Mario 共優性モルフ(Co Dominant Morph)
Mario
Patternに大きな特徴を持つMorphでSuper Formが確認されています。
比較的新しいMorphでリデュース表現が強くなり
背中とお腹の間にスペースが生まれる事が多くあります。
また、Head Stampはひょうたんの様な柄が出やすいです。
リデュース表現のMorphは多々ありますが
他のMorphでは再現できないPatternを有する事で
唯一無二の存在となっています。
そんなMarioは2012年に
Sabala Serpents and Mike Wonka が
Pastel × Normalの組み合わせで卵を5つ採った結果
以下の個体達が誕生しました。
Pastel × 2
Mario × 2
Pastel Mario
と思われる個体 × 1
2013年には同じ掛け合わせでClutchを採った結果
同じ比率で子供が生まれ
2014年には2012年に生まれた♂のMarioを
産卵経験の無いNormalと掛け合わせ
9個の卵を採ったところ以下の結果になりました。
Mario × 6
Normal × 3
上記の結果からMarioは優性遺伝をする事が分かり
その後、Super Formが確認されたことで
共優性遺伝をする事が判明しました。
↑Super Mario
Super Formになる事で
更にリデュース表現が強くなっている事が分かります。
体色も若干明るくなり
Baby時のDGの様なクリーミーな色合いになっています。
Marioは以前からJosieやJungle WomaのLine違いではないかと言われています。
↑Josie
↑Jungle Woma
↑Puzzle Back aka Super Jungle Woma
比べてみるとかなり近い表現である事が分かりますが
明確な遺伝子結果などは出ていない為
今後検証が進み、解明させるのが楽しみです。
MarioはColor Morphとの相性が良いとされており
その中でもDGとのComboはMarioの特徴がしっかり出つつ
色にも変化を加えられるため人気が高いです。
Mario Comboをいくつか紹介していきたいと思います。
↑Mario DG
お手本のようなMario DGのPatternでリデュース表現ですが
Bladeともまた違った柄をしており
体色もクリーム色がより顕著に出ていると感じます。
AxanthicやUltramelなどの
綺麗な劣性Morphを入れてみたくなります。
↑Super Mario DG
先程の個体に更にMarioの遺伝子が乗ったSuper Mario DGです。
少し育っているのでDG特有のWhite Outが進み
明るい乳白色をしています。
Patternはリデュース傾向が強まり
背中とお腹の間にスペースができる独特な表現がDGになっても表れています。
↑Pastel Mario DG
DGと相性抜群のPastelとMarioのComboです。
Pastel DGでは大きなスポットが出やすいですがMarioが入る事で
スポットの枠が細くなり明色部のスペースが生まれています。
Super Pastel化やSuper Mario化を狙たくなります。
↑Fire Mario DG
先程のPastel Mario DGでは蛍光色が強い黄色が出ていましたが
Fire Mario DGではクリーム色が強く出ています。
DGのBaby時の体色を更に強めた印象を持ちますが
ここからWhite Outしていきシルバー感が強く出てきます。
Fireは個体によってPatternに差が大きく出るMorphですが
この個体では宇宙人模様が出つつMarioの効果で
暗色部が細くなりスペースができています。
↑Vanilla Mario DG
SingleではFireとほぼ同じ見た目になる為、
判別がつかない事が多いVanillaとのComboになります。
こちらの個体では稲妻の様なPatternのVanillaが
Marioの効果で背中の模様が途切れつつ
Bladeの様なPatternになっています。
この2つのComboを紹介していると
Vanillacream Super Mario DGを見てみたくなります。
こんな感じでMarioについてまとめていきました。
DGとの相性が良い事から海外では自ずと
DG Comboが数多くBreedされています。
今後はMarioを絡めたDG Clown ComboやAxanthic DG Comboが出てくると思います。
JosieやJungle Womaとの互換性・遺伝子検査なども
行われていくと思うので今後の動向が気になるMorphです。
BallpythonではWildからMorphとして確立される場合と
Breedの過程でたまたま発見され、Morphとして確立される場合があります。
毎年、説得力のある表現をした個体が発見され
New Morphとしての期待やBreedの創造性が駆り立てられます。
これから先も新しいMorphは増え続けると思うので
Ballpythonの未来が楽しみです。
δ7Ballpython
画像引用
WOB
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