連休中日の日曜日。
家事に倦んできたところで、救いの神は酒友熊さんからのご連絡。来月に控えた楽団の練習で八広にお越しとのこと、それなら行くでしょう~。
ということで、集合六時にも関わらず、ちょっと早出はなぜかしら。炎天下に八広まで歩いていくからよ~。結果、日陰を通れば適度に風もあり、そんなに汗だらだらにはならないもんだ。まあ水分失われた感はありましたが。
してからに、四つ木橋の上から成長著しいスカイツリーなどを眺めつつ、八広についたのは四時半過ぎ。坂を下っていると、視界に入ってくるのは、ああ角のお店の前に待ち人二人…この時間で満席待ちありかい…うみゅ~。
とりあえず待つにしろスルーするにしろ、お二人の後ろに並ぶのもなんなので、まずは四ツ木橋の交差点まで一回り。それにしても、なんとも宝石のような青い空。これだけ綺麗な空でも、こう殺人的に暑いと綺麗さに関する感覚が麻痺してきますな。半ば生命の危機的な。
戻ってみても状況変わらず…これは予防線を張っておいた方がよさそうですね。水戸街道を渡りまして、酎ハイ街道を北上、近隣の営業状態を観察に行くと、間もなく五時ということで、和楽、愛知屋の両店は看板に灯りが入りましたね。
それではと店内の様子を覗きに交差点まで戻りますてぇと、測ったようにご近所u先生ご登場。先生と久方ぶりの挨拶にも及ばず、のれんの隙間から覗くと店内ぎっしり。こりゃまして二人では無理ッスね。おかみさんからも×サインやむなしということで、下調査済みの北上路線に切り替えを。
昔、同じような経過で和楽は訪れたことがある…確か、コロッケと煮込みがうまかった…ので、今回はお互い未訪の愛知屋さんにお邪魔しましょう。
引き戸をがらりと開けると、店内右手のカウンターに先客のおじいさんがお一人、並んでマスターと一緒に角のテレビをごらんになってます。立っておいでのおかみさんに、「二人です」と指で示すと、「カウンターにどうぞ」とご案内。8席ほどのカウンター、手前の二席に腰掛けて、飲み物は決まっております、ボールを二つ。
ほどなく出てきたのは角型タンブラに琥珀色のハイボール。上に載っている細かい氷状のものはフローズンの焼酎ですね。一口いただくと、エキスの香りがなかなか際立っているものの、飲み口は柔らかで、乾いた喉にスィーッとしみこむ感じ。上にアルコール分が浮いているということで、結構ヤバいんじゃないのと身構えつつも、体が水分を欲しているんだなぁ。
さて、飲み物をいただきながら、あての方は煮込みと、魚介を中心に一品ものから鳥刺し、串焼き
まで多彩に並ぶメニューから、目に付いた出し巻き玉子をお願いします。
ボールをちびりちびりとやりながら、周辺の近況などをおつまみに。学生時代の同期H君が水面
下で入籍していたとか、お相手は年下だとか、うむぅ、時代は流れていきますなぁ。あたしの方は、
今度予定している立石方面案内にふさわしいお店はどこじゃろとの相談に、集団だったらここと
あそこと、とさすが団体飲みもそつなくこなすu先生。いつも助かります。ああ、そうそうと先日の
旅行おみやげなども差し上げつつしていると、小鍋で暖められた煮込みが出てきましたね。
ちなみに初見につき、今日は写真撮影のご許可をいただかず。よりまして、お料理については、
あたしのつたない説明文を補っていただく、皆様の想像力に期待でございます。
まずもって、ビジュアルがいい。写真はないですけどね。シロがたっぷりと盛り付けられたうえに、
これまた仰山シロネギが乗っております。この涼やかなビジュアルで三杯いけますわ(笑)。一味
をパラリと振りかけて一口。シロをやわらかく煮込み、パンチのある味噌仕立て。食後感は、江戸
っ子の煮込みに近い感じで、スープの旨味でグイグイ食わせる感じ。一人で来たら、結構これで
間が持ちまっせ。
と、マスターが厨房で玉子焼き機を繰っている気配が伝わってきます。カウンターの向こうが高い
ので、具体の作業は見えないんですがね。焼きあがった玉子焼きを巻き簾で寄せてと、ご登場
されたのは黄色い短冊。サイズ的にも七夕で笹に吊るすあれくらいの大きな塊でございまして、
なんともボリューム感たっぷり。しかも焼き上がりがふわふわなのよね。出汁巻きをお願いした
時点で、作りおきか都度作るタイプかどちらかなと思っていたのですが、こちらはできたてふわふわ。
中の白身が半熟なのがまたいいじゃないですか。ふうわり甘めの味付けが、またボールに合います
ねぇ。これで380円は超の付くお値打ち価格。この時点で再訪決定と現金なあたくし(^^;。
先日も丸に振られて、三河屋さんへということがありましたが、二重三重にいいお店が連なって
いるのが、このエリアのありがたいところ。その分関所が多くて、全部を網羅したいけど、できな
いのは贅沢な悩みですね。なんとも懐深いぞ、酎ハイ街道。
言うております間にも、近所の野球帰りでしょうか、お兄さん方が三人ほど。どちらのお客さんもマスター、おかみさんとよくしゃべる。なんとも常連度が高い感じですね。後ろを振り返って見ると、10人以上は入れそうな座敷もありますし、いろいろここで夜な夜な宴が繰り広げられているんでしょうね。
そんなお兄さんたちの注文に触発されて、併せてお願いしたキンメのかぶと煮も、片手サイズのボリューム感。トロトロに煮込まれた目の周りのコラーゲン部分にかぶりつく、中年男性二人組。これで明日もトゥルントゥルンだわ…って、ただでも脂にあふれているのにね(^^;
さて初見の今日はこのくらいで、二杯ずつの四杯三品で、2400円のお会計。ボールが一杯315円ですから、してみるとアテはどれも400円するかしないか。にしてはボリューム感がありますから、一人できたら二杯二品で、1500円で気持ちよくなれそうですね。ん~、酎ハイ街道が様変わりする前に、またお邪魔しますね。ご馳走様でした!
愛知屋 17:00~23:00 水曜定休