山門を潜りそのまま正面に鎮座している。
この布袋の周りを四天王が守っている。
この布袋が「都七福神」の一つに数えられている。
韋駄天
韋駄天。
元々は塞建陀天や私建陀天といったが、建駄天と略されたものが誤写され、さらに道教の韋将軍信仰と習合した結果、韋駄天となってしまった。
布袋の真裏に構えている。私はこの韋駄天が大好き。
 
羅睺羅尊者
 
羅睺羅尊者(らごらそんじゃ)。
圧倒的なこのインパクトが最高でしょう。
羅睺羅の意味には諸説あるそうだ。家紋研究家的には九曜の一つ、羅睺(らごう・ラーフ)との関係性も気になるところ。
黄檗宗における十八羅漢の一人。
 
開梆
 
開梆(かいぱん)、魚梆(ぎょほう)ともいう。
雲版(うんばん)などと基本的な用途としては同じで、他宗派における半鐘などと同じ。
木魚(もくぎょ)の原形である。
これは魚の形の懸魚を屋根に吊り下げる風習が中国雲南省で今も残るが、この風習が元であろうとも推測される。
また、屋根の破風の下に懸魚の原形ともいわれる。
 
ベンチ
この写真は境内に見られるベンチだが、中央に刻まれるのは三つ葵であるが、その左右にはまるで王冠のようなものが刻まれている。果たしてコレは一体何なのだろうか。
黄檗宗のお坊様に尋ねたことが分からないそうだ。

萬福寺では合計5つの朱印が頂ける。
 
  • 大雄宝殿
  • 萬徳尊 開創350周年記念
  • 布袋尊
  • 韋駄天
  • 魚梆
 
朱印:大雄宝殿
大雄宝殿
 
萬徳尊 開創350周年記念
萬徳尊
開創350周年記念
 
朱印:布袋尊
布袋尊
 
布袋尊 萬福寺
布袋尊
都七福神
(書いて頂いた時期が違うので若干字体が違いますが同じ朱印です)
 
朱印:韋駄天
韋駄天
 
朱印:開梆
魚梆
 

京都大神宮(きょうとだいじんぐう)

京都大神宮の紋

京都大神宮の紋は右側の「花菱(はなびし)」で、伊勢神宮の神紋と同じ。

本殿には桜の紋が刻まれる(左側)が由来など不明。(聞くの忘れてました)

 

京都大神宮

京都大神宮は四条寺町下がるにある京都の伊勢神宮。

 

本殿

本殿には桜紋が刻まれている。

 

巫女

近年は巫女のキャラクターが人気らしいです。

人気なのか、グッズ展開もいろいろとされています。

先日新たに朱印帳も出来ました。

思わず購入してしまいました。

 

オリジナル朱印帳

左が表で右が裏です。

 

朱印:京都大神宮

京都大神宮の朱印

伊勢神宮にならってか、シンプルな朱印です。