9月4日19時 サントリー
指揮/大野和士
ピアノ/シモン・トルプチェスキ
チェロ/伊東 裕(都響首席奏者)*
ヴィオラ/篠﨑友美(都響首席奏者)*
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
アンコール
プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第7番 変ロ長調 Op.83「戦争ソナタ」より 第3楽章
童謡:村まつり
R.シュトラウス:交響詩《ドン・キホーテ》op.35*
大野さんの都響を聴くのは3年ぶりだ、
以前は大野さんお解説動画を見てから、演奏会に臨み深い感銘を受けた時期もあったのだが
コロナ明けの大野さんの指揮に何故か心が動かず、苦手意識から何となく避けていた向きもある
だが、今年のB定期はプログラムが凄く好みだったので会員になったので、大野さんと久々の邂逅となった
天気は雨模様だったが、会場の入りはまずまず
前半のオケは14型、コンマスは矢部さん、
トルプチェスキは初めまして、技量的には全く問題は無いのだが何か訴えて来る演奏ではなかった
そして、印象に残る演奏では無かった
しかし、演奏後からアンコールに至るパフォーマンスは印象的だった、役者やな
後半のドン・キホーテは私には鬼門、21世紀になってから聴いた記憶がない
R.シュトラウスの作品は全体としては好きなのだが、聴きだした頃のベーム盤には、マクベスやドン・キホーテは無かったことが影響したのか
チェロの伊東さんをはじめとする独奏者たちは良い演奏だったが、兎に角、曲が頭に入ってこない
大野さんの指揮にも文句は無いのだが、巡りあわせが悪いとしか言いようがない

8月22日18時 サントリー
指揮:ピエール・ブリューズ
ピアノ:角野隼斗
角野隼斗:ピアノとオーケストラのための《無我》(世界初演)
カプースチン:ピアノ協奏曲 第4番 op.56
アンコール
カプースチン:演奏会用練習曲 op.40より第3番 トッカティーナ
ベルリオーズ:幻想交響曲 op.14
東京は午後から本降りの雨、駅に向かう途中で合羽を着て来るべきだったと後悔する
今日の指揮者ブリューズは初めて聴く、ピエール・ブーレーズと名前が似ているが、そんなことを思うのは年寄りだけかもしれない
最初は角野さんの自作、若手のピアニストでは阪田さんが作曲するのは聞いていたが、角野さんが自作をプログラムに掛けるのは意外、
10分程度の聴きやすい曲だったけど、映画音楽でした
角野さんは確か工学部の計数とかのマスターだから、「実はAIとの共作です」なら面白いんだけど
オケは12型、コンマスは景山さん
2曲目は初めて聴くカプースチンのコンチェルト
最近リサイタルで採り上げられる機会が増えているカプースチンだが、コンチェルトを聴くのは初めて
弦セクションは一回り小さくなり管楽器も少数だが、ドラムセットが加わるのがカプースチンのコンチェルトの特徴だそうです
ガーシュインを得意とする角野さんにはピッタリの選挙区では
さて、実際に聴いたカプースチンのコンチェルトは、単一楽章のですが急緩急の流れだったので、普通にコンチェルトとして楽しめました
冒頭から角野さんの華麗なるテクニックが炸裂し、ドラムとの対話もありジャズセッションの雰囲気でした
秋に来日のマーラー管でユジャがピアノ協奏曲 第4番採り上げている
プーチンが含まれるのは気にくわないが、カプースチンから目が離せません
気付けのコーヒーを飲んで、自席に戻ると予想通り、弦楽は16型に増強されていましたが、指揮台の左右に配置されたハープが目立つ
ブリューズの指揮は暗譜で、実に行き届いたものだった
でも2楽章のハープは、最初の方しか聞こえず、効果的では無かったように思う、
3楽章は、兎に角テンポが遅すぎた、後半には通常は採用されない反復が有ったようで、欠伸が出てしまった
4、5楽章は演奏に文句は無い、ステージ後列には、中央の第1、2ティンパニと別に、ティンパニが1台ずつ設置され、最大4人によるティンパニ演奏は一寸した迫力、鐘の指示も的確だった、
以上のように演奏の質は高かった
しかし、個人的には3楽章以降は、ただただ退屈な修行の時間だった
終演後は、直ぐに席を立つ人も多かったように思う

8月20日19時 オペラシティ
指揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
チェロ:宮田 大
ディーリアス:幻想曲「夏の庭で」
菅野祐悟:チェロ協奏曲~十六夜~
アンコール
滝廉太郎;荒城の月
シベリウス:交響曲第2番 ニ長調 作品43
一週間を置いて、今秋もシティフィル
先週は常任の高関さんだったが、今秋は首席客演も藤岡さん、2人のタッグも8年目だ
本日は、如何にも藤岡さんらしいプログラム、
失礼ながら客入りを心配したが、完売ではないものの、客席はそこそこ埋まっていた
プレトークでは、菅野さんの話が中心、藤岡さんが饒舌なので、途中で巻きが入る
私が始めt6絵ディーリアスを聴いたのは、バレンボイムのよる英国音楽のCDだった、
それを契機にビーチャムのCDを2枚買って、その時初めて「夏の庭で」を聴いた
そんな、薄い体験しかないのだが、ディーリアスは兎も角聴く機会が圧倒的に少ない
ここ数年ディーリアスは、ほぼ藤岡さんの演奏でしか聴いていない(ラトル・ロンドン響のアンコールで演奏されたことはあったが)
前置きが長くなったが、「夏の庭で」は、期待通りの癒しの演奏でした
オケは14型、コンマスは荒井さん
そして、菅野さんのVc協、宮田さんは久々かな
藤岡さんの解説通り、単旋律のメロディを宮田さんの情熱的な演奏で聴かせられました
さらに多彩な打楽器が奏でる不思議な音が聴く者を飽きさせない
聴衆の受けもよく、作曲者も登壇し、カーテンコールが繰り返された
しかし、個人的には、音楽作品として現時点ではそれほど魅力的には感じなかった、
後半のシベリウスが名演だった、
藤岡さんのシベリウス好きは有名だが、実は藤岡さんの2番は聴いたことがなかった、
それにしても。今日の藤岡、シティの演奏素晴らしかった
管楽器も良かったが、弦楽5部はアインザッツが見事、各パートの首席奏者は本当に良い仕事をしている
当然のことながら終演後は万雷の拍手だった
