6月6日14時 サントリー
指揮:広上淳一
ヴァイオリン:服部百音
ガーシュウィン:パリのアメリカ人
ファジル・サイ:ヴァイオリン協奏曲 Op. 25 「ハーレムの千一夜」
アンコール
E.イザイ:無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番ニ短調『バラード』
コープランド:交響曲第3番
先月の5月定期から間を置かずに6月定期
今日のプログラムは全然広山さんらしくないプログラム
そして、先月は集客が今一つだったが、今月は完売ではないが客入りは上々
最初のパリのアメリカ人、オケは16型、コンマスは扇谷さん、
そして、登場した広上さんは燕尾服、広上さんは最近は日フィルで聴くくらいで、ファッションチェックをしていないが、正装は珍しいのでは
演奏は実に流麗、これまで見てきた広上さんの指揮は何となく演出過多に思えることがあって苦手だったが、今日は動作が大きいのは相変わらずだが、非常に的確な指揮ぶりに見えた
2曲目はファジル・サイのVn協、日フィルでは広上さんが1月にもVc協を採り上げていた
ソリストの服部さんを聴くのは久しぶり、デビュー当時は音の線が細く苦手だったが、
しかし、ステージに現れた彼女は、以前にも増して美しく、前後の席のおば様たちからも嘆息が挙がっていた
オーケストラは約半分のサイズに縮小され、民族楽器だろうか小型の太鼓が置かれていた
服部さんは力強い弓捌きで情熱的な演奏、ヴァイオリンと太鼓だけの演奏シーンでは照明がスポットライトになるなど演出にも工夫が凝らされていたが、なんかサイの作品は今一つピンと来ない
アンコールのイザイは一段と迫力のある演奏で、私が彼女に抱いていた苦手意識は完全に払拭された
後半のコープランドは、再び16型、
過去に聴いたときはあまり共感できなかったが、今日の日フィルの演奏はフル4管に増強した管楽器の演奏が素晴らしく、曲のアメリカニズムを表現する様々な側面に気付かされた、
終演後は日フィルの定期にしては(失礼)大盛り上がりだったが、広上さんが奏者を一人ずつ立たせるので拍手する方は疲れた

6月5日18時半 新国立劇場 オペラパレス
【振付】マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ / ピーター・ライト
【演出】ピーター・ライト / ガリーナ・サムソワ
【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ
【照明】ピーター・タイガン
【オデット/オディール】小野絢子(1-3幕」)
【オデット】吉田朱里(4幕)
【ジークフリード王子】奥村康祐
2024年の9月に尾高さんの抜粋演奏を聴いて、「よし決めた、一度はバレーを見に行くことにしよう」と宣言してから2年近く経過したが、ようやく行った
本日は全10公演の初日、予想通り観客の殆どは女性である
公演に行くかどうか逡巡があり、チケットを購入時点ではC、D席しか残っていなかったので、今日は4階正面から鑑賞
最初に拍手が起こる、おそらくピットのオケに対するものだろうが、自席からは見えない
程なく音楽が始まる、演奏はポール・マーフィー指揮の東京フィル
そして幕が開き、一瞬の葬送シーンの後、1幕はジークフリード王子のための宴の場面だ
ダンスが披露されるたびに拍手が起こっている、最初は恐る恐るだったが、次第に拍手の要領が分かってきた
一番感心したのは王子の友人ベンノのダンス、切れ切れだった、
東フィルも流石に手慣れた演奏であった
そして2幕でオデット登場なのだが、何といっても30人もの白鳥たちの踊りのシーンが圧巻だった、やはり見に来て良かった
休憩を挟んで3幕の舞踏会、初心者の私如きが云うのも何だが、王女たちのダンスのうち個人的にはポーランド王女が良かったです
再び休憩を挟んで、4幕の開始前に、舞台の袖に職員らしき女性がマイクを持って登場、
そして、オデット役の小野絢子が体調不良にため降板し、4幕は吉田朱里が演じることがアナウンスされた
3幕のオディールの動きを見る限り、特に問題ありそうには見えなかったのだが、
そして4幕が開き、情景の音楽の下で悲劇的に終幕を迎えました
感動して、少し涙が出ました
途中で主役交代というハプニングは有ったが、白鳥の湖、やっぱり見に来て良かった

6月4日19時 サントリー
指揮 : ステファヌ・ドゥネーヴ
メゾ・ソプラノ : ガエル・アルケーズ
オネゲル/交響詩「夏の牧歌」
ベルリオーズ/歌曲集「夏の夜」 作品7
イベール/寄港地
ドビュッシー/交響詩「海」
ドゥネーヴは度々定期に登場しているイメージが有ったが、前回登場が22年だから4年ぶりの登場
今回も例によってフランスプロ、前半が夏、後半は海をテーマと、分かりやすい
そして、これが実に快演だった
1曲目のオネゲルは初めて聴く作品だが、初期策ということだが、爽やかさが漂う作品、
ホルンが良かった、演奏後ドゥネーヴが最初に立たせたのが今井さんだった
オケは14型、コンマスは先週に続いてズルマン、
2曲目の「夏の夜」も演奏会で聴くのは初めてかもしれない、
歌詞のゴーチェは、何十年か前に岩波文庫から出た幻想短編集を読んだ記憶がある
メゾソプラノのアルケーズが素晴らしかった、声量があり、声に何とも言えない艶がある
リサイタルでもないのかと調べたが、今回の来日ではN響とのこの共演だけのようだ
近いうちにまた聴きたい歌手だ
後半は16型に増強、最初の寄港地は24年に沖澤さんがやはり6月の定期で振っているが、ドゥネーヴは格の違いを見せつけた演奏となった
とにかく音造りが巧み、N響の弦楽からデュトワに匹敵するような、多彩な音色を引き出していた
そして最後に、お馴染みの海だが、ドゥネーヴは指揮台に上ると、置かれていた譜面を閉じ、暗譜で振り始めた
これも、実に色彩感あふれる演奏で、タクト捌きも情熱的、今日のN響はマエストロの熱気に絆され緊張感のある好演、管楽器に特段のミスが見られなかった
終演後は当然ながら、多数のブラヴぉが飛び交った
ステージに再登場したドゥネーヴが最初に立たせたのがオーボエ、次がフルートと続き、最後には第1ヴァイオリンまで立たせていた
心に残ったN響コンサートの投票は2公演は決まっているが、本日の公演は、残りの1の候補になりました