7月26日15時 オーチャードホール

指揮:チョン・ミョンフン(名誉音楽監督)
カルメン:ステファニー・ドゥストラック
ドン・ホセ:マシュー・ポレンザーニ
エスカミーリョ:アンドリー・キマチ
ミカエラ:スラーフカ・ザーメチニーコヴァー
スニガ:木村善明
モラレス:小林啓倫
ダンカイロ:北川辰彦
レメンダード:村上公太
フラスキータ:砂田愛梨
メルセデス:藤井麻美
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団(児童合唱指揮:掛江みどり)
フラメンコ:南風野香スペイン舞踊団(出演:南風野香(振付)、井上圭子、谷 淑江、奥濵春彦)

ビゼー/歌劇『カルメン』(演奏会形式)

ここところの猛暑が続いたが、今日は昼頃から雷雨となり、電車のダイヤの乱れが心配されたが大丈夫だったようで、家を出るときは振っていた雨も渋谷に着いたとき止んでいた
しかし、日差しが強いわけではないのだが、兎も角蒸し蒸しして、汗だくで久しぶりのオーチャードホールに向かう、
東急百貨店本店が取り壊されて久しいが、建造物が建つ動きはまだ見られない、跡地は一体どうするのだろうか、

東フィル定期は久々、以前は会員だったが、最近はプログラムの質がぐっと落ち、演奏会形式のオペラも無くなったので、足が向かなくなった
しかし、今年は演奏会形式オペラが復活ということで参上、
ミョンフン、東フィルによる演奏会形式カルメンは2020年に公演があり、その時の演奏があまりにも良かったのだ、会場は同じオーチャードだった
2020年当時は2週間位前でも余裕でチケットが取れたのだが、今回は発売後間もなく完売となった
今回は、ミョンフンが来シーズンから音楽監督を務めるミラノ・スカラ座での直前公演と同一の主要キャストということで間違いないのだ

パンフレットを見ると、コンマスに岡本誠司さん、新進のヴァイオリニストだが、最近東フィルの首席客演コンサートマスターに就任したそうだ
オケは14型、ミョンフンが登場、今回も暗譜で手慣れた指揮ぶり

前回はまだブログを書いてなかったので曖昧な記憶に頼るが
前回の公演に比べ、格段に演出効果が光った、
たぶんフラメンコのダンスは前回の公演ではなかった、タップは確実に無かったと思う

歌手陣について、私の様な素人は多くは語りません
敢えて云うなら、皆良かったけど、個人的には村娘のザーメチニーコヴァーに多く拍手しました


というか、席が悪かったのか空調の風が当たって寒かった、
まあ、オーチャードホールに来ることは無いだろう


 

7月19日18時 サントリー

指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ

曲目
ブラームス:交響曲 第3番 ヘ長調 op.90
ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調 op.70
サプライズ
ブラームス;ハンガリー舞曲1番

ヴィオッティの定期2回目も大入りで、当日券は無し
曲目は前回に続き交響曲2題、ブラームスとドヴォルザークの関係は有名で曲の親和性も高い
とは云うもの、ブラ3、ドヴォ7の組み合わせは新鮮だ
オケは16型のモダン配置、コンマスは小林さん

ブラ3は開始の金管は角が立たず非常に滑らかな出だしで、その後もヴィオッティの動きは抑制的に思われた
2、2楽章は、気にならなかったが、4楽章は抑揚を抑えた演奏だった

ブラ2にブラームスの田園と呼ばれているのは有名だが、ブラ3がブラームスの英雄と呼ばれていることは今日では語られることは少ない
ということは、その例えが的を射ていないということだろう
一番多いのは3楽章が映画で使用されたという話題だが、そもそも、その映画が見た人がどのくらいいるのだろうか

今回の演奏、他の交響曲に比べ立ち位置が微妙な3番の新たな解釈を提示するような演奏と受け止めた

後半のドヴォ7は聴いた記憶はあるのだが、判然としない
そのために、こうして書いている、2023年に2回、2024年に1回聴いていた
いい曲なんだけど、記憶には全体像が頭に入っていなかった

ブラームスに比べてヴィオッティは大きな動き、
しかし、肝心の演奏だが、最初のホルンとトランペットが酷かった、音が出ていない、
それでも楽章が進むにつれて音が鳴るようになって、ブラームスと対照的に外向的な音楽が展開された
ヴィオッティのオケの掌握力は半端ない、そして今日の演奏はすべて暗譜だった

ブラームスの演奏後の聴衆の反応は。微妙だったが、ドヴォルザーク演奏後はブラボーが舞った
そして何回目かのカーテンコールで指揮台に上ったヴィオッティは聴衆に"suprise"と告げると、振り向きざまにいきなりハンガリー舞曲が鳴り響いた
ヴィオッティが完全に聴衆の聴衆の心を掴んだ瞬間であった、
この男人たらしでもあった

 

7月17日19時 サントリー


指揮/スザンナ・マルッキ
バス/ジョン・レリエ*
メゾソプラノ/シルヴィア・ヴェレシュ*

デュカス:歌劇『アリアーヌと青ひげ』第3幕への前奏曲    
ドビュッシー:《夜想曲》より「雲」「祭」    
バルトーク:歌劇『青ひげ公の城』 Sz.48(演奏会形式/日本語字幕付

マルッキは初めて聴くがフィンランドの中堅という、それにしてもフィンランドは人材の宝庫
最初のデュカスの作品は初めて聴いた、
後半のバルトークと同じくペローの「青ひげ」を原作としているそうだ、
元の歌劇は知らないが聴きどころがぎゅっと詰まったような印象
マルッキはきびきびとした指揮ぶり、オケは16型、コンマスは矢部さん

木曜に放送のクラシックTVのゲストが矢部さんだった
以前に同番組でコンマス特集をやったときのゲストがマロ、長原さん、組長だったが、なぜ矢部さんが呼ばれないのか憤ったものだが、やっと登場してくれた、
ということで、今日は番組内で都響メンバーが語っていた怖い矢部さんを確認しに来た
特に矢部さんが管楽器に眼を飛ばしていないか注意して見ていたが、良く分からなかった、きっと聴衆には気づかれないようにしているのだろう、閑話休題

夜想曲の2曲が続けて演奏された、これは良い判断だった
演奏は、悪くは無いがまあ普通かな、

後半が凄かった、青ひげ公の城はなかなか実演に接する機会がなく、楽しみにしていたのだが
レリエ、ヴェレシュは2人とも聴いた記憶が無いが曲の世界観に合った歌手で、凄くよかった
終盤にはオルガンの左右にバンダが入り、オルガンが響いた
勿論都響も熱演、マルッキのタクトも冴えわたり、大満足の演奏会だった