揚げ物のある幸せ -丸好酒場(八広) | 丁稚烏龍帳

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today,detch stood live on the earth,too…


丁稚飲酒帳-新型丸ボール  愛知屋さんを出て、一路伊勢元へ…と、信号渡ったら自転車が止まっちゃったよ(^^;

 先ほど振られたのが淋しかったらしいご近所と、暖簾をのぞくと今度は四席ほどの空き席が。お邪魔しますとガラリと入ると、「さっきはすまなかったね」とお母さん。いえいえ、順番ですから。なんていいながら、新丸好ハイボールをいただきましょう。

 新になって、若干ドライ感が強まったかなぁと言えども、群を抜いた飲み口の柔らかさは変わらず。これがね、乾いた喉には劇薬なんですよ。もう、スイスイ入っちゃうんだから。逆に愛知屋さんのパンチの強いボールで下地を作っておいてよかったかも。


 入った瞬間、メニューの中に「バラ肉とんかつ」を見出したご近所。「これは注文するでしょう」って、確かにね。時折おかみさんの気が向いたときに、春の山菜の天ぷら、あるいはコロッケ、とんかつなどの揚げ物メニューが貼られますが、基本的に丸好のスタンダードに揚げ物はありません。どうも今日は先週月曜から金曜の早めの夏休みの影響で、レバ・ハツの二枚看板の入荷がなかったために、サービスでメニュー入りしたようですよ。


 ご希望通り、とんかつをお願いしまして、奥の鏡下に座ってらっしゃるサラさんにご挨拶。最近、伊勢元じゃなくてこっちでお会いすることの方が多くなったなぁ。

 見ていますと、いつもショウガ焼きや野菜炒めと同様、冷蔵庫から取り出したバラのブロックを細長く切り出します。そしておもむろに包丁の腹でバシンバシンと、すると見る間に平たいカツ肉の出来上がり。これを揚げ油の中にジュワー、そりゃほかのお客さんから「こっちも」の声がかかるわけだ。



丁稚飲酒帳-希少とんかつ  揚げたてを「食べやすいように、切っておくから」とおかみさんの心遣いもありがたく。

 一枚を12カットに切り分けて、見よこのボリューム感。これで700円ですからね、これは確かにおかみさんの言うように「一人じゃもてあますよ」というのも納得です。

 味わいもまたよし。カリッと揚がった衣に潜んだ胡椒のスパイシーさと肉汁の味わい。こりゃごはんと言いたくなるのは、グッと我慢。一人だったら、そして一軒目だったら先行き考えずにごはんだったでしょうねぇ。

 
丁稚飲酒帳-脂~  何より、バラ肉特有の脂の甘味がまたごはんを呼ぶのだよ。ねぇ、全国ごはん党員の諸君らであればお分かりでしょうが。

 ワシワシと脂モノをがっつく中年男性二人。明日はもうプルンプルンというより、デロンデロンだね(^^; …脂汗が気になるメタボ予備軍の二人でした。


 さて、このたっぷりのとんかつと併せるのは、やはり野菜メニューよね。丸好日替わり野菜コーナーを拝見しますに、暑い時には涼やかに、とうがん…あ、今ので切れちゃった。だば、ピーマンとパプリカの炒め…が出てこないうちに、おかみさんから「谷中がいいよ」。すいません、ピーマンキャンセルで谷中ください…いえ、ジャガカレじゃなくてヤナカ。


丁稚飲酒帳-夏の訪れ  見た目もシャキッとしたショウガに、味噌を絡めていただきますと、ショウガの辛味で脂が切れるね。口の中がサッパリ。添えられた白きゅうりがまた涼やかですよ。

 以前まーぶる亭で、豚バラ肉で味噌と谷中を巻いて焼いたのをいただきましたが、豚とショウガの組み合わせは鉄板ですなあ。


 さてさて、まったりと雰囲気を楽しんでいたいところですが、伊勢元にお越しの熊さんをあまりお待たせしてはいかんです。あたしは先に失礼をば。今日は節制して一杯に留めたとはいえ、アテの折半で合計800円。持つべきものはいい酒友。またやろう、ご近所!


丸好酒場 7月12日~16日まで夏休み