11月26日19時 ミューザ川崎

シューベルト: 4つの即興曲 Op. 90, D 899
ドビュッシー:アラベスク第1番
ドビュッシー:月の光
プレリュード & Co (その仲間たち) - アーティスト・セレクション

今回のツィメルマンはチケット販売開始の時点では演奏曲目が発表されず、来日直前にようやく発表された
そのせいか、チケットの売れ行きがよろしくなかったようで、本日の公演も当日券が売られており、会場にも空席が目立った

前半は当初の発表ではシューベルトのみであったが、ドビュッシーの2曲がツィメルマンの意向で追加されたそう
そして、後半のプレリュード & Coは、18曲の演目が当日に配布された

ステージに現れた ツィメルマンは御年68歳だが、相変わらず精悍なスタイル
最初に演奏されたシューベルトの即興曲は、曲ごとの表情の違いが明快に表れた演奏で愉しく聴けた
しかし、そのあとに演奏された、追加のドビュッシーが溜めの効いた演奏でびっくり、
1つ1つのメロディを高速で弾き倒し、次のメロディが開始するまでにたっぷりの休止がとられた

後半は写真に示した18曲、ガーシュウィンやカプースチンの変化球は有ったが、大半は有名曲だった
ガーシュインは思ったより激しい曲だった、カプースチンは良く分からない、、、
面白い演奏会だったけど、アンコールもなかったし違和感が残った
興行面から云うと、演目は当日発表でなく数日前に発表したほうが良いように思った