夢の島
埋め立てられた海に
廃棄されるのは夢の残骸
足元には気をつけて
傷つける刃がそこかしこ
遠く影になって
船が水平線を滑る
いつかなくした幼い夢も
どこかに埋もれてる
風景画しか書けない画家が
額にしわ寄せながら
何を描こうかと
ただただ都市を見ている
埋め立てられた海に
廃棄されるのは夢の残骸
かもめが何かを探して
残骸の上で海風を待つ
やがて日の入り
暗くなる前に帰路に就く
画家はいったいどんな色を
キャンバスにのせるのだろう
やがて誰もいない岸壁の上
黒と白
ぼんやりと酔った目で
港のいくつかの明かりを見た
真っ黒な海面にゆらりと揺れ映っている
ジャックダニエルのラベルを
意味もなくはがしながら
まだ寒い夜風の中
一口ずつ口に含み飲み込む
あれは綺麗な姿だった
おしろいに紅をさして
失った恋の記憶など
飲み込んでも吐き出しても
どうしようもなく
ぼんやりと酔った目で
山の手のいくつかの明かりを見た
そこにはある程度の幸せがあるのだろう
ボトルが空になる頃には
瞳を焼くような強烈な白い陽ざしが
容赦なくあたりを照らし出す
高い靴を履いて
高い靴を履いて
音楽を聴いている
ぐったりとしながら
でもしっかりと生きている
明日の話をしようよ
きっと楽しい未来が待っている
そして
幸せな気分になれるんだ
そっと降る雨の涼やかさ
夕日の優しさ
こころがこころを呼ぶ
音楽を聴いている
ぐったりとしながら
でもしっかりと生きている
明日の話をしようよ
きっと楽しい未来が待っている
そして
幸せな気分になれるんだ
そっと降る雨の涼やかさ
夕日の優しさ
こころがこころを呼ぶ
豆腐と醤油と娼婦
よなきそば屋で木綿豆腐に
醤油をかけて生姜をのせてもらって食った
俺の食欲とも欲望とも関係なく
と ある娼婦がやってくる
源氏名はゆうこというらしい
本名も何も知らないまま
空には下弦の三日月
ここの豆腐 夜中なのにうめえな
主人にそう言うと
ゆうこはふふふと笑う
夜はまだ続く
彼女も姿を消し
俺はただがむしゃらに酒を飲む
さかりのついた猫が赤子のようにないている
さて夜だ
ビー玉程度の報酬で
漁に出かける僕は
皆に馬鹿げてると言われながらも
さかりのついた猫の鳴く街を離れ
左手にゴムを仕込んだモリを持って
シュノーケルもなしで潜っていく
水深30メートル
そろそろ手持ちのライトの光も暗くなってくる
あいつだ
狙いを定めてモリを発射する
余計に奴は真っ黒なスミを吐き
前も見えないまま
僕は海面へと急いで上がる
そんなに息が続くなんてめずらしいな
たいしたことないですよと謙遜する
それにしても見事な真蛸だ
蛸は船上でぐったりとしている
ビー玉程度の報酬で
漁に出かける僕は
皆に馬鹿げてると言われながらも
さかりのついた猫の鳴く街を離れ
左手にゴムを仕込んだモリを持って
シュノーケルもなしで潜っていく
水深30メートル
そろそろ手持ちのライトの光も暗くなってくる
あいつだ
狙いを定めてモリを発射する
余計に奴は真っ黒なスミを吐き
前も見えないまま
僕は海面へと急いで上がる
そんなに息が続くなんてめずらしいな
たいしたことないですよと謙遜する
それにしても見事な真蛸だ
蛸は船上でぐったりとしている
争い
家を遠く離れ
見も知らぬ景色
作戦を命じられ
ただ殺してた
同じ血を持つ
違う文化の人々
またひとり
またひとり
またひとり ああ
またひとり ああ
悲しみと血液が
そこらに溢れて
逃げるための
ヘリが来る
新しいヘリが来て
またひとり
またひとり
またひとり ああ
またひとり ああ
何もかもが間違って
何かしら見て
いのちを終える
泣かないで ああ
不安
お腹に命を持ち
習慣的に仕事をする
やがてお腹の大きさが
仕事の支障になる
いのちの重さが体にのしかかる
お前は産まれてくるべきだ
父の事など知らなくていい
あたしのそばにいておくれ
あたしがお前を
責任を持って
産み育てる
デオ
詩を書きながらため息をつく
幸せが逃げるからため息はやめな
相方が言う
煙草の煙は何かの象徴のように立ち上る
これまで失ってきたすべてのために
いままで得てきたすべての悲しみに
指が止まりTVを見る
たいしたことなどないのだが
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純粋
何ともない会話が
繰り返される中で
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乱雑に伸びる
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