Carbon 共優性モルフ (CoDominant Morph)
Carbon
Granite Type MorphでSuper Formが確認されています。
Granite形質のMorphは数多く確認されており
それぞれのLineで特徴があります。
もしGranite系のMorphを探している方は
優性なのか共優性なのかも重要なので、
迎える前に調べて自分の好きな表現のMorphをお迎えすることをお勧めします。
CarbonのOriginalは2006年にDaytona showで輸入された個体の中で
変わった形質を持つ1匹に目を付け、
The Boa Barn のPaul Miles が購入していきました。
その後、Paul Miles が引退する際に、営業マネージャーに託して検証を行っていく事になります。
この営業マネージャーが現在のImage Reptiles になります。
↑Original Carbon
Carbonは当初“PMG”と呼ばれており
Paul Miles Graphiteの頭文字をとってこの様に名付けられていました。
その後、数多くのFire Carbon Comboを生み出している中
Nannyの名前が大きくなっていき、同じMorphである可能性が出てきました。
その中で、MojaveとのComboを生み出しところ
Nannyとは違った形質が現れた事により別Morphであると結論付ける事になります。
↑Mojave Carbon
MojaveのSideの大きな栓抜き柄が縮小され
明色部と暗色部の色が濃くなりContrastが効いています。
Mojaveをここまで変えられるMorphは多くなく
Graniteの表現がしっかりと出ています。
2016年以降様々なCarbon Comboが生み出されており
これから更にCarbonを活かしたComboが作出されていくと思います。
現在作出されているCarbon Comboをいくつか紹介していきたいと思います。
↑Lesser Carbon
LesserとのComboですが全体的に色が黒くなっているのは
Carbonが入る事によってこの様な色合いになっています。
SideのPatternはCarbonのGranite表現がしっかり出ており
LesserやButterは柄の中に模様が出ない事が多いですが
この個体はCarbonの効果によりGranite表現がPatternに組み込まれています。
GhostやChocolateを入れてみたくなります。
↑Fire Carbon het Clown
優性Ghostと呼ばれるだけあり、しっかりとHypo作用が出ている個体になります。
PatternはGranite表現が強く出ており
Sideだけではなく背中のStripeまで乱れが出ています。
成長していくとまた違った淡さが出てきてくれると思うので
沢山餌を食べてもらい大きくなった姿を想像してしまう個体です。
↑Fire Super Carbon
Super Formになる事で更にGranite形質が強くなっているのが分かると思います。
Graniteに求める事はやはりPatternがグチャグチャになるほどの乱れだと思いますが
しっかりと乱れており、尚且つFireの効果で淡さがでて渋い見た目になっています。
Ghost好きとしてはこの個体をGhost化してみたくなります。
↑Fire Carbon Clown
個人的にClownが好きなのですが、
その中でもPatternが乱れて顔が厳つくなるComboが好きです。
CarbonはGranite系でPatternに特徴がありますが
ClownとComboになる事でその特徴が強調され
Busy Patternがしっかりと表現に出てくれます。
Fireが入っているので全体的にワントーン淡くなっています。
AdultになってもBrown outはそこまでしない可能性が高く
大きくなってからの方が綺麗な色合いを出してくれそうな期待感があります。
今回はCarbonについてまとめていきました。
Granite系のMorphは数多く存在し
Carbonと同じ、もしくは別Lineと言われているMorphでは
Twister.Nannyなどが挙げられます。
毎年多くのNew Morphが確立されていく事で
Ballpythonの可能性は広がり
昔からいたMorphの評価が再び高くなったりします。
これからもBallpythonと向き合いしっかりと管理しながら
一緒に楽しんでいきたいと思います。
δ7Ballpython
画像引用
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